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第4章 一通の手紙と令嬢の定め
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(大幅に遅れて申し訳ないです!実はセロという名前は最初期のプロットにいた主人公の相棒キャラの少年の名前なんですよね、没になりましたけど。それが形を変えて隆人くんの相棒(物理)になりました……)
明朝。迷宮都市ディアラの商業区、その端で激しく動き回るが一つ。言うまでもなく隆人である。迷宮から戻り新たな姿となった愛剣のセロを手にしてはや一週間になる、隆人は毎日ここを訪れては鍛錬をしていた。
廃墟のような商業区の空き地に、青い線がいく筋も描かれている。
元々、迷宮に特訓として潜る前は日課としてやっていた早朝の鍛錬であるが、当の隆人の真剣味は比較にならない程である。
「はぁっ!……ふぅ、次っ」
隆人をそこまで駆り立てるもの。一つは迷宮85層で巨飛竜の率いる竜種達の群れと遭遇した事にある。
周囲のティナ達に危害が及ぶ恐れのある広範囲攻撃が縛られた、己が肉体とスキルだけで無数にも思える竜種達とひたすら戦ったあの一戦は、ここしばらく経験できていなかった死線というべき戦いであった。
迫り来る死の感覚は、あの迷宮で生きていたあの頃に感じていたものと大差ないほどである。
その戦闘は隆人が戦闘の勘を取り戻すには十分すぎる環境であった。迫り来る竜種を倒していく度に、ずれていた歯車がカチリとはまっていくような感覚。戦地特有の緊張感と集中力が、鈍っていた感覚を取り戻させたのだ。
加えて、隆人の手には今セロがある。新たな姿となった剣は、隆人の力を全て受け止めてくれるものであり、そして100%以上を引き出してくれるものである。
それが隆人の可能性をさらに引き上げてくれているように感じていた。
それが隆人のモチベーションとも言うべき気持ちを高めているのだ。
「ふぅ、まだまだだね……」
そしてもう一つ、隆人をここまで駆り立てるもの。
「あの剣技には程遠い」
それは、「武器の意思」の中で出会ったお爺さんの剣である。あの真っ白な空間でみたあの剣技はまさに極地というべきであるものであった。
柔と剛とを併せ持ち、一切の曇りのない剣で圧倒する。
その剣をもって全ての攻撃を防ぎ、隙をつき、一撃をもって必殺を狙うスタイル。実践でより素早くより多くの敵を倒す剣の完成形。
隆人の目指す形である。
その一端を目の辺りにして、剣を交えたことで改めて上の世界を知った。高みを知ったことで隆人のやる気はこれ以上なく上がっていた。
「……もう一度」
玉のような汗をかきながらも隆人は眼光鋭く集中している。隆人の視界があの老人剣士を幻視する。だらりと力の抜けた自然体の構え、獲物を狩るような視線。
まるで隙だらけにみえてその実全く隙のない構え、どう攻めても返されるようなそんな錯覚。
一度だけ戦ったあの姿を思い出しながらイメージを深めていく。
隆人はそのイメージした剣士に向かって、様々な角度、速度、タイミングで攻め立てる。
イメージしたその剣士はその悉くをしのぎ、完璧なタイミングで反撃を放つ。
幾度となく攻撃しては弾かれる、そんな繰り返しで時間がどんどんと過ぎていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おっと、もうこんな時間か」
これで何度目になるかのイメージトレーニングを終えて、空を見上げた隆人はポツリと呟く。
先刻まで、薄暗かった周囲は完全に明るくなっており、起きてきた鳥達がさえずる。
集中してかなり広範囲に伸ばしていた気配探知の網の端っこの方に人の気配がかかる。どうやら商業区の人たちも起き始めているようだ。
「やばいね、そろそろ戻らないと2人が起きてくる」
そう言って隆人は鍛錬を切り上げて、そそくさと泊まっている宿である「銀の櫛亭」へと足を向けた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「リュート様!どこに行っていたんですか?」
「あぁ、起きてたのか、ちょっと外にね。それより体調はどうだい?」
「はい!もう嫌というほど休息は取りましたので!」
「ばっちりなのです」
隆人が戻ると、既に起きていたティナが部屋に来ていたようで帰ってきた隆人を見つけ声を上げる。
実は、迷宮から帰還してすぐに、ティナとロロノは体調を崩した。おそらく迷宮での特訓で相当に疲労が溜まっていたのだろう。
回復薬で傷は癒えるが、身体に溜まった疲労は消える事はない。
慣れない環境での数多くの死線は2人に身体的、精神的共に多大な疲労を与えていたのだ。
それが迷宮を出たところで緊張の糸が切れると同時に一気に現れたのである。
そしてそのまま、念のためたっぷりと休んだ方がいいという事で、2人揃って1週間もの間寝込むことになったのである。何よりも身体の体調が一番である。
「うん、2人共快調みたいだね」
「はい!疲労は感じません!」
「ちょうげんきなのです!」
隆人の問いに、2人は元気よく答える。たしかにもう不調の様子は見られない。どうやら完治したようである。
これで一安心、と隆人が胸をなで下ろす。
と、そこに
ドンドン
「失礼します。『暁の風』の皆様はこちらにいらっしゃいますでしょうか」
突然、部屋のドアが叩かれる。どうやら3人にお客さんが来たようだ。
ドアを開けると、そこには冒険者ギルドの服に身を包んだ職員らしき人物が立っていた。
「よかった。実はギルドに皆様宛ての手紙が届いておりまして、どうやら急を要するようでしたので、私が皆様をお呼びにきた次第です」
どうやらギルドから呼び出しを受けているようだ。隆人は2人の方を向き、意見を問う。
「どう?俺としてはこのまま向かえばいいと思うけど」
「そうですね、いいと思います」
「ギルドに行くのですー!
満場一致で3人はそのままの足でギルドに向かうことになった。
この手紙が隆人達に更なる波乱を巻き起こすとはこの時誰も想像していなかった。
明朝。迷宮都市ディアラの商業区、その端で激しく動き回るが一つ。言うまでもなく隆人である。迷宮から戻り新たな姿となった愛剣のセロを手にしてはや一週間になる、隆人は毎日ここを訪れては鍛錬をしていた。
廃墟のような商業区の空き地に、青い線がいく筋も描かれている。
元々、迷宮に特訓として潜る前は日課としてやっていた早朝の鍛錬であるが、当の隆人の真剣味は比較にならない程である。
「はぁっ!……ふぅ、次っ」
隆人をそこまで駆り立てるもの。一つは迷宮85層で巨飛竜の率いる竜種達の群れと遭遇した事にある。
周囲のティナ達に危害が及ぶ恐れのある広範囲攻撃が縛られた、己が肉体とスキルだけで無数にも思える竜種達とひたすら戦ったあの一戦は、ここしばらく経験できていなかった死線というべき戦いであった。
迫り来る死の感覚は、あの迷宮で生きていたあの頃に感じていたものと大差ないほどである。
その戦闘は隆人が戦闘の勘を取り戻すには十分すぎる環境であった。迫り来る竜種を倒していく度に、ずれていた歯車がカチリとはまっていくような感覚。戦地特有の緊張感と集中力が、鈍っていた感覚を取り戻させたのだ。
加えて、隆人の手には今セロがある。新たな姿となった剣は、隆人の力を全て受け止めてくれるものであり、そして100%以上を引き出してくれるものである。
それが隆人の可能性をさらに引き上げてくれているように感じていた。
それが隆人のモチベーションとも言うべき気持ちを高めているのだ。
「ふぅ、まだまだだね……」
そしてもう一つ、隆人をここまで駆り立てるもの。
「あの剣技には程遠い」
それは、「武器の意思」の中で出会ったお爺さんの剣である。あの真っ白な空間でみたあの剣技はまさに極地というべきであるものであった。
柔と剛とを併せ持ち、一切の曇りのない剣で圧倒する。
その剣をもって全ての攻撃を防ぎ、隙をつき、一撃をもって必殺を狙うスタイル。実践でより素早くより多くの敵を倒す剣の完成形。
隆人の目指す形である。
その一端を目の辺りにして、剣を交えたことで改めて上の世界を知った。高みを知ったことで隆人のやる気はこれ以上なく上がっていた。
「……もう一度」
玉のような汗をかきながらも隆人は眼光鋭く集中している。隆人の視界があの老人剣士を幻視する。だらりと力の抜けた自然体の構え、獲物を狩るような視線。
まるで隙だらけにみえてその実全く隙のない構え、どう攻めても返されるようなそんな錯覚。
一度だけ戦ったあの姿を思い出しながらイメージを深めていく。
隆人はそのイメージした剣士に向かって、様々な角度、速度、タイミングで攻め立てる。
イメージしたその剣士はその悉くをしのぎ、完璧なタイミングで反撃を放つ。
幾度となく攻撃しては弾かれる、そんな繰り返しで時間がどんどんと過ぎていった。
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「おっと、もうこんな時間か」
これで何度目になるかのイメージトレーニングを終えて、空を見上げた隆人はポツリと呟く。
先刻まで、薄暗かった周囲は完全に明るくなっており、起きてきた鳥達がさえずる。
集中してかなり広範囲に伸ばしていた気配探知の網の端っこの方に人の気配がかかる。どうやら商業区の人たちも起き始めているようだ。
「やばいね、そろそろ戻らないと2人が起きてくる」
そう言って隆人は鍛錬を切り上げて、そそくさと泊まっている宿である「銀の櫛亭」へと足を向けた。
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「リュート様!どこに行っていたんですか?」
「あぁ、起きてたのか、ちょっと外にね。それより体調はどうだい?」
「はい!もう嫌というほど休息は取りましたので!」
「ばっちりなのです」
隆人が戻ると、既に起きていたティナが部屋に来ていたようで帰ってきた隆人を見つけ声を上げる。
実は、迷宮から帰還してすぐに、ティナとロロノは体調を崩した。おそらく迷宮での特訓で相当に疲労が溜まっていたのだろう。
回復薬で傷は癒えるが、身体に溜まった疲労は消える事はない。
慣れない環境での数多くの死線は2人に身体的、精神的共に多大な疲労を与えていたのだ。
それが迷宮を出たところで緊張の糸が切れると同時に一気に現れたのである。
そしてそのまま、念のためたっぷりと休んだ方がいいという事で、2人揃って1週間もの間寝込むことになったのである。何よりも身体の体調が一番である。
「うん、2人共快調みたいだね」
「はい!疲労は感じません!」
「ちょうげんきなのです!」
隆人の問いに、2人は元気よく答える。たしかにもう不調の様子は見られない。どうやら完治したようである。
これで一安心、と隆人が胸をなで下ろす。
と、そこに
ドンドン
「失礼します。『暁の風』の皆様はこちらにいらっしゃいますでしょうか」
突然、部屋のドアが叩かれる。どうやら3人にお客さんが来たようだ。
ドアを開けると、そこには冒険者ギルドの服に身を包んだ職員らしき人物が立っていた。
「よかった。実はギルドに皆様宛ての手紙が届いておりまして、どうやら急を要するようでしたので、私が皆様をお呼びにきた次第です」
どうやらギルドから呼び出しを受けているようだ。隆人は2人の方を向き、意見を問う。
「どう?俺としてはこのまま向かえばいいと思うけど」
「そうですね、いいと思います」
「ギルドに行くのですー!
満場一致で3人はそのままの足でギルドに向かうことになった。
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