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休息話『三人の、聖なる夜に』
「クリスマスプレゼント⑥」★
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「んっ、はぁっ……」
葵さんと触れ合う、体が熱い。
まだ触れられてもいない女の子の部分が、疼いて堪らない。
――さわって、ほしい。
けれど、そんなこと言える訳もなく。
込み上げてくる劣情は、発散できずに溜まっていくばかりだった。
「あぁぅ……んっ……はぁっ……あぁぁううぅ……!」
体中を弄っていた葵さんの手が、太ももの内側をなぞった。
それだけでビクビクと足が震えて、立っていられなくなってくる。
「あっ、だめっ……」
さらに奥地へ進んでいく葵さんに、私は体を預けた。
触られると思った途端、彼女の手は離れていく。
――え、なんで……。
ギリギリでお預けを食らった私は、困惑した表情で葵さんを見上げた。
「ローションで滑って危ないので、続きはベッドにしましょう」
意地悪く微笑む葵さん。とんでもなく愉しそうだった。
あああうう、分かっていてやってるな……!
「マットがあればよかったのですが。次はマット有りのホテルに行きましょうね」
「……次はないです!――あっ……! んんっ……」
「喘ぎながら言われても、説得力ないですよ?」
くすくすと嗤われて、私は泣きそうだった。
――卑怯だ、卑怯すぎる。
ぐりぐりと胸を押し付けられたら、こんなに熱くなっている体で、反応しない訳ないのに……!
※
あのあとローションをしっかりと流してもらって。
……って簡単に言ってるけど、ヌルヌルを取るのは思いのほか大変だった。
シャワーを当てながら体中触られて、その度に反応してしまって……。
おかげでベッドルームに戻ってきた今も、体は火照ったままだ。
「さて、結衣様! これを着て下さい!!」
「へ……?」
呆けている私に、葵さんは赤い服を差し出してきた。
こ、これは、ヤバそうなやつ……。
「……ちなみに、いやだって言ったらどうなります?」
「言うことを聞くまで犯しますけど――着ないのですか??」
「着ます」
葵さんの問いに、私は即答した。
……うん。分かっていたけど、やっぱり拒否権なんてなかった。
勿論、着たとしても結局好き放題されるのは分かっている。
しかし大人しく尻尾を振っておかないと、もっと酷い目に合うのも目に見えていた。
「サンタコス……?」
「そうですよ。クリスマスですからね」
しぶしぶ差し出された服を着ていく。
赤いチョーカーには大きなベルがついていて、まるで飾り付けられているよう。あとは黒のニーソックスに、普通のサンタ帽子と普通のサンタ服……?
――いや、まってこれは……。
全て着終わってから、ベッドの前で立ったまま固まる。
「はぁぁぁうううーー……っ!! さいっこうにお似合いですよ!!」
サンタの私を頭の先から足元まで舐めるように眺めて、悶絶している葵さん。
……似合うとか言われても、ぜんっぜん嬉しくない。
赤いサンタ服。下はスカート。
ニーソも履いているし、上着も長袖で、露出度は高くない気がした。――が。
「なんですかこれ……! ヘンタイすぎですよ……!!」
私は胸元を隠しながら、抗議した。
そうなのだ。
お腹と腕の部分は布があるのに、肩から胸までにあるべきものがなくて。ささやかな双丘が丸出しなわけです。
スカートの方も、前が中央から左右に分かれてしまって、大事なところだけが隠れていなかった。――ちなみに下着は用意されていない……。
ウェディングドレスのときも思ったけれど。
こういうコスプレは、裸の方がずっとずっと、エロくない。
葵さんと触れ合う、体が熱い。
まだ触れられてもいない女の子の部分が、疼いて堪らない。
――さわって、ほしい。
けれど、そんなこと言える訳もなく。
込み上げてくる劣情は、発散できずに溜まっていくばかりだった。
「あぁぅ……んっ……はぁっ……あぁぁううぅ……!」
体中を弄っていた葵さんの手が、太ももの内側をなぞった。
それだけでビクビクと足が震えて、立っていられなくなってくる。
「あっ、だめっ……」
さらに奥地へ進んでいく葵さんに、私は体を預けた。
触られると思った途端、彼女の手は離れていく。
――え、なんで……。
ギリギリでお預けを食らった私は、困惑した表情で葵さんを見上げた。
「ローションで滑って危ないので、続きはベッドにしましょう」
意地悪く微笑む葵さん。とんでもなく愉しそうだった。
あああうう、分かっていてやってるな……!
「マットがあればよかったのですが。次はマット有りのホテルに行きましょうね」
「……次はないです!――あっ……! んんっ……」
「喘ぎながら言われても、説得力ないですよ?」
くすくすと嗤われて、私は泣きそうだった。
――卑怯だ、卑怯すぎる。
ぐりぐりと胸を押し付けられたら、こんなに熱くなっている体で、反応しない訳ないのに……!
※
あのあとローションをしっかりと流してもらって。
……って簡単に言ってるけど、ヌルヌルを取るのは思いのほか大変だった。
シャワーを当てながら体中触られて、その度に反応してしまって……。
おかげでベッドルームに戻ってきた今も、体は火照ったままだ。
「さて、結衣様! これを着て下さい!!」
「へ……?」
呆けている私に、葵さんは赤い服を差し出してきた。
こ、これは、ヤバそうなやつ……。
「……ちなみに、いやだって言ったらどうなります?」
「言うことを聞くまで犯しますけど――着ないのですか??」
「着ます」
葵さんの問いに、私は即答した。
……うん。分かっていたけど、やっぱり拒否権なんてなかった。
勿論、着たとしても結局好き放題されるのは分かっている。
しかし大人しく尻尾を振っておかないと、もっと酷い目に合うのも目に見えていた。
「サンタコス……?」
「そうですよ。クリスマスですからね」
しぶしぶ差し出された服を着ていく。
赤いチョーカーには大きなベルがついていて、まるで飾り付けられているよう。あとは黒のニーソックスに、普通のサンタ帽子と普通のサンタ服……?
――いや、まってこれは……。
全て着終わってから、ベッドの前で立ったまま固まる。
「はぁぁぁうううーー……っ!! さいっこうにお似合いですよ!!」
サンタの私を頭の先から足元まで舐めるように眺めて、悶絶している葵さん。
……似合うとか言われても、ぜんっぜん嬉しくない。
赤いサンタ服。下はスカート。
ニーソも履いているし、上着も長袖で、露出度は高くない気がした。――が。
「なんですかこれ……! ヘンタイすぎですよ……!!」
私は胸元を隠しながら、抗議した。
そうなのだ。
お腹と腕の部分は布があるのに、肩から胸までにあるべきものがなくて。ささやかな双丘が丸出しなわけです。
スカートの方も、前が中央から左右に分かれてしまって、大事なところだけが隠れていなかった。――ちなみに下着は用意されていない……。
ウェディングドレスのときも思ったけれど。
こういうコスプレは、裸の方がずっとずっと、エロくない。
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