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第1章 異世界へ
迷宮都市ディアラ
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(会話文ってハードル高いですね!?遅刻申し訳ないです!汗)
階層を上がってきた隆人が出会ったのはサイクロプスに襲われている金髪の美少女であった。
「ところで、リュート様は何故こんなところに?もしかしてリュート様もソロでダンジョンに潜ってるのですか?」
お互いに名前を名乗った後、クリスティーナが隆人に尋ねてくる。小首を傾げる仕草がその外見と合わさって可愛らしい。
「うん、そんなところかな。もってことはクリスティーナさんもソロなのかい?」
「……ティナ」
「へ?」
「ティナと呼んでください!他人行儀なのは好きではありません!」
「いy……」
唐突なことに若干戸惑う隆人。だが、「いやでも……」と言おうと口を開いた瞬間、クリスティーナーーティナがキッと擬音のつきそうな鋭い目でこっちをみてきた。
こう言うところは頑固らしい。
「……うん、わかったよティナ」
結局隆人の方が折れることになった。決して圧力に負けたわけではないよ!
(俺のことをリュート様って呼んでるのは言わない方がいいんだろうね……)
そんな風に考えながら会話を戻す。
「それで……ティナ?君はソロの冒険者なのかい?
「はい!これでもギルドにいるソロの冒険者達の中では実力者って言われているんですよ!」
隆人がティナと呼んだことに満足気な表情を浮かべ、年頃にしては少し豊かな胸を張りながら自信満々に答える。
だが、その明るい顔も一転すぐに沈んだ表情に変わる。
「といっても、さっき死にかけたんですけどね……。はぁ……」
かなり落ち込んでいる。先程のサイクロプスとの戦闘が堪えたようだ。隆人が来なければ確実に死んでいたので当然とも言えるが。
その様子をみて、隆人は微笑を浮かべながら言う
「まぁ戦いには死が付きまとってるからね、事実今ティナは生きてる。それで十分じゃないかな?」
その言葉には不思議なほどの重みがあった。実際に死地をくぐり抜けてきた者。
それ独特の空気感をティナは感じ取った。
その言葉に励まされたのか、ティナの沈んでいた表情が明るくなる。
「は、はい!ありがとうございますねリュート様」
ティナが元気になったとみた隆人は、先程の言葉で気になったことを訪ねる。
「ところで、さっき言っていた『ギルド』っていうのはなんだい?」
「……え?」
沈黙。漂ういやな空気に耐えきれなくなったのかティナがおずおずと口を開く。
「ギルドはこの大迷宮ディアラの上にある迷宮都市の冒険者ギルドのことですよ?この迷宮に入る冒険者は全てギルドに登録しています。リュート様もそうではないんですか?」
隆人に胡乱な表情を向けてくるティナ。隆人は少し悩んだ末にティナに真実を話すことにした。
誤魔化してもよかったが、あまりに外の知識がない為にこのままではどうせボロがでると考えたのだ。
「……ということで、俺はここまで上がってきたんだよ」
とりあえず気づいたらダンジョンの中にいて、そこから何やかんや死にかけながら生きてきたことを簡潔にティナに伝える。
それを聞いたティナの顔がみるみるうちに生気を失い蒼白になっていく。
「め、迷宮の深層の更に奥、未到達階層で生活……??しかも1人で……」
そう言いながら隆人をみてくる視線は明らかに人外を見るような視線である。
そんな視線を向けられた隆人は焦るように弁明する。
「い、いや!でもさっきも言ったけど、いたのは小人みたいな魔物とか兎ばっかりだし!そんな化け物の巣窟ってわけじゃ……」
「何言ってるんですか!!緑色の大型ゴブリンは『エルダーゴブリン』ゴブリンの最上位種でCランクの魔物ですよ!?本来ゴブリン種はEやFと弱いですけど、その種だけは別格です!それに、1メートルを超える白い角付き兎。おそらく『アクセルラビット』、兎型の魔物の中では最上位クラスの魔物です!この魔物も単体ではCランクですが、連携を使うので複数体でいる場合はBランクに分類される脅威ですよ!?」
「……」
血相を変えてまくしたててくるティナに流石の隆人も思わず怯んでしまう。
更にティナの言葉は止まらない。
「それに!炎を纏った3メートル級の熊型魔物。信じられませんが恐らく『ボルケーノグリズリー』。数十年前に現れ周辺の村々をいくつか壊滅させたとされる推定Aランクの化け物ですよ!?地上で発見されたら周辺都市で即緊急討伐隊の招集がかける程の魔物ですよ!!それを単独で……」
