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新学期が始まって一週間が過ぎたある日の放課後。私は、メグと遥香と三人で駅前のクレープを食べに来ていた。
「タマ~、どうよ? 新しいクラスは」
「あぁ、うん……」
答えるまでもない。
「噂によると、石野に懐かれてるらしいじゃん」
なぜか嬉しそうなメグと遥香。
「うん、まぁ……悪い子じゃないんだけどね。けど……ちょっと合わないかも」
「うわ、タマが珍しくやつれてる!」
「しかも、タマが合わないとか言うなんて……」
「というかさ、石野が学年主任の岡田とデキてるって噂知ってる?」
「知ってる! 放課後一対一の個人指導でしょ! ヤバイよね!」
「え、なにそれ」
「タマ知らないの? 石野ってバカでいつも赤点ギリで、欠席もめちゃくちゃ多いのに留年してないじゃん? だから、学年主任とデキてて、進学させてもらってるって噂だよ! 有名じゃん!」
「えぇ、それはさすがにないんじゃないかな?」
「そりゃまぁ、噂だけどさぁ」
「でも石野ならやりかねないでしょ!」
「うーん、そうかなぁ……」
ため息混じりにクレープをかじる。甘ったるいクリームが舌に絡まった。
「あ、でもさ、石野と仲良くなれば、湊くんとお近づきになれるチャンスじゃない?」
「おぉ。それはそうかも! 石野と湊くんって幼なじみらしいしね」
「湊…?」
「そ。瀬野湊」
「……そういえば瀬野くんって、私の後ろの席だったかも」
「そういえばって……タマったら、本当にイケメンとか興味ないんだね」
「まぁね……」
嘘。知ってる。
私のクラスには、イケメンがひとりいる。石野ひなたと幼なじみだとかいう瀬野湊。
イケメンで頭も良くて、おまけにサッカー部のエースで面倒見がいいときた。顔だけしかいいところがない石野とはまるで正反対の幼なじみ。
彼のことは、私はべつに好きというわけではないけれど、あの顔なら付き合ってもいいと思っている。もちろん、相手から告白してきたら、の話だけど。
「タマの今の最有力彼氏候補じゃない?」
「私は別に、そんなつもりは」
あるが。
「またまたぁ! あ、そういえば私のクラスにもひとりイケメンがいてさ~」
「あ、知ってる! バスケ部の人でしょ?」
「そう!」
「あれ、でもあの人彼女いなかったっけ?」
「いるいる! で、二年に彼女がいるっていうからその噂の彼女、見に行ったわけよ」
「マジ? どうだった?」
「めっちゃブス! やばいよ、あれは。女の趣味悪過ぎて冷めたわ」
「あーいるよね、そういう人~。ブス専ていうの?」
「あはっ。マジないよね~」
「タマのが絶対可愛いよ」
「うんうん、だよね~!」
「そんなことないよ」
ふたりの話を聞き流しながら、私は表向き笑みを浮かべてクレープを食べていた。
甘ったるくて、胸焼けした。
***
放課後。委員会が終了し、下校前に私は女子トイレにいた。鏡に映る自分を視界に入れないようにしながら手を洗い、ドアを開ける。
「あっ」
足元を見ていたせいで、入ってこようとした人とぶつかってしまった。
「あっ、ごめん」
大丈夫だった? と問おうとして顔を上げると、ぶつかったのは例の石野ひなただった。
「げっ」
思わず声を出してしまい、慌てて口を噤む。聞こえていなかっただろうか。
「って、なんだぁ、タマちゃんか」
石野はお得意の上目遣い。女にやったところで嫌われるだけなのに、と思うけれど、これが彼女の素なのだろう。
「……ごめんね。怪我してない?」
私は努めて笑顔を張り付けて、石野に話しかけた。すると石野は私が笑顔で返したのが嬉しかったようで、パッと笑ったまるで花が咲くような、すごく可愛らしい笑顔で。
「大丈夫だよ!」
……いいなぁ。石野はすっぴんでこのレベルなのか。化粧したら、無敵だろうな。
羨まし……くはないけど。
「あ、そだタマちゃん。今日、放課後クレープ行けるよね?」
