32 / 141
第2章 迷宮都市と主の脅威
幕間 side.ステイン
しおりを挟む
(今回は前回お知らせした通り、ステイン視点での22~31話です。1.5人称視点で進みます)
俺はステイン、この迷宮都市ディアラで活動しているCランク冒険者だ。
Bランクパーティ「太陽の剣」というパーティに所属している。ガキの頃街のスラムにいた俺をリーダーであるグリンジャーさんに拾ってもらってからずっとだ。
「太陽の剣」はこの迷宮都市のトップチームで、実力だけなら50人近いそのメンバーの中でもCランク冒険者である俺はそれなりに上にいると自負している。
そして俺は今日、グリンジャーさんに呼ばれ他のメンバーと共に拠点であるパーティハウスにいた。
「魔物の大量発生、ですか?」
「そうです。先日35階層でAランクモンスターサイクロプスが発生したようでしてね。それ自体は討伐されたらしいのですが、その影響か35層を中心に魔物が大量発生、しかも集団暴走一歩手前だとか」
「それ、かなりの大問題じゃないですか!」
「えぇ、なのでギルドからDランク以上のパーティに向けて緊急依頼が発令されました。そして我々『太陽の剣』がその陣頭指揮を執って欲しいとのことです。」
ここディアラには迷宮が存在する。そこには魔物が跋扈していて、下の階に降りる程強い魔物達が生息している。
35階層はその中でも下層と呼ばれる階層であり、ほぼ未開の階層"深層"を除けば最も下の階層区分に分類される。
当然そこに生息する魔物も強く、DランクやCランクと言った中堅が1体1で苦戦する魔物が多い。中にはCランク上位でも苦戦するような魔物もいるほどだ。
そんな下層で魔物が大量発生となれば超がつくほど一大事だ、更にスタンピードとなれば下層の魔物達が階層を無視して暴れ回る。甚大な被害が出ることは明らかだろう。
「今回は状況が状況ですので、この場にいる下層で単独戦力が十分なメンバー全員で向かいます。本日2時にギルドの第1会議室で依頼の説明と作戦会議を行いますので頭に入れておいてください」
「「「はい!」」」
メンバー達の返事を聞いたグリンジャーさんはそのままパーティハウスを後にした。
テンションが上がるのを感じる。Dランクパーティ以上、つまり実力者のみの依頼。しかウチのトップメンバー達と一緒でのだ。俺はワクワクを抑えるように会議に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なんでFランク冒険者なんて雑魚がこの場にいるんだ!」
俺は声を上げて立ち上がった。
俺は視線を1人の男に向けている。名前は確かリュートとか言っていた。
今回の依頼は下層での魔物の群れの討伐で一応Dランクパーティ以上のみが参加できるとはなっているが、実質難易度から考えて実力者でなければ参加できない。
事実ここにいる他のメンバーは実力あるDランクが数人いるくらいで残りはみんなC以上だ。
Fランク冒険者なんていう雑魚にこの依頼を受ける資格なんてない。あっていいはずがない。
俺は内より湧き出る情に任せ更に続ける。
「ここに来れるのはDランク冒険者以上だ、お前みたいな場違いはさっさと出てい……っ!」
しかし俺は最後まで言葉を言い切ることができなかった。遮るようにとんでもない圧力が放たれる。まるで首筋に刃物が突きつけられているかのように死を感じる。
何事かと考えるすぐに答えにたどり着く。そして怒りがこみ上げる。
圧力の正体は目の前のリュートとかいう男のさっきであり、俺は Fランク冒険者の殺気に怯んだのだ。
ふざけんじゃねぇ
俺は怒りのままに目の前の男に怒鳴りつけようとする。だがそれはやはり不発に終わる。
「ステイン」
低い声と共に広がる冷たい圧。リュートの殺気に勝るとも劣らないそれは俺の真横から出されている。
俺のリーダーであるグリンジャーさんが怒りの顔を露わにしてこちらにむいていた。俺は何とか抗弁しようとするが、黙らされる。
恩人であり普段温和なグリンジャーさんに窘められたことで俺の気分は酷く落ち込んだ。そしてリュートという男への不満が残ったまま会議は終わった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気に食わない。
リュートとかいうやつは結局あのまま作戦に参加した。しかもグリンジャーさんが彼に付き添う形になったのだ。それだけでも不満なのに、あいつはグリンジャーさんの力で真っ先に拠点予定地についてやがった。
しかもそれをさも同然のような態度でいる。
