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第3章 獣人少女ロロノ
竜対人、決着
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(ティナ達に続きこちらも決着です!この後1話ほど挟んで第3章も終わります。長かった……)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
拳を持って竜種を率いる飛竜の巨腕を迎え打った隆人。
空気のわれるような音と衝撃をもって激突した勢いそのままに後方へと身体が浮く。
かなりの勢いで吹き飛ばされた双方だが、そのまま相手に隙を晒すようなことはしない。すぐに体勢を立て直す。
バサリバサリと巨飛竜はその大きな翼をはためかせて空中で急制動をかける。隆人もくるりと上手く勢いを殺し軽く着地する。
「グオォン」
巨飛竜が一声。すると先程のブレスの発射による硬直から解放された竜たちが交代するように隆人に迫る。やはりこの竜は高い知性を有し、そして竜種達に支持することが出来るのだろう。
飛竜達が3匹、先陣を切るように隆人に突撃する。そしてそのすぐ後ろから残る6体も迫る。
しかし先程の超範囲ブレスはやはり竜種達の上個体と言えどもかなりの負担だった様で、9体の竜種の口は焦げており未だに癒えた様子はない。
だがそれでもやはりその動きは今までの群れ達とは段違いに鋭く、そして速い。
素早く隆人を囲むように3方から飛竜が攻撃をしかけてくる。しかし隆人は着地したその場から動くことはない。
それどころか目を閉じ腕もだらんと下げている。
「「「ガウァァァ!!」」」
隆人のその様子に好機だと思ったのか3体の飛竜が3方から同時に飛びかかる。そしてそのまま鉤爪で切りかかる。鋭く伸びた計9本の爪が隆人の命を刈り取るべく襲いかかる。
未だに瞑目して力を抜く隆人、そして爪が隆人に到達する、その瞬間隆人の目がかっと開かれた。
ズドンッ
直後、爪の一撃が隆人の立つ場所に到達し大きな音を立てる。飛竜の爪が遂に隆人の身体を引き裂く、とはならなかった。
「グァッ!?」
声をあげたのは三体のうち一体の隆人の後方から攻撃をしかけた飛竜。心なしかその声には戸惑いのようなものが込められている。その飛竜の腕は、人間で言う手首の辺りから変な方向に曲がっている。
そして拳をふり抜いた隆人の姿もそこにあった
ティナの天眼のように広範囲かつ良質な眼を持つものがその場で見ていたら今の隆人の動きを視認する事ができただろう。その上で何をしたのかは分からないかもしれないが。
隆人は身体の力を抜いた状態から飛竜達の攻撃が到達する瞬間更にガクンと体勢を崩す。
自らバランスを崩したように見えた隆人はしなやかな体重移動で自重をそのまま加速力へと変え、ねじるように攻撃の隙間をすり抜ける。そしてそのまま加速の勢いを使い、すり抜けた飛竜の腕の関節部、1番脆い部分へと握った拳を突き出す。
大して力の乗っていないようなその一撃だが、その実確かな威力が秘められており、隆人のⅤで強化された身体能力が加わり飛竜の腕をへし折ったのだ。
地球の文献で隆人が読んだ無拍子という技、それを参考に隆人がこの世界で身につけた0からの加速を行う体術でえる。
痛みに怯む飛竜、隆人は天駆で空中を足場に飛び上がる。そのまま飛竜の頭部に右足の回し蹴りを決める。
錐揉みしながら壁に激突する飛竜。ピクピクと痙攣し起き上がる気配はない。
隆人はその結果を見る事なくつぎの敵へと攻撃の対象を移す。
そのままひらりと身を翻して再び天駆。仲間が撃破されて一瞬動きを止めていた残る二体の飛竜のうちの左側に狙いを定め、その腹部を思い切り殴りつける。
ドウゥと本来生物の肉体から聞こえないような鈍い音を立てながら突き刺さる隆人の拳。一瞬の隙を突かれまともに食らった飛竜は血を吐きながらものすごい勢いで飛んでいく。
そしてもう一体、というところで隆人の攻撃が中断される。追いついた6体が隆人に迫っていたのだ。
空中という不安定な場でありながらその攻撃の数々をかわす隆人だが、一撃をもらってしまう。
勢いよく吹き飛び地面に激突する隆人。85層の藍色の床をバウンドするが、すぐに制動をかけ、逆に地面を這うように追いかけてきた蛇竜にストレージから取り出した短剣を投擲する。
しかしその短剣は飛竜に当たらず全然関係のない竜種の死体の山へと飛んでいってしまう。
当たらない攻撃を気にすることなく蛇竜は隆人に突き進む。既に首から上を失っていたが。
「やっぱり束ねた糸はいい切れ味だね」
息も荒く自然回復を大きく超える傷を負いながらも隆人が笑う。よく見ると蛇竜の首が飛んだ場所は一本、細く糸が通っているのが見える。
その糸の先は既に生き絶えた大量の竜種たちの山に続いておりそこに大量に短剣が刺さっている。
隆人は戦いながら糸のついた短剣を竜種の死体の山に突き刺しておいた。そして今投擲したもう一つの短剣がその逆方向の山に刺さりそれによって一本の糸でできた線ができていたのだ。
糸といっても迷宮深層のAランク相当の蜘蛛魔物から取れた硬糸であり、それを隆人が更に細く大量に束ねている。その強度は折り紙付きであり、高速で突進する蛇竜の速度もあってその首を切り裂いたのだ。
更に、こちらを追う竜種達の先頭にいた飛竜へと肉薄し短剣とストレージから取り出していたもう一本の予備の少し長めのショートソードにMPを込め、切りつける。
隆人の魔力剣は飛竜を切り裂き同時に隆人の剣も負荷に耐え切れず自壊する。
「『身体強化・Ⅴ』『神速』」
とそこで切れる隆人の身体強化。しかし予想できていたのか隆人に同様はなく、すぐさま次の身体強化をかける。度重なる負荷を無視し、更に神速を発動する。
直後隆人の姿が消える。神速により身体強化・Ⅴの力を全てAGIへとつぎ込んだ隆人は一気に加速し、一呼吸の間に竜種たちのもとへと迫る。
超速の隆人にすぐさま警戒する竜種。
「この瞬間を待っていたよ」
そしてそのまま、残る5体の竜種を通り過ぎた。
「グォッ!?」
そしてつぎの瞬間、隆人の姿は一番後方。巨飛竜の元にあった。ギョッとする巨飛竜。虚をつかれた竜達は急いで向かってくる。
隆人はそのまま今度は真上に飛ぶ、神速状態で素早く天駆を使い空中を蹴り更に加速。隆人は一瞬で遥か上の藍色の天井へとたどり着いた。
そこで神速の効果が切れる。
そのまま隆人は半回転し天井へと足をつけ、そのまま思いっきり蹴る。
隆人の筋力に重力が加えられ上昇時より速度が増した隆人がそのまま真下にいる巨飛竜に迫る。さらに風魔法を下降気流として使い加速する
急上昇によって一瞬隆人を視界の外に逃した巨飛竜。わずかながら隆人の動きに反応が遅れる。
確かに強力な巨飛竜だがその真価は竜の群れを使った数の利を活かしての戦い。単体での能力では隆人には遠く及ばない。
だからこそ隆人は9体に自らを追わせ、距離を離したところで巨飛竜と一瞬ではあるが一対一の形を作った。
全てはこの一撃の為に。
「これで、終わりだぁぁぁぁぁ!!!」
裂帛。隆人は落下しながら拳を握る。そしてその勢いを全て力にし巨飛竜の頭部を真上から殴り抜いた。
巨飛竜は凄まじい速度で地面へと叩きつけられる。ズドォォォォォンという音を立て再び85層が揺れる。
巨飛竜は頭部から大量に血を流しながら絶命していた。
死した巨飛竜の身体に着陸した隆人は視線を残った五体の竜種たちに向け、目を細めた。
「さて、後は君たちだけだね」
先程とうって変わって怯えを見せる飛竜達。散り散りと逃げようとするが隆人は逃さない。
頭を失った群は瞬く間に蹂躙された。
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拳を持って竜種を率いる飛竜の巨腕を迎え打った隆人。
空気のわれるような音と衝撃をもって激突した勢いそのままに後方へと身体が浮く。
かなりの勢いで吹き飛ばされた双方だが、そのまま相手に隙を晒すようなことはしない。すぐに体勢を立て直す。
バサリバサリと巨飛竜はその大きな翼をはためかせて空中で急制動をかける。隆人もくるりと上手く勢いを殺し軽く着地する。
「グオォン」
巨飛竜が一声。すると先程のブレスの発射による硬直から解放された竜たちが交代するように隆人に迫る。やはりこの竜は高い知性を有し、そして竜種達に支持することが出来るのだろう。
飛竜達が3匹、先陣を切るように隆人に突撃する。そしてそのすぐ後ろから残る6体も迫る。
しかし先程の超範囲ブレスはやはり竜種達の上個体と言えどもかなりの負担だった様で、9体の竜種の口は焦げており未だに癒えた様子はない。
だがそれでもやはりその動きは今までの群れ達とは段違いに鋭く、そして速い。
素早く隆人を囲むように3方から飛竜が攻撃をしかけてくる。しかし隆人は着地したその場から動くことはない。
それどころか目を閉じ腕もだらんと下げている。
「「「ガウァァァ!!」」」
隆人のその様子に好機だと思ったのか3体の飛竜が3方から同時に飛びかかる。そしてそのまま鉤爪で切りかかる。鋭く伸びた計9本の爪が隆人の命を刈り取るべく襲いかかる。
未だに瞑目して力を抜く隆人、そして爪が隆人に到達する、その瞬間隆人の目がかっと開かれた。
ズドンッ
直後、爪の一撃が隆人の立つ場所に到達し大きな音を立てる。飛竜の爪が遂に隆人の身体を引き裂く、とはならなかった。
「グァッ!?」
声をあげたのは三体のうち一体の隆人の後方から攻撃をしかけた飛竜。心なしかその声には戸惑いのようなものが込められている。その飛竜の腕は、人間で言う手首の辺りから変な方向に曲がっている。
そして拳をふり抜いた隆人の姿もそこにあった
ティナの天眼のように広範囲かつ良質な眼を持つものがその場で見ていたら今の隆人の動きを視認する事ができただろう。その上で何をしたのかは分からないかもしれないが。
隆人は身体の力を抜いた状態から飛竜達の攻撃が到達する瞬間更にガクンと体勢を崩す。
自らバランスを崩したように見えた隆人はしなやかな体重移動で自重をそのまま加速力へと変え、ねじるように攻撃の隙間をすり抜ける。そしてそのまま加速の勢いを使い、すり抜けた飛竜の腕の関節部、1番脆い部分へと握った拳を突き出す。
大して力の乗っていないようなその一撃だが、その実確かな威力が秘められており、隆人のⅤで強化された身体能力が加わり飛竜の腕をへし折ったのだ。
地球の文献で隆人が読んだ無拍子という技、それを参考に隆人がこの世界で身につけた0からの加速を行う体術でえる。
痛みに怯む飛竜、隆人は天駆で空中を足場に飛び上がる。そのまま飛竜の頭部に右足の回し蹴りを決める。
錐揉みしながら壁に激突する飛竜。ピクピクと痙攣し起き上がる気配はない。
隆人はその結果を見る事なくつぎの敵へと攻撃の対象を移す。
そのままひらりと身を翻して再び天駆。仲間が撃破されて一瞬動きを止めていた残る二体の飛竜のうちの左側に狙いを定め、その腹部を思い切り殴りつける。
ドウゥと本来生物の肉体から聞こえないような鈍い音を立てながら突き刺さる隆人の拳。一瞬の隙を突かれまともに食らった飛竜は血を吐きながらものすごい勢いで飛んでいく。
そしてもう一体、というところで隆人の攻撃が中断される。追いついた6体が隆人に迫っていたのだ。
空中という不安定な場でありながらその攻撃の数々をかわす隆人だが、一撃をもらってしまう。
勢いよく吹き飛び地面に激突する隆人。85層の藍色の床をバウンドするが、すぐに制動をかけ、逆に地面を這うように追いかけてきた蛇竜にストレージから取り出した短剣を投擲する。
しかしその短剣は飛竜に当たらず全然関係のない竜種の死体の山へと飛んでいってしまう。
当たらない攻撃を気にすることなく蛇竜は隆人に突き進む。既に首から上を失っていたが。
「やっぱり束ねた糸はいい切れ味だね」
息も荒く自然回復を大きく超える傷を負いながらも隆人が笑う。よく見ると蛇竜の首が飛んだ場所は一本、細く糸が通っているのが見える。
その糸の先は既に生き絶えた大量の竜種たちの山に続いておりそこに大量に短剣が刺さっている。
隆人は戦いながら糸のついた短剣を竜種の死体の山に突き刺しておいた。そして今投擲したもう一つの短剣がその逆方向の山に刺さりそれによって一本の糸でできた線ができていたのだ。
糸といっても迷宮深層のAランク相当の蜘蛛魔物から取れた硬糸であり、それを隆人が更に細く大量に束ねている。その強度は折り紙付きであり、高速で突進する蛇竜の速度もあってその首を切り裂いたのだ。
更に、こちらを追う竜種達の先頭にいた飛竜へと肉薄し短剣とストレージから取り出していたもう一本の予備の少し長めのショートソードにMPを込め、切りつける。
隆人の魔力剣は飛竜を切り裂き同時に隆人の剣も負荷に耐え切れず自壊する。
「『身体強化・Ⅴ』『神速』」
とそこで切れる隆人の身体強化。しかし予想できていたのか隆人に同様はなく、すぐさま次の身体強化をかける。度重なる負荷を無視し、更に神速を発動する。
直後隆人の姿が消える。神速により身体強化・Ⅴの力を全てAGIへとつぎ込んだ隆人は一気に加速し、一呼吸の間に竜種たちのもとへと迫る。
超速の隆人にすぐさま警戒する竜種。
「この瞬間を待っていたよ」
そしてそのまま、残る5体の竜種を通り過ぎた。
「グォッ!?」
そしてつぎの瞬間、隆人の姿は一番後方。巨飛竜の元にあった。ギョッとする巨飛竜。虚をつかれた竜達は急いで向かってくる。
隆人はそのまま今度は真上に飛ぶ、神速状態で素早く天駆を使い空中を蹴り更に加速。隆人は一瞬で遥か上の藍色の天井へとたどり着いた。
そこで神速の効果が切れる。
そのまま隆人は半回転し天井へと足をつけ、そのまま思いっきり蹴る。
隆人の筋力に重力が加えられ上昇時より速度が増した隆人がそのまま真下にいる巨飛竜に迫る。さらに風魔法を下降気流として使い加速する
急上昇によって一瞬隆人を視界の外に逃した巨飛竜。わずかながら隆人の動きに反応が遅れる。
確かに強力な巨飛竜だがその真価は竜の群れを使った数の利を活かしての戦い。単体での能力では隆人には遠く及ばない。
だからこそ隆人は9体に自らを追わせ、距離を離したところで巨飛竜と一瞬ではあるが一対一の形を作った。
全てはこの一撃の為に。
「これで、終わりだぁぁぁぁぁ!!!」
裂帛。隆人は落下しながら拳を握る。そしてその勢いを全て力にし巨飛竜の頭部を真上から殴り抜いた。
巨飛竜は凄まじい速度で地面へと叩きつけられる。ズドォォォォォンという音を立て再び85層が揺れる。
巨飛竜は頭部から大量に血を流しながら絶命していた。
死した巨飛竜の身体に着陸した隆人は視線を残った五体の竜種たちに向け、目を細めた。
「さて、後は君たちだけだね」
先程とうって変わって怯えを見せる飛竜達。散り散りと逃げようとするが隆人は逃さない。
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