28 / 141
第2章 迷宮都市と主の脅威
シンプルに突っ込んで斬る
しおりを挟む
(本格的に戦闘開始です。もう少しで本章も終わりに近づきました。)
グリンジャーの動きを見て触発されたのか気合を入れ直した隆人は、ここまで発動状態であった身体強化を解除し再度発動させる。しかし今度は先程の三倍近いMPを消費している。
「『身体強化・Ⅲ』!」
そしてこれまで以上に濃いオーラが隆人の身体から噴き出した。ユニークスキルである身体強化はより多くのMPを消費することで更にその効果を高めることができる。その効率はお世辞にもいいとは言えないが。更に、一気に身体能力を上げることはその分身体に負荷を強いる。
だが、隆人は長年のレベリングによってMPには余裕があり、基礎身体能力も鍛えている為そのデメリットを克服していた。
今では身体強化を使用した状態での連続戦闘や、高い段階での安定した戦闘が可能になっていた。
そして身体強化・Ⅲ、つまり第三段階は消費するMP量と負荷のバランスを考えた上での最も効率的な身体強化の段階であり、継戦能力を十全に保ったうえでのギリギリのレベルである。
また、効率がわるいといってもそこは隆人であり。身体強化のスキルレベルは10まで上がっており、高いステータスも持っている隆人は身体強化の上昇率が少し増えただけでもその効果は大きい。
隆人/人間族 LV. 274 job なし
HP 1440/1440 MP 596/736 (85)
STR 724(525)
MND 648
VIT 680(493)
AGI 703(510)
「『放出』。さて、準備完了だよ」
身体強化を発動させた隆人はさらに、ストレージから武器を取り出す。それは短剣であり、清流のような薄い水色の刀身をしていた。隆人はそれを左手に取り出し数回手元で回したあと軽く握る。
その水色の短剣は量産タイプである熊爪の短剣とは違い、高い力を持つことが一目でひしひしと伝わってきており、その存在感は過去に黄色のリザードマンから受け継いだショートソードにも劣っていない。これが隆人のもう一つのメインウェポンであった。
本来のメインウェポンを装備し、身体強化のレベルも引き上げる。隆人の本気の入口である。
そして隆人はアルラウネを見据え深呼吸をする。
「すぅ……いくよ」
そしてそのまま疾駆。高まった身体能力を余さず使い、爆発的な加速力で地を蹴り飛び出す。
その速度は先程までの速度を更に置き去りにするほどの凄まじい速度であり、早さに慣れたグリンジャーを除いた3人は隆人の姿を瞬間見失ってしまう。
「キャァァァァァ」
そして隆人はアルラウネまでの距離を一瞬で潰していく隆人はその勢いのまま突っ込んで行く。
だが、アルラウネもそれにしっかりと反応し、蔦を数本ムチのように使い迎撃する。
「はぁっ!」
高速で迫ってくる蔦のムチに対し、隆人はかわすことなく突っ込んで行く。
そして、一番早く隆人に到達したムチを身体強化の発動により高まっている隆人の感覚によって見切り紙一重で回避する。更にもう一本の蔦は短剣でいなし方向をずらすと、隙を突いてその二本の蔦をショートソードで斬る。
大剣により強力な一撃を繰り出したグリンジャーですら傷を付けるにとどまったその硬い蔦を身体強化・Ⅲ状態の隆人のショートソードはいとも簡単に切り裂いた。
「キャァァ!?」
「す、すごい……」
自らの武器であり守りの手段である蔦が簡単に断ち切られ、アルラウネは驚愕のような鳴き声をあげる。ティナ達もその動きに自分の役割を忘れ感嘆の声を上げる。
そして警戒をしたアルラウネは更に多くの蔦を隆人に向ける。
「<氷牙の剣>!!」
対する隆人は落ち着いて蔦の連続攻撃をかわしていく。そして正面に来た一本をショートソードで受け止めると、今度は左手に持っていた水色の短剣をその蔦に向かって突き刺すと、声を張り上げる。
すると、蔦に突き刺さった水色の短剣がより一層輝き、刀身から強い冷気が溢れる。
その冷気は刺さっている蔦に向かい、蔦を瞬く間に凍らせていく。そして氷の連鎖は蔦から繋がっている胴体に向けどんどん向かっていく。
「キャァァァァァ」
自らの蔦がどんどん凍っていくことに脅威を覚えたのか、アルラウネは自らの蔦をほかの蔦を使って千切る。
千切られた蔦は地面に落ちるとパリンという乾いた音と共に粉々に砕け散った。
「ちぇっ、やっぱりそれなりに高い知性は持っているみたいだね。このまま凍ってくれたら楽だったんだけど……」
「『鋭刃』」
そういいながら、先程交わした蔦を切り裂く、すると最後の一本というところでその蔦が別の方向から切られる。
「リュートくん」
「あぁ、グリンジャーさんも来たみたいだね」
「えぇ、ですがやはり私はサポートメインになりそうですね……この高速戦闘に混ざるのは厳しそうです」
そういいながら蔦の一本を切り裂きやってきたグリンジャーは苦笑いする。
先程は傷を付けるに留まっていた大剣の攻撃であるが、スキル「鋭刃」を使用することで今度は綺麗に切り抜いていた。
「うん、それで十分だよ。グリンジャーさんには迎撃してくる蔦の処理を手伝ってほしいかな。俺でもこの全部を対応しながら接敵するのは流石に骨だし」
そう言ってアルラウネを見る隆人、グリンジャーもその視線を追うと、アルラウネが先程を上回る警戒心を込めた赤目でこちらを伺っている。
いくらか切ったはずだがその蔦の本数は減った様子が全くない。
「あの数、しかも発生速度もかなり高い。たしかにあれはやっかいですね……」
「一応、蔦の生成にも力を使うはずだから少しずつ消耗しているはすだけどね、あのサイズまで成長している以上内包する力は相当だろうからね、根気比べは分が悪いかな」
「わかりました。ではそのように」
素早く作戦を決めた2人はグリンジャーが頷いたのを合図に再び突っ込んでいく。
「キャァァァァァアア」
対するアルラウネも更に多くの蔦を振り回して隆人達を捉えようと攻撃を仕掛けてくる。
「いくよ、グリンジャーさん」
「はい。『鋭刃』」
放たれた4本の蔦、そのうちの一本を隆人が先程と同様に交わしながらもう一本を斬撃で切り払う。
更に3本目はグリンジャーが鋭刃を使用し断ち切り、最後の一本は大剣で弾いたところで隆人が纏めて切り捨てた。
ここまでの一瞬、2人は全く足を止めていない。2人の連携によって先程以上の速度で進撃していく。
「はっ!これでどうだ!」
そしてそのまま向かってくる蔦を切りながら突撃し続け、ついにアルラウネのそばまで辿り着く。
そして隆人はショートソードでアルラウネの胴を払おうとする。アルラウネは先程ど同様に体との間に蔦を割り込ませて弾こうとするが、それを先程見ていた隆人は焦らず短剣を使って逆にその蔦を弾いてずらす。
そして隆人のショートソードは遂にアルラウネの胴体を深々と斜めに切り裂いた。切り裂かれたアルラウネは血のようなものを吹き出しながら仰け反る。
しかしそこで異変が起きる。
「ギャャャャャャャ」
「なに!?」
「一旦引きましょう!」
アルラウネの花弁の部分が脈動したかと思うと、そこから大量の蔦が凄い勢いで溢れるように飛び出す。飛び出た蔦たちは隆人達に向かってくるわけではなく、目的なく飛び回る。
「なんだ、これ……」
気づくと、アルラウネの姿は更に肥大化し、アルラウネのいた空間は辺り一面が大量の蔦に囲まれた鳥かごのようになっていた。
グリンジャーの動きを見て触発されたのか気合を入れ直した隆人は、ここまで発動状態であった身体強化を解除し再度発動させる。しかし今度は先程の三倍近いMPを消費している。
「『身体強化・Ⅲ』!」
そしてこれまで以上に濃いオーラが隆人の身体から噴き出した。ユニークスキルである身体強化はより多くのMPを消費することで更にその効果を高めることができる。その効率はお世辞にもいいとは言えないが。更に、一気に身体能力を上げることはその分身体に負荷を強いる。