更に、このあとの作戦では参加者の中でも精鋭で構成される下層側から追い立てる側に参加することになったのだ。身の程を知らねぇやつが、覚えてろよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして俺たち下層組は魔物の群れの中を突っ切り、38階層まで到着した。そこはここまでの階層と違いいつも通りの魔物の数であった。
周囲を確認したグリンジャーさんは下層組の他の冒険者パーティ達を集める。
「群れを抜けたみたいですね。では、我々もここから魔物達を上へ追い立てる作業に入りましょうか」
「……グリンジャーさん」
これから上へ登ろうと言う時になってリュートのやつがグリンジャーさんに声をかけてきた。これまで殆ど口出ししてこなかったこいつが突然深刻な顔で話し始めたことに不信を覚える。
そしてリュートのやつは、これがただの大量発生ではないとか言い出した。奇妙な点があるからと。加えて、聞いたこともないような魔物の名前を出して、今回のはそいつの仕業だとか言い出した。
しかもなんと、リュートのやつはこの場に及んで作戦の変更を提言してきやがった。聞いたこともないような魔物を倒すために人員を出せと。
俺は遂にブチ切れた。
「ふざけんじゃねぇぞ!!」
完全に調子に乗っているリュートに俺は怒気をぶつける。あいつもまた俺に向かって殺気を飛ばしてきた。
上等だ。お前がその気ならやってやるよ。FランクとCランクの壁ってのを見せてやる。
「ちょっと、黙っててくれないかな」
「あん!?……っ」
そして、剣の柄に手をかけた俺を見て、リュートのやつは俺をみてため息を吐きやがった。許さねぇ。ケンカを売ったこと後悔させてやる。
俺は剣を抜いた。だが、次の瞬間
リュートの姿が消えた。
そして腹部に衝撃。蹴られたと気づいたのは吹き飛ばされ壁に激突してからだった。
そして更にリュートはいつの間にか手に持っていたものをこちらに飛ばし、それが俺の首筋に刺さる。それは真っ白な短剣である。その短剣は俺の首の薄皮を1枚切っていた。
「ひ……ぃっ」
俺は情けない声を漏らす。
俺が殺されかけたのをみてグリンジャーさんが俺の前に立ち庇う。俺はそれをぼんやりと認識していた。やがて落ち着いたのか2人の雰囲気は穏便に戻り、リュートのやつは再びグリンジャーさんと話し始める。俺は一瞬で殺されかけたという事実に未だ呆然としていた。そして我を取り戻すと共に察した。
こいつは俺よりも遥かに強い
落ち着いた俺は再び2人の話に聞き耳を立てる。どうやらリュートの案が通ったらしい。二正面作戦のように両方に同時に対処する方針のようだ。
俺はチャンスだと思った。
「俺も行かせてくれ!!」
ついて行かねばならない。なんとなくそんな気がしたのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして"主"とやらの討伐メンバーに動向した俺は、そこでとんでもないものを見る。巨大な異形の魔物「アルラウネ」。その存在感に俺は圧倒された。
勝てない。そう悟ってしまえる程の力量差。目の前の脅威に足も震える。
だがそんな中でグリンジャーさんとリュートはアルラウネに戦いを挑んだ。俺たちはアルラウネにつられて現れた通路の魔物をなんとかするので精一杯であり、あの化け物相手に実質2人である。
そこから先の戦いは凄まじいの一言だった。俺は魔物達の密度が下がった時にチラチラと視線を向けただけであったが、それでも十分わかる。
行われる高速戦闘、俺では目で追うのがやっとのような速度での高度な動きと技術。単純な力量で化け物のようなアルラウネを圧倒している。
更に途中からアルラウネの姿が変わり、更に苛烈になってもそれは変わらなかった。
そして最後、グリンジャーさんとリュートの連携によって繰り出された一撃がアルラウネを切り裂いた。
目の前の魔物達の処理をしながら見ていた俺は思わず呟いた。
「すげぇ……」
それは本心から出た言葉で、もうリュートに対する不満や格下に見るような気持ちは無くなっていた。
あったのは遥か高みにいる存在に対する羨望であった。
俺はステイン、この迷宮都市ディアラで活動しているCランク冒険者だ。
Bランクパーティ「太陽の剣」というパーティに所属している。ガキの頃街のスラムにいた俺をリーダーであるグリンジャーさんに拾ってもらってからずっとだ。
「太陽の剣」はこの迷宮都市のトップチームで、実力だけなら50人近いそのメンバーの中でもCランク冒険者である俺はそれなりに上にいると自負している。
そして俺は今日、グリンジャーさんに呼ばれ他のメンバーと共に拠点であるパーティハウスにいた。
「魔物の大量発生、ですか?」
