温室の魔女は、秘密のアフタヌーンティーにひっそり笑う。

 僕が好きになったのは、学園の温室に住む甘いもの好きな魔女でした――。

 ティータイムと甘いものが大好きで、絵がちょっと苦手な可愛い女の子。

 学園の秘密の温室に住む彼女は、『願い屋七つ星』というお店を開いている。

 魔女である彼女に『願いごと』をすると、その願いがどんなものであろうと絶対に叶うけれど、その代わりに『対価』を差し出さなければならない。

 彼女が依頼人からどんな『対価』をもらっているのかは知らないけれど……。
 僕は彼女ともっと仲良くなるため、日々彼女へ舞い込む依頼を手伝うことにした。

『対価』の秘密を知らないまま……。

 これは魔女の女の子と僕の、秘密と、不思議と、甘いお話――。

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