「え? ちょ、待って、なんの話?」
「先週約束したでしょ?」
してませんが。
「行けない……?」
「…………」
石野がきゅるんと瞳を潤ませた。
……ウザ。
大きな二重の瞳。ぷるぷるした白玉肌。髪は細くつややかで、巻いているのだろうか。毛先だけくるんとしている。華奢な身体と、小さな手。
どこもかしこも男が好きそうな容姿。
でも、顔だけ良くたってダメなのだ。基本、学校というカースト社会では女子にハブにされたら生きていけない。バカで空気が読めなくて、協調性のない女は生き残れないのだ。
だって現に、石野ひなたはクラスでひとりも友達がいない。
***
昨日も来たクレープ屋のテーブル席で、私は石野ひなたと向き合っていた。
私が食べているのは、チョコバナナクリーム。石野はイチゴチョコクリームを注文していた。
甘いのは太るから特別好きじゃないけど、石野ひなたは好きなようだ。あからさまに瞳を輝かせている。
「石野さんは甘いの好きなの?」
「うん! 好き! タマちゃんは?」
「私は太りやすい体質だから、気を付けてるんだ。……石野さんは細いからそういうの気にしてなさそうだよね」
「うん! ぜんぜん気にしない!」
……帰りたい。
「あ、これ、持ち帰りもあるかな?」
「え、持ち帰るの? これ」
なぜに。
「アイス溶けちゃうんじゃない?」
「そっか、そうだよね」
石野は少し残念そうにして、再びクレープをはむはむと食べ始めた。
「……あ、そういえばタマちゃんのそれ、何味?」
「チョコバナナだよ」
「…………」
石野はじっと私を見ていた。正確には、私のクレープを。
「……食べる?」
「いいの!? 食べる!」
私はクレープごと石野に差し出す。
「じゃあ、全部あげる」
「えっ、なんで?」
「私、あんまりこういうの好きじゃないから」
「こういうのって?」
「甘いもの」
石野がきょとんとした顔で私を見た。
「え。じゃあなんで来たの?」
「えっと、それは……」
あなたがしつこかったからですが。
「もしかしてタマちゃん……私のために?」
瞳がキラキラしている。どうしたらそんなにプラス思考になれるのだろう。謎。
「ずっと思ってたけどさ、石野さんって、すごいプラス思考だよね」
「そう? あ、ひなでいいよ~」
「……石野さんって、二年のときだれと仲良かったの?」
「だれと……えっと、湊とか?」
「女子は?」
「うーん、とくにはいなかったかな」
だろうね、と内心で同意する。
「ねぇ、石野さんって、学校楽しい?」
「え? 楽しいよ?」
ふつうに返され、面食らう。
「だって学校には湊がいるし」
「……そっか。あ、瀬野くんとは恋人同士だったりする?」
「ううん。湊は家族だよ」
「家族?」
「うん。生まれたときからとなりにいるから、家族」
「ふぅん……」
つまり幼なじみということか。
だからってふつう、家族って言う? 血の繋がらない他人同士で、しかも性別も違う人と家族とか。あり得ない。そんなふうに思っているのは、きっと石野側だけだ。
「タマちゃんは二年のとき、だれと仲良かったの?」
「え?」
一瞬、言葉に詰まった。
「……とくには」
一瞬、メグと遥香の顔が過ったけれど、あの子たちは別に友達というわけではない。
正直、メグと遥香と話していても、いつもだれかの悪口ばかりで楽しくない。
ふたりだけのときは私の悪口を言っているのも知っている。そんな人を友達だなんて思うわけがない。
お互い、ギブアンドテイクだ。私といると人気者の仲間でいられるからふたりは私についてくるし、私は私の可愛さが引き立つから彼女たちに付き合う。ただ、それだけの関係。
「じゃあ、私と一緒だ!」
「え」
「私もね、女の子で仲いい子いないからさ! なぜか避けられるんだよねぇ」
「そう……だったんだ」
そりゃ避けるだろ、ふつうは。
「だからタマちゃん! 友達になろっ!」
「う……う、うん……」
屈託なく笑うその顔は、女の私でも見惚れてしまうくらいにきれいだった。
いや、おかしい。私と石野が同じ? ない。絶対ない。だって私は人気者で、石野はきらわれ者だ。
「タマ~、どうよ? 新しいクラスは」
「あぁ、うん……」
答えるまでもない。
「噂によると、石野に懐かれてるらしいじゃん」
なぜか嬉しそうなメグと遥香。
「うん、まぁ……悪い子じゃないんだけどね。けど……ちょっと合わないかも」
「うわ、タマが珍しくやつれてる!」
「しかも、タマが合わないとか言うなんて……」
「というかさ、石野が学年主任の岡田とデキてるって噂知ってる?」
「知ってる! 放課後一対一の個人指導でしょ! ヤバイよね!」
「え、なにそれ」
「タマ知らないの? 石野ってバカでいつも赤点ギリで、欠席もめちゃくちゃ多いのに留年してないじゃん? だから、学年主任とデキてて、進学させてもらってるって噂だよ! 有名じゃん!」
「えぇ、それはさすがにないんじゃないかな?」
「そりゃまぁ、噂だけどさぁ」
「でも石野ならやりかねないでしょ!」
「うーん、そうかなぁ……」
ため息混じりにクレープをかじる。甘ったるいクリームが舌に絡まった。
「あ、でもさ、石野と仲良くなれば、湊くんとお近づきになれるチャンスじゃない?」
「おぉ。それはそうかも! 石野と湊くんって幼なじみらしいしね」
「湊…?」
「そ。瀬野湊」
「……そういえば瀬野くんって、私の後ろの席だったかも」
「そういえばって……タマったら、本当にイケメンとか興味ないんだね」
「まぁね……」
嘘。知ってる。
私のクラスには、イケメンがひとりいる。石野ひなたと幼なじみだとかいう瀬野湊。
イケメンで頭も良くて、おまけにサッカー部のエースで面倒見がいいときた。顔だけしかいいところがない石野とはまるで正反対の幼なじみ。
彼のことは、私はべつに好きというわけではないけれど、あの顔なら付き合ってもいいと思っている。もちろん、相手から告白してきたら、の話だけど。
「タマの今の最有力彼氏候補じゃない?」
「私は別に、そんなつもりは」
あるが。
「またまたぁ! あ、そういえば私のクラスにもひとりイケメンがいてさ~」
「あ、知ってる! バスケ部の人でしょ?」
「そう!」
「あれ、でもあの人彼女いなかったっけ?」
「いるいる! で、二年に彼女がいるっていうからその噂の彼女、見に行ったわけよ」
「マジ? どうだった?」
「めっちゃブス! やばいよ、あれは。女の趣味悪過ぎて冷めたわ」
「あーいるよね、そういう人~。ブス専ていうの?」
「あはっ。マジないよね~」
「タマのが絶対可愛いよ」
「うんうん、だよね~!」
「そんなことないよ」
ふたりの話を聞き流しながら、私は表向き笑みを浮かべてクレープを食べていた。
甘ったるくて、胸焼けした。
***
放課後。委員会が終了し、下校前に私は女子トイレにいた。鏡に映る自分を視界に入れないようにしながら手を洗い、ドアを開ける。
「あっ」
足元を見ていたせいで、入ってこようとした人とぶつかってしまった。
「あっ、ごめん」
大丈夫だった? と問おうとして顔を上げると、ぶつかったのは例の石野ひなただった。
「げっ」
思わず声を出してしまい、慌てて口を噤む。聞こえていなかっただろうか。
「って、なんだぁ、タマちゃんか」
石野はお得意の上目遣い。女にやったところで嫌われるだけなのに、と思うけれど、これが彼女の素なのだろう。
「……ごめんね。怪我してない?」
私は努めて笑顔を張り付けて、石野に話しかけた。すると石野は私が笑顔で返したのが嬉しかったようで、パッと笑ったまるで花が咲くような、すごく可愛らしい笑顔で。
「大丈夫だよ!」
……いいなぁ。石野はすっぴんでこのレベルなのか。化粧したら、無敵だろうな。
羨まし……くはないけど。
「あ、そだタマちゃん。今日、放課後クレープ行けるよね?」
「え? ちょ、待って、なんの話?」
「先週約束したでしょ?」
してませんが。
「行けない……?」
「…………」
