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第2章 迷宮都市と主の脅威
開花する支配者
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(ボスの変異って定番ですよね~!10万文字突破です!感想やお気に入りが来るとモチベーション上がりますのでどしどし!←)
身体強化・Ⅲを使用した隆人はスキル「瞬歩」を駆使するグリンジャーのサポートを受けながら、アルラウネの攻撃を捌き深く一撃を入れることに成功する。それは致命傷に見え、戦闘終了かと思った一同であった。しかしアルラウネは倒れず、それどころか叫び声を上げ、その身は更に膨張する。
口は肥大し人型の頭部のうち大部分を占めるようになり、花弁は分厚く、蔦は本数が減ったもののその分何倍にも太くなっている。
(パック○フラワーみたいだね……)
そんなどうでもいい事を考えていると、近くにグリンジャーが寄り、問いを投げかける。
「リュートくん、これは?」
「わからない。俺もこんな変化なんて初めて見たよ」
肥大化したアルラウネを下から見上げるようにしていた隆人が、グリンジャーからの問いに戸惑いを漏らす。
迷宮内で生活していた数年の中で、この魔物とも何度か戦ったことのある隆人であるが、このような形態変化は初めて見る姿である。
そもそも、本来アルラウネという魔物はもっと深い層に発生する魔物であり、大概は成長しきる前に他の魔物に倒されるか、成長したとしても動けないが故に自らが誘引した魔物の群れに飲み込まれるのが普通である。
それが下層で生まれ成長しあまつさえ変異したという個体は未知である。
また、内包している力に関しても、先程とは比較にならないほど高まっている。更に、アルラウネの変化はそれだけではなかった。
「リュート様っ!」
突然、後方で通路からやってくる魔物の対処をしていたティナから叫びにも似た声が聞こえる。
「どうしたんだい、ティナ」
「リュート様、あちらに!」
ティナの切羽詰まった声をうけ視線をティナの見ている壁の一角に向けると、そこには蕾が存在した。アルラウネの変異と共にこの開けた空間の壁に張り巡らされた蔓。そこから人間大の蕾が生えている。
そしてその蕾が開き、中から
「ギシァァァァ」
「えっ!?」
魔物が這い出してきた。
"迷宮の主"アルラウネ、この特異な魔物は迷宮の地に根付き力を蓄える。そしてその力が高まった時、主として迷宮の支配者たる力の一端を得るまでに至る。
すなわち「魔物の創造」である。とは言え何でも自由に生み出せるわけではないが、迷宮の機能の1部を行使できると言うことは事実である。
みると、蕾は1つではなく、フィールドの至るところに生えてきている。そしてその1つ1つが開き、中からどんどんと魔物が現れる。
現れた魔物達はアルラウネや他の魔物に構うことなく隆人達に迫ってくる。
「これは……普通の魔物とは違うみたいですね」
「アルラウネの尖兵ってとこかな」
前線にいる2人、グリンジャーと隆人が苦い表情を浮かべる。現在ティナとステインは未だ絶えることない通路からの敵にかかりきりであり、ロイドはその守護。とても蕾から出た魔物の対処までする余裕はない。
今までギリギリの人員で戦闘を行っていた為に他に割く余力がないのだ。
「これは厳しいですね、人手が足りていません」
「……仕方ない、か」
状況を把握し戦力差を理解した上で厳しい表情を深めるグリンジャー、その横で隆人は少し思案したのち何か決心したように頷く。
そのこの場に似合わぬ表情に疑問を感じたグリンジャーが隆人に問いかける。
「どうしました?リュートくん」
「グリンジャーさん。グリンジャーさんは蕾から出た魔物の対処に向かって欲しい、数は多いけどグリンジャーさんなら上手く捌いてくれるよね」
「え、えぇ。周囲の魔物くらいなら見たところ強さもそこまで高くないですし問題はありませんが……それではアルラウネは?」
「アルラウネは俺1人で受け持つよ」