だが、隆人は長年のレベリングによってMPには余裕があり、基礎身体能力も鍛えている為そのデメリットを克服していた。
今では身体強化を使用した状態での連続戦闘や、高い段階での安定した戦闘が可能になっていた。
そして身体強化・Ⅲ、つまり第三段階は消費するMP量と負荷のバランスを考えた上での最も効率的な身体強化の段階であり、継戦能力を十全に保ったうえでのギリギリのレベルである。
また、効率がわるいといってもそこは隆人であり。身体強化のスキルレベルは10まで上がっており、高いステータスも持っている隆人は身体強化の上昇率が少し増えただけでもその効果は大きい。
隆人/人間族 LV. 274 job なし
HP 1440/1440 MP 596/736 (85)
STR 724(525)
MND 648
VIT 680(493)
AGI 703(510)
「『放出』。さて、準備完了だよ」
身体強化を発動させた隆人はさらに、ストレージから武器を取り出す。それは短剣であり、清流のような薄い水色の刀身をしていた。隆人はそれを左手に取り出し数回手元で回したあと軽く握る。
その水色の短剣は量産タイプである熊爪の短剣とは違い、高い力を持つことが一目でひしひしと伝わってきており、その存在感は過去に黄色のリザードマンから受け継いだショートソードにも劣っていない。これが隆人のもう一つのメインウェポンであった。
本来のメインウェポンを装備し、身体強化のレベルも引き上げる。隆人の本気の入口である。
そして隆人はアルラウネを見据え深呼吸をする。
「すぅ……いくよ」
そしてそのまま疾駆。高まった身体能力を余さず使い、爆発的な加速力で地を蹴り飛び出す。
その速度は先程までの速度を更に置き去りにするほどの凄まじい速度であり、早さに慣れたグリンジャーを除いた3人は隆人の姿を瞬間見失ってしまう。
「キャァァァァァ」
そして隆人はアルラウネまでの距離を一瞬で潰していく隆人はその勢いのまま突っ込んで行く。
だが、アルラウネもそれにしっかりと反応し、蔦を数本ムチのように使い迎撃する。
「はぁっ!」
高速で迫ってくる蔦のムチに対し、隆人はかわすことなく突っ込んで行く。
そして、一番早く隆人に到達したムチを身体強化の発動により高まっている隆人の感覚によって見切り紙一重で回避する。更にもう一本の蔦は短剣でいなし方向をずらすと、隙を突いてその二本の蔦をショートソードで斬る。
大剣により強力な一撃を繰り出したグリンジャーですら傷を付けるにとどまったその硬い蔦を身体強化・Ⅲ状態の隆人のショートソードはいとも簡単に切り裂いた。
「キャァァ!?」
「す、すごい……」
自らの武器であり守りの手段である蔦が簡単に断ち切られ、アルラウネは驚愕のような鳴き声をあげる。ティナ達もその動きに自分の役割を忘れ感嘆の声を上げる。
そして警戒をしたアルラウネは更に多くの蔦を隆人に向ける。
「<氷牙の剣>!!」
対する隆人は落ち着いて蔦の連続攻撃をかわしていく。そして正面に来た一本をショートソードで受け止めると、今度は左手に持っていた水色の短剣をその蔦に向かって突き刺すと、声を張り上げる。
すると、蔦に突き刺さった水色の短剣がより一層輝き、刀身から強い冷気が溢れる。
その冷気は刺さっている蔦に向かい、蔦を瞬く間に凍らせていく。そして氷の連鎖は蔦から繋がっている胴体に向けどんどん向かっていく。
「キャァァァァァ」
自らの蔦がどんどん凍っていくことに脅威を覚えたのか、アルラウネは自らの蔦をほかの蔦を使って千切る。
千切られた蔦は地面に落ちるとパリンという乾いた音と共に粉々に砕け散った。
「ちぇっ、やっぱりそれなりに高い知性は持っているみたいだね。このまま凍ってくれたら楽だったんだけど……」
「『鋭刃』」
そういいながら、先程交わした蔦を切り裂く、すると最後の一本というところでその蔦が別の方向から切られる。
「リュートくん」
「あぁ、グリンジャーさんも来たみたいだね」
「えぇ、ですがやはり私はサポートメインになりそうですね……この高速戦闘に混ざるのは厳しそうです」
そういいながら蔦の一本を切り裂きやってきたグリンジャーは苦笑いする。
先程は傷を付けるに留まっていた大剣の攻撃であるが、スキル「鋭刃」を使用することで今度は綺麗に切り抜いていた。
「うん、それで十分だよ。グリンジャーさんには迎撃してくる蔦の処理を手伝ってほしいかな。俺でもこの全部を対応しながら接敵するのは流石に骨だし」
そう言ってアルラウネを見る隆人、グリンジャーもその視線を追うと、アルラウネが先程を上回る警戒心を込めた赤目でこちらを伺っている。
いくらか切ったはずだがその蔦の本数は減った様子が全くない。
「あの数、しかも発生速度もかなり高い。たしかにあれはやっかいですね……」
「一応、蔦の生成にも力を使うはずだから少しずつ消耗しているはすだけどね、あのサイズまで成長している以上内包する力は相当だろうからね、根気比べは分が悪いかな」
「わかりました。ではそのように」
素早く作戦を決めた2人はグリンジャーが頷いたのを合図に再び突っ込んでいく。
「キャァァァァァアア」
対するアルラウネも更に多くの蔦を振り回して隆人達を捉えようと攻撃を仕掛けてくる。
「いくよ、グリンジャーさん」
「はい。『鋭刃』」
放たれた4本の蔦、そのうちの一本を隆人が先程と同様に交わしながらもう一本を斬撃で切り払う。
更に3本目はグリンジャーが鋭刃を使用し断ち切り、最後の一本は大剣で弾いたところで隆人が纏めて切り捨てた。
ここまでの一瞬、2人は全く足を止めていない。2人の連携によって先程以上の速度で進撃していく。
「はっ!これでどうだ!」
そしてそのまま向かってくる蔦を切りながら突撃し続け、ついにアルラウネのそばまで辿り着く。
そして隆人はショートソードでアルラウネの胴を払おうとする。アルラウネは先程ど同様に体との間に蔦を割り込ませて弾こうとするが、それを先程見ていた隆人は焦らず短剣を使って逆にその蔦を弾いてずらす。
そして隆人のショートソードは遂にアルラウネの胴体を深々と斜めに切り裂いた。切り裂かれたアルラウネは血のようなものを吹き出しながら仰け反る。
しかしそこで異変が起きる。
「ギャャャャャャャ」
「なに!?」
「一旦引きましょう!」
アルラウネの花弁の部分が脈動したかと思うと、そこから大量の蔦が凄い勢いで溢れるように飛び出す。飛び出た蔦たちは隆人達に向かってくるわけではなく、目的なく飛び回る。
「なんだ、これ……」
気づくと、アルラウネの姿は更に肥大化し、アルラウネのいた空間は辺り一面が大量の蔦に囲まれた鳥かごのようになっていた。
3
お気に入りに追加
1,331
あなたにおすすめの小説

半神の守護者
ぴっさま
ファンタジー
ロッドは何の力も無い少年だったが、異世界の創造神の血縁者だった。
超能力を手に入れたロッドは前世のペット、忠実な従者をお供に世界の守護者として邪神に立ち向かう。
〜概要〜
臨時パーティーにオークの群れの中に取り残されたロッドは、不思議な生き物に助けられこの世界の神と出会う。
実は神の遠い血縁者でこの世界の守護を頼まれたロッドは承諾し、通常では得られない超能力を得る。
そして魂の絆で結ばれたユニークモンスターのペット、従者のホムンクルスの少女を供にした旅が始まる。
■注記
本作品のメインはファンタジー世界においての超能力の行使になります。
他サイトにも投稿中
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています

異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる