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第4章 一通の手紙と令嬢の定め
優良顧客
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(投稿大幅に遅れて申し訳ないです汗!久々にあの商人が登場します)
「大事にならなくてよかったですね、リュート様」
「うん、何を言われるか気を張ってたけど忠告されたくらいだったしね」
「でもびっくりしたのです」
「そうですね、いきなりギルドマスターが斬りかかってきた時は驚きましたけど」
ギルドへの報告を終えた隆人達はギルドの門を出るやいなや堰を切ったように口々に話し始める。
やはり自分達の不手際によって問題を大きくしてしまった自覚はあった為に、かなりドキドキした心境でギルドマスターとの話をしていた。
それが結局のところ、ひと騒動はあったものの、無事に終わったことにより、3人の表情には安堵が浮かんででいる。
「ところでリュート様、これからどうしましょう?ちょうどお昼時ですが」
「うーん、とりあえずどこかのお店で昼食を食べようか。最近は迷宮内での食事ばかりでまともなものを全然食べてなかったからね」
「そうですね、といっても基本的にリュート様のストレージに入っていた非常食を食べていたのでかなりの好待遇だったとは思いますが」
基本的に冒険者が迷宮に持ち込む保存食は粗悪で量の少ない簡易食が多くを占める。ストレージというスキルは所有者がかなり少ない上に容量にも制限がある。
その為、容量とMPの節約を考えて、必要最低限の量しか入れていないパーティが多いのである。
しかし隆人はストレージのレベルが上がっており容量が一般の冒険者より遥かに多い事に加え、他に入れているのがMP回復のアイテムのみである事、そして必要な食事量が3人分だけという事もあり、かなり余裕を持った量を迷宮に持ち込んでいたのである。
なのでティナもロロノも量という意味では不満はなかったのだが、それでも地上で食べるものに比べてしまえば簡素で単調な食事であり、料理というのに飢えていたというのもまた事実であった。
「さて、どこに行こうか」
「そうですね……。ロロノは何が食べたいですか?」
「お肉!おいしいお肉がたべたいのです!」
ティナの質問に元気よくロロノが返事をする。獣人というのは種族柄肉を好んで食す傾向があり、幼いロロノもその例にもれない。
その身体のどこに入るのか、と言った量のお肉を軽々と胃に収める。
「お肉か……!そうだ、この辺に確かオーギューロップの美味しいお店があったね」
「はい!初めてギルドにきた日に食べた『夕暮れ食堂』ですね!行ってみましょうか」
「お肉なのです~」
お肉に決まりウキウキしたロロノは軽く弾むように歩き始める。隆人とティナもその後ろに続いた。
そして辿りついた『夕暮れ食堂』で3人共「オーギューロップ焼き」を頼み頬張った。
元からお気に入りのお店として常連であるティナは元より、二度目の隆人、初めてくるロロノも流石のその絶妙とも言える味に幸せいっぱい笑顔を見せ、周囲の人間達をほっこりさせた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それで、昼食の後はここですか」
『夕暮れ食堂』で食事を取った3人は、隆人の「行こうと思っているところがある」という言葉に従うように商業区を進んでいく。歩くこと程なく辿りついたその場所は、前回もきた買い取り専門のお店であった。
「おおきいのです……」
「そうか、ロロノはここへ来るの初めてだったね。ここで素材とかを売ったりできるんだよ」
「そういえば、特訓の裏で少しずつ素材を回収していましたね」
「うん、もうこの時に売ってしまった方がいいと思ったんだよね」
隆人は迷宮でのティナとロロノの特訓中、ちょくちょくと素材を回収していた。
そして、地上に戻ってきたので、そろそろ返しちゃおうと思ったのである。
そんな事を話しながら、一行は買い取り店の中へとゆったりと歩を進めていった
「お客様、何か御用でしょうか」
そして門をくぐったところで、すぐに一番近くにいた店員の1人がすぐさま駆け寄ってきて、隆人達に話しかける。
隆人もこれが3度目であり、精神的にも慣れているのか驚くことは無く、話しかけてきた店員さんにすぐに反応する。
「うん、迷宮での素材を売りたいんだけど」
「わかりました。ではついてきてください」
まるで流れるような動きで空いている受付のような席へと移動していく。
というところで隆人達の真横から声がかけられる。
「おお、お客様ではありませんか!」
その声の主は以前この買い取り店で出会った男であり、彼が一言二言と、隆人達の先導をしていた店員に話をふると、やがて店員は一度頭を下げ、その場から居なくなっていった。
