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第2章 迷宮都市と主の脅威
"主"の影
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(書いていて少し展開を変える事にしました、なるべく前後の矛盾がないように気をつけます!)
魔物が大量発生したと言う階層、その入り口ともいえる33階層にたどり着いた一行が見たのは予想を大きく超える魔物達であった。
階段から繋がる大きな空間だけでも視界いっぱいに魔物がおり、そこから伸びる通路にも詰まっていた。
「「「ギシャァ」」」
「はっ『鋭刃』!」
一番近くにいたゴブリンが3匹、こちらに気づき突貫してくる。それを先頭にいた冒険者ーーグリンジャーが、まとめて横薙ぎにする。
同時に発したのはスキル『鋭刃』の発動句であり、その効果は武器を鋭くして、瞬間の攻撃力を増加させるという非常にシンプルなものである。
この世界ではシンプルなスキル程ポピュラーで使い手も多くなるという傾向があるが、この『鋭刃』もそんなスキルの1つであり、使い手の多いスキルである。
だが、その使い手はAランク冒険者である。故にその効果はすさまじく、スキルの効果をまとった大剣は、横薙ぎという力の乗りにくい方向の攻撃にも関わらずゴブリン三体の胴をまとめて上下に分断した。
そしてそれを引き起こした当の本人はその結果に目もくれず振り向き声をあげる。
「作戦通り、ここで人員を二つに分けます。上層担当のパーティはこの回より魔物のせん滅。下層組はこのまま下降、下から魔物の群れを追い立てます。数が予想以上なので……バルハルト、アンジュ、貴方達も上層組に同行してください」
「はい!」
「わかりました」
グリンジャーの指示に『太陽の剣』所属の冒険者が2人上層組に加わる。この2人は若い男女であり、バルハルトと呼ばれた男性は筋骨隆々で斧を背負った戦士で、アンジュと呼ばれたのはメガネをかけた女性でローブを着て魔法使い然とした様子である。先日の会議によれば、バルハルトはBランク、アンジュはCランクだったはすだ。
「これで上層組も問題なく進めるでしょう。では私達も行きましょうか」
その言葉に従い、下層組が進行を再開する。
ちなみに、下層組として残っているのはBランクパーティである『太陽の剣』からグリンジャーを含む6人と4人組Cランクパーティが2つ、それに隆人達『暁の風』を含めた計を16人で上層組の約半分である。
その下層組は上層組に先駆け一気に群れの下層まで行き、そこから逆に魔物の群れを後ろからゆっくりと進む上層組の壁に追い込んでいく。いわば追い込み漁のような作戦である。興奮状態の魔物を散らさず残さず討伐することを目的に立てたれた作戦である。
故に下層組は速度と単パーティでの戦力が重要であり、必然的に少数精鋭となっている。
少し速度をあげ早歩き気味に進む下層組は先導するグリンジャー達が進行の妨げになる魔物だけを素早く討伐している。
そして33階層を突っ切り、階段を下り始めたところで後方を進んでいたティナが振り向く。
「ティナ、どうかした?」
「リュート様。いえ、ここなら上層組の皆様の妨げにはなりませんし、少しお手伝いしようかと」
そう言ってティナが言葉を呟き始める。それはよく聞くと呪文の詠唱のようであり、それはすぐに完成した。
「〈燃え盛る炎よ、我が意の元に集まり数多なる暴威となれ、炎は雨となり、彼の敵達に降り注がん〉『火焔連弾』」
その詠唱が唱え終わると同時、ティナの周囲にいくつかの炎球が生成される。それらは1つ1つがティナの頭程の大きさがある。
そして生成された炎球は続々と今冒険者達が通り抜けてきた空間、そこにいる敵の群れに飛び込んでいく。炎は着弾すると爆発となり更に広い範囲を飲み込んでいく。
炎球が1つ、2つと着弾しては爆発を繰り返し、その爆炎が晴れると、目の前の空間に数十体程はいた魔物達は全て、燃え尽きるか炭化していた。
「うわぉ、ティナすごいね……」
「私だってやればできるんですからね!」
そう言ってパッと音が聴こえてきそうな笑顔を隆人に向ける。花が咲いたようなその表情に隆人はふと見惚れてしまう。
どうやらティナはここまで来るのに隆人やグリンジャーの後ろでひたすら走っていただけだったことを気にしていたようである。
「ヒュウ、やるねぇ」
「この規模に威力、流石[炎姫]だな」
