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第2章 迷宮都市と主の脅威
商業区巡り(1)
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(さぁ!元の周期に戻していかなきゃ!汗)
「リュート様、しばらく商業区を回りませんか?」
色々と予想外の出来事があったギルドを出てすぐ、ティナからそのような提案を受けた。そしてティナは更に言葉を続ける。
「ギルドの登録は明日にならないとできませんし、まだ宿に向かうには早い時間ですし、せっかくだからと思いまして」
今の時刻は昼時を大きく過ぎた辺りである(先程ギルドで久々に時間を見た)。確かにこのまますぐに宿に行くというような時間ではないし、隆人自身もこの世界に来て初めて町ゆえ色々と散策してみたいという気持ちがあった。
「うん、そうだね。いってみようか」
「はい!じゃあ私が案内しますね」
そう言って張り切るティナ、冒険者としてそして迷宮都市の先輩としての責任感をにじませて、ウキウキとした様子で歩き始める。
ぐぅぅ……
「……」
「……」
「とりあえず、ご飯にしようか」
「うぅぅ……はい……」
ティナは一瞬前とうって変わって顔を真っ赤にして俯いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから数分後、隆人とティナの姿は商業区の一角にある食堂の一店にあった。
せっかくだから商業区のお店で昼ごはんを食べようと隆人の提案に、ティナが「それなら……」と挙げた店である。そのお店ーー『夕暮れ食堂』と書かれたそこはこじんまりとしていたが、中はかなりの人で溢れかえっており繁盛しているのがうかがえる。
なにより、厨房の方から漂ってくる美味しそうな匂いが、空腹の2人を激しく刺激する。
「ここは私のオススメのお店なんですけど、メニューの種類が豊富であり、美味しく、それでいて安いと一部の冒険者や食通達御用達のようなお店なんですよ!」
「うん、この匂いだけでもわかるよ!料理がくるのが待ちきれないね」
この異世界に転生してきてから、食というものの関心を深めた隆人にとって美味しい食べものというのは人生の楽しみと言っていいほどであり、奥から漂う香りに隆人のテンションも大幅に上がる。
「お待たせしました。『玉菜の炒め物』と『オーギューロップ焼き』が2つです」
「来ましたね!」
「おぉ、これはっ……」
隆人達が注文した料理が運ばれてくる。
玉菜とはどうやら前世で言うキャベツのようだ。彩り豊かな野菜炒めが運ばれてくる。そしてもう一つ、これが今回のメインディッシュでありティナオススメである『オーギューロップ焼き』である。
ちなみにティナに聞いたところ、オーギューロップとは迷宮中層や都市の外に現れるEランク上位相当の兎魔物であり、ランクは高くないがその実非常に美味しい肉が取れるのだという。ただ、肉の味にクセと苦味がある為、料理人の腕が試される肉でもあるらしい。
そしてこの料理はそのオーギューロップの肉を味付けして焼いたシンプルなものであり、ティナ曰く「これが一番美味しい」らしい。
その溢れ出る上質な香りに隆人の喉が鳴る。
「いただきます!!」
「あぁ、転生者の方がよく食事の前にする挨拶ですね?では私も、いただきます」
この世界にはそれなりに転生者という存在が浸透しており、いただきますの文化も知られているようだ。
と、そんな事はどうでもいいとばかりに、挨拶を終えた隆人は目の前の料理にかぶりつく。
「うっまぁぁぁぁ」
そして一口食べた瞬間、隆人は声をあげる。独特な味の肉ながらそれを完璧に引き立てる味付け、苦味は無く、ちょうどいい歯ごたえの肉実。
迷宮内で食べたAランクの「ボルケーノグリズリー」の肉もランクの高さだけあり非常に美味しかったが、あれは素人料理であり野生感が強かった。
だがこのオーギューロップ焼きは一流の料理人が作り上げたものであり、口の中で絶妙な味を生み出している。
その美味しさに夢中になって食べ続けた隆人は野菜炒めとオーギューロップ焼きを瞬く間に食べ終え、更にデザートも満喫してから、恍惚とした表情で店を出た。
「あぁ、美味しかった!」
「喜んでいただけてなによりです」
