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第四章『葵と結衣』
第九話「なんでもします」★★★
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「――あ……っ?! ま、待って? 消して! 消して下さいっ!!」
やっと思考が追いついたのか。
メールを送信しようとする葵を、結衣は必死に止めた。
起き上がって、葵のスマホを奪おうとしてくる。もちろん、そんなことはさせない。
「だって結衣様、新様が気になって仕方ないのでしょう?――そういうときは、お互い何しているか教え合えば安心できますよ?」
「い、嫌ですっ!! 消して下さい!」
「うーん、どうしましょう?」
「お願い……おねがい、します……葵さん……」
結衣の声は、徐々に小さくなっていく。
自分が置かれている状況を理解してきたのだろう。
「なんでもしますから、消して下さい……」
消え入りそうな声で見上げてくる結衣。
――なんでもしてくれる?……やばい、ぞくぞくする。新様に見られたくないからなんでもする、というのが気に入らないが。
脳が痺れる快感に、葵は堪らなくなった。もっと虐めたい。葵は結衣の髪を一掴みすくってから、こぼすように落とした。
そっと触れられた結衣は、小さく震える。
「なんでもしてくれるのですか? じゃあ、オナニーでもして私を愉しませてくれますか? ご自分でイけたら、写真は削除してあげますよ」
結衣の耳元で優しく囁く葵。しかしその内容はとても優しいものではなかった。
葵の指示に結衣は少し躊躇った様子を見せたが、覚悟を決めたのか元の位置に戻る。
そして顔を真っ赤にしながら下を向き、葵に向けて足を広げて座った。
「せっかくなので、そのおもちゃでやって下さいよ」
「う、でも……」
指で自らの秘所に触れようとする結衣に、葵はさらに要求していく。
目の前に転がっている、自分で使ったことのないディルドを見て結衣は怖がっている。
人に――葵に無理矢理挿れられてよがり狂ってしまったのだ、自分で使うなんて考えられないのだろう。
「なんでもしてくれるのでしょう?……まあ別にしてくれないなら、それはそれで構いませんけど」
普段とは違う冷淡な言い回しに、結衣はビクリと身体を揺らした。
こちらを見つめる瞳は恐怖のせいか焦点があっておらず、荒くなった息遣いが葵の加虐心を強くそそる。
「どうするんですか? このまま呆然と座っているだけなら……」
言いながら葵はスマホに目をやった。
わざとらしく指を動かしてみれば、結衣はスイッチを入れたロボットのように気持ち良く反応を示す。
「――っ!! やります、やりますからっ……!」
慌てて結衣はディルドをとって、自分の入り口に当てた。
震える手で、男のモノを象った硬い棒をゆっくり挿入していった。
「んっ、―――はぁっ……」
ローションをたっぷり仕込んでいたせいか、ぬぷぬぷと音を立てて、ディルドは結衣の膣に収まった。
結衣は体を強張らせて、苦しそうな表情をしている。
「美味しそうに咥えちゃって。いやらしいですね、結衣様。大きくて気持ちいでしょう?」
「んっ、はい……っ、きもちいれす……っ、はぁあ…………うぅっ……」
甘い声を上げながら、結衣は気持ちよさそうに葵を見上げた。
「……ほら、止まっていたらイけませんよ? 時間を稼ぐつもりなら――」
「ま、まって……! いま、するからぁ……っ」
ずっとスマホを片手に結衣を眺める葵に、結衣は泣きながら叫んだ。
震える手で、ディルドを動かす。
やっと思考が追いついたのか。
メールを送信しようとする葵を、結衣は必死に止めた。
起き上がって、葵のスマホを奪おうとしてくる。もちろん、そんなことはさせない。
「だって結衣様、新様が気になって仕方ないのでしょう?――そういうときは、お互い何しているか教え合えば安心できますよ?」
「い、嫌ですっ!! 消して下さい!」
「うーん、どうしましょう?」
「お願い……おねがい、します……葵さん……」
結衣の声は、徐々に小さくなっていく。
自分が置かれている状況を理解してきたのだろう。
「なんでもしますから、消して下さい……」
消え入りそうな声で見上げてくる結衣。
――なんでもしてくれる?……やばい、ぞくぞくする。新様に見られたくないからなんでもする、というのが気に入らないが。
脳が痺れる快感に、葵は堪らなくなった。もっと虐めたい。葵は結衣の髪を一掴みすくってから、こぼすように落とした。
そっと触れられた結衣は、小さく震える。
「なんでもしてくれるのですか? じゃあ、オナニーでもして私を愉しませてくれますか? ご自分でイけたら、写真は削除してあげますよ」
結衣の耳元で優しく囁く葵。しかしその内容はとても優しいものではなかった。
葵の指示に結衣は少し躊躇った様子を見せたが、覚悟を決めたのか元の位置に戻る。
そして顔を真っ赤にしながら下を向き、葵に向けて足を広げて座った。
「せっかくなので、そのおもちゃでやって下さいよ」
「う、でも……」
指で自らの秘所に触れようとする結衣に、葵はさらに要求していく。
目の前に転がっている、自分で使ったことのないディルドを見て結衣は怖がっている。
人に――葵に無理矢理挿れられてよがり狂ってしまったのだ、自分で使うなんて考えられないのだろう。
「なんでもしてくれるのでしょう?……まあ別にしてくれないなら、それはそれで構いませんけど」
普段とは違う冷淡な言い回しに、結衣はビクリと身体を揺らした。
こちらを見つめる瞳は恐怖のせいか焦点があっておらず、荒くなった息遣いが葵の加虐心を強くそそる。
「どうするんですか? このまま呆然と座っているだけなら……」
言いながら葵はスマホに目をやった。
わざとらしく指を動かしてみれば、結衣はスイッチを入れたロボットのように気持ち良く反応を示す。
「――っ!! やります、やりますからっ……!」
慌てて結衣はディルドをとって、自分の入り口に当てた。
震える手で、男のモノを象った硬い棒をゆっくり挿入していった。
「んっ、―――はぁっ……」
ローションをたっぷり仕込んでいたせいか、ぬぷぬぷと音を立てて、ディルドは結衣の膣に収まった。
結衣は体を強張らせて、苦しそうな表情をしている。
「美味しそうに咥えちゃって。いやらしいですね、結衣様。大きくて気持ちいでしょう?」
「んっ、はい……っ、きもちいれす……っ、はぁあ…………うぅっ……」
甘い声を上げながら、結衣は気持ちよさそうに葵を見上げた。
「……ほら、止まっていたらイけませんよ? 時間を稼ぐつもりなら――」
「ま、まって……! いま、するからぁ……っ」
ずっとスマホを片手に結衣を眺める葵に、結衣は泣きながら叫んだ。
震える手で、ディルドを動かす。
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