女神様との出会い

はるのりR

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S女開眼かしら 素敵な婚約者は私の便器奴隷を切望した

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私にはこの秋、結婚を約束した彼がいます。
この春に婚約したばかりで、とても幸せです。
フイアンセの治親さんは二十七歳、私の父の部下で、父から是非にと勧められてのことでした。
私はお会した時から彼に好感を持ち、彼もまた私を気にいってくれたようでした。
私は厳しい父の躾の元、女子校に通い、短大に進みました。
男性とのおつきあいはありましたが、門限が厳しく、父に面談にあがるまでもなく、相手の方が尻込みをされてしまいました。
そのため、せいぜいキスかペッティングしか経験がありませんでした。
彼に限って父はとても鷹揚で、今では週末は彼のマンションで過ごすのが習憤になっていました。
彼の性癖にちょっと首をかしげたのは、夏の頃からでしょうか。
それまでは初めての私を優しくリードしてくれ、少しずつ生の喜びを知りつつある私でしたが、彼は前戯にとても拘るようになって、私の全身を嗅ぎ回ったり、なめ回したりするようになりました。
やがて彼は着いたばかりの私をベッドに抱き上げて、シャワーを浴びる前の私のあそこやお尻の穴まで舐めるようになったのです。
かなり恥ずかしかったのですが、そこまで愛してくれるのかとじっと目を閉じていました。
彼はベッドから降りて、私の足の趾を口に含んでくれるのですが、そっとその姿を見ていたら、何だか室内犬がじゃれついているみたいに感じました。
でも私は彼を心から愛していたので、彼の気の済むまでじゃれつくのを許していました。
キスも初めはさわやかにチュッとするだけだったのに口の中の唾液を全部吸い出されるような激しいキスで、今度は私に、唾液を垂らして欲しいと懇願してきました。
ベッドの下で口を開けて待っている彼の姿はえさを待つ動物みたいでした。 「君のすべてを愛しているから、つばをもっと呑ませて欲しいんだ。」
「どうして?ちょっぴり変よ。」
私は言いました。
毎週会うごとに、彼の要求は次第にエスカレートしてきました。
「踏んで欲しい。」
そう言われた時は彼のかをまじまじと見つめましたが、真剣そのもので、断る余地などありませんでした。
ベッドの下の彼に足の趾を舐めてもらっていたので、今度は私が積極的に彼の顔にそっと足を乗せて上げたのです。
下を見ないようにして、彼の舌使いを静かに感じていました。
彼が導くまま、仰向けの彼のおなかに坐り、立てた膝をして、両足を彼の顔に乗せることも平気でできるようになってしまいました。
そして、彼に顔に乗って体重をかけて踏んでくれと言われたり、その後足の裏や指の間を舐めてもらったときは、もう気が遠くなるくらいの緊張と羞恥に襲われました。
でもさすがに、ベルトで叩いてくれと言われた時は、かなり抵抗がありました。
父はかなり古風で、女は男性に尽くすようにと教育されてきましたので、男性、しかも婚約者を叩くなんて、全く考えも及びませんでした。
私の心が少しずつ退いていくのを感じたのか、治親さんは決心したように私に告白をしてくれました。
彼は机の引き出しを開け、一冊の画集を持ってきてくれました。
鉛筆画のようでしたが、一目見ただけで、私は体が凍り付きました。
とてもふくよかな女性が男性をあたかもおもちゃか雑巾か、みたいに扱っていたのです。
ページを捲ってみてといわれて、付箋のついたところを開くと何とその女性が全裸で、男性をお尻の下に組み敷いていました。
私は息を呑んで、彼を見つめました。
その目は踏んで欲しいと言った時以上に真剣でした。
「こういうの嫌いかい。」
彼は私の手の上のその画集をさらに捲って見せました。
私は泣き出してしまいました。
先ほどの女性がお尻に敷いていた男性の口にオシッコを迸らせていました。 「どうして、こんな。」
泣き伏した私に彼はそっと背をなでてくれました。
彼の胸に飛び込みたい、でも彼がどうしてそんな画を私に見せたのか理解できませんでした。
「ごめんね。夏美さんを傷つけてしまったなら、謝るよ。でもこれが本当の僕なんだ。」
「分からないわ。どうして。」
