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第2章 迷宮都市と主の脅威
隆人、冒険者になる。
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(お気に入り数50!読んでくれている皆様感謝です)
迷宮都市ディアラのギルドに到着早々にテンプレ展開よろしくチンピラ冒険者に絡まれた隆人はとりあえずフルボッコにした。
そしてその騒ぎを聞きつけて現れた筋骨隆々の大男、もといギルドマスターのスティングに連れられて、隆人とティナはギルドの一室にいた。
机を挟んで向かい合って座っている。
「さて、あまり時間はないんだが、何があったのか話してくれるかな?」
口調は丁寧だがその眼力は鋭い。自分のギルドの構成員が倒されたのだから当然だろう。
隆人はその眼に一切臆する様子もなく、ギルドでの顛末を語る。横に座っているティナも、ところどころに補足を足していく。
話が進むにつれ、それを聞いているスティングの顔にどんどん疲労の色が濃くなっていく。
「……というわけだね。俺としては正当防衛だと思っているんだけど」
「すまんかった!!」
隆人の話が終わるや否や盛大に頭を下げるスティング。その勢いは目の前の机に頭をぶるけるのではないかというほどであり、隆人もティナもその光景に呆気に取られる。
「志望とは言え冒険者ではない人間に対して冒険者、しかもDランクともあろうものが武器を持って一方的に襲いかかる。明らかな暴力行為、完全にこちらの非だ。ここの冒険者の代表として謝らせてほしい」
このギルドのトップという立場にありながらその責任を認めすぐに躊躇いなく謝罪をする姿勢。隆人はその姿に素直に感服する。
「こちらもやり過ぎましたし怪我もないので怒ってはいませんよ、頭をあげてください」
「はい、私もリュート様がいたので何もなかったですし」
「……すまない。あいつらには後で反省させておく。冒険者登録だったな、すぐに手配しよう」
そう言って立ち上がったスティングはドアを開け、そこに待機していたギルド員に一言二言伝える。そのギルド員はすぐにどこかへ向かった。
そしてスティングは再び隆人達の方に向く。
「これで少ししたら担当のギルド員が来るだろう。その指示に従ってくれればいい。申し訳ないが今ギルドは緊急事態でバタバタしていてな、俺はギルドマスターとして出なきゃいけなくてな」
そう言って部屋を出ようとするスティング。それを見てティナが思い出したように止める。
「あ、待ってくださいギルドマスターさん!緊急事態って35階層のサイクロプスのことですか?」
「なんだ、クリスティーナも知っていたのか。下層にAランクの魔物が出現するなんて前代未聞の大事件だからな、情報整理に冒険者の撤退勧告、討伐隊の編成と大騒ぎだ。時間がないから俺はいくぞ」
「その魔物ならもう倒しました!」
「………………は?」
たっぷり30秒ほどフリーズするスティング。その表情は先ほどの静謐なものではなく完全に呆けたものであった。
「だから!サイクロプスはもう討伐されているので討伐隊とか撤退勧告は必要ないんです」
「すまん、俺は頭がおかしくなったのかもしれん。災害であるはずのAランクの魔物を単独討伐したかのように聞こえる」
「事実ですって!」
そこからティナが一所懸命顛末を説明する。それを先ほどのように聞くスティングの顔は先ほどとと違い終始呆けているが。
「……つまり、サイクロプスはそこにいる冒険者志望のリュートが一人で倒したと?そういうことなんだな?」
「はい。だからもう大丈夫です!」
「うむ……」
スティングがなんとか納得できたように頷く。いぶかしげな様子ではあるが。
そもそも魔物の強さのクラスというのは冒険者と1体1の基準で定められている。つまりAランクの魔物というのはAランク冒険者と同等の力を持っていると言うことになる。
この世界においてAランクを超える冒険者は数少なく、各国の要職についていたり、世界中の凶悪な魔物と日々戦っている。「Aランク冒険者」というのは人々にとって憧れであり英雄のような存在なのだ。
そして隆人がAランクの魔物を単独で討伐したということはつまり、既にAランク冒険者と同等かそれ以上の力量をもっているということである。
そんな英雄クラスの人間がこれまで無名で突然現れたのだ。スティングが怪訝に思うのも当然だろう。
「まぁいいだろう、むしろ喜ばしいことだからな。もちろん確認の為何人か腕利きを下層に派遣するがそれが終わり次第警戒は解除できそうだ。感謝する、リュート君」
そう言って再び頭を下がるスティング。サイクロプス騒動はこれで一応の収束を見せた。
