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第4章 一通の手紙と令嬢の定め
逃がさないよ?
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(たしかに盗賊行為は非常に悪いことなのですが、隆人くんの暇つぶしとストレス発散で狙われるというのはなんとも災難ですね……
お気に入り数が順調に増えていて嬉しい限りです!)
「それで、どうするのですか?リュート様」
先を行く隆人を追いかけるように歩くティナが前を行く隆人に問いかける。
「どう、って?」
「もちろん、盗賊団捜索のことですよ。私たちはあと一時間ほどでこの村を出発するんですよ?どこにいるかわからない盗賊団を一から探して討伐するなんて時間が足りませんよ!」
勢いと善意でトニの村を荒らす盗賊団の討伐を引き受けた隆人達であったが、彼らにはタイムリミットが存在した。
そもそもこのトニの村にはほんの休息と村長への挨拶に訪れただけである。あと1時間もすれば、村長の元へと向かった「蒼翼」も戻ってきてすぐに出発となるだろう。
そして今日の夜には次の街に到着しておかねばならない為予定を遅らせる事はできない。
ティナの問いに、隆人は歩みを止めて振り返る。その顔には焦りや不安といったものは一切感じられない。
「大丈夫、1時間もあるんだよ。盗賊団一個潰すには十分だね」
「……何か作戦があるのですか?」
「うん。まぁ作戦って行っていい程のものでも無いんだけどね」
そう言ってニコッと笑った隆人は再び歩き出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「村を出たのです?」
「リュート様、どこへ向かっているのですか?」
「うーん……。この辺でいいかな」
隆人はそのまま歩みを止めることなくまっすぐと進んでいき、やがて村の外へと出た。
そのことに疑問を唱えるティナとロロノであったが、隆人は問いに答えることなく進み、やがてその歩を止めた。
後ろには村が小さく見える。
「盗賊団の話を聞いていたけど、村を一個丸々しかも定期的に襲撃ってなると、生半可な戦力じゃないはずだよね」
「はい、おそらく数十人規模だと思います」
「元々この村に来る道中でも気配探知はずっと使ってたんだけど、盗賊団みたいに固まった集団の気配は感じなかった」
元々、隆人の気配探知という技術は様々な感覚を鋭くし周囲を探るものである。そして隆人はその気配探知を基本的に常時広げている。
これは意識的にというより、長年の迷宮生活でついた癖のようなもので、睡眠時ですら無意識に使っている。
その範囲はある程度の条件があるにせよかなり広く、ここに来る途中でも何度か馬車の中から魔物の気配を捕まえたほどである。
そんな隆人がこのトニの村にくる途中で気配を感じなかった。数十人規模の盗賊団のような大勢の気配を隆人が見通すはずはないし。気配を消せるような手練れの集団が小さな村を狙う可能性は低い。
「つまり、盗賊団のアジトは俺たちが村に入ってきた側ではない方向にいる可能性が高いんだよ。特にこの西側は道からも逸れてるからね」
「確かにそうかもしれませんが……」
隆人の話にティナが苦い顔をする。視界に映るは広大な自然。しかもこの先はディアラの影響も薄くなる為、木々も生い茂り始める。所々には遠くに森すらいくつか見える。
いくら方角を絞ったとは言え、この広い中から盗賊団を短時間で見つけるのは不可能に思えた。
「はははっ、まぁ見ててよ」
「わかりました……」
未だに不安そうなティナをよそに、どこか余裕すら感じられる隆人はその場に座り込む。
そして、あぐらのような体勢になると目を閉じて深呼吸し、集中し始める。
「すぅ…………」
そして隆人は気配探知の網をさらに大きく広げていく。
そもそもスキルの恩恵を受けていない技能などたかが知れており、スキルには大きく劣るというのがこの世界の常識である。しかし隆人に普通の常識など通用するはずもない。
迷宮生活で洗練された気配探知はもはや技能の枠を超えている。
その範囲は最大まで広げればキロ単位にまで到達するのだ。まさに広域レーダーである。
もちろん広げれば精度は大幅に落ちるが、人気のない場所密集した人を探すのならば多少荒い探知でも問題はない。
数分も立たないうちに隆人は目を見開き、口元をニヤリと歪ませた。
「………………見つけた」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「本当に見つけてしまうなんて」
「人がたくさんなのです」
「2人とも静かにね、気づかれないようにしないといけないから」
隆人の気配探知に引っかかった多数の人の気配。それはまさしく目的の盗賊団であった。
彼らがいたのはトニの村から西側に3キロほど離れた森の中、そのかなり奥地である。そこに彼らは仮設の拠点を作り滞在していたようだ。
そして隆人達は今、そこから少し離れた茂みの裏に隠れていた。
「ちょうど見張りをしていた数人が戻ってくるみたいだからね。せっかくだから一網打尽といこう」
「そうですね。できれば誰も逃したくないですし」
「まとめてたおすのです」
そして、それからすぐに、周囲の見張りをしていたらしき数人の盗賊がアジトに戻ってくる。どうやら交代の時間らしい。
隆人達は見張りがアジトに到着したのを見て、突撃を開始する。
「誰だ!?」
やはり盗賊にしては練度が高いようで、物音にすぐに気づいた男が茂みに向け誰何する。
同時に、隆人達3人が茂みから飛び出した。
「さぁ!盗賊狩りといこう!」
「はい」
「はいなのです!」
そしてテンション高めに声を上げる隆人。男はすぐに敵襲!と叫び声を上げる。
すぐにわらわらとアジトからたくさんの盗賊団が出てきた。盗賊達は隆人達の周囲を囲むように展開する。
「ひーふーみー……20人はいるかな?予想以上に大きいね」
「はい。しかもかなり統率されてますね」
「おい」
冷静に戦力を分析する隆人達だが、そこに低音が響く。そして、アジトからひときわガタイの大きい男が現れた。
「お前達、俺たちが盗賊団『蛇』の傘下だと知ってここに来たのかぁ、あん?」
「『蛇』!?」
「知ってるの?ティナ」
「はい、王国中に広く活動している盗賊団です。何十もの傘下を抱える超大型組織だと言われています。なるほどそれならこの規模と練度は納得です」
ティナのわかりやすい説明に、隆人は呑気になるほど、と頷く。
「その様子じゃ知らなかったみたいだな。まぁだが関係ねぇ。俺たちのアジトを知った以上生きて返すわけにはいかねぇからなぁ!」
そう大声をあげながら、大男は隆人達に向かって走り出す。大きなサーベルのような武器が握られている。
「てめぇの不運を呪うんだなぁ!」
「……その言葉、そっくりお返しするよ」
キンッと軽い音が森に響く。そして数拍の間の後、ドスンと大きながする。
それは先程まで大男が持っていたサーベルの一部。しかも丁寧に刃の部分を真っ二つにしていた。
「うん。実戦に使うのは初めてだけど、これはいいね。金属を切っても刃こぼれ無しか」
盗賊に囲まれた中央では、刃の無くなったサーベルを振り抜く大男と、いつのまに持っていたのか青く光る剣を持つ隆人であった。
「さて盗賊諸君」
今しがた金属を剣一本で切り抜いた青年は、周囲を取り囲む盗賊達に笑顔で無慈悲な宣告をする。
「1人たりとも逃がさないよ?」
お気に入り数が順調に増えていて嬉しい限りです!)
「それで、どうするのですか?リュート様」
先を行く隆人を追いかけるように歩くティナが前を行く隆人に問いかける。
「どう、って?」
「もちろん、盗賊団捜索のことですよ。私たちはあと一時間ほどでこの村を出発するんですよ?どこにいるかわからない盗賊団を一から探して討伐するなんて時間が足りませんよ!」
勢いと善意でトニの村を荒らす盗賊団の討伐を引き受けた隆人達であったが、彼らにはタイムリミットが存在した。
そもそもこのトニの村にはほんの休息と村長への挨拶に訪れただけである。あと1時間もすれば、村長の元へと向かった「蒼翼」も戻ってきてすぐに出発となるだろう。
そして今日の夜には次の街に到着しておかねばならない為予定を遅らせる事はできない。
ティナの問いに、隆人は歩みを止めて振り返る。その顔には焦りや不安といったものは一切感じられない。
「大丈夫、1時間もあるんだよ。盗賊団一個潰すには十分だね」
「……何か作戦があるのですか?」
「うん。まぁ作戦って行っていい程のものでも無いんだけどね」
そう言ってニコッと笑った隆人は再び歩き出した。
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「村を出たのです?」
「リュート様、どこへ向かっているのですか?」
「うーん……。この辺でいいかな」
隆人はそのまま歩みを止めることなくまっすぐと進んでいき、やがて村の外へと出た。
そのことに疑問を唱えるティナとロロノであったが、隆人は問いに答えることなく進み、やがてその歩を止めた。
後ろには村が小さく見える。
「盗賊団の話を聞いていたけど、村を一個丸々しかも定期的に襲撃ってなると、生半可な戦力じゃないはずだよね」
「はい、おそらく数十人規模だと思います」
「元々この村に来る道中でも気配探知はずっと使ってたんだけど、盗賊団みたいに固まった集団の気配は感じなかった」
元々、隆人の気配探知という技術は様々な感覚を鋭くし周囲を探るものである。そして隆人はその気配探知を基本的に常時広げている。
これは意識的にというより、長年の迷宮生活でついた癖のようなもので、睡眠時ですら無意識に使っている。
