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第2章 迷宮都市と主の脅威
暁の風
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(書きだめを消費しきったのが痛い……タイトル変更しましたー)
「あのー……よろしいでしょうか?」
隆人の意識は遠慮がちに出されたギルド員の声によって急激に現実に引き戻された。どうやらギルドカードを受け取ったことで気を向けすぎていたようだ。
ギルドカードは身分証としての役割も持つものであり、隆人はカードを手にしたことで正式に冒険者になったということである。そのような2次創作を好む隆人にとっては浮ついた気持ちになるのも仕方ないだろう。
短くない時間そうやってカードを見つめていたのか、隆人が顔を上げた時、ギルド員とティナが揃って戸惑ったような目をこちらに向けたいた。
「あぁ悪いね。何かな」
「冒険者ギルドについて説明したいと思うのですが」
そう言ってギルド員の女性はギルドや冒険者について隆人に説明する。
・冒険者はFからAランクとそれを超えるSランクまでが存在している。個人でDランクになると中堅と呼ばれCやBまでいけば一流。AはSは数少なく、言うなれば英雄である。
・冒険者ランクの基準は基本的には実力であり、同ランクの依頼をこなしていたり高い実績を残すと昇級試験を受けることができる。
・ランク無指定でない限りパーティのランク以下の依頼のみが受けられる。
・依頼に失敗すると違約金が発生する為、選ぶ依頼は慎重に決める必要がある。
・パーティ間の問題にはギルドは不干渉であり、犯罪など度を超えた場合のみ介入する。
と、かなり長い話だったので簡約するとこんな感じである。相当重要な話なのだろうが隆人にとっては前世で似たようなものを何度も読んでるので特に真新しいことでもない。
そのせいで何度か「聞いてますか?」と聞かれる羽目になってしまったのだが。
「ーーと、とりあえず一通り説明させていただきましたが最後に質問などありますでしょうか?」
そう言ってギルド員は説明を締めくくった。
「うん、大丈夫だね」
「では、これで冒険者登録を終了いたします。何か困ったことがありましたら我々ギルドの者に相談してください。冒険者の皆様のサポートが我々の仕事でございますので」
隆人は「ありがとう」と一言言い席を立つ。それを見たティナも隆人の後に続く。
そして2人はギルドの部屋を後にした。
「おめでとうございます!これでリュート様も冒険者の一員ですね!」
ギルドの一室を出てすぐに、ティナは満面の笑みを浮かべて言った。どうやら先ほどの部屋では邪魔にならないようになるべく横槍を入れないようにしていたらしい。良い子である。
だが部屋を出て、我慢から解放されたからか表情は喜色100%であり、相当嬉しいのだろうとわかる。
「それにしても、思ったより時間がかかったね」
「まぁ本当はこんな個室でギルド員がつきっきりなんて普通は貴族や有名な方くらいしか行わない特例ですからね。きっとギルド側の配慮なのでしょう」
「どう言うことだい?」
「きっとすぐにわかりますよ。それより、早くパーティ登録に行きましょう!パーティ登録はギルドの受付でできるので!」
「うん、そうだね。行こうか」
「はい!……気をつけてくださいね、リュート様」
「?」
最後にティナの口から発せられた警告のような言葉に隆人は首をひねる。だがティナは進み出しており、隆人も追いかけるようにギルドのロビーに向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ティナの警告。その意味を隆人はすぐに理解することになった。
ギルドのロビー。受付のあるそのフロアに入った瞬間、隆人は人の波に飲み込まれたのである。
ギルドにいた大勢の冒険者、その半数近くの人間が通路から現れた隆人の姿を見るなり突撃してきたのである。
そしてその目的は隆人のパーティ勧誘であった。
ほかの冒険者からしてみれば、隆人は成り立てとはいえDランク冒険者でありギルドでは中堅とも言える男たちとそのリーダーを含めた4人を素手で圧倒した人間である。しかもまだ新人でパーティメンバーもいない。それはもう期待の新人なんて枠には収まる存在ではない。
そんな人間を他の冒険者達が置いておくわけがないだろう。なんとかして隆人をパーティに入れようと猛烈な勧誘をしてきたのである。
まだFランクである隆人をパーティに加えればパーティランクが下がってしまうパーティも少なくないだろう。だがそれを補ってあまりある程の金の卵っぷりに、多くの冒険者が沸き立っているのだ。
ちなみに、向かってこなかった残りの半数は、人間性のわからない少年をいきなりパーティに加えるのに懐疑的であったり既に人員の数に余裕のあるパーティのメンバー達である。こっちの方がまともだろう。
当の隆人は突然大勢に囲まれたことで完全にテンパっていた。元より前世での人付き合いは少なく、そもそもこんな人数に囲まれるなんて滅多にある経験ではない。
(どうしよう、流石に吹っ飛ばすのはダメだし……『神速』を使って撒こうかな)
そんなちょっと隆人の思考のおかしくなり始めた辺りで、後方から引っ張られる力を感じる。
その力の主はティナであり、隆人を引き寄せ自分の後ろに置くと、大勢の冒険者に向かって声を上げた。
「申し訳ありませんが、リュート様はもう私とパーティを組む約束をしております!」
臆することなく言い切ったティナに目を向けた冒険者達は、「ずっとソロでやってきたクリスティーナさんがパーティ!?」「それなら仕方がないな」と驚きや納得の表情を浮かべながら続々と去っていく。効果覿面である。
代わりに隆人に怨嗟のこもった視線がいくつか向けられることになったが。
「びっくりしたよ、ティナありがとね」
「いえ、約束でしたからね。では受付に行きましょう」
そう言って2人は受付から伸びる列の最後尾についた。
ちなみに、なぜ突然こんなに人がきたのかとティナに聞いたところ、冒険者ではない人間を勧誘するのはルール違反らしい。なので冒険者達は隆人の登録が終わるのを待ち構え、一気に勧誘してきてのだと言う。
「ちなみに、他のパーティのメンバーを無理に引き抜くのもルール違反なので安心してくださいリュート様」
そう言って、ティナはニコリと笑った。
「ご用件はいかがでしょうか」
「はい、パーティ登録をしにきました」
そんな会話をしているうちに隆人とティナ順番が回ってきた。パーティ登録の旨を伝えるとギルドの受付はすぐに引き出しをごそごそと漁り、一枚の書類を出す。
そして促されるままギルドカードを提示する。
「CランクとFランクの2人の為、パーティランクはDとなりますがよろしいですか?」
「はい。構いません」
そうティナが答える。
「では、ここにサインとパーティ名を記入してください」
パーティ名……と隆人が考えを巡らせようとした時、ティナが振り向いていう。
「あの、『暁の風』というのはいかがでしょう」
聞くと、昨日のうちから考えていたのだという。隆人が使う風の魔法と素早い動き、そこから浮かんだのだという。
「いい名前だね、それにしようか」
少し思案した後、隆人も賛成しパーティ名の項目に『暁の風』という文字が書かれた。
そして2人がサインをして、正式にDランクパーティ『暁の風』が活動を開始した。
「あのー……よろしいでしょうか?」
隆人の意識は遠慮がちに出されたギルド員の声によって急激に現実に引き戻された。どうやらギルドカードを受け取ったことで気を向けすぎていたようだ。
ギルドカードは身分証としての役割も持つものであり、隆人はカードを手にしたことで正式に冒険者になったということである。そのような2次創作を好む隆人にとっては浮ついた気持ちになるのも仕方ないだろう。
短くない時間そうやってカードを見つめていたのか、隆人が顔を上げた時、ギルド員とティナが揃って戸惑ったような目をこちらに向けたいた。
「あぁ悪いね。何かな」
「冒険者ギルドについて説明したいと思うのですが」
そう言ってギルド員の女性はギルドや冒険者について隆人に説明する。
・冒険者はFからAランクとそれを超えるSランクまでが存在している。個人でDランクになると中堅と呼ばれCやBまでいけば一流。AはSは数少なく、言うなれば英雄である。
・冒険者ランクの基準は基本的には実力であり、同ランクの依頼をこなしていたり高い実績を残すと昇級試験を受けることができる。
・ランク無指定でない限りパーティのランク以下の依頼のみが受けられる。
・依頼に失敗すると違約金が発生する為、選ぶ依頼は慎重に決める必要がある。
・パーティ間の問題にはギルドは不干渉であり、犯罪など度を超えた場合のみ介入する。
と、かなり長い話だったので簡約するとこんな感じである。相当重要な話なのだろうが隆人にとっては前世で似たようなものを何度も読んでるので特に真新しいことでもない。
そのせいで何度か「聞いてますか?」と聞かれる羽目になってしまったのだが。
「ーーと、とりあえず一通り説明させていただきましたが最後に質問などありますでしょうか?」
そう言ってギルド員は説明を締めくくった。
「うん、大丈夫だね」
「では、これで冒険者登録を終了いたします。何か困ったことがありましたら我々ギルドの者に相談してください。冒険者の皆様のサポートが我々の仕事でございますので」
隆人は「ありがとう」と一言言い席を立つ。それを見たティナも隆人の後に続く。
そして2人はギルドの部屋を後にした。
「おめでとうございます!これでリュート様も冒険者の一員ですね!」
ギルドの一室を出てすぐに、ティナは満面の笑みを浮かべて言った。どうやら先ほどの部屋では邪魔にならないようになるべく横槍を入れないようにしていたらしい。良い子である。
だが部屋を出て、我慢から解放されたからか表情は喜色100%であり、相当嬉しいのだろうとわかる。
「それにしても、思ったより時間がかかったね」
「まぁ本当はこんな個室でギルド員がつきっきりなんて普通は貴族や有名な方くらいしか行わない特例ですからね。きっとギルド側の配慮なのでしょう」
「どう言うことだい?」
「きっとすぐにわかりますよ。それより、早くパーティ登録に行きましょう!パーティ登録はギルドの受付でできるので!」
「うん、そうだね。行こうか」
「はい!……気をつけてくださいね、リュート様」
「?」
最後にティナの口から発せられた警告のような言葉に隆人は首をひねる。だがティナは進み出しており、隆人も追いかけるようにギルドのロビーに向かった。
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ティナの警告。その意味を隆人はすぐに理解することになった。
ギルドのロビー。受付のあるそのフロアに入った瞬間、隆人は人の波に飲み込まれたのである。
ギルドにいた大勢の冒険者、その半数近くの人間が通路から現れた隆人の姿を見るなり突撃してきたのである。
そしてその目的は隆人のパーティ勧誘であった。
ほかの冒険者からしてみれば、隆人は成り立てとはいえDランク冒険者でありギルドでは中堅とも言える男たちとそのリーダーを含めた4人を素手で圧倒した人間である。しかもまだ新人でパーティメンバーもいない。それはもう期待の新人なんて枠には収まる存在ではない。
そんな人間を他の冒険者達が置いておくわけがないだろう。なんとかして隆人をパーティに入れようと猛烈な勧誘をしてきたのである。
まだFランクである隆人をパーティに加えればパーティランクが下がってしまうパーティも少なくないだろう。だがそれを補ってあまりある程の金の卵っぷりに、多くの冒険者が沸き立っているのだ。
ちなみに、向かってこなかった残りの半数は、人間性のわからない少年をいきなりパーティに加えるのに懐疑的であったり既に人員の数に余裕のあるパーティのメンバー達である。こっちの方がまともだろう。
当の隆人は突然大勢に囲まれたことで完全にテンパっていた。元より前世での人付き合いは少なく、そもそもこんな人数に囲まれるなんて滅多にある経験ではない。
(どうしよう、流石に吹っ飛ばすのはダメだし……『神速』を使って撒こうかな)
そんなちょっと隆人の思考のおかしくなり始めた辺りで、後方から引っ張られる力を感じる。
その力の主はティナであり、隆人を引き寄せ自分の後ろに置くと、大勢の冒険者に向かって声を上げた。
「申し訳ありませんが、リュート様はもう私とパーティを組む約束をしております!」
臆することなく言い切ったティナに目を向けた冒険者達は、「ずっとソロでやってきたクリスティーナさんがパーティ!?」「それなら仕方がないな」と驚きや納得の表情を浮かべながら続々と去っていく。効果覿面である。
代わりに隆人に怨嗟のこもった視線がいくつか向けられることになったが。
「びっくりしたよ、ティナありがとね」
「いえ、約束でしたからね。では受付に行きましょう」
そう言って2人は受付から伸びる列の最後尾についた。
ちなみに、なぜ突然こんなに人がきたのかとティナに聞いたところ、冒険者ではない人間を勧誘するのはルール違反らしい。なので冒険者達は隆人の登録が終わるのを待ち構え、一気に勧誘してきてのだと言う。
「ちなみに、他のパーティのメンバーを無理に引き抜くのもルール違反なので安心してくださいリュート様」
そう言って、ティナはニコリと笑った。
「ご用件はいかがでしょうか」
「はい、パーティ登録をしにきました」
そんな会話をしているうちに隆人とティナ順番が回ってきた。パーティ登録の旨を伝えるとギルドの受付はすぐに引き出しをごそごそと漁り、一枚の書類を出す。
そして促されるままギルドカードを提示する。
「CランクとFランクの2人の為、パーティランクはDとなりますがよろしいですか?」
「はい。構いません」
そうティナが答える。
「では、ここにサインとパーティ名を記入してください」
パーティ名……と隆人が考えを巡らせようとした時、ティナが振り向いていう。
「あの、『暁の風』というのはいかがでしょう」
聞くと、昨日のうちから考えていたのだという。隆人が使う風の魔法と素早い動き、そこから浮かんだのだという。
「いい名前だね、それにしようか」
少し思案した後、隆人も賛成しパーティ名の項目に『暁の風』という文字が書かれた。
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