ちなみに、確認の為に向かった部隊が35階層まで向かう途中に大量の首だけ恐ろしい程綺麗に刎ねられた魔物達の死体を発見し唖然とするのはまた後の話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「リュートさんですね、ギルドマスターから貴方の冒険者登録の手続きをする為にきました。
諸々の説明を終え、スティングが部屋を出てからしばらくした後、書類を抱えた女性のギルド員がやってきた。
「ではリュートさん、こちらの紙に貴方の登録情報を記入してください。もちろん個人情報なので多少の秘匿は構いませんが一応貴方の身分を保証するものとなりますので、そのつもりでお願いします」
「ありがとうございます」
「何かわからないことがございましたらお聞きください」
「リュート様、私も手伝いますね」
そうして隆人は書類の項目を埋めていく。
項目の中には名前や年齢といったプロフィール情報にに始まりレベルや希望職などなど、戦闘におけるものまで様々である。途中でティナが色々とアドバイスをしたり、ギルド員が説明を挟んだらしながら順調に進んでいく。
「あ、リュート様、レベルやステータスの欄は隠した方がいいかもです」
「そうなの?あまり教えるものじゃないのかな」
「はい。冒険者の方もステータスなどを隠す方は結構いらっしゃいます。その欄を書くのは相当の自信がある方かステータスを見せた上で協力を願う初心者の方が多いですね。知らせたくないのであればそこは空欄で構いません」
「ありがとうございます。うん、じゃあ戦闘情報の欄は空欄にしておこうかな」
「はい、それがいいと思いますよリュート様。(むしろリュート様のステータスを見たらまた大騒動になってしまいそうですし)」
「ん?ティナ何か言った?」
「いえ!言ってませんよ」
と、こんなやり取りもあったりしたが。
「はい。これで必要な書類は全部ですね、ありがとうございます」
「ふぅ、さすがにこれだけの書類書くと疲れるね」
「では一日ほどお待ちください。また明日来ていただければ手続きが終わってるはずですので」
「はい、ありがとうございます」
そうして、隆人たちはギルドを後にした。
---------------------
「はぁ……」
ギルドの一室。そこの椅子に腰かけたスティングは深くため息をついていた。
「どうしました、マスター?」
「……すまんちょっと今日来た少年のことを考えていてな」
「リュートさんのことですか?」
「あぁ、彼はいろいろやらかしてくれそうだ」
迷宮都市ディアラのギルドに到着早々にテンプレ展開よろしくチンピラ冒険者に絡まれた隆人はとりあえずフルボッコにした。
そしてその騒ぎを聞きつけて現れた筋骨隆々の大男、もといギルドマスターのスティングに連れられて、隆人とティナはギルドの一室にいた。
机を挟んで向かい合って座っている。
「さて、あまり時間はないんだが、何があったのか話してくれるかな?」
口調は丁寧だがその眼力は鋭い。自分のギルドの構成員が倒されたのだから当然だろう。
隆人はその眼に一切臆する様子もなく、ギルドでの顛末を語る。横に座っているティナも、ところどころに補足を足していく。
話が進むにつれ、それを聞いているスティングの顔にどんどん疲労の色が濃くなっていく。
「……というわけだね。俺としては正当防衛だと思っているんだけど」
「すまんかった!!」
隆人の話が終わるや否や盛大に頭を下げるスティング。その勢いは目の前の机に頭をぶるけるのではないかというほどであり、隆人もティナもその光景に呆気に取られる。
「志望とは言え冒険者ではない人間に対して冒険者、しかもDランクともあろうものが武器を持って一方的に襲いかかる。明らかな暴力行為、完全にこちらの非だ。ここの冒険者の代表として謝らせてほしい」
このギルドのトップという立場にありながらその責任を認めすぐに躊躇いなく謝罪をする姿勢。隆人はその姿に素直に感服する。
「こちらもやり過ぎましたし怪我もないので怒ってはいませんよ、頭をあげてください」
「はい、私もリュート様がいたので何もなかったですし」
「……すまない。あいつらには後で反省させておく。冒険者登録だったな、すぐに手配しよう」
そう言って立ち上がったスティングはドアを開け、そこに待機していたギルド員に一言二言伝える。そのギルド員はすぐにどこかへ向かった。
そしてスティングは再び隆人達の方に向く。
「これで少ししたら担当のギルド員が来るだろう。その指示に従ってくれればいい。申し訳ないが今ギルドは緊急事態でバタバタしていてな、俺はギルドマスターとして出なきゃいけなくてな」
そう言って部屋を出ようとするスティング。それを見てティナが思い出したように止める。