大満足といった隆人の様子にティナも笑顔になる。ちなみにお代はティナが建て替えることになった。そもそも隆人はまだこの世界におけるお金を持っていないのだ。
ティナはお礼と言ってお代をもとうとしたが、隆人は流石に良心がひっかかり、後できっちり支払うと約束した。
「お腹も満たしたところですし、商業区散策を始めましょう!」
「そのことなんだけど、まずは素材を売れるような場所に行ってみたいな、まずこの世界のお金を手に入れないと」
「たしかにそうですね、この先お金がないと色々不便ですし」
隆人の言葉でティナがうなずく。金銭取引が一般的な世界でお金を持っていないというのはかなり厳しいことは事実である。
「素材の買い取りならギルドでもできますけど、あそこは定価ですし……。時間があるので買い取り専門のお店に行ってみましょうか」
「じゃあそこにしようか」
「ただ、サイクロプスの素材は出さないようにしていただきたいです。確実に騒動になると思いますので」
「そうだね、わかったよ」
ティナの提案に隆人が頷き、素材買い取りの店に向かうことにする。そこは食堂からそれほど離れたところではなくすぐに目的の場所にたどり着く。
「ここが買い取り専門のお店で一番大きいところです」
「結構人がいるんだね」
隆人の言葉通りその店にはそれなりに人が集まっていた。皆それぞれが冒険者風の装備を纏い、受付らしき人と話をしている。
「時間があったり、特殊な素材を手に入れた人はこのようなお店にくるんですよ、ギルドと違って交渉もできますしね」
「なるほどね、だからところどころで白熱してるのか」
「お客様、何か御用でしょうか」
ティナと話していると、突然声をかけられる。声の方を向くと、そこには店員らしき服をきた女性が立っていた。
「はい、素材の買い取りをしてもらいに」
「わかりました、こちらへどうぞ」
店員の女性は丁寧な対応で隆人達を席に案内する。そして席に座ったところで再び店員が口を開く。その前にはトレイのようなものが置かれている。
「それでは、買い取り希望の素材をここに置いてください」
「はい。……『放出』」
そこに隆人はストレージに入れて置いた素材から適当にいくつか置く。それを見た店員が表情を変える。
その素材ーー数本の爪と毛皮はかなりの雰囲気を醸しており、一目で普通の魔物とは違うと感じさせられる。
「申し訳ございませんが、こちらは一体何の素材でしょう?」
「あぁ、確かボルケーノグリズリーという名前の魔物ですね」
「!?」
隆人はティナから聞いた名前を思い出しながら言う。だがその名前を聞いた店員は引きつった。
そのとなりにいるティナもAランクの魔物の素材がポロっと出てきたことに唖然とする。
「…….確かですか?」
「?はい。あまり質は良くないかもしれませんけどね」
「上を呼んできます」
隆人の顔に嘘でないと判断した店員は自分では判断できないと上司を呼びに行く。
「(リュート様!騒動になると言ったじゃないですか!)」
「(それはサイクロプスの素材じゃなかったかな?)」
「(でもだからってボルケーノグリズリーの素材なんて出したら一緒じゃないですか!)」
「(あー……そうだったか、申し訳ないね)」
隆人からしたらそれなりに持っている素材でありそこまで特別なつもりではなかったのだ、だがサイクロプスの反応を見て察するべきであったと反省する。
「貴方がボルケーノグリズリーの素材を持ってきた冒険者ですか」
男から声をかけられる。見るとその男の後ろに先程の店員がいる。おそらく彼が上司なのだろう。
「まさかAランクの素材が持ち込まれるなんて……しかもほとんど傷のない綺麗な状態です。その価値はとんでもないですね」
「あ、はぃ……。それで、買い取ってもらえるのですか?」
「もちろんです。その為に私が来たので」
男はそう言って素材をじっくり見始めた。
そして男が検品すること数分、再び男が顔を上げる。
「Aランクの魔物ボルケーノグリズリーの爪五本と背中の毛皮。確かに確認しました。聖金貨4枚白金貨5枚でいかがでしょうか」
「えっ!?」
この世界では金貨や銀貨が使われている。一番下が小銅貨で一個が前世の日本でいう一円程度。銅貨が10円、小銀貨が100円、銀貨が1000円、小金貨が1万円で金貨が10万円相当である。そしてその上も存在し、滅多にお目にかかれないが100万相当の白金貨、そして1000万円相当の聖金貨が存在するのだ。