見ると先に行っていた3パーティのメンバーが止まってティナの魔法を見ていた。
その場にいる冒険者口々に賞賛を受けると、流石に恥ずかしくなったのかティナが頬を赤く染める
「足を止めさせてしまいすみません。早く行きましょう!」
照れ隠しなのか赤くなった顔を少し伏せながら、前にいる冒険者達を急かす。冒険者達もそれを察したのか温かい視線を向けたあと、再び階段を下り始める。
作戦からすれば特に意味のないティナの行動ではあったが、前線として少しピリピリとしていた下層組の表情に明るさが増した。
(それにしてもこれは……)
そんな中で1人、隆人だけはその表情が暗く、思案げな様子を浮かべていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一行は道中の敵のみをサクサク倒しながら進み、38階層に到着する。階段を降り切ると、37階層までとは打って変わって、その先の空間はガランとしており、多少魔物の姿は見えるもののいつも通りの迷宮と言った様子であった。
「群れを抜けたみたいですね。では、我々もここから魔物達を上へ追い立てる作業に入りましょうか」
「……グリンジャーさん」
一行が今降りてきた階段に向き直り、これから登ろうとしたその時、33階層からずっと悩んだような顔をしていた隆人が、より深刻な表情を顔に刻みながらグリンジャーに声をかける。
「どうしたのかな、リュートくん」
「この状況、ただ強い魔物から逃げて興奮状態になっただけの群れにしては奇妙な点があるんだ。もしかしたらもっと深刻な状況かもしれない」
「……詳しく聞かせてくれ」
隆人の言葉を聞き、グリンジャーの表情も険しくなる。Bランクパーティのリーダーとして、そして迷宮都市ディアラ最大のパーティとして、似たようなケースに何度か遭遇したことのあるグリンジャーも、冒険者の勘と言うものか、この状況に微かながら違和感を感じていたのだ。
グリンジャーの催促を受け、隆人が続ける。
「興奮状態にしては、魔物達があれだけ溢れていながら33階層より上に行く様子がないんだ。しかも下にしても37階層まではびっしり魔物がいたのに、この階層は全く変化がないしね」
「君には、心当たりがあるのかい?リュート君」
「恐らく、"主"だと思う」
「主?」
聞き覚えのない単語にグリンジャーが首をかしげる。それをみて、隆人が更に補足する。
「主って言うのは俺が勝手にそう呼んでいるだけなんだけどね、迷宮に階層関係なく不定期的に現れる魔物。と言っても本来はもっと深いところでしか現れないはずなんだけど。主が出るとその周辺の魔物だけ活性化したり密度が増したりすることがあるんだよ」
「なるほど、確かにこの状況と合致していますね」
隆人の説明を聞き、グリンジャーも主と呼ばれる魔物の存在を疑い始める。それは魔物の暴走という説明よりも今の状況を的確に判断しているように思えた。
「それで、もしこれがその主の影響だとしたら、規模から考えて少し急がないといけないかもしれない。戦線を維持する為に半分程残して、精鋭でこの中心……恐らく35階層にいる主を倒すべきだと思う」
「ふむ」
「ふざけんじゃねぇぞ!!」
隆人の提案に思案するグリンジャー、そこに割って入ったのは先程からずっと不満げな雰囲気を醸し出していたステインである。その声には怒気が込められている。
「黙って聞いてりゃ偉そうに、リーダーが許したから下層組についてくるのは黙認してたが、Fランク如きが作戦の変更だ?調子乗ってんじゃねぇぞ!」
叫び散らすステイン、それに対して隆人は鋭く殺気を向けるがそれが逆にステインを激昂させる。
「なんだその目は!やる気か?」
そして腰に挿していた剣の柄に手をかける。それを見て隆人ははぁとため息を吐く
「ちょっと、黙ってくれないかな」
「あん!?……っ」
隆人の言葉にキレたステインが剣を抜き再び罵声を向けようとするステイン、だがその気勢は一瞬にして削がれることになる。
ステインが一歩前に踏み出そうとした次の瞬間、隆人の身体がブレる。そしてそのまま鳩尾を蹴り抜く。
加減されていたとは言え、隆人の力のこもった蹴りはステインを飛ばし、迷宮の壁に叩きつける。
更に、いつのまに取り出したのか、その手にはストレージから取り出した熊爪の短剣が握られており、それをステインに飛ばす。
ストッ
それは滑らかな音を立て、壁に叩きつけられたステインの首のすぐ横に突き刺さる。それに気づいたステインがその顔を青白くさせ震える。
それを見ながら、隆人が冷たく言い放つ。
「悪いけど急いでるんだ、後にしてくれ」
魔物が大量発生したと言う階層、その入り口ともいえる33階層にたどり着いた一行が見たのは予想を大きく超える魔物達であった。
階段から繋がる大きな空間だけでも視界いっぱいに魔物がおり、そこから伸びる通路にも詰まっていた。
「「「ギシャァ」」」
「はっ『鋭刃』!」
一番近くにいたゴブリンが3匹、こちらに気づき突貫してくる。それを先頭にいた冒険者ーーグリンジャーが、まとめて横薙ぎにする。
同時に発したのはスキル『鋭刃』の発動句であり、その効果は武器を鋭くして、瞬間の攻撃力を増加させるという非常にシンプルなものである。
この世界ではシンプルなスキル程ポピュラーで使い手も多くなるという傾向があるが、この『鋭刃』もそんなスキルの1つであり、使い手の多いスキルである。
だが、その使い手はAランク冒険者である。故にその効果はすさまじく、スキルの効果をまとった大剣は、横薙ぎという力の乗りにくい方向の攻撃にも関わらずゴブリン三体の胴をまとめて上下に分断した。
そしてそれを引き起こした当の本人はその結果に目もくれず振り向き声をあげる。
「作戦通り、ここで人員を二つに分けます。上層担当のパーティはこの回より魔物のせん滅。下層組はこのまま下降、下から魔物の群れを追い立てます。数が予想以上なので……バルハルト、アンジュ、貴方達も上層組に同行してください」
「はい!」
「わかりました」
グリンジャーの指示に『太陽の剣』所属の冒険者が2人上層組に加わる。この2人は若い男女であり、バルハルトと呼ばれた男性は筋骨隆々で斧を背負った戦士で、アンジュと呼ばれたのはメガネをかけた女性でローブを着て魔法使い然とした様子である。先日の会議によれば、バルハルトはBランク、アンジュはCランクだったはすだ。
「これで上層組も問題なく進めるでしょう。では私達も行きましょうか」
その言葉に従い、下層組が進行を再開する。
ちなみに、下層組として残っているのはBランクパーティである『太陽の剣』からグリンジャーを含む6人と4人組Cランクパーティが2つ、それに隆人達『暁の風』を含めた計を16人で上層組の約半分である。
その下層組は上層組に先駆け一気に群れの下層まで行き、そこから逆に魔物の群れを後ろからゆっくりと進む上層組の壁に追い込んでいく。いわば追い込み漁のような作戦である。興奮状態の魔物を散らさず残さず討伐することを目的に立てたれた作戦である。
故に下層組は速度と単パーティでの戦力が重要であり、必然的に少数精鋭となっている。
少し速度をあげ早歩き気味に進む下層組は先導するグリンジャー達が進行の妨げになる魔物だけを素早く討伐している。
そして33階層を突っ切り、階段を下り始めたところで後方を進んでいたティナが振り向く。
「ティナ、どうかした?」
「リュート様。いえ、ここなら上層組の皆様の妨げにはなりませんし、少しお手伝いしようかと」
そう言ってティナが言葉を呟き始める。それはよく聞くと呪文の詠唱のようであり、それはすぐに完成した。
「〈燃え盛る炎よ、我が意の元に集まり数多なる暴威となれ、炎は雨となり、彼の敵達に降り注がん〉『火焔連弾』」
その詠唱が唱え終わると同時、ティナの周囲にいくつかの炎球が生成される。それらは1つ1つがティナの頭程の大きさがある。
そして生成された炎球は続々と今冒険者達が通り抜けてきた空間、そこにいる敵の群れに飛び込んでいく。炎は着弾すると爆発となり更に広い範囲を飲み込んでいく。
炎球が1つ、2つと着弾しては爆発を繰り返し、その爆炎が晴れると、目の前の空間に数十体程はいた魔物達は全て、燃え尽きるか炭化していた。
「うわぉ、ティナすごいね……」
「私だってやればできるんですからね!」
そう言ってパッと音が聴こえてきそうな笑顔を隆人に向ける。花が咲いたようなその表情に隆人はふと見惚れてしまう。
どうやらティナはここまで来るのに隆人やグリンジャーの後ろでひたすら走っていただけだったことを気にしていたようである。
「ヒュウ、やるねぇ」
「この規模に威力、流石[炎姫]だな」
見ると先に行っていた3パーティのメンバーが止まってティナの魔法を見ていた。
その場にいる冒険者口々に賞賛を受けると、流石に恥ずかしくなったのかティナが頬を赤く染める
「足を止めさせてしまいすみません。早く行きましょう!」