そして代わりの様に隆人達の案内をする男はそのまま、カウンター席のようなところをそのままスルーし、そのまましばらく、3人が辿りついたのは、買い取り店の奥にある個室群の一つであった。
その中央に位置するソファのような椅子に促されて、座る。
「それで、素材の売却でしたね。念の為に個室を用意いたしましたが」
「あぁ、ありがとう。その気遣い助かるよ」
やはり前回来た時にAランクであるボルケーノグリズリーの素材を売りに来たというのが大きかったのか、今回はわざわざ個室の一つで買い取り交渉をするというのである。
他者の目を気にしている隆人達にとっては本当にありがたい気配りであった。
そして、隆人はストレージの中から、今回売却する予定の素材を取り出していく」
「『放出』……うん。これくらいかな」
ズシン、という音を立てながら個室の中央テーブルへと載せられる素材。それは、ほかの素材達とは違う存在感を放っていた。
「あ、あのお客様、これは……」
「あぁ、飛竜の羽と大爪、それに蛇竜の鱗の一部かな」
「り、竜種!なんと」
そう、これらは特訓最終日に隆人達に襲いかかってきた竜種の群れ達から取れた素材達である。
もちろん隆人のストレージ量ではその全てを持ち帰ることは出来ず、むしろそのごくごく一部、特に損傷が少なく、元の個体の質がよかったものを厳選して持って帰ってきたのである。
「まさか竜種の素材をお売りになられるとは思っておりませんでした……。お客様には毎回驚かされますね」
ほんとに予想外だったのだろう。目を丸くした男が思わずといった様子でつぶやく。その視線は竜種の素材達から一切動いていない。
「しかもこれは、中でもかなり高個体の素材、しかも殆ど傷といった傷もありません……この価値は計り知れません。こんなものをどこで?」
珍しく、まくし立てるような口調になり隆人達に詰め寄る買い取り店の男。それも仕方ないだろう。竜種など現代ではお伽話に出てくるのものであり、出現記録など目撃だけで数十年前である。
そんな貴重という言葉すら生ぬるい存在の素材が今目の前に置かれているのだから。
しかし、この男もプロ。すぐさま落ち着きを取り戻すと、隆人達に深々と謝罪し、いつもの様子へと戻った。
「失礼しました。それでは値段交渉とさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
男の問いに頷こうとした隆人であったが、その瞬間。
「……何か、何かねぇのか?最高品質の媒体があと一つ、足りねぇんだ!」
隆人にとっても聞き覚えのある大声が隆人達3人の耳に届いたのであった。
「大事にならなくてよかったですね、リュート様」
「うん、何を言われるか気を張ってたけど忠告されたくらいだったしね」
「でもびっくりしたのです」
「そうですね、いきなりギルドマスターが斬りかかってきた時は驚きましたけど」
ギルドへの報告を終えた隆人達はギルドの門を出るやいなや堰を切ったように口々に話し始める。
やはり自分達の不手際によって問題を大きくしてしまった自覚はあった為に、かなりドキドキした心境でギルドマスターとの話をしていた。
それが結局のところ、ひと騒動はあったものの、無事に終わったことにより、3人の表情には安堵が浮かんででいる。
「ところでリュート様、これからどうしましょう?ちょうどお昼時ですが」
「うーん、とりあえずどこかのお店で昼食を食べようか。最近は迷宮内での食事ばかりでまともなものを全然食べてなかったからね」
「そうですね、といっても基本的にリュート様のストレージに入っていた非常食を食べていたのでかなりの好待遇だったとは思いますが」
基本的に冒険者が迷宮に持ち込む保存食は粗悪で量の少ない簡易食が多くを占める。ストレージというスキルは所有者がかなり少ない上に容量にも制限がある。
その為、容量とMPの節約を考えて、必要最低限の量しか入れていないパーティが多いのである。
しかし隆人はストレージのレベルが上がっており容量が一般の冒険者より遥かに多い事に加え、他に入れているのがMP回復のアイテムのみである事、そして必要な食事量が3人分だけという事もあり、かなり余裕を持った量を迷宮に持ち込んでいたのである。
なのでティナもロロノも量という意味では不満はなかったのだが、それでも地上で食べるものに比べてしまえば簡素で単調な食事であり、料理というのに飢えていたというのもまた事実であった。
「さて、どこに行こうか」
「そうですね……。ロロノは何が食べたいですか?」
「お肉!おいしいお肉がたべたいのです!」
ティナの質問に元気よくロロノが返事をする。獣人というのは種族柄肉を好んで食す傾向があり、幼いロロノもその例にもれない。
その身体のどこに入るのか、と言った量のお肉を軽々と胃に収める。
「お肉か……!そうだ、この辺に確かオーギューロップの美味しいお店があったね」
「はい!初めてギルドにきた日に食べた『夕暮れ食堂』ですね!行ってみましょうか」
「お肉なのです~」
お肉に決まりウキウキしたロロノは軽く弾むように歩き始める。隆人とティナもその後ろに続いた。
そして辿りついた『夕暮れ食堂』で3人共「オーギューロップ焼き」を頼み頬張った。
元からお気に入りのお店として常連であるティナは元より、二度目の隆人、初めてくるロロノも流石のその絶妙とも言える味に幸せいっぱい笑顔を見せ、周囲の人間達をほっこりさせた。
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「それで、昼食の後はここですか」
『夕暮れ食堂』で食事を取った3人は、隆人の「行こうと思っているところがある」という言葉に従うように商業区を進んでいく。歩くこと程なく辿りついたその場所は、前回もきた買い取り専門のお店であった。
「おおきいのです……」
「そうか、ロロノはここへ来るの初めてだったね。ここで素材とかを売ったりできるんだよ」
「そういえば、特訓の裏で少しずつ素材を回収していましたね」
「うん、もうこの時に売ってしまった方がいいと思ったんだよね」
隆人は迷宮でのティナとロロノの特訓中、ちょくちょくと素材を回収していた。
そして、地上に戻ってきたので、そろそろ返しちゃおうと思ったのである。
そんな事を話しながら、一行は買い取り店の中へとゆったりと歩を進めていった
「お客様、何か御用でしょうか」
そして門をくぐったところで、すぐに一番近くにいた店員の1人がすぐさま駆け寄ってきて、隆人達に話しかける。
隆人もこれが3度目であり、精神的にも慣れているのか驚くことは無く、話しかけてきた店員さんにすぐに反応する。
「うん、迷宮での素材を売りたいんだけど」
「わかりました。ではついてきてください」
まるで流れるような動きで空いている受付のような席へと移動していく。
というところで隆人達の真横から声がかけられる。
「おお、お客様ではありませんか!」
その声の主は以前この買い取り店で出会った男であり、彼が一言二言と、隆人達の先導をしていた店員に話をふると、やがて店員は一度頭を下げ、その場から居なくなっていった。
そして代わりの様に隆人達の案内をする男はそのまま、カウンター席のようなところをそのままスルーし、そのまましばらく、3人が辿りついたのは、買い取り店の奥にある個室群の一つであった。
その中央に位置するソファのような椅子に促されて、座る。
「それで、素材の売却でしたね。念の為に個室を用意いたしましたが」
「あぁ、ありがとう。その気遣い助かるよ」
やはり前回来た時にAランクであるボルケーノグリズリーの素材を売りに来たというのが大きかったのか、今回はわざわざ個室の一つで買い取り交渉をするというのである。
他者の目を気にしている隆人達にとっては本当にありがたい気配りであった。
そして、隆人はストレージの中から、今回売却する予定の素材を取り出していく」
「『放出』……うん。これくらいかな」
ズシン、という音を立てながら個室の中央テーブルへと載せられる素材。それは、ほかの素材達とは違う存在感を放っていた。
「あ、あのお客様、これは……」
「あぁ、飛竜の羽と大爪、それに蛇竜の鱗の一部かな」
「り、竜種!なんと」
そう、これらは特訓最終日に隆人達に襲いかかってきた竜種の群れ達から取れた素材達である。
もちろん隆人のストレージ量ではその全てを持ち帰ることは出来ず、むしろそのごくごく一部、特に損傷が少なく、元の個体の質がよかったものを厳選して持って帰ってきたのである。
「まさか竜種の素材をお売りになられるとは思っておりませんでした……。お客様には毎回驚かされますね」
ほんとに予想外だったのだろう。目を丸くした男が思わずといった様子でつぶやく。その視線は竜種の素材達から一切動いていない。
「しかもこれは、中でもかなり高個体の素材、しかも殆ど傷といった傷もありません……この価値は計り知れません。こんなものをどこで?」
珍しく、まくし立てるような口調になり隆人達に詰め寄る買い取り店の男。それも仕方ないだろう。竜種など現代ではお伽話に出てくるのものであり、出現記録など目撃だけで数十年前である。
そんな貴重という言葉すら生ぬるい存在の素材が今目の前に置かれているのだから。
しかし、この男もプロ。すぐさま落ち着きを取り戻すと、隆人達に深々と謝罪し、いつもの様子へと戻った。
「失礼しました。それでは値段交渉とさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
男の問いに頷こうとした隆人であったが、その瞬間。
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