つまりこの素材が4500万円相当で売れるということである。そんな額が一冒険者の素材で提示される。ティナが絶句するのも当然だろう。
「リュート様、しばらく商業区を回りませんか?」
色々と予想外の出来事があったギルドを出てすぐ、ティナからそのような提案を受けた。そしてティナは更に言葉を続ける。
「ギルドの登録は明日にならないとできませんし、まだ宿に向かうには早い時間ですし、せっかくだからと思いまして」
今の時刻は昼時を大きく過ぎた辺りである(先程ギルドで久々に時間を見た)。確かにこのまますぐに宿に行くというような時間ではないし、隆人自身もこの世界に来て初めて町ゆえ色々と散策してみたいという気持ちがあった。
「うん、そうだね。いってみようか」
「はい!じゃあ私が案内しますね」
そう言って張り切るティナ、冒険者としてそして迷宮都市の先輩としての責任感をにじませて、ウキウキとした様子で歩き始める。
ぐぅぅ……
「……」
「……」
「とりあえず、ご飯にしようか」
「うぅぅ……はい……」
ティナは一瞬前とうって変わって顔を真っ赤にして俯いた。
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それから数分後、隆人とティナの姿は商業区の一角にある食堂の一店にあった。
せっかくだから商業区のお店で昼ごはんを食べようと隆人の提案に、ティナが「それなら……」と挙げた店である。そのお店ーー『夕暮れ食堂』と書かれたそこはこじんまりとしていたが、中はかなりの人で溢れかえっており繁盛しているのがうかがえる。
なにより、厨房の方から漂ってくる美味しそうな匂いが、空腹の2人を激しく刺激する。
「ここは私のオススメのお店なんですけど、メニューの種類が豊富であり、美味しく、それでいて安いと一部の冒険者や食通達御用達のようなお店なんですよ!」
「うん、この匂いだけでもわかるよ!料理がくるのが待ちきれないね」
この異世界に転生してきてから、食というものの関心を深めた隆人にとって美味しい食べものというのは人生の楽しみと言っていいほどであり、奥から漂う香りに隆人のテンションも大幅に上がる。
「お待たせしました。『玉菜の炒め物』と『オーギューロップ焼き』が2つです」
「来ましたね!」
「おぉ、これはっ……」
隆人達が注文した料理が運ばれてくる。
玉菜とはどうやら前世で言うキャベツのようだ。彩り豊かな野菜炒めが運ばれてくる。そしてもう一つ、これが今回のメインディッシュでありティナオススメである『オーギューロップ焼き』である。
ちなみにティナに聞いたところ、オーギューロップとは迷宮中層や都市の外に現れるEランク上位相当の兎魔物であり、ランクは高くないがその実非常に美味しい肉が取れるのだという。ただ、肉の味にクセと苦味がある為、料理人の腕が試される肉でもあるらしい。
そしてこの料理はそのオーギューロップの肉を味付けして焼いたシンプルなものであり、ティナ曰く「これが一番美味しい」らしい。
その溢れ出る上質な香りに隆人の喉が鳴る。
「いただきます!!」
「あぁ、転生者の方がよく食事の前にする挨拶ですね?では私も、いただきます」
この世界にはそれなりに転生者という存在が浸透しており、いただきますの文化も知られているようだ。
と、そんな事はどうでもいいとばかりに、挨拶を終えた隆人は目の前の料理にかぶりつく。
「うっまぁぁぁぁ」
そして一口食べた瞬間、隆人は声をあげる。独特な味の肉ながらそれを完璧に引き立てる味付け、苦味は無く、ちょうどいい歯ごたえの肉実。
迷宮内で食べたAランクの「ボルケーノグリズリー」の肉もランクの高さだけあり非常に美味しかったが、あれは素人料理であり野生感が強かった。
だがこのオーギューロップ焼きは一流の料理人が作り上げたものであり、口の中で絶妙な味を生み出している。
その美味しさに夢中になって食べ続けた隆人は野菜炒めとオーギューロップ焼きを瞬く間に食べ終え、更にデザートも満喫してから、恍惚とした表情で店を出た。
「あぁ、美味しかった!」
「喜んでいただけてなによりです」
大満足といった隆人の様子にティナも笑顔になる。ちなみにお代はティナが建て替えることになった。そもそも隆人はまだこの世界におけるお金を持っていないのだ。
ティナはお礼と言ってお代をもとうとしたが、隆人は流石に良心がひっかかり、後できっちり支払うと約束した。
「お腹も満たしたところですし、商業区散策を始めましょう!」
「そのことなんだけど、まずは素材を売れるような場所に行ってみたいな、まずこの世界のお金を手に入れないと」
「たしかにそうですね、この先お金がないと色々不便ですし」
隆人の言葉でティナがうなずく。金銭取引が一般的な世界でお金を持っていないというのはかなり厳しいことは事実である。
「素材の買い取りならギルドでもできますけど、あそこは定価ですし……。時間があるので買い取り専門のお店に行ってみましょうか」
「じゃあそこにしようか」
「ただ、サイクロプスの素材は出さないようにしていただきたいです。確実に騒動になると思いますので」
「そうだね、わかったよ」
ティナの提案に隆人が頷き、素材買い取りの店に向かうことにする。そこは食堂からそれほど離れたところではなくすぐに目的の場所にたどり着く。
「ここが買い取り専門のお店で一番大きいところです」
「結構人がいるんだね」
隆人の言葉通りその店にはそれなりに人が集まっていた。皆それぞれが冒険者風の装備を纏い、受付らしき人と話をしている。
「時間があったり、特殊な素材を手に入れた人はこのようなお店にくるんですよ、ギルドと違って交渉もできますしね」
「なるほどね、だからところどころで白熱してるのか」
「お客様、何か御用でしょうか」
ティナと話していると、突然声をかけられる。声の方を向くと、そこには店員らしき服をきた女性が立っていた。
「はい、素材の買い取りをしてもらいに」
「わかりました、こちらへどうぞ」
店員の女性は丁寧な対応で隆人達を席に案内する。そして席に座ったところで再び店員が口を開く。その前にはトレイのようなものが置かれている。
「それでは、買い取り希望の素材をここに置いてください」
「はい。……『放出』」
そこに隆人はストレージに入れて置いた素材から適当にいくつか置く。それを見た店員が表情を変える。
その素材ーー数本の爪と毛皮はかなりの雰囲気を醸しており、一目で普通の魔物とは違うと感じさせられる。
「申し訳ございませんが、こちらは一体何の素材でしょう?」
「あぁ、確かボルケーノグリズリーという名前の魔物ですね」
「!?」
隆人はティナから聞いた名前を思い出しながら言う。だがその名前を聞いた店員は引きつった。
そのとなりにいるティナもAランクの魔物の素材がポロっと出てきたことに唖然とする。
「…….確かですか?」
「?はい。あまり質は良くないかもしれませんけどね」
「上を呼んできます」
隆人の顔に嘘でないと判断した店員は自分では判断できないと上司を呼びに行く。
「(リュート様!騒動になると言ったじゃないですか!)」
「(それはサイクロプスの素材じゃなかったかな?)」
「(でもだからってボルケーノグリズリーの素材なんて出したら一緒じゃないですか!)」
「(あー……そうだったか、申し訳ないね)」
隆人からしたらそれなりに持っている素材でありそこまで特別なつもりではなかったのだ、だがサイクロプスの反応を見て察するべきであったと反省する。
「貴方がボルケーノグリズリーの素材を持ってきた冒険者ですか」
男から声をかけられる。見るとその男の後ろに先程の店員がいる。おそらく彼が上司なのだろう。
「まさかAランクの素材が持ち込まれるなんて……しかもほとんど傷のない綺麗な状態です。その価値はとんでもないですね」
「あ、はぃ……。それで、買い取ってもらえるのですか?」
「もちろんです。その為に私が来たので」
男はそう言って素材をじっくり見始めた。
そして男が検品すること数分、再び男が顔を上げる。
「Aランクの魔物ボルケーノグリズリーの爪五本と背中の毛皮。確かに確認しました。聖金貨4枚白金貨5枚でいかがでしょうか」
「えっ!?」
この世界では金貨や銀貨が使われている。一番下が小銅貨で一個が前世の日本でいう一円程度。銅貨が10円、小銀貨が100円、銀貨が1000円、小金貨が1万円で金貨が10万円相当である。そしてその上も存在し、滅多にお目にかかれないが100万相当の白金貨、そして1000万円相当の聖金貨が存在するのだ。
つまりこの素材が4500万円相当で売れるということである。そんな額が一冒険者の素材で提示される。ティナが絶句するのも当然だろう。
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