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第4章 一通の手紙と令嬢の定め
終わってから悩むやつ
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(基本的に複数度登場したり話の中でそれなりに重要な人物には公表の有無に関わらず名前や軽いプロフィールを設定するのですが、この盗賊達は……)
「一人たりとも逃がさないよ?」
突撃してきた大男のサーベルの刃を切り飛ばした隆人はそのまま周りを囲む盗賊達に向けて声を発する。
そして視線をぐるりと一周させると、不敵に笑みを浮かべた。そこにティナとロロノも寄る。
「くそっ、てめぇら!相手はたかが3人だ、やっちまえ!」
「「「「おぉぉ!」」」」
サーベルを失った大男は、すぐに隆人の目の前から飛びのく。その動きからも身体能力はそれなりに高い事がうかがえる。
この盗賊団の中でも頭のような位置にいるらしく。大男から命令が下されるや否や周囲の盗賊達が一斉に中心にいる隆人達に向かって突撃する。
やはり統率されているのは確かで周囲の盗賊達は一糸乱れぬ動きで包囲を狭めていきながら接近してくる。しかし魔法使いはいないのか、全員が前衛として攻めてきた。
「リュート様、向かってきました!」
「うん。こうなるだろうとは考えてたけどね。むしろ一斉に逃げに転じられるより手間が少なくて助かるよ。2人とも、迎撃するよ、なるべく殺さないようにね」
「てかげんなのです!」
迫りくる盗賊達の壁ともいうべきものにも関わらず、当の隆人達はかなりの余裕である。
そして、ついに盗賊の包囲が隆人達を襲う。
「くたばれ!」
「時間がないからサクサクいくよ」
隆人はそういって青く輝く剣の腹で先頭を切った盗賊の男を叩きつける。更に勢いそのままで吹き飛ばし、直線上の盗賊達を数人巻き込みながら一本の道を作る。
「ホームランってね」
「てめぇ!」
隆人は自分からその空いたスペースに飛び込んでいく。一瞬遅れで何があったのかを理解した盗賊達が口々に悪態をつきながら攻勢を強めていく。
「ちくしょう、ちょこまかと!」
「それじゃあいつまで経っても攻撃は当たらないよ」
「このガk、がはっ」
敵陣のど真ん中に自ら体を晒した隆人に四方八方から盗賊達の攻撃が襲いかかる。盗賊達の獲物は様々であり中には毒でも塗ってあるのか刃の部分が嫌な色をしているものも多くある。
そんな攻撃が矢継ぎ早に降り注ぐ隆人だが涼しい顔でその全てを右手に持つ剣一本で全て防ぎきる。
そしてそのうちの1人、後ろから短剣で接近してきた男に隆人は剣の柄で殴りつける。男は吹き飛び、ピクピクと小刻みに揺れながら立ち上がることはない。
身体強化のスキルすら使わない自前のステータスと技術だけで高い練度を誇る盗賊を圧倒していく。
「すごいのです!」
「リュート様、馬車の移動が相当堪えていたようですね……」
完全に盗賊達を相手にストレス発散をしている隆人にロロノとティナがそれぞれの心境を言葉に乗せる。
しかし2人ともその片手間で次々と襲いくる盗賊達を次々に打ち倒していく。
彼らが全て地面に転がるまでに数分とかからなかった。
「さて、これで全員みたいだねっと」
「そうですね、思った以上に大きい盗賊団でした」
隆人とティナは周囲に転がる盗賊達を見ながら呟く。結局その総数は30にも及んでいた。今やそのほとんどが意識を失っているか立ち上がれない状態であるが誰一人として死者は出ていない。
襲いかかる多数の敵を一人も殺さずに全て無力化する。相当の実力差がないとできない芸当である。
と、隆人の手が一瞬ぶれる。
「ひぃっ」
「逃がさないって言ったよね?」
最初にサーベルを落とされた男、この集団のトップであるはずの男が会話する隆人達の隙をついて逃げ出そうとしていた。しかし隆人の手から飛ばされた短剣がそれを阻止する。
そして急接近した隆人は、大男のみぞおちに拳を埋める。大男は泡を吹き出しながらその場に崩れ落ちた。
「さぁ、すぐに縛っちゃおうか」
その光景を見たからか、他の盗賊達は一切の抵抗なく隆人達によって縛られていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで、この人たちはどうやって村に運びましょう」
「あ」
盗賊達全員を縛りおえたところで、ティナが隆人に問いかける。
隆人はその問いに素っ頓狂な返事で返す。
「もしかして……」
「うん、全く考えてなかった。どうしよう、ここに置いていくわけにもいかないし」
2人して途方にくれる。
流石に30人の男をまとめて担いでいくのは隆人といえど物理的に不可能であり、しかしもう時間も残っていない為盗賊達を連れてゆっくりと村に戻るわけにもいかない。
全く予想外ところでつまづいてしまった。
「リュート様、後先考えなさ過ぎですよ!」
「ごめん。完全にうっかりしてたよ」
怒りを露わにするティナに隆人は素直に謝罪を示す。今回は隆人の行き当たりばったりが原因であり、釈明することもできない。
「それで、どうします?連れていけないならここで処刑するしかないですよ」
「そんな事していいのかな?」
「一応、盗賊の処遇は捕縛者の判断で決めていい事になっていますし、盗賊だと証明されれば罪にもなりませんからね」
「うーん、でも村の人に安全を伝えるには連れて行って証明した方がいいし、殺すのはちょっとね」
隆人も転生したとは言え、日本人の心も残っている。もちろん本当になれば必要な時には殺しだって覚悟しているし、この世界はそういうものだと理解してはいる。
しかし、敵とは言え無抵抗の人間を殺すのは、日本人の感性としては躊躇われた。
悩む隆人、どうやら判断は隆人に一任したようでティナとロロノはその姿をじっと見つめる。
「うーん……あ、その手があったね」
唸りながら視線を彷徨わせる隆人であったが、やがてある一点に目を向けて、閃いたとばかりに目を光らせた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで、たった1時間でなんでこんな事になっているんだ」
Bランクパーティ「蒼翼」のリーダーの男が目の前の惨状を見ながらため息をつく。
そこには、馬車の荷台と縛られたまま中に転がる大量の盗賊達がいた。
「間に合ってよかったね」
「そういう問題ですか……」
あっけらかんとした隆人にあきれた様子のティナ。
盗賊団のアジトで悩んでいた隆人、その時視界に一台の荷台が目に入った。おそらく、盗賊団は村人だけでなく村を経由する商人達も襲っていたのだろう。
ここはディアラに最も近い街の1つで経由地として利用する商隊も数多く存在する。
おそらく盗賊団の目当てはそちらでもあったのだろう。
そして、おそらく襲った商隊から荷台ごと荷物を奪い取ったのだろう。
馬車の荷台を目にした隆人はそこに縛ったままの盗賊達を詰め込んでいった。それなりに大きな荷台だった為に30人もいた盗賊達はぎゅうぎゅう詰めながらなんとか入りきった。
そして身体強化を発動した隆人は、なんとその荷台を掴み引っ張ったのだ。
流石に驚いたティナとロロノをよそに、隆人はそのまま荷台を力づくで引っ張っていく。
そしてそのままトニの村まで運んできてしまったのだ。
そんな話を聞いた「蒼翼」達は最初は驚いたが、考えるのを放棄したのか、細かいことは気にしない方向で定まったようである。
「だが盗賊団を潰したのは大きいな、被害が大きくなっていればかなりの大事になっていた可能性もある。せっかく荷台があるんだしこのまま次の街まで連れて行くか」
元々貴族関係者の護送であり馬などは多めに準備してあるし、食料も豊富、加えてこの村でも補給はできた。盗賊達を街まで運ぶくらいなら余裕があった。
そして、唖然としながらも感謝を述べるトニの住人達に見送られながら、再び出発した。
「一人たりとも逃がさないよ?」
突撃してきた大男のサーベルの刃を切り飛ばした隆人はそのまま周りを囲む盗賊達に向けて声を発する。
そして視線をぐるりと一周させると、不敵に笑みを浮かべた。そこにティナとロロノも寄る。
「くそっ、てめぇら!相手はたかが3人だ、やっちまえ!」
「「「「おぉぉ!」」」」
サーベルを失った大男は、すぐに隆人の目の前から飛びのく。その動きからも身体能力はそれなりに高い事がうかがえる。
この盗賊団の中でも頭のような位置にいるらしく。大男から命令が下されるや否や周囲の盗賊達が一斉に中心にいる隆人達に向かって突撃する。
やはり統率されているのは確かで周囲の盗賊達は一糸乱れぬ動きで包囲を狭めていきながら接近してくる。しかし魔法使いはいないのか、全員が前衛として攻めてきた。
「リュート様、向かってきました!」
「うん。こうなるだろうとは考えてたけどね。むしろ一斉に逃げに転じられるより手間が少なくて助かるよ。2人とも、迎撃するよ、なるべく殺さないようにね」
「てかげんなのです!」
迫りくる盗賊達の壁ともいうべきものにも関わらず、当の隆人達はかなりの余裕である。
そして、ついに盗賊の包囲が隆人達を襲う。
「くたばれ!」
「時間がないからサクサクいくよ」
隆人はそういって青く輝く剣の腹で先頭を切った盗賊の男を叩きつける。更に勢いそのままで吹き飛ばし、直線上の盗賊達を数人巻き込みながら一本の道を作る。
「ホームランってね」
「てめぇ!」
隆人は自分からその空いたスペースに飛び込んでいく。一瞬遅れで何があったのかを理解した盗賊達が口々に悪態をつきながら攻勢を強めていく。
「ちくしょう、ちょこまかと!」
「それじゃあいつまで経っても攻撃は当たらないよ」
「このガk、がはっ」
敵陣のど真ん中に自ら体を晒した隆人に四方八方から盗賊達の攻撃が襲いかかる。盗賊達の獲物は様々であり中には毒でも塗ってあるのか刃の部分が嫌な色をしているものも多くある。
そんな攻撃が矢継ぎ早に降り注ぐ隆人だが涼しい顔でその全てを右手に持つ剣一本で全て防ぎきる。
そしてそのうちの1人、後ろから短剣で接近してきた男に隆人は剣の柄で殴りつける。男は吹き飛び、ピクピクと小刻みに揺れながら立ち上がることはない。
身体強化のスキルすら使わない自前のステータスと技術だけで高い練度を誇る盗賊を圧倒していく。
「すごいのです!」