その隆人の言葉にグリンジャーは驚愕を浮かべる。肥大化し明らかに強化されたアルラウネ、その強さは先程まで2人がかりで戦っていた時の力を遥かに上回る。それを隆人が1人でやると言うのだから当然だろう。
「……正気ですか?」
「もちろん。正気だし本気だよ」
「自暴自棄、というわけではないようですね。わかりました。僕も蕾を一掃したら向かいますので」
「うん、そっちは任せるよ」
その言葉に送られるようにグリンジャーが飛び出す。彼はその手に持った大剣を己が腕力とスキルを使い振り回し、蕾から現れた魔物をその蕾ごと瞬く間に切り捨てていく。
「あっちは大丈夫そうだね。ティナの方は……」
「『燃え盛る炎よ、ここに集い紅き矢を成せ。我は射手。紅き矢は我が意の元に敵を穿ち、燃やし尽くす』〈炎熱の矢〉」
そう言ってチラリと後ろを振り向く。そこではティナが通路から溢れてくる魔物に向かって炎の魔法で形作った矢を雨のように振らせていた。
前衛で立ち回るステインとロイドを避けながらの魔法射撃にティナの技量の高さが伺える。
「あっつ!!」
「当たった訳ではないんじゃから我慢せぃ、これのおかげでなんとか戦線を保っとるんだからのぅ」
ティナの魔法で的確に魔物の塊を焼き払い、残った魔物をステインとロイドが倒していく。更にロイドは本来の役目であるステインとティナを守るというのも忘れておらず、戦闘の最中も常にアルラウネの方にも注意を払っていた。
「あっちも大丈夫そうだね。じゃあ俺も」
しっかりと連携も取れているし、余力も残っている。3人共連戦で少し疲労が見え始めているが、まだしばらくは問題ないだろう。
そう判断した隆人は再びアルラウネの方に体を向けようとしたところで
ヴゥーーーーー
「っ!」
隆人の脳に響くアラート音。背後から高威力の攻撃の警報、その音に従いすぐにその場から上に退避する。
ズガンッッ
隆人が瞬間前までいた場所に緑色の物体が突っ込んでくる。それはアルラウネの蔦であった。
「ここまで攻撃してくるのか……。それにしても危機感知のアラート、久々に聞いたね」
先程まではある程度離れていた時はこちらから攻撃しない限りアルラウネも攻撃をしてこなかった。しかし、変異した今ではその範囲も広がっているのか無くなっているのだろう。
そしてその蔦による攻撃は蔦が太くなり速さも威力も変異前とは段違いであり、これを不意打ちで食らっていたら、いくら隆人でも死なないまでもかなりのダメージを負っていた可能性が高い。
そう感じるほどの威力であった。
更に、アルラウネは空中に逃げた隆人を逃すまいと、追撃を加える。
肥大した口が更に膨らんだと思うと、そこから種を吐き飛ばしてくる。
「爆裂の種7つに拘束の種が6つと強酸の種が2か、大盤振る舞いだね」
自分に向かって飛んできている種の数と種類を冷静に分析する。
「とりあえず触れたら溶けるアシッドは先に処理しないとね。〈ウインドカッター〉」
強酸の種はその名の通り、衝撃を加えると中から強酸液が飛び散り受け手や装備を溶かしてしまう種である。隆人はそれを詠唱を破棄し魔法名だけで唱えた魔法で迎撃する。
詠唱を破棄した為威力は低いが、それでも紡がれた風の刃は強酸の種を含むいくつかの種に当たり、中から出た強酸液は地面に吸われていった。
「ふっ!」
そして残った種を両手に持った武器で素早く切り裂いていく。それによって爆発や粘液による拘束が起こるが、それを隆人は天躯を使いそれ以上の速さで空中を移動することによって振り切る。
そして一瞬のうちに飛んできた種を全て落として床に着地した。
「それにしても、最近はまともな戦闘がなかったとはいえ、随分となまったね……。こんな相手に手こずるなんて」
地面に降りた隆人は悔しそうな顔を浮かべながらその場で立ち止まる。
当然アルラウネも攻撃を加えるが、そのことごとくがかわされるか、対処される。
「でも、まぁリハビリにはちょうど良いかな。秘密をいくつかバラさなきゃ行けなくなったのはちょっと不安だけど」
そう、さっき使った天躯もそうだが、隆人は今回基本的にスキルの殆どを隠しておくつもりだった。
しかし結果的にいくつか使わなくてはいけなくなった。それが隆人にとって不満の理由である。
そしてそんな呟きを漏らしながら、隆人の集中力はどんどん高まっていく。
