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第三章『新と結衣』
第十四話「これで行くの?」
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「じゃあ、行きましょうか」
息も整わぬうちに、市松は出発の準備を始める。
結衣は戸惑った。こんな状態で、新のところへ行かなくてはいけないのか。
「あの、少し休憩してから」
「だめです。連絡はしていますが、新様も心配しているはずです。一秒でも早く行きますよ」
「せめてシャワーを」
「だめです。新様のおちんちん欲しくておまんこぐちょぐちょの結衣様を、新鮮な状態でお届け致します」
「……私をお歳暮かなにかと思っていませんか」
この世の終わりか。結衣は絶望した。
「大丈夫です。服はご用意しております」
「はあ」
なにが大丈夫なのかと思いながら、結衣は渡された袋を開けた。
そして、また絶句する。
純白の、そしてスケスケの、大事な部分だけ布面積の少ないドレス。ひらひらのベール。
夜のプレイ用に使う、コスプレ衣装といった感じではあったが。
しかしどう見てもそれは、ウェディングドレスだった。
「こ、こんなの着れるわけが!」
「やはり少々寒いでしょうか。大丈夫です、車ですから」
「だから違うって!」
どこか以前に聞いたことがある台詞に、結衣は盛大にツッコミを入れた。
「なにか問題でもありますか」
「ありまくりです! こんなの、『嫁にきました』って言ってるようなもんじゃないですか!」
「違うのですか?」
「違います!!」
こんなの着れないとばかりに、文句を言う結衣。
「――結衣様」
「ひゃっ」
市松は結衣を壁に押し付け、身動きできない彼女を見下ろす。
「拷問っていうのは、なにも痛いものだけではないのですよ」
「あっ……」
そっと結衣の太ももを触る。
思わず崩れ落ちそうになる結衣を、市松は抱きしめるように支える。
「そうですね。私、体力には自信がありますから。まずは一週間くらい、責め続けましょうか。いろいろ道具もご用意しましょう」
「んっ……! はぁっ」
市松の指が、結衣の大事な部分に触れる。
それだけで達してしまいそうなほど、結衣は敏感になっていた。
「そうすれば、さすがの結衣様も言うことを聞いてくれるでしょうか」
にこりと微笑う市松は、しかし少しも笑っていない。
――この人は、ほんとにやる。
全身の血の気が引いていくのがわかった。
「き、着ます。はい……なんでも着ます」
弱々しい声で、結衣は返事をした。
息も整わぬうちに、市松は出発の準備を始める。
結衣は戸惑った。こんな状態で、新のところへ行かなくてはいけないのか。
「あの、少し休憩してから」
「だめです。連絡はしていますが、新様も心配しているはずです。一秒でも早く行きますよ」
「せめてシャワーを」
「だめです。新様のおちんちん欲しくておまんこぐちょぐちょの結衣様を、新鮮な状態でお届け致します」
「……私をお歳暮かなにかと思っていませんか」
この世の終わりか。結衣は絶望した。
「大丈夫です。服はご用意しております」
「はあ」
なにが大丈夫なのかと思いながら、結衣は渡された袋を開けた。
そして、また絶句する。
純白の、そしてスケスケの、大事な部分だけ布面積の少ないドレス。ひらひらのベール。
夜のプレイ用に使う、コスプレ衣装といった感じではあったが。
しかしどう見てもそれは、ウェディングドレスだった。
「こ、こんなの着れるわけが!」
「やはり少々寒いでしょうか。大丈夫です、車ですから」
「だから違うって!」
どこか以前に聞いたことがある台詞に、結衣は盛大にツッコミを入れた。
「なにか問題でもありますか」
「ありまくりです! こんなの、『嫁にきました』って言ってるようなもんじゃないですか!」
「違うのですか?」
「違います!!」
こんなの着れないとばかりに、文句を言う結衣。
「――結衣様」
「ひゃっ」
市松は結衣を壁に押し付け、身動きできない彼女を見下ろす。
「拷問っていうのは、なにも痛いものだけではないのですよ」
「あっ……」
そっと結衣の太ももを触る。
思わず崩れ落ちそうになる結衣を、市松は抱きしめるように支える。
「そうですね。私、体力には自信がありますから。まずは一週間くらい、責め続けましょうか。いろいろ道具もご用意しましょう」
「んっ……! はぁっ」
市松の指が、結衣の大事な部分に触れる。
それだけで達してしまいそうなほど、結衣は敏感になっていた。
「そうすれば、さすがの結衣様も言うことを聞いてくれるでしょうか」
にこりと微笑う市松は、しかし少しも笑っていない。
――この人は、ほんとにやる。
全身の血の気が引いていくのがわかった。
「き、着ます。はい……なんでも着ます」
弱々しい声で、結衣は返事をした。
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