その範囲はある程度の条件があるにせよかなり広く、ここに来る途中でも何度か馬車の中から魔物の気配を捕まえたほどである。
そんな隆人がこのトニの村にくる途中で気配を感じなかった。数十人規模の盗賊団のような大勢の気配を隆人が見通すはずはないし。気配を消せるような手練れの集団が小さな村を狙う可能性は低い。
「つまり、盗賊団のアジトは俺たちが村に入ってきた側ではない方向にいる可能性が高いんだよ。特にこの西側は道からも逸れてるからね」
「確かにそうかもしれませんが……」
隆人の話にティナが苦い顔をする。視界に映るは広大な自然。しかもこの先はディアラの影響も薄くなる為、木々も生い茂り始める。所々には遠くに森すらいくつか見える。
いくら方角を絞ったとは言え、この広い中から盗賊団を短時間で見つけるのは不可能に思えた。
「はははっ、まぁ見ててよ」
「わかりました……」
未だに不安そうなティナをよそに、どこか余裕すら感じられる隆人はその場に座り込む。
そして、あぐらのような体勢になると目を閉じて深呼吸し、集中し始める。
「すぅ…………」
そして隆人は気配探知の網をさらに大きく広げていく。
そもそもスキルの恩恵を受けていない技能などたかが知れており、スキルには大きく劣るというのがこの世界の常識である。しかし隆人に普通の常識など通用するはずもない。
迷宮生活で洗練された気配探知はもはや技能の枠を超えている。
その範囲は最大まで広げればキロ単位にまで到達するのだ。まさに広域レーダーである。
もちろん広げれば精度は大幅に落ちるが、人気のない場所密集した人を探すのならば多少荒い探知でも問題はない。
数分も立たないうちに隆人は目を見開き、口元をニヤリと歪ませた。
「………………見つけた」
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「本当に見つけてしまうなんて」
「人がたくさんなのです」
「2人とも静かにね、気づかれないようにしないといけないから」
隆人の気配探知に引っかかった多数の人の気配。それはまさしく目的の盗賊団であった。
彼らがいたのはトニの村から西側に3キロほど離れた森の中、そのかなり奥地である。そこに彼らは仮設の拠点を作り滞在していたようだ。
そして隆人達は今、そこから少し離れた茂みの裏に隠れていた。
「ちょうど見張りをしていた数人が戻ってくるみたいだからね。せっかくだから一網打尽といこう」
「そうですね。できれば誰も逃したくないですし」
「まとめてたおすのです」
そして、それからすぐに、周囲の見張りをしていたらしき数人の盗賊がアジトに戻ってくる。どうやら交代の時間らしい。
隆人達は見張りがアジトに到着したのを見て、突撃を開始する。
「誰だ!?」
やはり盗賊にしては練度が高いようで、物音にすぐに気づいた男が茂みに向け誰何する。
同時に、隆人達3人が茂みから飛び出した。
「さぁ!盗賊狩りといこう!」
「はい」
「はいなのです!」
そしてテンション高めに声を上げる隆人。男はすぐに敵襲!と叫び声を上げる。
すぐにわらわらとアジトからたくさんの盗賊団が出てきた。盗賊達は隆人達の周囲を囲むように展開する。
「ひーふーみー……20人はいるかな?予想以上に大きいね」
「はい。しかもかなり統率されてますね」
「おい」
冷静に戦力を分析する隆人達だが、そこに低音が響く。そして、アジトからひときわガタイの大きい男が現れた。
「お前達、俺たちが盗賊団『蛇』の傘下だと知ってここに来たのかぁ、あん?」
「『蛇』!?」
「知ってるの?ティナ」
「はい、王国中に広く活動している盗賊団です。何十もの傘下を抱える超大型組織だと言われています。なるほどそれならこの規模と練度は納得です」
ティナのわかりやすい説明に、隆人は呑気になるほど、と頷く。
「その様子じゃ知らなかったみたいだな。まぁだが関係ねぇ。俺たちのアジトを知った以上生きて返すわけにはいかねぇからなぁ!」
そう大声をあげながら、大男は隆人達に向かって走り出す。大きなサーベルのような武器が握られている。
「てめぇの不運を呪うんだなぁ!」
「……その言葉、そっくりお返しするよ」
キンッと軽い音が森に響く。そして数拍の間の後、ドスンと大きながする。
それは先程まで大男が持っていたサーベルの一部。しかも丁寧に刃の部分を真っ二つにしていた。
「うん。実戦に使うのは初めてだけど、これはいいね。金属を切っても刃こぼれ無しか」
盗賊に囲まれた中央では、刃の無くなったサーベルを振り抜く大男と、いつのまに持っていたのか青く光る剣を持つ隆人であった。
「さて盗賊諸君」
今しがた金属を剣一本で切り抜いた青年は、周囲を取り囲む盗賊達に笑顔で無慈悲な宣告をする。
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