「あ、待ってくださいギルドマスターさん!緊急事態って35階層のサイクロプスのことですか?」
「なんだ、クリスティーナも知っていたのか。下層にAランクの魔物が出現するなんて前代未聞の大事件だからな、情報整理に冒険者の撤退勧告、討伐隊の編成と大騒ぎだ。時間がないから俺はいくぞ」
「その魔物ならもう倒しました!」
「………………は?」
たっぷり30秒ほどフリーズするスティング。その表情は先ほどの静謐なものではなく完全に呆けたものであった。
「だから!サイクロプスはもう討伐されているので討伐隊とか撤退勧告は必要ないんです」
「すまん、俺は頭がおかしくなったのかもしれん。災害であるはずのAランクの魔物を単独討伐したかのように聞こえる」
「事実ですって!」
そこからティナが一所懸命顛末を説明する。それを先ほどのように聞くスティングの顔は先ほどとと違い終始呆けているが。
「……つまり、サイクロプスはそこにいる冒険者志望のリュートが一人で倒したと?そういうことなんだな?」
「はい。だからもう大丈夫です!」
「うむ……」
スティングがなんとか納得できたように頷く。いぶかしげな様子ではあるが。
そもそも魔物の強さのクラスというのは冒険者と1体1の基準で定められている。つまりAランクの魔物というのはAランク冒険者と同等の力を持っていると言うことになる。
この世界においてAランクを超える冒険者は数少なく、各国の要職についていたり、世界中の凶悪な魔物と日々戦っている。「Aランク冒険者」というのは人々にとって憧れであり英雄のような存在なのだ。
そして隆人がAランクの魔物を単独で討伐したということはつまり、既にAランク冒険者と同等かそれ以上の力量をもっているということである。
そんな英雄クラスの人間がこれまで無名で突然現れたのだ。スティングが怪訝に思うのも当然だろう。
「まぁいいだろう、むしろ喜ばしいことだからな。もちろん確認の為何人か腕利きを下層に派遣するがそれが終わり次第警戒は解除できそうだ。感謝する、リュート君」
そう言って再び頭を下がるスティング。サイクロプス騒動はこれで一応の収束を見せた。
ちなみに、確認の為に向かった部隊が35階層まで向かう途中に大量の首だけ恐ろしい程綺麗に刎ねられた魔物達の死体を発見し唖然とするのはまた後の話。
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「リュートさんですね、ギルドマスターから貴方の冒険者登録の手続きをする為にきました。
諸々の説明を終え、スティングが部屋を出てからしばらくした後、書類を抱えた女性のギルド員がやってきた。
「ではリュートさん、こちらの紙に貴方の登録情報を記入してください。もちろん個人情報なので多少の秘匿は構いませんが一応貴方の身分を保証するものとなりますので、そのつもりでお願いします」
「ありがとうございます」
「何かわからないことがございましたらお聞きください」
「リュート様、私も手伝いますね」
そうして隆人は書類の項目を埋めていく。
項目の中には名前や年齢といったプロフィール情報にに始まりレベルや希望職などなど、戦闘におけるものまで様々である。途中でティナが色々とアドバイスをしたり、ギルド員が説明を挟んだらしながら順調に進んでいく。
「あ、リュート様、レベルやステータスの欄は隠した方がいいかもです」
「そうなの?あまり教えるものじゃないのかな」
「はい。冒険者の方もステータスなどを隠す方は結構いらっしゃいます。その欄を書くのは相当の自信がある方かステータスを見せた上で協力を願う初心者の方が多いですね。知らせたくないのであればそこは空欄で構いません」
「ありがとうございます。うん、じゃあ戦闘情報の欄は空欄にしておこうかな」
「はい、それがいいと思いますよリュート様。(むしろリュート様のステータスを見たらまた大騒動になってしまいそうですし)」
「ん?ティナ何か言った?」
「いえ!言ってませんよ」
と、こんなやり取りもあったりしたが。
「はい。これで必要な書類は全部ですね、ありがとうございます」
「ふぅ、さすがにこれだけの書類書くと疲れるね」
「では一日ほどお待ちください。また明日来ていただければ手続きが終わってるはずですので」
「はい、ありがとうございます」
そうして、隆人たちはギルドを後にした。
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「はぁ……」
ギルドの一室。そこの椅子に腰かけたスティングは深くため息をついていた。
「どうしました、マスター?」
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