「リュート様、馬車の移動が相当堪えていたようですね……」
完全に盗賊達を相手にストレス発散をしている隆人にロロノとティナがそれぞれの心境を言葉に乗せる。
しかし2人ともその片手間で次々と襲いくる盗賊達を次々に打ち倒していく。
彼らが全て地面に転がるまでに数分とかからなかった。
「さて、これで全員みたいだねっと」
「そうですね、思った以上に大きい盗賊団でした」
隆人とティナは周囲に転がる盗賊達を見ながら呟く。結局その総数は30にも及んでいた。今やそのほとんどが意識を失っているか立ち上がれない状態であるが誰一人として死者は出ていない。
襲いかかる多数の敵を一人も殺さずに全て無力化する。相当の実力差がないとできない芸当である。
と、隆人の手が一瞬ぶれる。
「ひぃっ」
「逃がさないって言ったよね?」
最初にサーベルを落とされた男、この集団のトップであるはずの男が会話する隆人達の隙をついて逃げ出そうとしていた。しかし隆人の手から飛ばされた短剣がそれを阻止する。
そして急接近した隆人は、大男のみぞおちに拳を埋める。大男は泡を吹き出しながらその場に崩れ落ちた。
「さぁ、すぐに縛っちゃおうか」
その光景を見たからか、他の盗賊達は一切の抵抗なく隆人達によって縛られていった。
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「それで、この人たちはどうやって村に運びましょう」
「あ」
盗賊達全員を縛りおえたところで、ティナが隆人に問いかける。
隆人はその問いに素っ頓狂な返事で返す。
「もしかして……」
「うん、全く考えてなかった。どうしよう、ここに置いていくわけにもいかないし」
2人して途方にくれる。
流石に30人の男をまとめて担いでいくのは隆人といえど物理的に不可能であり、しかしもう時間も残っていない為盗賊達を連れてゆっくりと村に戻るわけにもいかない。
全く予想外ところでつまづいてしまった。
「リュート様、後先考えなさ過ぎですよ!」
「ごめん。完全にうっかりしてたよ」
怒りを露わにするティナに隆人は素直に謝罪を示す。今回は隆人の行き当たりばったりが原因であり、釈明することもできない。
「それで、どうします?連れていけないならここで処刑するしかないですよ」
「そんな事していいのかな?」
「一応、盗賊の処遇は捕縛者の判断で決めていい事になっていますし、盗賊だと証明されれば罪にもなりませんからね」
「うーん、でも村の人に安全を伝えるには連れて行って証明した方がいいし、殺すのはちょっとね」
隆人も転生したとは言え、日本人の心も残っている。もちろん本当になれば必要な時には殺しだって覚悟しているし、この世界はそういうものだと理解してはいる。
しかし、敵とは言え無抵抗の人間を殺すのは、日本人の感性としては躊躇われた。
悩む隆人、どうやら判断は隆人に一任したようでティナとロロノはその姿をじっと見つめる。
「うーん……あ、その手があったね」
唸りながら視線を彷徨わせる隆人であったが、やがてある一点に目を向けて、閃いたとばかりに目を光らせた。
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「それで、たった1時間でなんでこんな事になっているんだ」
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そこには、馬車の荷台と縛られたまま中に転がる大量の盗賊達がいた。
「間に合ってよかったね」
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あっけらかんとした隆人にあきれた様子のティナ。
盗賊団のアジトで悩んでいた隆人、その時視界に一台の荷台が目に入った。おそらく、盗賊団は村人だけでなく村を経由する商人達も襲っていたのだろう。
ここはディアラに最も近い街の1つで経由地として利用する商隊も数多く存在する。
おそらく盗賊団の目当てはそちらでもあったのだろう。
そして、おそらく襲った商隊から荷台ごと荷物を奪い取ったのだろう。
馬車の荷台を目にした隆人はそこに縛ったままの盗賊達を詰め込んでいった。それなりに大きな荷台だった為に30人もいた盗賊達はぎゅうぎゅう詰めながらなんとか入りきった。
そして身体強化を発動した隆人は、なんとその荷台を掴み引っ張ったのだ。
流石に驚いたティナとロロノをよそに、隆人はそのまま荷台を力づくで引っ張っていく。
そしてそのままトニの村まで運んできてしまったのだ。
そんな話を聞いた「蒼翼」達は最初は驚いたが、考えるのを放棄したのか、細かいことは気にしない方向で定まったようである。
「だが盗賊団を潰したのは大きいな、被害が大きくなっていればかなりの大事になっていた可能性もある。せっかく荷台があるんだしこのまま次の街まで連れて行くか」
元々貴族関係者の護送であり馬などは多めに準備してあるし、食料も豊富、加えてこの村でも補給はできた。盗賊達を街まで運ぶくらいなら余裕があった。
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