石野がきゅるんと瞳を潤ませた。
……ウザ。
大きな二重の瞳。ぷるぷるした白玉肌。髪は細くつややかで、巻いているのだろうか。毛先だけくるんとしている。華奢な身体と、小さな手。
どこもかしこも男が好きそうな容姿。
でも、顔だけ良くたってダメなのだ。基本、学校というカースト社会では女子にハブにされたら生きていけない。バカで空気が読めなくて、協調性のない女は生き残れないのだ。
だって現に、石野ひなたはクラスでひとりも友達がいない。
***
昨日も来たクレープ屋のテーブル席で、私は石野ひなたと向き合っていた。
私が食べているのは、チョコバナナクリーム。石野はイチゴチョコクリームを注文していた。
甘いのは太るから特別好きじゃないけど、石野ひなたは好きなようだ。あからさまに瞳を輝かせている。
「石野さんは甘いの好きなの?」
「うん! 好き! タマちゃんは?」
「私は太りやすい体質だから、気を付けてるんだ。……石野さんは細いからそういうの気にしてなさそうだよね」
「うん! ぜんぜん気にしない!」
……帰りたい。
「あ、これ、持ち帰りもあるかな?」
「え、持ち帰るの? これ」
なぜに。
「アイス溶けちゃうんじゃない?」
「そっか、そうだよね」
石野は少し残念そうにして、再びクレープをはむはむと食べ始めた。
「……あ、そういえばタマちゃんのそれ、何味?」
「チョコバナナだよ」
「…………」
石野はじっと私を見ていた。正確には、私のクレープを。
「……食べる?」
「いいの!? 食べる!」
私はクレープごと石野に差し出す。
「じゃあ、全部あげる」
「えっ、なんで?」
「私、あんまりこういうの好きじゃないから」
「こういうのって?」
「甘いもの」
石野がきょとんとした顔で私を見た。
「え。じゃあなんで来たの?」
「えっと、それは……」
あなたがしつこかったからですが。
「もしかしてタマちゃん……私のために?」
瞳がキラキラしている。どうしたらそんなにプラス思考になれるのだろう。謎。
「ずっと思ってたけどさ、石野さんって、すごいプラス思考だよね」
「そう? あ、ひなでいいよ~」
「……石野さんって、二年のときだれと仲良かったの?」
「だれと……えっと、湊とか?」
「女子は?」
「うーん、とくにはいなかったかな」
だろうね、と内心で同意する。
「ねぇ、石野さんって、学校楽しい?」
「え? 楽しいよ?」
ふつうに返され、面食らう。
「だって学校には湊がいるし」
「……そっか。あ、瀬野くんとは恋人同士だったりする?」
「ううん。湊は家族だよ」
「家族?」
「うん。生まれたときからとなりにいるから、家族」
「ふぅん……」
つまり幼なじみということか。
だからってふつう、家族って言う? 血の繋がらない他人同士で、しかも性別も違う人と家族とか。あり得ない。そんなふうに思っているのは、きっと石野側だけだ。
「タマちゃんは二年のとき、だれと仲良かったの?」
「え?」
一瞬、言葉に詰まった。
「……とくには」
一瞬、メグと遥香の顔が過ったけれど、あの子たちは別に友達というわけではない。
正直、メグと遥香と話していても、いつもだれかの悪口ばかりで楽しくない。
ふたりだけのときは私の悪口を言っているのも知っている。そんな人を友達だなんて思うわけがない。
お互い、ギブアンドテイクだ。私といると人気者の仲間でいられるからふたりは私についてくるし、私は私の可愛さが引き立つから彼女たちに付き合う。ただ、それだけの関係。
「じゃあ、私と一緒だ!」
「え」
「私もね、女の子で仲いい子いないからさ! なぜか避けられるんだよねぇ」
「そう……だったんだ」
そりゃ避けるだろ、ふつうは。
「だからタマちゃん! 友達になろっ!」
「う……う、うん……」
屈託なく笑うその顔は、女の私でも見惚れてしまうくらいにきれいだった。
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