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第一章「機械の戯れ」
邪心と見る者
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美海side
「水無月美海だ、囚われた能力者さんよぉ」
名を告げた途端、ナミトは俺の事に気付いたようだ。
多分、政府に連れてこられる奴はリストアップでもされてるんだろ。
「ふん、複数能力持ちか…少々手こずりそうだが…なんとかなるだろう」
ナミトはそう告げる。
アイツ、俺の事殺そうとしてない?
だーいじょーぶかなー俺ー(棒)
「何故貴様一人だけだ、俺を甘く見ていないか?」
いやいやいやいやいやいやいやいや…
「いや…誰が来るとか知らんし」
あ、ヤベ口が滑った()
ナミトのイライラゲージが溜まってってるような気がする。
気の所為だといいな()
「…まぁいい、どの道貴様は生きて帰れない…覚悟することだな」
ついさっき名前教えたのにまーだ貴様呼ばわりかよ…。
腹立つわぁ()
「何の覚悟だ、死の覚悟なら必要無いね」
そう告げると、ナミトは俺を睨む。
あーあ、青緑が綺麗なのに…勿体ねーな()
って、呑気に言ってる場合じゃねーな。
「お前の能力教えろよ」
多分相手は俺の能力を知っている。
能力知る事くらいフェアにして欲しい。
「教える義理などないが…まぁいいだろう…武器を出し、操る能力だ」
……はーー?
いや、初っ端から政府殺す気満々じゃねーか。
何しとんじゃワレ()
武器やで、武器。
死一直線やないけ、ふざけんな。
「…複数じゃねーのか?」
これは俺の素朴な疑問。
あれだけ罵倒しておいてって話よな()
「俺はこの能力だけだ、最初は貴様のような狙われる立場ではなかった」
コイツ…ちょくちょくキレるような言葉を投げかけやがって…。
でも、そんな理由で政府は連れてこねーだろ…。
「だが威力のせいで政府に連れてこられた…能力の希少性もあるだろうが…」
あ、言ってくれるのね。
確かに武器を操る能力者は、数少ない。
ペースト学園内にも居るか居ないか…その程度。
さて…どう対処しようか…。
…戦闘の作戦は後から考えるとして…まずは気になった事からじゃんじゃん聞くか()
「…政府に居て苦じゃねーのか?」
これでキレられたら…考えよう()
「……そんなわけないだろう?貴様と違い、俺は死を免れたからな」
死を免れた…それはもう政府の犬と化してんな…。
どうすっかな~…。
「……貴様はそこでのうのうとしてて良いのか?」
考え中に挑発のような言葉を投げかけられる。
「…………は?」
俺には、意味が分からなかった。
ナミトを見ると、右腕を挙げ顔は微かに笑ったような気がする。
俺は咄嗟に振り返った。
俺の後ろには…刃物が浮いていた。
いやいやいやいや…頭おかしいよ?!
普通こんな早くキレ…るか、アイツならやりかねん。
つか、ローブ着てるから見えねぇっての!!
「政府からも見捨てられた貴様は…此処で…死ね」
そう告げると、ナミトは腕を勢いよく下ろす。
と同時に、刃物が俺に向かって飛んでくる。
…もういいよな?
数秒後、爆発が起きた。
正確には、俺がそうさせた。
ナミトは分からないだろうけど…。
ちゃっかり準備してた☆
どーせ、何もしないってのはやらねーだろうし…って思っての準備。
当たったな、当たって欲しくなかったわこれは()
「……死んだか?呆気ない最期だったな…まぁ、当然か…」
徐々に煙が晴れていく。
ナミトは俺は死んだと報告でもするのか、振り返り扉に向かって歩いていた。
おいおいおいおいおいおい…。
勝手に殺すな…。
俺は…まだ生きてんだぞ?
「勝手に殺さんでくれんかな…?」
ナミトの足が止まる。
あ、ヤベ。
まだ手がバチバチいってる()
使いすぎるとこうなんだよなぁ…特に一気に使うとかは。
さて、そろそろ戦闘かな?
なーんて言おうかな…挑発系がいいな…あ。
これでいいや()
最大限のバカにしたような笑みで…。
「あんなんじゃ、俺は簡単に死なねぇっての」
「水無月美海だ、囚われた能力者さんよぉ」
名を告げた途端、ナミトは俺の事に気付いたようだ。
多分、政府に連れてこられる奴はリストアップでもされてるんだろ。
「ふん、複数能力持ちか…少々手こずりそうだが…なんとかなるだろう」
ナミトはそう告げる。
アイツ、俺の事殺そうとしてない?
だーいじょーぶかなー俺ー(棒)
「何故貴様一人だけだ、俺を甘く見ていないか?」
いやいやいやいやいやいやいやいや…
「いや…誰が来るとか知らんし」
あ、ヤベ口が滑った()
ナミトのイライラゲージが溜まってってるような気がする。
気の所為だといいな()
「…まぁいい、どの道貴様は生きて帰れない…覚悟することだな」
ついさっき名前教えたのにまーだ貴様呼ばわりかよ…。
腹立つわぁ()
「何の覚悟だ、死の覚悟なら必要無いね」
そう告げると、ナミトは俺を睨む。
あーあ、青緑が綺麗なのに…勿体ねーな()
って、呑気に言ってる場合じゃねーな。
「お前の能力教えろよ」
多分相手は俺の能力を知っている。
能力知る事くらいフェアにして欲しい。
「教える義理などないが…まぁいいだろう…武器を出し、操る能力だ」
……はーー?
いや、初っ端から政府殺す気満々じゃねーか。
何しとんじゃワレ()
武器やで、武器。
死一直線やないけ、ふざけんな。
「…複数じゃねーのか?」
これは俺の素朴な疑問。
あれだけ罵倒しておいてって話よな()
「俺はこの能力だけだ、最初は貴様のような狙われる立場ではなかった」
コイツ…ちょくちょくキレるような言葉を投げかけやがって…。
でも、そんな理由で政府は連れてこねーだろ…。
「だが威力のせいで政府に連れてこられた…能力の希少性もあるだろうが…」
あ、言ってくれるのね。
確かに武器を操る能力者は、数少ない。
ペースト学園内にも居るか居ないか…その程度。
さて…どう対処しようか…。
…戦闘の作戦は後から考えるとして…まずは気になった事からじゃんじゃん聞くか()
「…政府に居て苦じゃねーのか?」
これでキレられたら…考えよう()
「……そんなわけないだろう?貴様と違い、俺は死を免れたからな」
死を免れた…それはもう政府の犬と化してんな…。
どうすっかな~…。
「……貴様はそこでのうのうとしてて良いのか?」
考え中に挑発のような言葉を投げかけられる。
「…………は?」
俺には、意味が分からなかった。
ナミトを見ると、右腕を挙げ顔は微かに笑ったような気がする。
俺は咄嗟に振り返った。
俺の後ろには…刃物が浮いていた。
いやいやいやいや…頭おかしいよ?!
普通こんな早くキレ…るか、アイツならやりかねん。
つか、ローブ着てるから見えねぇっての!!
「政府からも見捨てられた貴様は…此処で…死ね」
そう告げると、ナミトは腕を勢いよく下ろす。
と同時に、刃物が俺に向かって飛んでくる。
…もういいよな?
数秒後、爆発が起きた。
正確には、俺がそうさせた。
ナミトは分からないだろうけど…。
ちゃっかり準備してた☆
どーせ、何もしないってのはやらねーだろうし…って思っての準備。
当たったな、当たって欲しくなかったわこれは()
「……死んだか?呆気ない最期だったな…まぁ、当然か…」
徐々に煙が晴れていく。
ナミトは俺は死んだと報告でもするのか、振り返り扉に向かって歩いていた。
おいおいおいおいおいおい…。
勝手に殺すな…。
俺は…まだ生きてんだぞ?
「勝手に殺さんでくれんかな…?」
ナミトの足が止まる。
あ、ヤベ。
まだ手がバチバチいってる()
使いすぎるとこうなんだよなぁ…特に一気に使うとかは。
さて、そろそろ戦闘かな?
なーんて言おうかな…挑発系がいいな…あ。
これでいいや()
最大限のバカにしたような笑みで…。
「あんなんじゃ、俺は簡単に死なねぇっての」
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