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第1章 異世界へ
幕間 出会いの序曲
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(ティナ視点です、読み飛ばしても構いません)
その日は朝からなんだか嫌な感じだった。
特に天気は悪くない。というよりむしろ晴れていて心地いいと言ってもいいだろう。
でも、何故か背筋に残るいやーな感覚がこびりついて離れなかった。
私はそんな感覚を振り払うようにいつもよりだいぶ早く宿の部屋を出た。
この感覚を隆人がきいたらこう言うだろう。
『死亡フラグ』と。
「あら、おはようティナちゃん」
「おはようございます!おかみさん」
私の名前はクリスティーナと言います。この町ーー迷宮都市ディアラで活動しているソロの冒険者です。
ソロでいるのには色々と事情があるのですが、それについてはまたの機会に……。
現在のレベルは62、冒険者全体としては中堅を超えたところって感じですね!
一応登録されたjobは魔法騎士になってます、私は剣の他に炎系の魔法も得意なんです!なのでソロの中では割と腕が立つ方だと密かに自負してます。
って私誰に向かって話してるんだろ……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やがてティナはギルドに到着した。ごった返す中をかき分けてある一角に着く。
そこは迷宮専用の情報掲示板。
迷宮探索が冒険者のメインであるこの都市ではこのような掲示板で情報が広められる。
何階層で何が出たとか、どこが異常だとか、命に関わることなので迷宮にもぐる冒険者は相当の馬鹿でない限りこの掲示板を見るし、情報を載せる。
ティナはその情報達の中である一文に目を向ける。
〈Bランクパーティ『太陽の剣』下層探索より帰還〉
太陽の剣とはこの迷宮都市でも最大のパーティであり、その構成人数は50人近くいる。中でもメインパーティーは最終到達階層55階と唯一の深層到達者である。
ちなみに、1~10が上層で初心者も多く、11~30までが中層、31~50までが下層と呼ばれている。そしてそれより下の階層は深層と呼ばれ底は判明していない。また、現れる魔物も下層まではDランクからせいぜいCまでなのに対し、深層にはBランクすら存在するらしい。
ティナの到達階層は30。ちょうど下層に到達したということである。
そして『太陽の剣』であるが、彼らは依頼や団員のレべリングの為によく下層に探索に行く。それもかなりの大人数で。
もちろん50人全員で行くわけはないが多い時はその半数近くのが一挙に下層に向かうのだ。更にそれに便乗するパーティもいくつか追随する。
それだけの人数が一気に下層に行き魔物を狩ればどうなるか、答えは魔物の一時的な減少である。
もちろん時間が経てばまた新しい魔物が生まれ数は元に戻るが、太陽の剣帰還後数日は下層までの魔物が少なくなる。安全を重視する者達はこれを利用するのだ。
そしてティナもその1人である。
なんたってティナはその下層に挑戦するのだから。
その後ギルドを出たティナが向かったのはこの都市の中心に位置する迷宮の入り口である。王国随一の大迷宮とあってここはいつも人がごった返している。
ティナはその中をずんずんと進み迷宮の入り口に着く。
「お、[炎姫]か!これから探索か?」
「え!?ほんとだティナちゃんだ!」
入り口に着いた途端何人かの冒険者に絡まれる。ちなみに炎姫というのはティナの持つ異名である。その容姿に騎士然とした装い、そして炎系魔法の技量から呼称されている。
「ティナちゃんさ、これから迷宮行くなら一緒に行かない?俺達についてくれば安心だぜ?」
「いえ、申し訳ないのですが当分誰かとパーティを組むつもりはないので」
絡んできている冒険者の1人がそう言ってくる。つられてほかの冒険者達も我先にと勧誘してくる。
ソロと言ってもルックス実力共に高いティナに対する勧誘は後を絶たない。と言っても事情故にパーティを組むことはできないが。
……まぁそれがなくてもこのような下心丸出しの冒険者達と一緒は嫌なのだが。
そんないつも通りの些細なイベントが終わった後、ティナは冒険者達の一団を抜けた。
「いよいよですね……」
そしてティナは迷宮へと足を踏み入れた。
初めての下層とは言え慣れた迷宮、そこであんな予想外が起こるなんて考えてもいなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ティナにとって初めての下層探索。それは順調という一言に尽きた。
既到達階層である30階までは2度ほどある程度安全な地点で仮眠を挟んだりしながらもサクサクと進み、それは下層に入っても変わらなかった。
剣や魔法を駆使しながら魔物を倒し、複数体との戦闘は避けながら進んでいった。
途中なんどか被弾することもあったが、ポーションの類の準備は十分でありその消費も許容範囲、というよりむしろ少なく済んでいた。
現在のティナがいるのは35階層。ここが今回の下層探索の目標であり、この階層をある程度探索したら引き上げるつもりである。
ティナは目標の達成を疑っていなかった。
グォォォォン ガキィン
「っ戦闘音!」
ティナの耳が捉えたのは魔物の吠え声と思しきものと武器がぶつかる音。そこになんとも言えない嫌な予感がしたティナは音の方に向かって疾走した。
「サ、サイクロプス……!?」
音の方に向かったティナが見たのは単眼の大型魔物であるサイクロプス、それと戦う4人パーティであった。
サイクロプスはAランク魔物と分類されており、バケモノと認識される存在である。
もちろんこんなところにいるはずのない魔物であり、対峙しているパーティもギリギリであった。
前衛らしき装備の1人は後ろで傷だらけでぐったりと倒れており、ヒーラーらしい1人が回復魔法をかけている。もう1人の前衛がサイクロプスと戦い、後衛魔法使いが攻撃魔法でサポートしているが戦況は芳しくなく、前衛の体にみるみる傷が付けられている。魔法使いの方もMPが切れそうなのか青白い顔で足元がふらついている。
何かの拍子に瓦解してもおかしくない状況だった。
「〈燃え盛る炎よ、我が意の元にかの敵を打ち抜け〉『炎弾』!」
そう思った時には咄嗟に魔法を放っていた。選んだ魔法は炎弾、ティナの使う炎系魔法の中でも素早く使えもっとも信を置いている魔法。
打ち出された炎の球はサイクロプスに背中から直撃し傷は付かないものの一瞬サイクロプスの気を引く。
すぐにティナは叫ぶ。
「今です!私が少しの間サイクロプスの気を引きます!その間に逃げてください」
「っ!?炎姫か!すまん恩にきる!だがそいつは単独でなんとかなる相手じゃない、炎姫もすぐに逃げてくれ」
ティナの姿をみた冒険者達は一瞬安堵を浮かべた後急いで退散の準備を始める。残った前衛が倒れている人を担ぎ残りの2人が荷物を持って走る。
それを横目にみたティナはサイクロプスとの戦闘に入る。
(あのパーティが逃げる時間を考えたら、負傷の遅れを込みで5分くらい、そこまで耐えられれば大丈夫!)
ティナとサイクロプスの戦闘、それは一言で言えば蹂躙だった。
圧倒的なパワーとスピード、ティナ剣技は弾かれ通用せず、得意の魔法もさしたるダメージは与えられなかった。
5分どころか3分も経たずにティナはボロボロにされ、床に倒れ伏していた。
(なんて強さ……これがAランク、遠すぎる)
サイクロプスは動けなくなったティナに近づき、手に持った巨大な棍棒が振るわれる。
(私、ここまでなのね……)
だがいつまで経っても衝撃はこない、不思議に思い目を開けたティナの目の前にいたのは1人の少年だった。
呆気に取られたティナだが次の瞬間にはその無謀さを悟り叫ぶ。
「何をしているんですか!その魔物はサイクロプス--ランクA相当の魔物ですよ!?一人でなんとかできる魔物ではありません!」
自分が蹂躙されてわかった、これは単独で勝てるものではない。それこそバケモノクラスでない限り。
「私が隙を作りますからその隙に逃げてください!これでも多少は腕に自信があります!あなたが逃げるくらいの時間は稼いで見せますよ」
少年を目の前で見殺しにはできない、その一心で立ち上がる。ティナなりの冒険者としての矜持である。
だが、その覚悟は要らないものとなった。
「いや、それには及ばないよ……はっ!」
次の瞬間、その少年はなんとサイクロプスの重い攻撃を軽々と弾き、一瞬で袈裟懸けに切り裂いた。
ティナという少女の人生は今この瞬間から大きく転換することになる。
その日は朝からなんだか嫌な感じだった。
特に天気は悪くない。というよりむしろ晴れていて心地いいと言ってもいいだろう。
でも、何故か背筋に残るいやーな感覚がこびりついて離れなかった。
私はそんな感覚を振り払うようにいつもよりだいぶ早く宿の部屋を出た。
この感覚を隆人がきいたらこう言うだろう。
『死亡フラグ』と。
「あら、おはようティナちゃん」
「おはようございます!おかみさん」
私の名前はクリスティーナと言います。この町ーー迷宮都市ディアラで活動しているソロの冒険者です。
ソロでいるのには色々と事情があるのですが、それについてはまたの機会に……。
現在のレベルは62、冒険者全体としては中堅を超えたところって感じですね!
一応登録されたjobは魔法騎士になってます、私は剣の他に炎系の魔法も得意なんです!なのでソロの中では割と腕が立つ方だと密かに自負してます。
って私誰に向かって話してるんだろ……。
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やがてティナはギルドに到着した。ごった返す中をかき分けてある一角に着く。
そこは迷宮専用の情報掲示板。
迷宮探索が冒険者のメインであるこの都市ではこのような掲示板で情報が広められる。
何階層で何が出たとか、どこが異常だとか、命に関わることなので迷宮にもぐる冒険者は相当の馬鹿でない限りこの掲示板を見るし、情報を載せる。
ティナはその情報達の中である一文に目を向ける。
〈Bランクパーティ『太陽の剣』下層探索より帰還〉
太陽の剣とはこの迷宮都市でも最大のパーティであり、その構成人数は50人近くいる。中でもメインパーティーは最終到達階層55階と唯一の深層到達者である。
ちなみに、1~10が上層で初心者も多く、11~30までが中層、31~50までが下層と呼ばれている。そしてそれより下の階層は深層と呼ばれ底は判明していない。また、現れる魔物も下層まではDランクからせいぜいCまでなのに対し、深層にはBランクすら存在するらしい。
ティナの到達階層は30。ちょうど下層に到達したということである。
そして『太陽の剣』であるが、彼らは依頼や団員のレべリングの為によく下層に探索に行く。それもかなりの大人数で。
もちろん50人全員で行くわけはないが多い時はその半数近くのが一挙に下層に向かうのだ。更にそれに便乗するパーティもいくつか追随する。
それだけの人数が一気に下層に行き魔物を狩ればどうなるか、答えは魔物の一時的な減少である。
もちろん時間が経てばまた新しい魔物が生まれ数は元に戻るが、太陽の剣帰還後数日は下層までの魔物が少なくなる。安全を重視する者達はこれを利用するのだ。
そしてティナもその1人である。
なんたってティナはその下層に挑戦するのだから。
その後ギルドを出たティナが向かったのはこの都市の中心に位置する迷宮の入り口である。王国随一の大迷宮とあってここはいつも人がごった返している。
ティナはその中をずんずんと進み迷宮の入り口に着く。
「お、[炎姫]か!これから探索か?」
「え!?ほんとだティナちゃんだ!」
入り口に着いた途端何人かの冒険者に絡まれる。ちなみに炎姫というのはティナの持つ異名である。その容姿に騎士然とした装い、そして炎系魔法の技量から呼称されている。
「ティナちゃんさ、これから迷宮行くなら一緒に行かない?俺達についてくれば安心だぜ?」
「いえ、申し訳ないのですが当分誰かとパーティを組むつもりはないので」
絡んできている冒険者の1人がそう言ってくる。つられてほかの冒険者達も我先にと勧誘してくる。
ソロと言ってもルックス実力共に高いティナに対する勧誘は後を絶たない。と言っても事情故にパーティを組むことはできないが。
……まぁそれがなくてもこのような下心丸出しの冒険者達と一緒は嫌なのだが。
そんないつも通りの些細なイベントが終わった後、ティナは冒険者達の一団を抜けた。
「いよいよですね……」
そしてティナは迷宮へと足を踏み入れた。
初めての下層とは言え慣れた迷宮、そこであんな予想外が起こるなんて考えてもいなかった。
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ティナにとって初めての下層探索。それは順調という一言に尽きた。
既到達階層である30階までは2度ほどある程度安全な地点で仮眠を挟んだりしながらもサクサクと進み、それは下層に入っても変わらなかった。
剣や魔法を駆使しながら魔物を倒し、複数体との戦闘は避けながら進んでいった。
途中なんどか被弾することもあったが、ポーションの類の準備は十分でありその消費も許容範囲、というよりむしろ少なく済んでいた。
現在のティナがいるのは35階層。ここが今回の下層探索の目標であり、この階層をある程度探索したら引き上げるつもりである。
ティナは目標の達成を疑っていなかった。
グォォォォン ガキィン
「っ戦闘音!」
ティナの耳が捉えたのは魔物の吠え声と思しきものと武器がぶつかる音。そこになんとも言えない嫌な予感がしたティナは音の方に向かって疾走した。
「サ、サイクロプス……!?」
音の方に向かったティナが見たのは単眼の大型魔物であるサイクロプス、それと戦う4人パーティであった。
サイクロプスはAランク魔物と分類されており、バケモノと認識される存在である。
もちろんこんなところにいるはずのない魔物であり、対峙しているパーティもギリギリであった。
前衛らしき装備の1人は後ろで傷だらけでぐったりと倒れており、ヒーラーらしい1人が回復魔法をかけている。もう1人の前衛がサイクロプスと戦い、後衛魔法使いが攻撃魔法でサポートしているが戦況は芳しくなく、前衛の体にみるみる傷が付けられている。魔法使いの方もMPが切れそうなのか青白い顔で足元がふらついている。
何かの拍子に瓦解してもおかしくない状況だった。
「〈燃え盛る炎よ、我が意の元にかの敵を打ち抜け〉『炎弾』!」
そう思った時には咄嗟に魔法を放っていた。選んだ魔法は炎弾、ティナの使う炎系魔法の中でも素早く使えもっとも信を置いている魔法。
打ち出された炎の球はサイクロプスに背中から直撃し傷は付かないものの一瞬サイクロプスの気を引く。
すぐにティナは叫ぶ。
「今です!私が少しの間サイクロプスの気を引きます!その間に逃げてください」
「っ!?炎姫か!すまん恩にきる!だがそいつは単独でなんとかなる相手じゃない、炎姫もすぐに逃げてくれ」
ティナの姿をみた冒険者達は一瞬安堵を浮かべた後急いで退散の準備を始める。残った前衛が倒れている人を担ぎ残りの2人が荷物を持って走る。
それを横目にみたティナはサイクロプスとの戦闘に入る。
(あのパーティが逃げる時間を考えたら、負傷の遅れを込みで5分くらい、そこまで耐えられれば大丈夫!)
ティナとサイクロプスの戦闘、それは一言で言えば蹂躙だった。
圧倒的なパワーとスピード、ティナ剣技は弾かれ通用せず、得意の魔法もさしたるダメージは与えられなかった。
5分どころか3分も経たずにティナはボロボロにされ、床に倒れ伏していた。
(なんて強さ……これがAランク、遠すぎる)
サイクロプスは動けなくなったティナに近づき、手に持った巨大な棍棒が振るわれる。
(私、ここまでなのね……)
だがいつまで経っても衝撃はこない、不思議に思い目を開けたティナの目の前にいたのは1人の少年だった。
呆気に取られたティナだが次の瞬間にはその無謀さを悟り叫ぶ。
「何をしているんですか!その魔物はサイクロプス--ランクA相当の魔物ですよ!?一人でなんとかできる魔物ではありません!」
自分が蹂躙されてわかった、これは単独で勝てるものではない。それこそバケモノクラスでない限り。
「私が隙を作りますからその隙に逃げてください!これでも多少は腕に自信があります!あなたが逃げるくらいの時間は稼いで見せますよ」
少年を目の前で見殺しにはできない、その一心で立ち上がる。ティナなりの冒険者としての矜持である。
だが、その覚悟は要らないものとなった。
「いや、それには及ばないよ……はっ!」
次の瞬間、その少年はなんとサイクロプスの重い攻撃を軽々と弾き、一瞬で袈裟懸けに切り裂いた。
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