言い切って満足したのか、そこで言葉を止め肩で息をしながらこっちを見てくる。
「もちろん楽じゃなかったよ、スキルの相性とか運とか色々絡み合って偶然勝てたようなものだもの」
これは本音である。実際、身体強化というチートじみたユニークスキルと幸運が色々あって初めて勝てた魔物達である。
「まぁ、話を聞く限り実際そうなのでしょう。話してみてもリュート様が人外の類とは思えませんし……」
そう言ってはにかんでくる。ティナという少女は順応性が高いのであろう。隆人の話を聞いても引いたりせずそれでも笑顔でいてくれた。
残念なことに、隆人は事実として若干人外の領域に足を入れているのだが……。
「それより、リュート様は恐らく転生者だと思います。グラン国語を話せていますし迷宮で突然目覚めたにしては自我もしっかりしていますし。恐らく転生の際に記憶が欠損したのでしょう」
これには隆人が驚いた。まず転生者というものが存在ひていること。それに前世の話をしていないのに転生者であるとすぐに当てられたこと。
「この世界に隣接する上位世界から偶に魂が降りてくることがあるそうです。その魂が偶然空気中の魔素と結合し人間になった者。それが転生者と呼ばれています。
その話を聞いて隆人はなるほど、と思う。恐らく地球がその上位世界で、自分は死の際魂だけこちらにやってきたのだろう。
「ところで、リュート様はこれからどうするのですか?」
そういえば、とこの先の事を考えてなかった隆人は少し悩んだ末に答える。
「それじゃあここを出てその迷宮都市って言うところに行ってみようかな?色々気になるし」
「っ!!そうですか!じゃあ一緒に行きましょう!」
パアッと笑顔になったティナは隆人の腕を引きダンジョンーー大迷宮ディアラの中を歩きだした。
その道中、隆人はティナから色んな事を聞いてみる。するとこの世界のことが少しずつわかってきた。
この迷宮はグランザム連合王国という国の中に位置していること。そのグランザムが建国された際、元となった様々な国に優劣を付けないよう、建国の主要人物の1人で転生者である男ーーシゲオ・ヨシダという名前らしいーーがどの国の言語とも違う彼の母語日本語をグラン国語として制定したらしい。
世界が隣接している為か言語システムは近しいものがあり普及されていき、数百年たった今ではグランザム連合王国の第一言語として浸透しているらしい。
また、魔素というのは空気中に漂う物質であり、魔法発動に影響しているものらしい。MPが空気中の魔素と反応し魔法が発動する、というのが現在の説のようだ。
また魔素は魂などと結合し物理生物として顕現することがあるようでそれが転生者であったり魔物であったりするらしい。
そんな事を聞いている合間にも魔物はやってくる。しかし上層らしく弱い魔物に対して隆人はそれを作業とすら見ていないように瞬殺していった。
その度にティナの顔は引きつっていたが。
そしてついに迷宮の入り口に辿りついた。そこには人工的に作られたであろう大きな門があり、その左右には2人の人がたっていた。
「あれは門番さんです。魔物が門から町に出ないように見張っているんですよ」
とティナが小声で説明してくれる。ここまで浅い階層になると周りにも人がおり、誰が不審に思うかわからない。
隆人はおよそ数年ぶりにみる大勢の人に目を見張りながら入り口兼出口である門を通り抜ける。
そして隆人は迷宮都市ディアラに足を踏み入れた。
階層を上がってきた隆人が出会ったのはサイクロプスに襲われている金髪の美少女であった。
「ところで、リュート様は何故こんなところに?もしかしてリュート様もソロでダンジョンに潜ってるのですか?」
お互いに名前を名乗った後、クリスティーナが隆人に尋ねてくる。小首を傾げる仕草がその外見と合わさって可愛らしい。
「うん、そんなところかな。もってことはクリスティーナさんもソロなのかい?」
「……ティナ」
「へ?」
「ティナと呼んでください!他人行儀なのは好きではありません!」
「いy……」
唐突なことに若干戸惑う隆人。だが、「いやでも……」と言おうと口を開いた瞬間、クリスティーナーーティナがキッと擬音のつきそうな鋭い目でこっちをみてきた。
こう言うところは頑固らしい。
「……うん、わかったよティナ」
結局隆人の方が折れることになった。決して圧力に負けたわけではないよ!
(俺のことをリュート様って呼んでるのは言わない方がいいんだろうね……)
そんな風に考えながら会話を戻す。
「それで……ティナ?君はソロの冒険者なのかい?
「はい!これでもギルドにいるソロの冒険者達の中では実力者って言われているんですよ!」
隆人がティナと呼んだことに満足気な表情を浮かべ、年頃にしては少し豊かな胸を張りながら自信満々に答える。
だが、その明るい顔も一転すぐに沈んだ表情に変わる。
「といっても、さっき死にかけたんですけどね……。はぁ……」
かなり落ち込んでいる。先程のサイクロプスとの戦闘が堪えたようだ。隆人が来なければ確実に死んでいたので当然とも言えるが。
その様子をみて、隆人は微笑を浮かべながら言う
「まぁ戦いには死が付きまとってるからね、事実今ティナは生きてる。それで十分じゃないかな?」
その言葉には不思議なほどの重みがあった。実際に死地をくぐり抜けてきた者。
それ独特の空気感をティナは感じ取った。
その言葉に励まされたのか、ティナの沈んでいた表情が明るくなる。
「は、はい!ありがとうございますねリュート様」
ティナが元気になったとみた隆人は、先程の言葉で気になったことを訪ねる。
「ところで、さっき言っていた『ギルド』っていうのはなんだい?」
「……え?」
沈黙。漂ういやな空気に耐えきれなくなったのかティナがおずおずと口を開く。
「ギルドはこの大迷宮ディアラの上にある迷宮都市の冒険者ギルドのことですよ?この迷宮に入る冒険者は全てギルドに登録しています。リュート様もそうではないんですか?」
隆人に胡乱な表情を向けてくるティナ。隆人は少し悩んだ末にティナに真実を話すことにした。
誤魔化してもよかったが、あまりに外の知識がない為にこのままではどうせボロがでると考えたのだ。
「……ということで、俺はここまで上がってきたんだよ」
とりあえず気づいたらダンジョンの中にいて、そこから何やかんや死にかけながら生きてきたことを簡潔にティナに伝える。
それを聞いたティナの顔がみるみるうちに生気を失い蒼白になっていく。
「め、迷宮の深層の更に奥、未到達階層で生活……??しかも1人で……」
そう言いながら隆人をみてくる視線は明らかに人外を見るような視線である。
そんな視線を向けられた隆人は焦るように弁明する。
「い、いや!でもさっきも言ったけど、いたのは小人みたいな魔物とか兎ばっかりだし!そんな化け物の巣窟ってわけじゃ……」
「何言ってるんですか!!緑色の大型ゴブリンは『エルダーゴブリン』ゴブリンの最上位種でCランクの魔物ですよ!?本来ゴブリン種はEやFと弱いですけど、その種だけは別格です!それに、1メートルを超える白い角付き兎。おそらく『アクセルラビット』、兎型の魔物の中では最上位クラスの魔物です!この魔物も単体ではCランクですが、連携を使うので複数体でいる場合はBランクに分類される脅威ですよ!?」
「……」
血相を変えてまくしたててくるティナに流石の隆人も思わず怯んでしまう。
更にティナの言葉は止まらない。
「それに!炎を纏った3メートル級の熊型魔物。信じられませんが恐らく『ボルケーノグリズリー』。数十年前に現れ周辺の村々をいくつか壊滅させたとされる推定Aランクの化け物ですよ!?地上で発見されたら周辺都市で即緊急討伐隊の招集がかける程の魔物ですよ!!それを単独で……」
