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第2章 迷宮都市と主の脅威
シンプルに突っ込んで斬る
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(本格的に戦闘開始です。もう少しで本章も終わりに近づきました。)
グリンジャーの動きを見て触発されたのか気合を入れ直した隆人は、ここまで発動状態であった身体強化を解除し再度発動させる。しかし今度は先程の三倍近いMPを消費している。
「『身体強化・Ⅲ』!」
そしてこれまで以上に濃いオーラが隆人の身体から噴き出した。ユニークスキルである身体強化はより多くのMPを消費することで更にその効果を高めることができる。その効率はお世辞にもいいとは言えないが。更に、一気に身体能力を上げることはその分身体に負荷を強いる。
だが、隆人は長年のレベリングによってMPには余裕があり、基礎身体能力も鍛えている為そのデメリットを克服していた。
今では身体強化を使用した状態での連続戦闘や、高い段階での安定した戦闘が可能になっていた。
そして身体強化・Ⅲ、つまり第三段階は消費するMP量と負荷のバランスを考えた上での最も効率的な身体強化の段階であり、継戦能力を十全に保ったうえでのギリギリのレベルである。
また、効率がわるいといってもそこは隆人であり。身体強化のスキルレベルは10まで上がっており、高いステータスも持っている隆人は身体強化の上昇率が少し増えただけでもその効果は大きい。
隆人/人間族 LV. 274 job なし
HP 1440/1440 MP 596/736 (85)
STR 724(525)
MND 648
VIT 680(493)
AGI 703(510)
「『放出』。さて、準備完了だよ」
身体強化を発動させた隆人はさらに、ストレージから武器を取り出す。それは短剣であり、清流のような薄い水色の刀身をしていた。隆人はそれを左手に取り出し数回手元で回したあと軽く握る。
その水色の短剣は量産タイプである熊爪の短剣とは違い、高い力を持つことが一目でひしひしと伝わってきており、その存在感は過去に黄色のリザードマンから受け継いだショートソードにも劣っていない。これが隆人のもう一つのメインウェポンであった。
本来のメインウェポンを装備し、身体強化のレベルも引き上げる。隆人の本気の入口である。
そして隆人はアルラウネを見据え深呼吸をする。
「すぅ……いくよ」
そしてそのまま疾駆。高まった身体能力を余さず使い、爆発的な加速力で地を蹴り飛び出す。
その速度は先程までの速度を更に置き去りにするほどの凄まじい速度であり、早さに慣れたグリンジャーを除いた3人は隆人の姿を瞬間見失ってしまう。
「キャァァァァァ」
そして隆人はアルラウネまでの距離を一瞬で潰していく隆人はその勢いのまま突っ込んで行く。
だが、アルラウネもそれにしっかりと反応し、蔦を数本ムチのように使い迎撃する。
「はぁっ!」
高速で迫ってくる蔦のムチに対し、隆人はかわすことなく突っ込んで行く。
そして、一番早く隆人に到達したムチを身体強化の発動により高まっている隆人の感覚によって見切り紙一重で回避する。更にもう一本の蔦は短剣でいなし方向をずらすと、隙を突いてその二本の蔦をショートソードで斬る。
大剣により強力な一撃を繰り出したグリンジャーですら傷を付けるにとどまったその硬い蔦を身体強化・Ⅲ状態の隆人のショートソードはいとも簡単に切り裂いた。
「キャァァ!?」
「す、すごい……」
自らの武器であり守りの手段である蔦が簡単に断ち切られ、アルラウネは驚愕のような鳴き声をあげる。ティナ達もその動きに自分の役割を忘れ感嘆の声を上げる。
そして警戒をしたアルラウネは更に多くの蔦を隆人に向ける。
「<氷牙の剣>!!」
対する隆人は落ち着いて蔦の連続攻撃をかわしていく。そして正面に来た一本をショートソードで受け止めると、今度は左手に持っていた水色の短剣をその蔦に向かって突き刺すと、声を張り上げる。
すると、蔦に突き刺さった水色の短剣がより一層輝き、刀身から強い冷気が溢れる。
その冷気は刺さっている蔦に向かい、蔦を瞬く間に凍らせていく。そして氷の連鎖は蔦から繋がっている胴体に向けどんどん向かっていく。
「キャァァァァァ」
自らの蔦がどんどん凍っていくことに脅威を覚えたのか、アルラウネは自らの蔦をほかの蔦を使って千切る。
千切られた蔦は地面に落ちるとパリンという乾いた音と共に粉々に砕け散った。
「ちぇっ、やっぱりそれなりに高い知性は持っているみたいだね。このまま凍ってくれたら楽だったんだけど……」
「『鋭刃』」
そういいながら、先程交わした蔦を切り裂く、すると最後の一本というところでその蔦が別の方向から切られる。
「リュートくん」
「あぁ、グリンジャーさんも来たみたいだね」
「えぇ、ですがやはり私はサポートメインになりそうですね……この高速戦闘に混ざるのは厳しそうです」
そういいながら蔦の一本を切り裂きやってきたグリンジャーは苦笑いする。
先程は傷を付けるに留まっていた大剣の攻撃であるが、スキル「鋭刃」を使用することで今度は綺麗に切り抜いていた。
「うん、それで十分だよ。グリンジャーさんには迎撃してくる蔦の処理を手伝ってほしいかな。俺でもこの全部を対応しながら接敵するのは流石に骨だし」
そう言ってアルラウネを見る隆人、グリンジャーもその視線を追うと、アルラウネが先程を上回る警戒心を込めた赤目でこちらを伺っている。
いくらか切ったはずだがその蔦の本数は減った様子が全くない。
「あの数、しかも発生速度もかなり高い。たしかにあれはやっかいですね……」
「一応、蔦の生成にも力を使うはずだから少しずつ消耗しているはすだけどね、あのサイズまで成長している以上内包する力は相当だろうからね、根気比べは分が悪いかな」
「わかりました。ではそのように」
素早く作戦を決めた2人はグリンジャーが頷いたのを合図に再び突っ込んでいく。
「キャァァァァァアア」
対するアルラウネも更に多くの蔦を振り回して隆人達を捉えようと攻撃を仕掛けてくる。
「いくよ、グリンジャーさん」
「はい。『鋭刃』」
放たれた4本の蔦、そのうちの一本を隆人が先程と同様に交わしながらもう一本を斬撃で切り払う。
更に3本目はグリンジャーが鋭刃を使用し断ち切り、最後の一本は大剣で弾いたところで隆人が纏めて切り捨てた。
ここまでの一瞬、2人は全く足を止めていない。2人の連携によって先程以上の速度で進撃していく。
「はっ!これでどうだ!」
そしてそのまま向かってくる蔦を切りながら突撃し続け、ついにアルラウネのそばまで辿り着く。
そして隆人はショートソードでアルラウネの胴を払おうとする。アルラウネは先程ど同様に体との間に蔦を割り込ませて弾こうとするが、それを先程見ていた隆人は焦らず短剣を使って逆にその蔦を弾いてずらす。
そして隆人のショートソードは遂にアルラウネの胴体を深々と斜めに切り裂いた。切り裂かれたアルラウネは血のようなものを吹き出しながら仰け反る。
しかしそこで異変が起きる。
「ギャャャャャャャ」
「なに!?」
「一旦引きましょう!」
アルラウネの花弁の部分が脈動したかと思うと、そこから大量の蔦が凄い勢いで溢れるように飛び出す。飛び出た蔦たちは隆人達に向かってくるわけではなく、目的なく飛び回る。
「なんだ、これ……」
気づくと、アルラウネの姿は更に肥大化し、アルラウネのいた空間は辺り一面が大量の蔦に囲まれた鳥かごのようになっていた。
グリンジャーの動きを見て触発されたのか気合を入れ直した隆人は、ここまで発動状態であった身体強化を解除し再度発動させる。しかし今度は先程の三倍近いMPを消費している。
「『身体強化・Ⅲ』!」
そしてこれまで以上に濃いオーラが隆人の身体から噴き出した。ユニークスキルである身体強化はより多くのMPを消費することで更にその効果を高めることができる。その効率はお世辞にもいいとは言えないが。更に、一気に身体能力を上げることはその分身体に負荷を強いる。
だが、隆人は長年のレベリングによってMPには余裕があり、基礎身体能力も鍛えている為そのデメリットを克服していた。
今では身体強化を使用した状態での連続戦闘や、高い段階での安定した戦闘が可能になっていた。
そして身体強化・Ⅲ、つまり第三段階は消費するMP量と負荷のバランスを考えた上での最も効率的な身体強化の段階であり、継戦能力を十全に保ったうえでのギリギリのレベルである。
また、効率がわるいといってもそこは隆人であり。身体強化のスキルレベルは10まで上がっており、高いステータスも持っている隆人は身体強化の上昇率が少し増えただけでもその効果は大きい。
隆人/人間族 LV. 274 job なし
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STR 724(525)
MND 648
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「『放出』。さて、準備完了だよ」
身体強化を発動させた隆人はさらに、ストレージから武器を取り出す。それは短剣であり、清流のような薄い水色の刀身をしていた。隆人はそれを左手に取り出し数回手元で回したあと軽く握る。
その水色の短剣は量産タイプである熊爪の短剣とは違い、高い力を持つことが一目でひしひしと伝わってきており、その存在感は過去に黄色のリザードマンから受け継いだショートソードにも劣っていない。これが隆人のもう一つのメインウェポンであった。
本来のメインウェポンを装備し、身体強化のレベルも引き上げる。隆人の本気の入口である。
そして隆人はアルラウネを見据え深呼吸をする。
「すぅ……いくよ」
そしてそのまま疾駆。高まった身体能力を余さず使い、爆発的な加速力で地を蹴り飛び出す。
その速度は先程までの速度を更に置き去りにするほどの凄まじい速度であり、早さに慣れたグリンジャーを除いた3人は隆人の姿を瞬間見失ってしまう。
「キャァァァァァ」
そして隆人はアルラウネまでの距離を一瞬で潰していく隆人はその勢いのまま突っ込んで行く。
だが、アルラウネもそれにしっかりと反応し、蔦を数本ムチのように使い迎撃する。
「はぁっ!」
高速で迫ってくる蔦のムチに対し、隆人はかわすことなく突っ込んで行く。
そして、一番早く隆人に到達したムチを身体強化の発動により高まっている隆人の感覚によって見切り紙一重で回避する。更にもう一本の蔦は短剣でいなし方向をずらすと、隙を突いてその二本の蔦をショートソードで斬る。
大剣により強力な一撃を繰り出したグリンジャーですら傷を付けるにとどまったその硬い蔦を身体強化・Ⅲ状態の隆人のショートソードはいとも簡単に切り裂いた。
「キャァァ!?」
「す、すごい……」
自らの武器であり守りの手段である蔦が簡単に断ち切られ、アルラウネは驚愕のような鳴き声をあげる。ティナ達もその動きに自分の役割を忘れ感嘆の声を上げる。
そして警戒をしたアルラウネは更に多くの蔦を隆人に向ける。
「<氷牙の剣>!!」
対する隆人は落ち着いて蔦の連続攻撃をかわしていく。そして正面に来た一本をショートソードで受け止めると、今度は左手に持っていた水色の短剣をその蔦に向かって突き刺すと、声を張り上げる。
すると、蔦に突き刺さった水色の短剣がより一層輝き、刀身から強い冷気が溢れる。
その冷気は刺さっている蔦に向かい、蔦を瞬く間に凍らせていく。そして氷の連鎖は蔦から繋がっている胴体に向けどんどん向かっていく。
「キャァァァァァ」
自らの蔦がどんどん凍っていくことに脅威を覚えたのか、アルラウネは自らの蔦をほかの蔦を使って千切る。
千切られた蔦は地面に落ちるとパリンという乾いた音と共に粉々に砕け散った。
「ちぇっ、やっぱりそれなりに高い知性は持っているみたいだね。このまま凍ってくれたら楽だったんだけど……」
「『鋭刃』」
そういいながら、先程交わした蔦を切り裂く、すると最後の一本というところでその蔦が別の方向から切られる。
「リュートくん」
「あぁ、グリンジャーさんも来たみたいだね」
「えぇ、ですがやはり私はサポートメインになりそうですね……この高速戦闘に混ざるのは厳しそうです」
そういいながら蔦の一本を切り裂きやってきたグリンジャーは苦笑いする。
先程は傷を付けるに留まっていた大剣の攻撃であるが、スキル「鋭刃」を使用することで今度は綺麗に切り抜いていた。
「うん、それで十分だよ。グリンジャーさんには迎撃してくる蔦の処理を手伝ってほしいかな。俺でもこの全部を対応しながら接敵するのは流石に骨だし」
そう言ってアルラウネを見る隆人、グリンジャーもその視線を追うと、アルラウネが先程を上回る警戒心を込めた赤目でこちらを伺っている。
いくらか切ったはずだがその蔦の本数は減った様子が全くない。
「あの数、しかも発生速度もかなり高い。たしかにあれはやっかいですね……」
「一応、蔦の生成にも力を使うはずだから少しずつ消耗しているはすだけどね、あのサイズまで成長している以上内包する力は相当だろうからね、根気比べは分が悪いかな」
「わかりました。ではそのように」
素早く作戦を決めた2人はグリンジャーが頷いたのを合図に再び突っ込んでいく。
「キャァァァァァアア」
対するアルラウネも更に多くの蔦を振り回して隆人達を捉えようと攻撃を仕掛けてくる。
「いくよ、グリンジャーさん」
「はい。『鋭刃』」
放たれた4本の蔦、そのうちの一本を隆人が先程と同様に交わしながらもう一本を斬撃で切り払う。
更に3本目はグリンジャーが鋭刃を使用し断ち切り、最後の一本は大剣で弾いたところで隆人が纏めて切り捨てた。
ここまでの一瞬、2人は全く足を止めていない。2人の連携によって先程以上の速度で進撃していく。
「はっ!これでどうだ!」
そしてそのまま向かってくる蔦を切りながら突撃し続け、ついにアルラウネのそばまで辿り着く。
そして隆人はショートソードでアルラウネの胴を払おうとする。アルラウネは先程ど同様に体との間に蔦を割り込ませて弾こうとするが、それを先程見ていた隆人は焦らず短剣を使って逆にその蔦を弾いてずらす。
そして隆人のショートソードは遂にアルラウネの胴体を深々と斜めに切り裂いた。切り裂かれたアルラウネは血のようなものを吹き出しながら仰け反る。
しかしそこで異変が起きる。
「ギャャャャャャャ」
「なに!?」
「一旦引きましょう!」
アルラウネの花弁の部分が脈動したかと思うと、そこから大量の蔦が凄い勢いで溢れるように飛び出す。飛び出た蔦たちは隆人達に向かってくるわけではなく、目的なく飛び回る。
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