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第2章 スファニー・レノア

12.譲れない戦い1

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ここは、W34空域バセンジーを取り巻くNB星系周辺。

DA防軍ブラッセル対T(テンメイ)セイバーの激烈極まる戦いが繰り広げられている

ズバァバァババババアアア~~
シューーーん、シューーーーん

セイバーマッシュフォース攻撃隊の猛攻撃を必死に食い止めるのは アイファ・オリジン連隊長率いる機甲兵団17部隊。


『 かわせ!かわせ! 全て中へ入れ込め~!! 』

バセンジーを挟んで左右、後方を抑えるのは挺侵防衛第2615大隊。  

『 機動艦隊 到着まで、なんとしてもここを死守する!大丈夫だ、お前たちならできる!』

挺侵四個連隊 総長シール・ハードカット中尉は、拳を振り上げチームを鼓舞する

『はい💦』
部下たちは声を揃えた

『 ひるむなぁー!セイバー共を残らず殲滅だっ! 』

アイファは先頭切って飛び込んでゆく

ドゥゴゴゴォォーォオオオ!!
ブボボボォぉぉ!

そこへ突如、現れたのは敵の巨大駆逐艦アーユゲニー。

所構わず火を吹いた!


グワァッッッシャーーー!!

辺り一帯、激しい砲撃に部隊は総崩れ、多くの戦闘機が消し飛んでゆく。


『!!な!なんだとぉぉ💦 あれはボーゲルか?! 』

爆圧に耐えながら態勢を立て直すアイファ


『アイファ、無事か! すぐそっちに向かう 』

コックピット内のモニターには、シールの青ざめた顔が映る

『だめだ、そこを動くな!』
『しかし💦』
『 動けば、やつらに回り込まれるぞっ!!』

アイファの重装甲機兵ライノスは戦火の中に突っ込んでゆく

『アイファー!!』
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