「まぁ、反省は後だね。早いとこアルラウネを仕留めちゃおうか……」
そう言って、隆人は再び地を蹴った。
身体強化・Ⅲを使用した隆人はスキル「瞬歩」を駆使するグリンジャーのサポートを受けながら、アルラウネの攻撃を捌き深く一撃を入れることに成功する。それは致命傷に見え、戦闘終了かと思った一同であった。しかしアルラウネは倒れず、それどころか叫び声を上げ、その身は更に膨張する。
口は肥大し人型の頭部のうち大部分を占めるようになり、花弁は分厚く、蔦は本数が減ったもののその分何倍にも太くなっている。
(パック○フラワーみたいだね……)
そんなどうでもいい事を考えていると、近くにグリンジャーが寄り、問いを投げかける。
「リュートくん、これは?」
「わからない。俺もこんな変化なんて初めて見たよ」
肥大化したアルラウネを下から見上げるようにしていた隆人が、グリンジャーからの問いに戸惑いを漏らす。
迷宮内で生活していた数年の中で、この魔物とも何度か戦ったことのある隆人であるが、このような形態変化は初めて見る姿である。
そもそも、本来アルラウネという魔物はもっと深い層に発生する魔物であり、大概は成長しきる前に他の魔物に倒されるか、成長したとしても動けないが故に自らが誘引した魔物の群れに飲み込まれるのが普通である。
それが下層で生まれ成長しあまつさえ変異したという個体は未知である。
また、内包している力に関しても、先程とは比較にならないほど高まっている。更に、アルラウネの変化はそれだけではなかった。
「リュート様っ!」
突然、後方で通路からやってくる魔物の対処をしていたティナから叫びにも似た声が聞こえる。
「どうしたんだい、ティナ」
「リュート様、あちらに!」
ティナの切羽詰まった声をうけ視線をティナの見ている壁の一角に向けると、そこには蕾が存在した。アルラウネの変異と共にこの開けた空間の壁に張り巡らされた蔓。そこから人間大の蕾が生えている。
そしてその蕾が開き、中から
「ギシァァァァ」
「えっ!?」
魔物が這い出してきた。
"迷宮の主"アルラウネ、この特異な魔物は迷宮の地に根付き力を蓄える。そしてその力が高まった時、主として迷宮の支配者たる力の一端を得るまでに至る。
すなわち「魔物の創造」である。とは言え何でも自由に生み出せるわけではないが、迷宮の機能の1部を行使できると言うことは事実である。
みると、蕾は1つではなく、フィールドの至るところに生えてきている。そしてその1つ1つが開き、中からどんどんと魔物が現れる。
現れた魔物達はアルラウネや他の魔物に構うことなく隆人達に迫ってくる。
「これは……普通の魔物とは違うみたいですね」
「アルラウネの尖兵ってとこかな」
前線にいる2人、グリンジャーと隆人が苦い表情を浮かべる。現在ティナとステインは未だ絶えることない通路からの敵にかかりきりであり、ロイドはその守護。とても蕾から出た魔物の対処までする余裕はない。
今までギリギリの人員で戦闘を行っていた為に他に割く余力がないのだ。
「これは厳しいですね、人手が足りていません」
「……仕方ない、か」
状況を把握し戦力差を理解した上で厳しい表情を深めるグリンジャー、その横で隆人は少し思案したのち何か決心したように頷く。
そのこの場に似合わぬ表情に疑問を感じたグリンジャーが隆人に問いかける。
「どうしました?リュートくん」
「グリンジャーさん。グリンジャーさんは蕾から出た魔物の対処に向かって欲しい、数は多いけどグリンジャーさんなら上手く捌いてくれるよね」
「え、えぇ。周囲の魔物くらいなら見たところ強さもそこまで高くないですし問題はありませんが……それではアルラウネは?」
「アルラウネは俺1人で受け持つよ」
その隆人の言葉にグリンジャーは驚愕を浮かべる。肥大化し明らかに強化されたアルラウネ、その強さは先程まで2人がかりで戦っていた時の力を遥かに上回る。それを隆人が1人でやると言うのだから当然だろう。
「……正気ですか?」
「もちろん。正気だし本気だよ」
「自暴自棄、というわけではないようですね。わかりました。僕も蕾を一掃したら向かいますので」
「うん、そっちは任せるよ」
その言葉に送られるようにグリンジャーが飛び出す。彼はその手に持った大剣を己が腕力とスキルを使い振り回し、蕾から現れた魔物をその蕾ごと瞬く間に切り捨てていく。
「あっちは大丈夫そうだね。ティナの方は……」
「『燃え盛る炎よ、ここに集い紅き矢を成せ。我は射手。紅き矢は我が意の元に敵を穿ち、燃やし尽くす』〈炎熱の矢〉」
そう言ってチラリと後ろを振り向く。そこではティナが通路から溢れてくる魔物に向かって炎の魔法で形作った矢を雨のように振らせていた。
前衛で立ち回るステインとロイドを避けながらの魔法射撃にティナの技量の高さが伺える。
「あっつ!!」
「当たった訳ではないんじゃから我慢せぃ、これのおかげでなんとか戦線を保っとるんだからのぅ」
ティナの魔法で的確に魔物の塊を焼き払い、残った魔物をステインとロイドが倒していく。更にロイドは本来の役目であるステインとティナを守るというのも忘れておらず、戦闘の最中も常にアルラウネの方にも注意を払っていた。
「あっちも大丈夫そうだね。じゃあ俺も」
しっかりと連携も取れているし、余力も残っている。3人共連戦で少し疲労が見え始めているが、まだしばらくは問題ないだろう。
そう判断した隆人は再びアルラウネの方に体を向けようとしたところで
ヴゥーーーーー
「っ!」
隆人の脳に響くアラート音。背後から高威力の攻撃の警報、その音に従いすぐにその場から上に退避する。
ズガンッッ
隆人が瞬間前までいた場所に緑色の物体が突っ込んでくる。それはアルラウネの蔦であった。
「ここまで攻撃してくるのか……。それにしても危機感知のアラート、久々に聞いたね」
先程まではある程度離れていた時はこちらから攻撃しない限りアルラウネも攻撃をしてこなかった。しかし、変異した今ではその範囲も広がっているのか無くなっているのだろう。
そしてその蔦による攻撃は蔦が太くなり速さも威力も変異前とは段違いであり、これを不意打ちで食らっていたら、いくら隆人でも死なないまでもかなりのダメージを負っていた可能性が高い。
そう感じるほどの威力であった。
更に、アルラウネは空中に逃げた隆人を逃すまいと、追撃を加える。
肥大した口が更に膨らんだと思うと、そこから種を吐き飛ばしてくる。
「爆裂の種7つに拘束の種が6つと強酸の種が2か、大盤振る舞いだね」
自分に向かって飛んできている種の数と種類を冷静に分析する。
「とりあえず触れたら溶けるアシッドは先に処理しないとね。〈ウインドカッター〉」
強酸の種はその名の通り、衝撃を加えると中から強酸液が飛び散り受け手や装備を溶かしてしまう種である。隆人はそれを詠唱を破棄し魔法名だけで唱えた魔法で迎撃する。
詠唱を破棄した為威力は低いが、それでも紡がれた風の刃は強酸の種を含むいくつかの種に当たり、中から出た強酸液は地面に吸われていった。
「ふっ!」
そして残った種を両手に持った武器で素早く切り裂いていく。それによって爆発や粘液による拘束が起こるが、それを隆人は天躯を使いそれ以上の速さで空中を移動することによって振り切る。
そして一瞬のうちに飛んできた種を全て落として床に着地した。
「それにしても、最近はまともな戦闘がなかったとはいえ、随分となまったね……。こんな相手に手こずるなんて」
地面に降りた隆人は悔しそうな顔を浮かべながらその場で立ち止まる。
当然アルラウネも攻撃を加えるが、そのことごとくがかわされるか、対処される。
「でも、まぁリハビリにはちょうど良いかな。秘密をいくつかバラさなきゃ行けなくなったのはちょっと不安だけど」
そう、さっき使った天躯もそうだが、隆人は今回基本的にスキルの殆どを隠しておくつもりだった。
しかし結果的にいくつか使わなくてはいけなくなった。それが隆人にとって不満の理由である。
そしてそんな呟きを漏らしながら、隆人の集中力はどんどん高まっていく。
「まぁ、反省は後だね。早いとこアルラウネを仕留めちゃおうか……」
そう言って、隆人は再び地を蹴った。
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