照れ隠しなのか赤くなった顔を少し伏せながら、前にいる冒険者達を急かす。冒険者達もそれを察したのか温かい視線を向けたあと、再び階段を下り始める。
作戦からすれば特に意味のないティナの行動ではあったが、前線として少しピリピリとしていた下層組の表情に明るさが増した。
(それにしてもこれは……)
そんな中で1人、隆人だけはその表情が暗く、思案げな様子を浮かべていた。
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一行は道中の敵のみをサクサク倒しながら進み、38階層に到着する。階段を降り切ると、37階層までとは打って変わって、その先の空間はガランとしており、多少魔物の姿は見えるもののいつも通りの迷宮と言った様子であった。
「群れを抜けたみたいですね。では、我々もここから魔物達を上へ追い立てる作業に入りましょうか」
「……グリンジャーさん」
一行が今降りてきた階段に向き直り、これから登ろうとしたその時、33階層からずっと悩んだような顔をしていた隆人が、より深刻な表情を顔に刻みながらグリンジャーに声をかける。
「どうしたのかな、リュートくん」
「この状況、ただ強い魔物から逃げて興奮状態になっただけの群れにしては奇妙な点があるんだ。もしかしたらもっと深刻な状況かもしれない」
「……詳しく聞かせてくれ」
隆人の言葉を聞き、グリンジャーの表情も険しくなる。Bランクパーティのリーダーとして、そして迷宮都市ディアラ最大のパーティとして、似たようなケースに何度か遭遇したことのあるグリンジャーも、冒険者の勘と言うものか、この状況に微かながら違和感を感じていたのだ。
グリンジャーの催促を受け、隆人が続ける。
「興奮状態にしては、魔物達があれだけ溢れていながら33階層より上に行く様子がないんだ。しかも下にしても37階層まではびっしり魔物がいたのに、この階層は全く変化がないしね」
「君には、心当たりがあるのかい?リュート君」
「恐らく、"主"だと思う」
「主?」
聞き覚えのない単語にグリンジャーが首をかしげる。それをみて、隆人が更に補足する。
「主って言うのは俺が勝手にそう呼んでいるだけなんだけどね、迷宮に階層関係なく不定期的に現れる魔物。と言っても本来はもっと深いところでしか現れないはずなんだけど。主が出るとその周辺の魔物だけ活性化したり密度が増したりすることがあるんだよ」
「なるほど、確かにこの状況と合致していますね」
隆人の説明を聞き、グリンジャーも主と呼ばれる魔物の存在を疑い始める。それは魔物の暴走という説明よりも今の状況を的確に判断しているように思えた。
「それで、もしこれがその主の影響だとしたら、規模から考えて少し急がないといけないかもしれない。戦線を維持する為に半分程残して、精鋭でこの中心……恐らく35階層にいる主を倒すべきだと思う」
「ふむ」
「ふざけんじゃねぇぞ!!」
隆人の提案に思案するグリンジャー、そこに割って入ったのは先程からずっと不満げな雰囲気を醸し出していたステインである。その声には怒気が込められている。
「黙って聞いてりゃ偉そうに、リーダーが許したから下層組についてくるのは黙認してたが、Fランク如きが作戦の変更だ?調子乗ってんじゃねぇぞ!」
叫び散らすステイン、それに対して隆人は鋭く殺気を向けるがそれが逆にステインを激昂させる。
「なんだその目は!やる気か?」
そして腰に挿していた剣の柄に手をかける。それを見て隆人ははぁとため息を吐く
「ちょっと、黙ってくれないかな」
「あん!?……っ」
隆人の言葉にキレたステインが剣を抜き再び罵声を向けようとするステイン、だがその気勢は一瞬にして削がれることになる。
ステインが一歩前に踏み出そうとした次の瞬間、隆人の身体がブレる。そしてそのまま鳩尾を蹴り抜く。
加減されていたとは言え、隆人の力のこもった蹴りはステインを飛ばし、迷宮の壁に叩きつける。
更に、いつのまに取り出したのか、その手にはストレージから取り出した熊爪の短剣が握られており、それをステインに飛ばす。
ストッ
それは滑らかな音を立て、壁に叩きつけられたステインの首のすぐ横に突き刺さる。それに気づいたステインがその顔を青白くさせ震える。
それを見ながら、隆人が冷たく言い放つ。
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