「そうです。先日35階層でAランクモンスターサイクロプスが発生したようでしてね。それ自体は討伐されたらしいのですが、その影響か35層を中心に魔物が大量発生、しかも集団暴走一歩手前だとか」
「それ、かなりの大問題じゃないですか!」
「えぇ、なのでギルドからDランク以上のパーティに向けて緊急依頼が発令されました。そして我々『太陽の剣』がその陣頭指揮を執って欲しいとのことです。」
ここディアラには迷宮が存在する。そこには魔物が跋扈していて、下の階に降りる程強い魔物達が生息している。
35階層はその中でも下層と呼ばれる階層であり、ほぼ未開の階層"深層"を除けば最も下の階層区分に分類される。
当然そこに生息する魔物も強く、DランクやCランクと言った中堅が1体1で苦戦する魔物が多い。中にはCランク上位でも苦戦するような魔物もいるほどだ。
そんな下層で魔物が大量発生となれば超がつくほど一大事だ、更にスタンピードとなれば下層の魔物達が階層を無視して暴れ回る。甚大な被害が出ることは明らかだろう。
「今回は状況が状況ですので、この場にいる下層で単独戦力が十分なメンバー全員で向かいます。本日2時にギルドの第1会議室で依頼の説明と作戦会議を行いますので頭に入れておいてください」
「「「はい!」」」
メンバー達の返事を聞いたグリンジャーさんはそのままパーティハウスを後にした。
テンションが上がるのを感じる。Dランクパーティ以上、つまり実力者のみの依頼。しかウチのトップメンバー達と一緒でのだ。俺はワクワクを抑えるように会議に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なんでFランク冒険者なんて雑魚がこの場にいるんだ!」
俺は声を上げて立ち上がった。
俺は視線を1人の男に向けている。名前は確かリュートとか言っていた。
今回の依頼は下層での魔物の群れの討伐で一応Dランクパーティ以上のみが参加できるとはなっているが、実質難易度から考えて実力者でなければ参加できない。
事実ここにいる他のメンバーは実力あるDランクが数人いるくらいで残りはみんなC以上だ。
Fランク冒険者なんていう雑魚にこの依頼を受ける資格なんてない。あっていいはずがない。
俺は内より湧き出る情に任せ更に続ける。
「ここに来れるのはDランク冒険者以上だ、お前みたいな場違いはさっさと出てい……っ!」
しかし俺は最後まで言葉を言い切ることができなかった。遮るようにとんでもない圧力が放たれる。まるで首筋に刃物が突きつけられているかのように死を感じる。
何事かと考えるすぐに答えにたどり着く。そして怒りがこみ上げる。
圧力の正体は目の前のリュートとかいう男のさっきであり、俺は Fランク冒険者の殺気に怯んだのだ。
ふざけんじゃねぇ
俺は怒りのままに目の前の男に怒鳴りつけようとする。だがそれはやはり不発に終わる。
「ステイン」
低い声と共に広がる冷たい圧。リュートの殺気に勝るとも劣らないそれは俺の真横から出されている。
俺のリーダーであるグリンジャーさんが怒りの顔を露わにしてこちらにむいていた。俺は何とか抗弁しようとするが、黙らされる。
恩人であり普段温和なグリンジャーさんに窘められたことで俺の気分は酷く落ち込んだ。そしてリュートという男への不満が残ったまま会議は終わった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気に食わない。
リュートとかいうやつは結局あのまま作戦に参加した。しかもグリンジャーさんが彼に付き添う形になったのだ。それだけでも不満なのに、あいつはグリンジャーさんの力で真っ先に拠点予定地についてやがった。
しかもそれをさも同然のような態度でいる。
更に、このあとの作戦では参加者の中でも精鋭で構成される下層側から追い立てる側に参加することになったのだ。身の程を知らねぇやつが、覚えてろよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして俺たち下層組は魔物の群れの中を突っ切り、38階層まで到着した。そこはここまでの階層と違いいつも通りの魔物の数であった。
周囲を確認したグリンジャーさんは下層組の他の冒険者パーティ達を集める。
「群れを抜けたみたいですね。では、我々もここから魔物達を上へ追い立てる作業に入りましょうか」
「……グリンジャーさん」
これから上へ登ろうと言う時になってリュートのやつがグリンジャーさんに声をかけてきた。これまで殆ど口出ししてこなかったこいつが突然深刻な顔で話し始めたことに不信を覚える。
そしてリュートのやつは、これがただの大量発生ではないとか言い出した。奇妙な点があるからと。加えて、聞いたこともないような魔物の名前を出して、今回のはそいつの仕業だとか言い出した。
しかもなんと、リュートのやつはこの場に及んで作戦の変更を提言してきやがった。聞いたこともないような魔物を倒すために人員を出せと。
俺は遂にブチ切れた。
「ふざけんじゃねぇぞ!!」
完全に調子に乗っているリュートに俺は怒気をぶつける。あいつもまた俺に向かって殺気を飛ばしてきた。
上等だ。お前がその気ならやってやるよ。FランクとCランクの壁ってのを見せてやる。
「ちょっと、黙っててくれないかな」
「あん!?……っ」
そして、剣の柄に手をかけた俺を見て、リュートのやつは俺をみてため息を吐きやがった。許さねぇ。ケンカを売ったこと後悔させてやる。
俺は剣を抜いた。だが、次の瞬間
リュートの姿が消えた。
そして腹部に衝撃。蹴られたと気づいたのは吹き飛ばされ壁に激突してからだった。
そして更にリュートはいつの間にか手に持っていたものをこちらに飛ばし、それが俺の首筋に刺さる。それは真っ白な短剣である。その短剣は俺の首の薄皮を1枚切っていた。
「ひ……ぃっ」
俺は情けない声を漏らす。
俺が殺されかけたのをみてグリンジャーさんが俺の前に立ち庇う。俺はそれをぼんやりと認識していた。やがて落ち着いたのか2人の雰囲気は穏便に戻り、リュートのやつは再びグリンジャーさんと話し始める。俺は一瞬で殺されかけたという事実に未だ呆然としていた。そして我を取り戻すと共に察した。
こいつは俺よりも遥かに強い
落ち着いた俺は再び2人の話に聞き耳を立てる。どうやらリュートの案が通ったらしい。二正面作戦のように両方に同時に対処する方針のようだ。
俺はチャンスだと思った。
「俺も行かせてくれ!!」
ついて行かねばならない。なんとなくそんな気がしたのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして"主"とやらの討伐メンバーに動向した俺は、そこでとんでもないものを見る。巨大な異形の魔物「アルラウネ」。その存在感に俺は圧倒された。
勝てない。そう悟ってしまえる程の力量差。目の前の脅威に足も震える。
だがそんな中でグリンジャーさんとリュートはアルラウネに戦いを挑んだ。俺たちはアルラウネにつられて現れた通路の魔物をなんとかするので精一杯であり、あの化け物相手に実質2人である。
そこから先の戦いは凄まじいの一言だった。俺は魔物達の密度が下がった時にチラチラと視線を向けただけであったが、それでも十分わかる。
行われる高速戦闘、俺では目で追うのがやっとのような速度での高度な動きと技術。単純な力量で化け物のようなアルラウネを圧倒している。
更に途中からアルラウネの姿が変わり、更に苛烈になってもそれは変わらなかった。
そして最後、グリンジャーさんとリュートの連携によって繰り出された一撃がアルラウネを切り裂いた。
目の前の魔物達の処理をしながら見ていた俺は思わず呟いた。
「すげぇ……」
それは本心から出た言葉で、もうリュートに対する不満や格下に見るような気持ちは無くなっていた。
あったのは遥か高みにいる存在に対する羨望であった。
3
お気に入りに追加
1,331
あなたにおすすめの小説

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。

伯爵家の三男は冒険者を目指す!
おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました!
佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。
彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった...
(...伶奈、ごめん...)
異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。
初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。
誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。
1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。

前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる