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始まりの森
第7話
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(……ん?…ここは?)
気が付くと周りには何もなく、立っているのか座っているのかもわからない、淡い真珠のような色をした空間が無限に広がっていた。
ただなんとなく、ここが夢の中であろうことがわかった。
(不思議な空間だなぁ…)
《やぁ。》
!?
《そんなに驚かなくたって良いじゃないか。》
なんだこの声…周りを見渡しても姿は見えない…幻聴か…?俺が作り出したのか…?
《いや、それは違うよ?君の夢の中にお邪魔させてもらったんだ。私は人間のいうところの神だからね。》
神…?その神様が何でわざわざ…?
《ん~…まぁ特に何でもないんだけど、君を手助けするようにって約束をしていてね。》
約束…?誰とだ…俺の知り合い…?
《それは内緒だよ。…っと、それはそうと街を目指すんだったかな?》
え?あ、うん、そうだけど…。
《それなら1つ、アドバイスをしよう!情報を探すなら商人をしても良いかもしれないよ!どうやら君は労働力は沢山用意できるみたいだし、薬草でも採取してきて、そのゴーレム達に薬でも作らせたらあの街では売れると思うよ。》
薬か…確かに思いつかなかったけど、売る以前に自分で持っても良いかもしれないな…。
《あと街では気を付けるんだよ、その内わかると思うけど、君はきっと忌み嫌われるかもしれないからね。》
忌み嫌われる…?何でかは教えてくれないのか?
《うん、全部教えられるよりも、自ら気付くのも大事だからね。あんまり干渉が過ぎると良くないしね。だから君が何故、記憶喪失なのか、誰なのか、どうしてあの場所で寝ていたのかは教えられない。》
《そうは言ってもスキルについては、気になるだろうから少しだけ教えてあげるよ。》
《まずこの大陸、「オーベイル大陸」ではスキルを持っている人は極端に少ないんだ。スキルに関しての情報も少ないから、持っていても気付いていない場合もあって、ほぼいないと言っても良いくらいにね。この世界では魔法の方が主流なんだよ。》
魔法…?それは俺にも使えるのか…?
《それはこれから次第ってとこだけど、詳しくは言えないね。》
なんだよ…
《まぁまぁ、あの泉で食べたあの果実、あれは私が用意したんだ。スキルを使えるように、身体のマナの使い方を思い出させる為にね。だから許してほしいな。》
だからあんなに変な味と見た目だったのか…
というかマナっていうのが力の源なのか?
《そうだよ。まぁそれは置いといて、君は記憶がないのに面白いことを思いつくからね、楽しく観察してたんだ。だからサービスとして教えてあげるね。》
《あの小鳥型のゴーレムから得た景色がわかるようになれば、楽しいし便利だと思わない?水面に映る景色のように、頭の中にその景色が浮かんでくるように画面をイメージすると良いよ!偵察にも使えるようになるだろうしね!》
ふむ…なるほど!わかった、やってみるよ。
《うん、もう何となく理解してるとは思うけど、そのスキル、使えば使うほど成長していくからね!使い方には気を付けるんだよ!》
あぁ、ありがとう。ところでこれどうやって戻れるんだ?
《ふふ、もうすぐ戻れるよ、目覚めても忘れないようにね。じゃあまたいつかお邪魔するよ!頑張ってね~》
そう言って神の気配が消えた時、夢の世界も終わりを迎えるように、微睡から覚めた。
気が付くと周りには何もなく、立っているのか座っているのかもわからない、淡い真珠のような色をした空間が無限に広がっていた。
ただなんとなく、ここが夢の中であろうことがわかった。
(不思議な空間だなぁ…)
《やぁ。》
!?
《そんなに驚かなくたって良いじゃないか。》
なんだこの声…周りを見渡しても姿は見えない…幻聴か…?俺が作り出したのか…?
《いや、それは違うよ?君の夢の中にお邪魔させてもらったんだ。私は人間のいうところの神だからね。》
神…?その神様が何でわざわざ…?
《ん~…まぁ特に何でもないんだけど、君を手助けするようにって約束をしていてね。》
約束…?誰とだ…俺の知り合い…?
《それは内緒だよ。…っと、それはそうと街を目指すんだったかな?》
え?あ、うん、そうだけど…。
《それなら1つ、アドバイスをしよう!情報を探すなら商人をしても良いかもしれないよ!どうやら君は労働力は沢山用意できるみたいだし、薬草でも採取してきて、そのゴーレム達に薬でも作らせたらあの街では売れると思うよ。》
薬か…確かに思いつかなかったけど、売る以前に自分で持っても良いかもしれないな…。
《あと街では気を付けるんだよ、その内わかると思うけど、君はきっと忌み嫌われるかもしれないからね。》
忌み嫌われる…?何でかは教えてくれないのか?
《うん、全部教えられるよりも、自ら気付くのも大事だからね。あんまり干渉が過ぎると良くないしね。だから君が何故、記憶喪失なのか、誰なのか、どうしてあの場所で寝ていたのかは教えられない。》
《そうは言ってもスキルについては、気になるだろうから少しだけ教えてあげるよ。》
《まずこの大陸、「オーベイル大陸」ではスキルを持っている人は極端に少ないんだ。スキルに関しての情報も少ないから、持っていても気付いていない場合もあって、ほぼいないと言っても良いくらいにね。この世界では魔法の方が主流なんだよ。》
魔法…?それは俺にも使えるのか…?
《それはこれから次第ってとこだけど、詳しくは言えないね。》
なんだよ…
《まぁまぁ、あの泉で食べたあの果実、あれは私が用意したんだ。スキルを使えるように、身体のマナの使い方を思い出させる為にね。だから許してほしいな。》
だからあんなに変な味と見た目だったのか…
というかマナっていうのが力の源なのか?
《そうだよ。まぁそれは置いといて、君は記憶がないのに面白いことを思いつくからね、楽しく観察してたんだ。だからサービスとして教えてあげるね。》
《あの小鳥型のゴーレムから得た景色がわかるようになれば、楽しいし便利だと思わない?水面に映る景色のように、頭の中にその景色が浮かんでくるように画面をイメージすると良いよ!偵察にも使えるようになるだろうしね!》
ふむ…なるほど!わかった、やってみるよ。
《うん、もう何となく理解してるとは思うけど、そのスキル、使えば使うほど成長していくからね!使い方には気を付けるんだよ!》
あぁ、ありがとう。ところでこれどうやって戻れるんだ?
《ふふ、もうすぐ戻れるよ、目覚めても忘れないようにね。じゃあまたいつかお邪魔するよ!頑張ってね~》
そう言って神の気配が消えた時、夢の世界も終わりを迎えるように、微睡から覚めた。
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