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第4章 一通の手紙と令嬢の定め
迷宮都市への帰還
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(本話から第4章です!メインとなるのは謎(?)の令嬢ですね。そういえばあの子……)
迷宮第上層。洞窟状の壁や天井に囲まれた広い通路をかなりの速度で走る影があった。
言うまでもなく、隆人達である。
「通路も広くなってきたし、そろそろ迷宮の出口も近づいてきたね」
「はぁっはぁっ……あと五層、程でしょうか」
「ラストスパート!なのです~」
1人は余裕があり、1人は息切れをみせながら、1人は無邪気に、三者三様に違う声を通路に響かせる。
迷宮深層での地獄の特訓を終えたティナとロロノはいざ迷宮から帰還しようとなったところで、隆人が2人に待ったをかけた。
せっかくの帰り道、スタミナをつける為にもみんなで走っていこう。と言い出したのだ。
元々の予定では、行きと同様に隆人が2人を抱えて、全力疾走で迷宮の階層を駆け上がる予定であった。しかし行きの時間が想定より短縮された事、そして2人の特訓が順調に終わった事で、予定の時間より少し余裕ができた。
なので、85層から地上まで自力で上がることになったのだ。
もちろん、ティナやロロノでは走れない環境の階層は予定通り隆人が担いだりしたのであるし。全速の高速移動ではなくジョギングのようなものである、それでも一般人からしたら相当早いのだが。
「ふ、2人とも、速いっ、ですよ」
ティナも元より上級冒険者でありこの特訓で更にスタミナ面も向上してはいたのだが、いかんせん隆人とロロノの無限では無いかとすら思われる体力の2人と同じペースで走っている為に、息切れを余儀なくされている。
と、そこに脇道のような細い通路からバッと影が一つ、ティナに向かって飛び込んでくる。
「――――」
「……ふっ」
それはデスワスプ。蜂の名の通り蜂のような見た目をする魔物でEランクに属し体長は20センチ程である。
個体的には大して強くはないこの魔物だが、その恐るべき点は奇襲能力の高さである。一瞬の加速力に特化しておりほとんど音を立てることなく、また腹部の針には強力な毒を持っている。
急接近し毒で制す。まさに一撃必殺を信条とするような魔物であり、若手どころか中堅クラスの冒険者ですら条件次第では倒してしまうこの魔物は、「上層の悪魔」として多くの冒険者たちに恐れられている。
しかしティナの真横から奇襲したデスワスプだが、その体は次の瞬間には頭から両断される。蜂の体がティナの剣の間合いに入ったと同時に振るわれた剣がアサルト・ワスプを切り裂いたのだ。その動きは息切れしている姿とはかけ離れたなめらかさと鋭さをもっていた。
「ふぅっ。上層は魔物も弱いので助かりますね。7.80階層くらいの魔物は流石に危ないかもしれません……」
デスワスプを瞬殺したティナが足を止めることなく呟く。つい先日まで迷宮の深層に巣食う化け物達としのぎを削っていたティナにとって上層の魔物など気に留めることも殆どない。
それは「上層の悪魔」であろうと例外ではない。そもそも速いと言えどもCランクのアクセルラビットやAランクのボルケーノグリズリーに匹敵する程ではないし、飛竜等とは比較にすらならない。
加えて、危険な毒ですらレベルアップで高まった状態異常耐性によって軽減される。
恐れる必要すらないというレベルであった。
「はちさんなのです~」
「ナワバリにでも入ったのかな?」
そしてそれは他の2人も同じであった。
突然現れた蜂に対し驚くこともなく、走りも止めることもなく迎撃する。
ロロノ後ろ側から奇襲してきた蜂の一体をどうやって察知したのか(ロロノ本人曰く、「勘なのです」)振り向くことジャンプして回避、そのまま空中で身体を捻り床面に愛用の銀羽槍を繰り出す。
ちょうど真下を通過していたデスワスプはその身中を貫かれ、迷宮の床に叩きつけられた。
そして隆人はもっと盛大に。ストレージから出した熊爪の短剣が計10本、腕を振り周囲に飛ばす。それらはまるで吸い込まれるかのように飛び回る蜂達に、時には複数まとめて突き刺さりそのまま壁に縫い付ける。
そして隆人が手を握りMPを流し込むと、取り付けられた蜘蛛魔物の糸を通り短剣へと伝わる。次の瞬間、壁で連続した爆発が発生し、蜂達を焼き尽くした。
言うまでもないが迷宮は魔物が無数に蔓延っており、少し走ればすぐにでも遭遇する。隆人達3人はそんな魔物の数々と遭遇しては切って突いて燃やしてと、魔物達の死体で道を作りながら駆け抜けていった。
「なんだあれ?」
「迷宮の悪魔をあんなバッサリと」
「すげぇ、上級冒険者達か?」
ここは迷宮深層とは違う。迷宮は広いとは言え上層ともなれば他の冒険者を見かけるのは日常茶飯事である。
そんな中でかなりの速度で走りながら魔物達を屠っていくその様は目について当然である。
迷宮内は薄暗い為顔が見える事は無かったものの、主に若手冒険者達の中でちょっと噂を生むことになった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いっちばーんなのです!」
「やっと地上だね」
「すぅーはぁーっ。空気が美味しい!」
蜂魔物を一方的に刈り尽くしたから1~2時間程で隆人達はやっと迷宮の出口に辿りつく。
やはり迷宮内に2週間もいた為かティナとロロノには疲労感と開放感が滲み出ている。
隆人は?……今更2週間でどうという事はないが。
「あれ?なんだがあそこ騒がしいですね」
「ほんとだ、グリンジャーさん達もいるみたいだね」
「?誰なのです?」
迷宮から出た3人であるが、その門のすぐ外では何やら騒がしく人々がわらわらと集まっている。その中にはアルラウネの一件でお世話になったグリンジャー達「太陽の剣」の面々もおり、まるで下層魔物討伐作戦の再現である。
ロロノはその時にはいなかったので首を傾げたままであったが。
何か問題でも起きたのかと、隆人とティナは揃って話を聞きに向かっていく。
「こんにちは、グリンジャーさん。皆さんもお揃いで」
「また何か問題でもあったのかな?」
「あぁ、クリスティーナさんにリュートくんか。実はねある冒険者が2週間行方不明に…………」
そこまで言って固まるグリンジャー。何事かとこちらを向いた「太陽の剣」の面々も同じように固まる。そして、
「「「「いたぁぁぁぁ」」」」
迷宮の入り口に重なった叫び声が響き渡った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「と、いう事で、もしかしたら迷宮の深いところで何か問題が起きて君達が巻き込まれたんじゃないかとギルドマスターが心配してね、僕たちのパーティに声がかかったんだ」
「それは、お騒がせしてすいません……」
「すみません」
グリンジャーの話を一通り聞き、隆人とティナが揃って頭を下げる。
彼の話によると、突然隆人達「暁の風」が迷宮都市から姿を消したと報告があり、調べてみると2週間近く目撃されてないとのこと。
泊まっていた宿の人に迷宮へ潜ると言っていたことから恐らく迷宮の中であろうという所まではわかったのだが、遠征届けも出ていないし、もしや迷宮の奥地で何かあったのではという話になった。
もしそうなら、アルラウネをも倒した隆人と『炎姫』の異名を持つティナが手こずっている訳で、この街の最強戦力である「太陽の剣」が呼び出されたらしい。
ちなみに、残りは野次馬に近いようだ。
予想以上におおごととなってしまっており、隆人が冷や汗をかく。
「それにしても、遠征届けか。迂闊だったな」
「すみません、私も他のことで頭がいっぱいで完全に忘れていました」
「まぁ、リュートくんはFランクだし、クリスティーナさんもソロで遠征なんてした事ないだろうから知らなくても仕方ないよ」
そうにこやかに笑うグリンジャー。その表情は2人の罪悪感をいくらか軽減させた。
「それにしても、冒険者パーティ一つのために緊急招集なんてよっぽどギルドマスターに目をかけられているんだね」
「そうなんですか?」
「うん。今すぐにでもギルドに行って顔を出してきた方がいいと思うよ」
「そうさせてもらいます」
そう言って苦笑いして頭を下げる隆人につられて、ティナとロロノを苦笑いを浮かべた。
迷宮第上層。洞窟状の壁や天井に囲まれた広い通路をかなりの速度で走る影があった。
言うまでもなく、隆人達である。
「通路も広くなってきたし、そろそろ迷宮の出口も近づいてきたね」
「はぁっはぁっ……あと五層、程でしょうか」
「ラストスパート!なのです~」
1人は余裕があり、1人は息切れをみせながら、1人は無邪気に、三者三様に違う声を通路に響かせる。
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せっかくの帰り道、スタミナをつける為にもみんなで走っていこう。と言い出したのだ。
元々の予定では、行きと同様に隆人が2人を抱えて、全力疾走で迷宮の階層を駆け上がる予定であった。しかし行きの時間が想定より短縮された事、そして2人の特訓が順調に終わった事で、予定の時間より少し余裕ができた。
なので、85層から地上まで自力で上がることになったのだ。
もちろん、ティナやロロノでは走れない環境の階層は予定通り隆人が担いだりしたのであるし。全速の高速移動ではなくジョギングのようなものである、それでも一般人からしたら相当早いのだが。
「ふ、2人とも、速いっ、ですよ」
ティナも元より上級冒険者でありこの特訓で更にスタミナ面も向上してはいたのだが、いかんせん隆人とロロノの無限では無いかとすら思われる体力の2人と同じペースで走っている為に、息切れを余儀なくされている。
と、そこに脇道のような細い通路からバッと影が一つ、ティナに向かって飛び込んでくる。
「――――」
「……ふっ」
それはデスワスプ。蜂の名の通り蜂のような見た目をする魔物でEランクに属し体長は20センチ程である。
個体的には大して強くはないこの魔物だが、その恐るべき点は奇襲能力の高さである。一瞬の加速力に特化しておりほとんど音を立てることなく、また腹部の針には強力な毒を持っている。
急接近し毒で制す。まさに一撃必殺を信条とするような魔物であり、若手どころか中堅クラスの冒険者ですら条件次第では倒してしまうこの魔物は、「上層の悪魔」として多くの冒険者たちに恐れられている。
しかしティナの真横から奇襲したデスワスプだが、その体は次の瞬間には頭から両断される。蜂の体がティナの剣の間合いに入ったと同時に振るわれた剣がアサルト・ワスプを切り裂いたのだ。その動きは息切れしている姿とはかけ離れたなめらかさと鋭さをもっていた。
「ふぅっ。上層は魔物も弱いので助かりますね。7.80階層くらいの魔物は流石に危ないかもしれません……」
デスワスプを瞬殺したティナが足を止めることなく呟く。つい先日まで迷宮の深層に巣食う化け物達としのぎを削っていたティナにとって上層の魔物など気に留めることも殆どない。
それは「上層の悪魔」であろうと例外ではない。そもそも速いと言えどもCランクのアクセルラビットやAランクのボルケーノグリズリーに匹敵する程ではないし、飛竜等とは比較にすらならない。
加えて、危険な毒ですらレベルアップで高まった状態異常耐性によって軽減される。
恐れる必要すらないというレベルであった。
「はちさんなのです~」
「ナワバリにでも入ったのかな?」
そしてそれは他の2人も同じであった。
突然現れた蜂に対し驚くこともなく、走りも止めることもなく迎撃する。
ロロノ後ろ側から奇襲してきた蜂の一体をどうやって察知したのか(ロロノ本人曰く、「勘なのです」)振り向くことジャンプして回避、そのまま空中で身体を捻り床面に愛用の銀羽槍を繰り出す。
ちょうど真下を通過していたデスワスプはその身中を貫かれ、迷宮の床に叩きつけられた。
そして隆人はもっと盛大に。ストレージから出した熊爪の短剣が計10本、腕を振り周囲に飛ばす。それらはまるで吸い込まれるかのように飛び回る蜂達に、時には複数まとめて突き刺さりそのまま壁に縫い付ける。
そして隆人が手を握りMPを流し込むと、取り付けられた蜘蛛魔物の糸を通り短剣へと伝わる。次の瞬間、壁で連続した爆発が発生し、蜂達を焼き尽くした。
言うまでもないが迷宮は魔物が無数に蔓延っており、少し走ればすぐにでも遭遇する。隆人達3人はそんな魔物の数々と遭遇しては切って突いて燃やしてと、魔物達の死体で道を作りながら駆け抜けていった。
「なんだあれ?」
「迷宮の悪魔をあんなバッサリと」
「すげぇ、上級冒険者達か?」
ここは迷宮深層とは違う。迷宮は広いとは言え上層ともなれば他の冒険者を見かけるのは日常茶飯事である。
そんな中でかなりの速度で走りながら魔物達を屠っていくその様は目について当然である。
迷宮内は薄暗い為顔が見える事は無かったものの、主に若手冒険者達の中でちょっと噂を生むことになった。
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「いっちばーんなのです!」
「やっと地上だね」
「すぅーはぁーっ。空気が美味しい!」
蜂魔物を一方的に刈り尽くしたから1~2時間程で隆人達はやっと迷宮の出口に辿りつく。
やはり迷宮内に2週間もいた為かティナとロロノには疲労感と開放感が滲み出ている。
隆人は?……今更2週間でどうという事はないが。
「あれ?なんだがあそこ騒がしいですね」
「ほんとだ、グリンジャーさん達もいるみたいだね」
「?誰なのです?」
迷宮から出た3人であるが、その門のすぐ外では何やら騒がしく人々がわらわらと集まっている。その中にはアルラウネの一件でお世話になったグリンジャー達「太陽の剣」の面々もおり、まるで下層魔物討伐作戦の再現である。
ロロノはその時にはいなかったので首を傾げたままであったが。
何か問題でも起きたのかと、隆人とティナは揃って話を聞きに向かっていく。
「こんにちは、グリンジャーさん。皆さんもお揃いで」
「また何か問題でもあったのかな?」
「あぁ、クリスティーナさんにリュートくんか。実はねある冒険者が2週間行方不明に…………」
そこまで言って固まるグリンジャー。何事かとこちらを向いた「太陽の剣」の面々も同じように固まる。そして、
「「「「いたぁぁぁぁ」」」」
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「それは、お騒がせしてすいません……」
「すみません」
グリンジャーの話を一通り聞き、隆人とティナが揃って頭を下げる。
彼の話によると、突然隆人達「暁の風」が迷宮都市から姿を消したと報告があり、調べてみると2週間近く目撃されてないとのこと。
泊まっていた宿の人に迷宮へ潜ると言っていたことから恐らく迷宮の中であろうという所まではわかったのだが、遠征届けも出ていないし、もしや迷宮の奥地で何かあったのではという話になった。
もしそうなら、アルラウネをも倒した隆人と『炎姫』の異名を持つティナが手こずっている訳で、この街の最強戦力である「太陽の剣」が呼び出されたらしい。
ちなみに、残りは野次馬に近いようだ。
予想以上におおごととなってしまっており、隆人が冷や汗をかく。
「それにしても、遠征届けか。迂闊だったな」
「すみません、私も他のことで頭がいっぱいで完全に忘れていました」
「まぁ、リュートくんはFランクだし、クリスティーナさんもソロで遠征なんてした事ないだろうから知らなくても仕方ないよ」
そうにこやかに笑うグリンジャー。その表情は2人の罪悪感をいくらか軽減させた。
「それにしても、冒険者パーティ一つのために緊急招集なんてよっぽどギルドマスターに目をかけられているんだね」
「そうなんですか?」
「うん。今すぐにでもギルドに行って顔を出してきた方がいいと思うよ」
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