言い切って満足したのか、そこで言葉を止め肩で息をしながらこっちを見てくる。
「もちろん楽じゃなかったよ、スキルの相性とか運とか色々絡み合って偶然勝てたようなものだもの」
これは本音である。実際、身体強化というチートじみたユニークスキルと幸運が色々あって初めて勝てた魔物達である。
「まぁ、話を聞く限り実際そうなのでしょう。話してみてもリュート様が人外の類とは思えませんし……」
そう言ってはにかんでくる。ティナという少女は順応性が高いのであろう。隆人の話を聞いても引いたりせずそれでも笑顔でいてくれた。
残念なことに、隆人は事実として若干人外の領域に足を入れているのだが……。
「それより、リュート様は恐らく転生者だと思います。グラン国語を話せていますし迷宮で突然目覚めたにしては自我もしっかりしていますし。恐らく転生の際に記憶が欠損したのでしょう」
これには隆人が驚いた。まず転生者というものが存在ひていること。それに前世の話をしていないのに転生者であるとすぐに当てられたこと。
「この世界に隣接する上位世界から偶に魂が降りてくることがあるそうです。その魂が偶然空気中の魔素と結合し人間になった者。それが転生者と呼ばれています。
その話を聞いて隆人はなるほど、と思う。恐らく地球がその上位世界で、自分は死の際魂だけこちらにやってきたのだろう。
「ところで、リュート様はこれからどうするのですか?」
そういえば、とこの先の事を考えてなかった隆人は少し悩んだ末に答える。
「それじゃあここを出てその迷宮都市って言うところに行ってみようかな?色々気になるし」
「っ!!そうですか!じゃあ一緒に行きましょう!」
パアッと笑顔になったティナは隆人の腕を引きダンジョンーー大迷宮ディアラの中を歩きだした。
その道中、隆人はティナから色んな事を聞いてみる。するとこの世界のことが少しずつわかってきた。
この迷宮はグランザム連合王国という国の中に位置していること。そのグランザムが建国された際、元となった様々な国に優劣を付けないよう、建国の主要人物の1人で転生者である男ーーシゲオ・ヨシダという名前らしいーーがどの国の言語とも違う彼の母語日本語をグラン国語として制定したらしい。
世界が隣接している為か言語システムは近しいものがあり普及されていき、数百年たった今ではグランザム連合王国の第一言語として浸透しているらしい。
また、魔素というのは空気中に漂う物質であり、魔法発動に影響しているものらしい。MPが空気中の魔素と反応し魔法が発動する、というのが現在の説のようだ。
また魔素は魂などと結合し物理生物として顕現することがあるようでそれが転生者であったり魔物であったりするらしい。
そんな事を聞いている合間にも魔物はやってくる。しかし上層らしく弱い魔物に対して隆人はそれを作業とすら見ていないように瞬殺していった。
その度にティナの顔は引きつっていたが。
そしてついに迷宮の入り口に辿りついた。そこには人工的に作られたであろう大きな門があり、その左右には2人の人がたっていた。
「あれは門番さんです。魔物が門から町に出ないように見張っているんですよ」
とティナが小声で説明してくれる。ここまで浅い階層になると周りにも人がおり、誰が不審に思うかわからない。
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