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第3章 獣人少女ロロノ
特訓開始!
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(暑すぎてやる気が……何とか生きてますが。特訓開始です!2人はじわじわと隆人くんの側に引っ張られて行くのか…?)
ドワーフの男からロロノの為の武器「銀羽槍」を購入し、愛剣のショートソードを預けてから翌日。
迷宮都市ディアラの東端の空き地、今日も隆人は早朝の鍛錬の為にそこに来ていた。
まだ日も登らない時間で殆どの人はまだ夢の中であるが、隆人は真剣な表情で剣を振る。
メインウェポンであるショートソードは今ドワーフの鍛冶屋に預けている為、今日は別のショートソードを使っている。この剣は預けた剣の代わりとしてドワーフの鍛冶屋で購入したものである。
もちろんあのドワーフの男が打った謹製の剣である。かなりの業物であり、本来代用品として使うようなものではない。
本人としては重さや長さが一番近かったという至極単純な理由で購入したのだが。
最初は一心不乱に剣を振っていた隆人であったが、徐々に雑念が入ったのかその精密な動きに乱れが生じる。
そして、遂にその手を止める。
「ふぅ……。だめだね、全然集中できてない」
自分が精彩を欠いている事を考え溜息をつく。集中できてない理由は理解していた。
「…………特訓、か……」
そう、以前迷宮の中でロロノとティナに言った「特訓をつける」という約束、それが隆人の悩んでいる理由であった。
昨日、武器屋でロロノの武器は見つけたし、それによってロロノの戦闘スタイルもある程度絞れた。本人もやる気であるし、そろそろ特訓を始めるべきだろう。
だが、それが今隆人を悩ませていた。
「身体を動かせば何かいい案が出るかと思って、朝の鍛錬に来たはいいんだけどね……」
そう呟きながら空き地のど真ん中で悩むような仕草をする隆人。
元々隆人はこの世界の住人ではなく、転生前の世界では戦いとは無縁の生活をしていた。
そして死後この世界に転生し、必要に迫られて強くなる道を選んだ。隆人が最初に目を覚ました迷宮の底は、そうしなければ瞬く間に死に直結するような環境であった。
そしてもちろん隆人の戦い方は誰かに教えてもらったものではない。いわば我流である。
夥しい数の死線と激戦を潜り抜ける中で徐々に形作られたものであり、その戦闘スタイルに型はない。まるで野生の獣のような戦い方である。
だからこそロロノやティナに教える事が出来ない。武器が違うから戦い方も間合いも違うし、そもそも型がないから、教えようにも隆人本人が理解していないのだ。
いざ教えようとなったところで隆人が直面したこの問題、これが今隆人を悩ませているのである。
「何かいい案が浮かぶといいんだけど……まぁうじうじと考えていてもしょうがないかなっ」
隆人は自分の行き詰まった思考を吹き飛ばすように息を吐く、そして再び身体を動かし始めた。
昨日の鍛錬と同様に素振りの次は迷宮の底で出会った強敵達をイメージした模擬戦闘に入る。
そして昨日よりも更に激しく戦闘に没頭する。そしてしばらくの時が経ち、数体目の仮想敵を斬り伏せたところで隆人は鍛錬を中断する。
隆人はこの世界に来た時。自分がまだ強くなかった時を思い出していた。
「あの頃は、まだレベルも身体強化の力も低くて、魔物一体一体と死に物狂いで戦ってたね。一歩間違えば死ぬような世界で、弱い中でも色々と試行錯誤して何度も危険と隣り合わせになりながら強くなった」
そこまで考えたところで、ふと隆人は顔を上げる。その表情は先程までの悩み込んでいたものではなく、明るく笑っていた。
「そうだ……うん、そうしよう」
何か思いついた様子の隆人は満足そうな顔でそのまま鍛錬に戻り、日が昇る頃に宿泊している「銀の櫛亭」に戻った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「じゃあ、約束の特訓を始めるよ!」
宿に戻った隆人は、起きて来た2人と共に朝食を食べた後、2人を連れて再び空き地に来た。2人ともしっかりと装備を整えており、手には各々の武器を持っている。
「待ってましたなのです!」
「リュート様、ここは?」
待ちに待っていたロロノは隆人の言葉に元気一色ではしゃぐ、ティナは突然空き地に連れてこられたことで少し戸惑っているようだ。
「人通りが無くて広い場所が良かったからね、宿の女将にそんな場所がないかって聞いたらここを紹介されたんだよ」
「なるほど、たしかに特訓ですものね!」
隆人の言葉に納得するティナ、見ると本人は隠しているようだが、ティナも特訓に期待しているようでワクワクした様子が溢れている。
ちなみに、この場所を隆人が鍛錬に使っていることは言わない、少々気恥ずかしかったのだ。
「それで、特訓とはどのようなことをするのですか?」
「それなんだけど、その前に先ずやってほしい事があるんだ」
「やってほしいこと、ですか?」
「リュートさま、何するのです?」
隆人の言葉に首をかしげる2人、全く同じような動作をする2人に隆人は少しクスッとくる。
「先ずは2人のステータスを教えてほしい。無論、隠すのは無しだよ」
「わかりました」
「はいなのです!」
これから特訓をするにあたって2人の現状を知っておく事が必須だと考えたのだ。そしてじつはこれは後から行う特訓にも重要な情報である。
それがわかっているのか2人は肯定を返す。ロロノの方は理解しているか微妙であるが。
ロロノ/獣人族 LV.1 job なし
HP 30/30 MP 7/7
STR 7
MND 0
VIT 5
AGI 7
魔法適正 なし
クリスティーナ/人間族 LV. 63 job 魔法騎士
HP 242/242 MP 206/206
STR 85
MND 115
VIT 71
AGI 85
魔法適正 炎
そう言って教えてもらった2人のステータスがこれである。と言ってもスキル欄は秘匿して良いと言った為ステータスの数値しか聞いていないが。
ロロノはもちろんレベル1であり、獣人らしくSTRとAGIが少し高いが本当に魔法関連は0である、ティナは予想以上に高レベルだった。設定jobの魔法騎士というのにも驚いたし、魔法関連の数値がかなり高かった。
「後、もう一つ」
「まだあるのですか?」
「と言ってもロロノだけなんだけどね。ロロノにはこれから俺と手合わせしてもらおうと思うんだ」
「手合わせ、なのです?」
「うん、これから特訓をするに当たってねロロノがどれくらいの動きができるかを知っときたいんだ」
「わかったのです!」
ものわかりのいいロロノは隆人の言葉にすぐにうなずき、2人は距離を取る。
ティナについては隆人はこの前の依頼の中である程度の動きを見ているのでこの過程は飛ばした。
「よし、おいで」
「行くのです!」
ロロノは隆人の言葉に押されるように手に「銀羽槍」を構え突撃する。だが、元々戦闘経験のないロロノ、始めてのその動きは単調ですぐに隆人に躱される。
ロロノは勢い余ってバランスを崩した。
「おっとっと、なのです」
「ほら、ロロノいくよ!」
そして隆人はバランスを崩したところに追撃するように剣を振るう。持っているのは商業区の雑貨屋で見つけたおもちゃの剣であり、手加減を思いっきりしている。
ロロノはかわしきれず、コーンという音と共に頭に剣が当たった。
「あいたっなのです!」
「よし、次いくよ」
ロロノの頭に剣を当てた隆人はまた距離を取り、再びロロノが突撃する。
それを何度か繰り返したところで隆人は終了を宣言した。
「うん、こんなところか」
そして、隆人はロロノとティナの方を向いて言う。それも綺麗なほど満面の笑みで。
「じゃあ…………迷宮、行こうか」
ドワーフの男からロロノの為の武器「銀羽槍」を購入し、愛剣のショートソードを預けてから翌日。
迷宮都市ディアラの東端の空き地、今日も隆人は早朝の鍛錬の為にそこに来ていた。
まだ日も登らない時間で殆どの人はまだ夢の中であるが、隆人は真剣な表情で剣を振る。
メインウェポンであるショートソードは今ドワーフの鍛冶屋に預けている為、今日は別のショートソードを使っている。この剣は預けた剣の代わりとしてドワーフの鍛冶屋で購入したものである。
もちろんあのドワーフの男が打った謹製の剣である。かなりの業物であり、本来代用品として使うようなものではない。
本人としては重さや長さが一番近かったという至極単純な理由で購入したのだが。
最初は一心不乱に剣を振っていた隆人であったが、徐々に雑念が入ったのかその精密な動きに乱れが生じる。
そして、遂にその手を止める。
「ふぅ……。だめだね、全然集中できてない」
自分が精彩を欠いている事を考え溜息をつく。集中できてない理由は理解していた。
「…………特訓、か……」
そう、以前迷宮の中でロロノとティナに言った「特訓をつける」という約束、それが隆人の悩んでいる理由であった。
昨日、武器屋でロロノの武器は見つけたし、それによってロロノの戦闘スタイルもある程度絞れた。本人もやる気であるし、そろそろ特訓を始めるべきだろう。
だが、それが今隆人を悩ませていた。
「身体を動かせば何かいい案が出るかと思って、朝の鍛錬に来たはいいんだけどね……」
そう呟きながら空き地のど真ん中で悩むような仕草をする隆人。
元々隆人はこの世界の住人ではなく、転生前の世界では戦いとは無縁の生活をしていた。
そして死後この世界に転生し、必要に迫られて強くなる道を選んだ。隆人が最初に目を覚ました迷宮の底は、そうしなければ瞬く間に死に直結するような環境であった。
そしてもちろん隆人の戦い方は誰かに教えてもらったものではない。いわば我流である。
夥しい数の死線と激戦を潜り抜ける中で徐々に形作られたものであり、その戦闘スタイルに型はない。まるで野生の獣のような戦い方である。
だからこそロロノやティナに教える事が出来ない。武器が違うから戦い方も間合いも違うし、そもそも型がないから、教えようにも隆人本人が理解していないのだ。
いざ教えようとなったところで隆人が直面したこの問題、これが今隆人を悩ませているのである。
「何かいい案が浮かぶといいんだけど……まぁうじうじと考えていてもしょうがないかなっ」
隆人は自分の行き詰まった思考を吹き飛ばすように息を吐く、そして再び身体を動かし始めた。
昨日の鍛錬と同様に素振りの次は迷宮の底で出会った強敵達をイメージした模擬戦闘に入る。
そして昨日よりも更に激しく戦闘に没頭する。そしてしばらくの時が経ち、数体目の仮想敵を斬り伏せたところで隆人は鍛錬を中断する。
隆人はこの世界に来た時。自分がまだ強くなかった時を思い出していた。
「あの頃は、まだレベルも身体強化の力も低くて、魔物一体一体と死に物狂いで戦ってたね。一歩間違えば死ぬような世界で、弱い中でも色々と試行錯誤して何度も危険と隣り合わせになりながら強くなった」
そこまで考えたところで、ふと隆人は顔を上げる。その表情は先程までの悩み込んでいたものではなく、明るく笑っていた。
「そうだ……うん、そうしよう」
何か思いついた様子の隆人は満足そうな顔でそのまま鍛錬に戻り、日が昇る頃に宿泊している「銀の櫛亭」に戻った。
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「じゃあ、約束の特訓を始めるよ!」
宿に戻った隆人は、起きて来た2人と共に朝食を食べた後、2人を連れて再び空き地に来た。2人ともしっかりと装備を整えており、手には各々の武器を持っている。
「待ってましたなのです!」
「リュート様、ここは?」
待ちに待っていたロロノは隆人の言葉に元気一色ではしゃぐ、ティナは突然空き地に連れてこられたことで少し戸惑っているようだ。
「人通りが無くて広い場所が良かったからね、宿の女将にそんな場所がないかって聞いたらここを紹介されたんだよ」
「なるほど、たしかに特訓ですものね!」
隆人の言葉に納得するティナ、見ると本人は隠しているようだが、ティナも特訓に期待しているようでワクワクした様子が溢れている。
ちなみに、この場所を隆人が鍛錬に使っていることは言わない、少々気恥ずかしかったのだ。
「それで、特訓とはどのようなことをするのですか?」
「それなんだけど、その前に先ずやってほしい事があるんだ」
「やってほしいこと、ですか?」
「リュートさま、何するのです?」
隆人の言葉に首をかしげる2人、全く同じような動作をする2人に隆人は少しクスッとくる。
「先ずは2人のステータスを教えてほしい。無論、隠すのは無しだよ」
「わかりました」
「はいなのです!」
これから特訓をするにあたって2人の現状を知っておく事が必須だと考えたのだ。そしてじつはこれは後から行う特訓にも重要な情報である。
それがわかっているのか2人は肯定を返す。ロロノの方は理解しているか微妙であるが。
ロロノ/獣人族 LV.1 job なし
HP 30/30 MP 7/7
STR 7
MND 0
VIT 5
AGI 7
魔法適正 なし
クリスティーナ/人間族 LV. 63 job 魔法騎士
HP 242/242 MP 206/206
STR 85
MND 115
VIT 71
AGI 85
魔法適正 炎
そう言って教えてもらった2人のステータスがこれである。と言ってもスキル欄は秘匿して良いと言った為ステータスの数値しか聞いていないが。
ロロノはもちろんレベル1であり、獣人らしくSTRとAGIが少し高いが本当に魔法関連は0である、ティナは予想以上に高レベルだった。設定jobの魔法騎士というのにも驚いたし、魔法関連の数値がかなり高かった。
「後、もう一つ」
「まだあるのですか?」
「と言ってもロロノだけなんだけどね。ロロノにはこれから俺と手合わせしてもらおうと思うんだ」
「手合わせ、なのです?」
「うん、これから特訓をするに当たってねロロノがどれくらいの動きができるかを知っときたいんだ」
「わかったのです!」
ものわかりのいいロロノは隆人の言葉にすぐにうなずき、2人は距離を取る。
ティナについては隆人はこの前の依頼の中である程度の動きを見ているのでこの過程は飛ばした。
「よし、おいで」
「行くのです!」
ロロノは隆人の言葉に押されるように手に「銀羽槍」を構え突撃する。だが、元々戦闘経験のないロロノ、始めてのその動きは単調ですぐに隆人に躱される。
ロロノは勢い余ってバランスを崩した。
「おっとっと、なのです」
「ほら、ロロノいくよ!」
そして隆人はバランスを崩したところに追撃するように剣を振るう。持っているのは商業区の雑貨屋で見つけたおもちゃの剣であり、手加減を思いっきりしている。
ロロノはかわしきれず、コーンという音と共に頭に剣が当たった。
「あいたっなのです!」
「よし、次いくよ」
ロロノの頭に剣を当てた隆人はまた距離を取り、再びロロノが突撃する。
それを何度か繰り返したところで隆人は終了を宣言した。
「うん、こんなところか」
そして、隆人はロロノとティナの方を向いて言う。それも綺麗なほど満面の笑みで。
「じゃあ…………迷宮、行こうか」
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