67 / 96
第1章 辺獄妄執譚
第46話 世紀の大天才、すなわち現代のプロメテウス
しおりを挟む
皆がホバーバイクに乗ってそれぞれの戦艦へと向かった後、
キング・メイソンは、武装である猛威を振るう鎚の王に乗って戦艦まで飛んで行った。キング・メイソンは、戦艦の近くに行くと
「さてと、この戦艦を俺の能力で分解すれば終わりだな
マイスターもそうだが、やっと能力が完全に活かせる敵が出てきたな」
キング・メイソンは、そう言って能力を使い戦艦を分解して甲板に乗っているSF鎧の兵士達を海へと落として行った。表面から徐々に崩れていく戦艦に、絶叫しながら海へと落ちる兵士達、これで終わりだと思ったが……
「なんだ……これは……」
キング・メイソンは、表面が剥がれ切った戦艦の内部から出てきたシロナガスクジラの様な生き物を見て絶句した。
その生き物が大きさとシルエットはシロナガスクジラのそれだが、体の表面がカブトムシの様な外骨格に覆われている生きた戦艦の様な生物だった。キング・メイソンは、その謎の生き物に対して恐怖を覚え急いで何とかせねばと思い魔法を発動する。
「聴けッ!
海を焼く炎、星見の頭脳、奢侈の混凝土
輝く知識は、暗黒に呑まれ葬られた
これは、冷たく波打つ大海から
それらを掬う柄杓なり
歴史の海を除く者、第一節 シラクサの陽炎 起動ッ!」
キング・メイソンが魔法を唱えるとキング・メイソンの目の前に大量のレンズがついた巨大な装置が現れ中心に光を集め始めた。
すると、キング・メイソンの胸のコアが白く輝き猛威を振るう鎚の王の目の前に巨大な魔法陣が現れた。その魔法陣が現れると、キング・メイソンは、さらに魔法を詠唱する。
「聴けッ!
歴史に名高い兵士達
語り継がれる英雄譚
それに付随する数多の名工の妙技を此処に
鎚ふる匠は永遠に」
キング・メイソンが、魔法を唱えると巨大な魔法陣の前に黒い魔法陣が現れ、巨大な魔方陣から大口径のレーザーが放たれた。すると、そのレーザーは黒い魔法陣を通り黒い魔法陣から火花が散った。放たれたレーザーは、黒い魔法陣により巨大な光の大剣となり、キング・メイソンはそれを掴んでシロナガスクジラの様な生き物に向かって全速力で近づき切り裂こうとした。
すると、シロナガスクジラの様な生き物に背中に空いていた穴から身長3m程の巨人が白いゴシック式甲冑の胴体部に深紅の十字架が描かれた鎧を着て、腕には穂先が五本に別れた槍を持ち、左目には何かの機械が取り付けられたレンズをつけている状態で現れた。
巨人が現れると、巨人が出てきた穴から完全な球体のドローンの様な装置が現れ、巨人に命令した。
「アダムよ、我が愛しい完成品
眼前の敵を討ち滅ぼせ」
ドローンから指示を受けると、巨人は無垢な少年の様な物腰で
「わかったよ、父さん
彼奴をやっつける」
と、意気込んだ。すると巨人は猛威を振るう鎚の王を睨み左目についた装置が紫色の光を放ちキング・メイソンの持つ光の大剣に当てた。
キング・メイソンは、その光を避けようとしたが、少し触れただけで大剣は粒子のようになってバラバラに砕かれ、消滅してしまった。
キング・メイソンは、それに驚き急いでベルトからネイルガンを取り出して巨人に向けて撃ったが、巨人は手に持つ槍の穂先全てから白い光を放ち、釘を空中で消滅させた。すると、巨人は甲冑の腰についている鉄球の様な物を手に取り、猛威を振るう鎚の王に向かって投げつけた。
キング・メイソンは、それを避ける為に空中で左に向かって姿勢制御装置を動かすが、投げつけられた鉄球は、猛威を振るう鎚の王を追跡し凄まじい速度で猛威を振るう鎚の王の右腕に突き刺さった。
「うあ!
クソう!」
キング・メイソンは、このまま逃げたらやられると思い、シロナガスクジラの様な生き物に不時着し腰のベルトからバールを取り出して巨人に迫った。巨人は、それに対し槍で応戦しバールを鋭く突いて砕くと、急激に接近し猛威を振るう鎚の王の顔を殴りつけた。すると、キング・メイソンは、それに対し左腕で巨人の腹を殴りつけた。どちらも殴られた程度ではビクともしなかったが、片腕の無い猛威を振るう鎚の王の腕を巨人が左手で掴んで止めると、右腕で猛威を振るう鎚の王の左腕の肘を肘打ちしてへし折った。
「うあああッ!」
キング・メイソンは、両手を失い右足で巨人の腹を蹴って逃げようとしたが、巨人は、蹴りでもビクともせずに右足を左手で掴み引き寄せると右手で猛威を振るう鎚の王の胸を押して倒し馬乗りになった。すると、巨人はニタリと笑ってドローンの方を見た。
「見てよ父さん!
僕、敵を倒したよ!」
はしゃぐ子供のような巨人は、嬉しそうにそう言うと、ドローンからは
「良くやった息子よ
さあ、そのままそいつを殺せ」
と、良い。巨人は、無垢な表情で
「わかったよ、父さん!」
と言い、右腕に黄金の粒子を集め、猛威を振るう鎚の王に殴りかかった。
キング・メイソンは、武装である猛威を振るう鎚の王に乗って戦艦まで飛んで行った。キング・メイソンは、戦艦の近くに行くと
「さてと、この戦艦を俺の能力で分解すれば終わりだな
マイスターもそうだが、やっと能力が完全に活かせる敵が出てきたな」
キング・メイソンは、そう言って能力を使い戦艦を分解して甲板に乗っているSF鎧の兵士達を海へと落として行った。表面から徐々に崩れていく戦艦に、絶叫しながら海へと落ちる兵士達、これで終わりだと思ったが……
「なんだ……これは……」
キング・メイソンは、表面が剥がれ切った戦艦の内部から出てきたシロナガスクジラの様な生き物を見て絶句した。
その生き物が大きさとシルエットはシロナガスクジラのそれだが、体の表面がカブトムシの様な外骨格に覆われている生きた戦艦の様な生物だった。キング・メイソンは、その謎の生き物に対して恐怖を覚え急いで何とかせねばと思い魔法を発動する。
「聴けッ!
海を焼く炎、星見の頭脳、奢侈の混凝土
輝く知識は、暗黒に呑まれ葬られた
これは、冷たく波打つ大海から
それらを掬う柄杓なり
歴史の海を除く者、第一節 シラクサの陽炎 起動ッ!」
キング・メイソンが魔法を唱えるとキング・メイソンの目の前に大量のレンズがついた巨大な装置が現れ中心に光を集め始めた。
すると、キング・メイソンの胸のコアが白く輝き猛威を振るう鎚の王の目の前に巨大な魔法陣が現れた。その魔法陣が現れると、キング・メイソンは、さらに魔法を詠唱する。
「聴けッ!
歴史に名高い兵士達
語り継がれる英雄譚
それに付随する数多の名工の妙技を此処に
鎚ふる匠は永遠に」
キング・メイソンが、魔法を唱えると巨大な魔法陣の前に黒い魔法陣が現れ、巨大な魔方陣から大口径のレーザーが放たれた。すると、そのレーザーは黒い魔法陣を通り黒い魔法陣から火花が散った。放たれたレーザーは、黒い魔法陣により巨大な光の大剣となり、キング・メイソンはそれを掴んでシロナガスクジラの様な生き物に向かって全速力で近づき切り裂こうとした。
すると、シロナガスクジラの様な生き物に背中に空いていた穴から身長3m程の巨人が白いゴシック式甲冑の胴体部に深紅の十字架が描かれた鎧を着て、腕には穂先が五本に別れた槍を持ち、左目には何かの機械が取り付けられたレンズをつけている状態で現れた。
巨人が現れると、巨人が出てきた穴から完全な球体のドローンの様な装置が現れ、巨人に命令した。
「アダムよ、我が愛しい完成品
眼前の敵を討ち滅ぼせ」
ドローンから指示を受けると、巨人は無垢な少年の様な物腰で
「わかったよ、父さん
彼奴をやっつける」
と、意気込んだ。すると巨人は猛威を振るう鎚の王を睨み左目についた装置が紫色の光を放ちキング・メイソンの持つ光の大剣に当てた。
キング・メイソンは、その光を避けようとしたが、少し触れただけで大剣は粒子のようになってバラバラに砕かれ、消滅してしまった。
キング・メイソンは、それに驚き急いでベルトからネイルガンを取り出して巨人に向けて撃ったが、巨人は手に持つ槍の穂先全てから白い光を放ち、釘を空中で消滅させた。すると、巨人は甲冑の腰についている鉄球の様な物を手に取り、猛威を振るう鎚の王に向かって投げつけた。
キング・メイソンは、それを避ける為に空中で左に向かって姿勢制御装置を動かすが、投げつけられた鉄球は、猛威を振るう鎚の王を追跡し凄まじい速度で猛威を振るう鎚の王の右腕に突き刺さった。
「うあ!
クソう!」
キング・メイソンは、このまま逃げたらやられると思い、シロナガスクジラの様な生き物に不時着し腰のベルトからバールを取り出して巨人に迫った。巨人は、それに対し槍で応戦しバールを鋭く突いて砕くと、急激に接近し猛威を振るう鎚の王の顔を殴りつけた。すると、キング・メイソンは、それに対し左腕で巨人の腹を殴りつけた。どちらも殴られた程度ではビクともしなかったが、片腕の無い猛威を振るう鎚の王の腕を巨人が左手で掴んで止めると、右腕で猛威を振るう鎚の王の左腕の肘を肘打ちしてへし折った。
「うあああッ!」
キング・メイソンは、両手を失い右足で巨人の腹を蹴って逃げようとしたが、巨人は、蹴りでもビクともせずに右足を左手で掴み引き寄せると右手で猛威を振るう鎚の王の胸を押して倒し馬乗りになった。すると、巨人はニタリと笑ってドローンの方を見た。
「見てよ父さん!
僕、敵を倒したよ!」
はしゃぐ子供のような巨人は、嬉しそうにそう言うと、ドローンからは
「良くやった息子よ
さあ、そのままそいつを殺せ」
と、良い。巨人は、無垢な表情で
「わかったよ、父さん!」
と言い、右腕に黄金の粒子を集め、猛威を振るう鎚の王に殴りかかった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる