私だけの王子様。


高校三年生の珠生は、美しく心優しい女の子。学校でも一番の人気者の珠生だったが、それは、偽りの姿だった。

まるでなにかの呪いのように自分を偽り続け、必死に自分の居場所を守り続ける珠生。

しかし、そんな彼女の前に現れたのは王子様ではなく……
きらわれ者のお姫様とその家臣?

呪いを解いたのは、だいきらいなあの子と幼なじみの男の子だった。

お姫様を救えるのは王子様とは限らない。
もしかしたら、ひとりとも限らない……かも?

「あらすじ」

人気者として完璧な姿で卒業したかった珠生と、卒業することにすら意味を感じていなかったひなた。

高校三年生ではじめて同じクラスになった珠生とひなたは、似ているようで似ていない者同士。

そんなふたりが、お互いに共鳴し合い、季節の移ろいのように、少しづつ成長していく物語。
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