「もし、僕を信じてくれるなら、もう一度顔を上げて。どうしてもだめなら僕は君を諦める。大切な君を傷つけたくないから。」
顔を上げて彼としばらく見つめ合いました。
「お願い。もう一度これを見て。気持ち悪いかい。そうだね、普通の関係じゃないかもしれないね。じゃ、この画を見て。」
その画もやはり女性が男性の顔に座っていました。
男性の顔より遙かに大きなお尻で、今にも押しつぶしていまいそうでした。 「よく見てご覧。」
顔を背けようとする私にもう一度言葉をかけた彼に促され、そのシーンを心の中まで映し込みました。
「この男の表情をよく見て。」
苦痛というよりは満足しきったように目を閉じていて、身を捩って後ろ向きにそれを見下ろす女性の目も何だかとても温かに感じました。
「分かるだろう。これは暴力なんかじゃないんだよ。愛そのものなんだよ。」 私は彼に抱き寄せられ、熱いキスを交わしました。
私が彼の性癖をいけ入れたと感じたのか、彼の要求は止めどなく広がりました。
厳格な父が、職場では優秀で生真面目な彼と貞淑という言葉だけ背負わせて育てた娘の秘め事を知ったら何といったでしょうか。
私は覚悟を決めて、彼の要望はできるだけ聞いて上げるようにしました。
仰向けになった彼の顔を両足で乗って踏みにじったり、あのとき見せられた画のように彼の顔に座り込んだり、日常のことになりました。
あの画集は怖くて先をみていませんが、半分も開かないで男性の口に用を足していたくらいですから、その先は見るもおぞましいシーンなのだろうと思っていました。
私には想像もつきませんでしたが、その先のページをきっと彼はその真剣な目で見入っていたことでしょうから、彼にはすでに私に求める恥ずかしい要求であふれていたにちがいありません。
ついに彼から見せられた最初のページを求められました。
彼の顔を跨いで、じっと見下ろしてから、トイレで用を足すようにスカートをまくり上げ、パンティを降ろしてしゃがみ込みました。
午前中、オフィスで動き廻り、汗をかいたままのあそこやお尻の穴を彼は丁寧に拭うように舐めあげてくれました。
「お願いだから、このままあのページに飛んで。」
私はそのとき、自分のお尻の下にいる彼のことを意識からかなり遠ざけていて、ただ、あそこを舐められるたびに背中に電流が走るような快感を覚え、お尻の穴を舐められたり、吸い付かれるたびに便秘気味の私に便意を催してくれる便利な器械か何かのように感じていたのです。
お尻の下から声をかけられてやっと我に返りました。
下を見るのが怖くて、それこそトイレにしゃがんでいるような気分にあえて持って行こうとしていました。
彼が言ったあのページとは、もちろん分かっていました。
彼からあの画を見せられるまではオシッコを人に呑ませたり、逆に呑む人がいるなんて想像もつきませんでした。
まさか私が、男性の口にオシッコをするなんて、そんな非常事態が人生のうちに巡ってくるとは、夢にも思いませんでした。
でも、すでに私は彼に導かれたとはいえ、彼の顔にしゃがみ込んで、嫌がりもせずにお尻の穴を吸わせたりしていたわけですから、驚きつつも事態を冷静に見つめるもう一人の自分の存在も感じていました。
彼をもう一度、意識の外まで逃がして、自分は今トイレに入っているだけなんだと暗示をかけてみましたが、彼がいることは消しようもありませんし、オシッコなんて飲ませて、もし彼か病気になってしまったらどうしましょう、もし死んじゃったらどうしましょう、不安は増すばかりでした。
「やっぱり無理よ。」
腰を上げようとした私をつかみ、彼が言いました。
「僕のこの願いを叶えてくれる人を妻にしたい、妻になる人からどうしても呑ませて欲しいんだ。」
私は決心して、しゃがみ直しました。
彼を意識の外に逃がすよう、目を閉じて別のことを考えようとしました。
デパートの好みのショップの事を考えてみましたが、やはりそこは彼と仲良く手をつないでいった思い出がわき出てきてだめでした。
そこで、彼と出会う前に、そう高校の頃の部活動のことや友達のことを思いました。
父からやっと許しを得て、友達といったバリ島のこと、楽しかった温泉旅行のことを思い出していました。
そのとき待ちきれなくなったのか、彼があそこをちらっと舐めあげてきました。
せっかくの心の旅が台無しでした。
「今度舐めたらしてあげないから。ずっと口を開けて待っていて。」
今度は中学生の頃、弟とけんかしたこと、修学旅行のおみやげに人形を買ってきてくれたことなどを思いました。
ずっとしゃがんだままで、天井を見たり、部屋を見回したりしているうちに自然に尿道が緩んできたのか、急に下腹部がむず痒いような変な気分になってきました。
私は唇を引き締め、遂にチョロッと漏らしてしまいました。
彼が身を捩るのを感じました。彼の口に入ったのか、それとも顔をかかってしまったのかは分かりませんでした。
床がカーペットであることをその時になって気づき、お漏らしみたいになったらどうしようか、尿意と戦いながら、迷っていました。
彼は私との約束を守って、一言も発せず、もちろん舌を使うこともしませんでした。
きっと彼は私がするのを私と同じくらいどきどきしながら待っていたに違いありません。
だから私もカーペットが汚れることなどもう気にしないことにしました。
一度ゆるんでしまった尿意はもう止まりません。
私は勢いを抑えながらも、続けてオシッコを出してしまいました。
下を見るのが怖くて、天井を見ていました。しかし彼が息を弾ませ、ゴクゴクと喉を鳴らす音が聞こえてきて、私が用を足しているのはトイレなんかじゃなく、紛れもなく彼の口だと感じさせられました。
私のオシッコを必死で飲んでいる彼を思うと今まで感じたことのないくらい強い愛情が彼に向かっていることを知りました。
彼は暴れることもなく、すべて受け止めたようでした。排尿後の気だるさと満足感と彼をトイレに使ってしまった現実との狭間で、私はそのまま動けませんでした。
彼の舌が、私のあそこを舐めあげてきて、オシッコの滴ばかりでなく、自分でも驚くほどの愛液を溢れさせていたのでした。
彼が私のオシッコを呑み干してくれたことは二人の結びつきをより強固なものにしました。
それ以来、彼の部屋を訪れたら、まず彼に足をきれいに舐めさせてあげてから、ためらいなく彼の顔を跨いで、下着を取ってしゃがみ込みました。
その日の汗にまみれたあそこもお尻の穴もきれいにしてもらいました。
そして、そのまま彼にオシッコを飲ませることもお互い呼吸を合わせて、スムーズに済ませることができるようになっていました。
私の作ったものを彼に呑ませてあげることは、紅茶を入れてあげること以上に彼への施しなのではないかと思うようになりました。
オシッコは排泄物かもしれませんが、私の体に元々あったものですから、それを彼に与えることは分身を託すような、ちょっと宗教みたいな荘厳な行為に感じました。
彼のスパームを私の体の中に受け止めることのお礼に彼の体に私の作ったものを染みこませていく一体感は二人にとってセックスさえ超えていました。
もはや離れがたい関係になって、お互い結婚後のことを語るようになりました。
「私は治親さんの希望は何でも叶えてあげるから、浮気なんかしちゃいやよ。」
浮気をいう言葉を自分でいっておきながら私はもっと別のことを考えました。 もしかしたら彼もそうだったかもしれませんが、セックスをすでに超えた関係にあった二人には世間でいう浮気などあまり問題ではなかったのかもしれません。
「そうね。浮気は許せるかもしれないけど、もしほかの女のオシッコなんか飲んだら舌を抜くわよ。」
彼もその方が納得の様子でした。
その頃には、彼の大切な画集の半分くらいまで二人は済ませていました。
オシッコを飲ませることが平気になってしまった以上、その先にあるものはうすうす想像はつきました。
でもいくら何でもそこまでは、と彼も私も動かずにいました。
私は彼の部屋を訪れる日は前もって自宅で用を済ませていたのですが、なぜかその日は彼にお尻を座れているうちに催してしまったのです。
私の様子にすべてを察した彼は、そのまま用を足して欲しいと懇願してきましたが、さすがに大の方はばい菌の固まりと聞いたことがありましたし、断りました。
腰を上げ、トイレに入ろうとした私に命乞いをするような目で、土下座し、トイレのドアを閉めさせてくれませんでした。
便意は高まる一方で、便座に座るとすぐに我慢できなくなりました。
ドアを開けたまましてしまうなんて、私には女の恥じらいも持つことは許されませんでした。
用を足したものの彼がじっと私を見つめていて腰を上げることができずにいました。
私がウォシュレットのボタンを押そうとした瞬間、彼が入ってきて、私を抱き上げ、腰を浮かせた私の後ろに回り便器に半分顔を埋めるようにして、お尻に頬を寄せてきました。
排泄直後のお尻の穴を舐められるのは顔にしゃがんでされるのとは、全然感じが違って、まさにトイレットペーパー感覚でした。
オシッコの呑ませることは一体感があって私もすぐになじみましたが、大の方やその後のトイレットペーパーに使うことは抵抗が消えませんでした。
あの画集ではどうなのでしょうか、きっと後半は男の口に大の方もする姿が描かれているに違いないと、彼を一緒に見ることにしました。
オシッコを飲ませるシーンが続いていましたが、それにしてもよくこれだけの場面を考えたものと変に感心しました。
作者はきっと男性なのでしょうが、あれだけのきれいな画を描く腕は芸術家でしょうか、そしてその人も彼と同じかもっとすごい性癖を持っているのかしら、いろいろ思いを巡らしました。
少年を縛ってそこにオシッコを振りかけているマダムや中学生でしょうか教え子たちに飲ませている女教師の姿など反社会的といえる描写がなぜか熱い興奮を生んで、私の中の道徳観が崩れるのを感じました。
さらに捲っていくとありました。セーラー服姿の娘が担任の先生でしょうか、縛り上げて、口に排泄して、微笑んでいました。
そのものの描写がすごく生々しくて、作者はよほど好きなのだろうかと笑ってしまいました。
でも看護婦さんが患者さんに食べさせているシーンもあって考えてしまいました。
最後まで見て、彼に一番好きな画はどれかと聞いてみたところ、女スパイに捕まって口に排泄されているものだそうでした。私は最初に見入った、男性がお尻に顔を圧迫されているのにうれしそうにしているものが良かったと思いました。
私のお尻に敷かれている彼の表情を見ることはできませんが、そんな表情であってくれればと思いました。
彼はあくまで、私の大の方を求めてきましたが、なぜか私にはそれだけは越えがたい壁に感じていて、どうしてもというなら別れますとまで我を通していました。
 式を一ヶ月後に控えた九月のこと、私は信じられないことを友達から聞きました。
10月の異動で、送別会が続き、彼と会えない週末があったのですが、その時彼は会社の同僚と飲みに行き、同じ課のOLとホテルに行ったらしいというのです。
その女性は友達の知り合いでもあり、私の友人であることを知らずに話したらしかったのです。
友達はずいぶん悩んだそうでしたが、私に話してくれました。
まじめな彼がどうしてそんなことを、きっと酔いつぶれた娘を介抱しただけのことでは、と自分に言い聞かせましたが、収まりがつかず、友達に頼んで、その女性と直接話をする事にしました。 ミニスカートに10センチはあろうか高いヒールで現れたその女性に私は彼の嗜好を見た気がしました。
友達同士で飲もうと誘った手前、詰問は避けなければなりませんでしたが、私は不安と怒りに恐怖心も入り交じり、嵐のような心中が今にも破裂しそうでした。
穏やかに語る私を見て友達も安心したらしく、急用ができたとか言って場を離れていきました。
海外旅行のこと、会社の事などとりとめもない話を一通りして、私は彼女に聞きました。
すると彼に婚約者がいることは知っていた、彼から誘われたと言ってきました。
私にとって、その女性と寝たかどうかは問題ではありませんでした。
そうです、私が何としても聞きたかったのは「彼を使ったかどうか」だったのです。
彼女を見た瞬間、彼は使われてみたいと感じたのではないかと思いました。
彼とは寝てないからと言い訳する彼女に私は我慢できず、言いました。
「彼、貴女に何を求めたの。」
事態を察した彼女は少しずつ語り出しました。
「私、ずっと彼に憧れていたんです。結婚することは知っていたけど、誘われてうれしかったわ。」
「彼が貴女を誘ったのね。さっき聞いたわね。」
「酔った私を介抱してくれて、そのまま眠ってしまったのよ。ふと気づいたら、彼、私のハイヒールを舐めていたのよ。びっくりしちゃった。」
勝ち誇ったような彼女の横顔に私は怒り心頭に発していました。
酔いに任せて彼女は続けました。
「何してるか問いつめたのよ。そうしたら、それまでにも私のサンダルやヒールを手にしていたんだって告白したのよ。」
「ずっと前から、、、」
「何だかすごく頭にきて、ヒール奪い返して、履いてから踏みつけてやったのよ。そうしたらかえって喜んでいたのよ。変態よ、彼は。」
彼女と同時に私もグラスを空けました。
「そこまで、したんなら、もう隠さないわ。どうしても貴女に聞きたいことがあったのよ。」
「彼のことなら、全部話すわよ。私だって彼に憧れていたんだから。まさかね。」
「じゃ、話してください。彼を使ったの。」
高らかに笑う彼女に自分の言ったことの重大性に気づきました。
「ええ、使ったわ。彼ったら泣いて懇願するんだもの。可哀想になっちゃった。」
絶望にその後のことは覚えていませんでした。
先に帰った友人が私を送り届けてくれたようでした。  
式を目前に控え、私は彼と会うことを避けていました。
会う時は両親の前で、儀礼的に接するのみでした。
母はマリッジブルーと考えていたようで、そっとしておいてくれたことをうれしく思いました。
彼の浮気を怒りで昇華できたらどれほど楽かと思いましたが、あまりに喪失感は大きかったのです。
彼を使ったって彼女は言っていたけど、どこまで使ったのかしら、いったい何に使って言いうの、そんなことばかり浮かんできました。
結婚準備のため、すでに会社も辞めていて、ただ自室にこもっていました。
彼女は言いませんでしたが、
「おまえは、私の便器になった男と添い遂げるんだね。」
そんな忌々しい言葉がどこからか聞こえてくるようでした。
他の女から便器に使われて、その女のお尻もきっと舐めたに違いない、そんな唇とキスができるでしょうか。
私は自殺まで考えました。
心配する母、娘の心情などまるで理解していない父に申し訳なさ、怒り、諦めが交互に押し寄せていました。
彼が花を持って私を見舞ってくれたのはそんな日の夕方でした。
母は二人の危機的状況はもちろん察知していて、二人でよく話し合いよう言ってくれました。
外で食事をすることになり、二人で出かけました。
彼の話も上の空、何一つ響かない自分に別れ話を切り出す力もありませんでした。
彼はあのことは露呈していないと思っていたらしく、私が彼女と飲んだと告げたところ、かなり狼狽していました。
元の生真面目な彼はあっさり浮気を認めました。
彼は私と出会う遙か前から彼女を自身の嗜好の対象にしていたようでした。
彼女から使われた事については、言葉を濁していましたが、私の詰問にオシッコを飲んだことを白状しました。
「あのときの約束、覚えているわよね。」
うつむいたままの彼に私の嗜虐性が目覚めてきました。
「でも、舌抜いたらもうトイレットペーパーに使えなくなっちゃうわね。」
彼の反応を待っていました。
彼はもう一度チャンスを欲しいと言ってきました。
自分のM性を最大限愛に変換するといい、お互いそれが何なのかは分かっていました。
ただ、彼は私が言った大事な一言を忘れていたようでした。
もしかしたらそれを承知の上で、彼は私からすべてを受け取ろうとしたのかもしれません。
その晩、彼は私のすべてを受け止めました。
彼はもはや私の婚約者ではなく、ただの御手洗と化しました。
これが彼の私への最大限の愛情表現だったのでしょうか。
彼が自分の嗜好を告白してくれたこと、二人で画集を見入ったこと、そしてそれを見ながら私はS女に目覚めていき、彼はMの道を転がり落ちていったこと、それらが走馬燈のように蘇りました。
別れを決めて彼を御手洗にしたつもりでしたが、私も彼なしではすでに生きていけない程、SとMのつながりに縛られていることに気づきました。
彼はその時、私のお尻の下で何を思っていたのでしょうか。
実力をすべて出し切った後の満足感と気だるさは運動会や試験の後の気持ちに似て、私はそのまま腰を上げる気にもならず、実際あげる力もありませんでした。
そのまま彼の口をお尻で塞いで、殺してしまおうかしら、そんなことまで考えました。
彼が私に用を足される時、触れ合わないのが暗黙の了解でしたので、あえて腰を下ろし、彼の呼吸路を塞ぎました。
長い静寂を破ったのは私の方でした。お尻の下からはうめき声も体動も見られませんでした。
慌てて腰を上げ、見下ろすと、大きく息を吸い、咳き込む彼がいました。
私は思わず笑ってしまいました。
彼をじっと見つめ、これからこの人とずっと一緒にいようと思い直しました。 結婚式は十月の上旬に挙げ、皆に祝福してもらいました。
二人の生活になると治親さんが私の夫である時間、奴隷になっている時間が半々だったり、一日中奴隷だったり、今のところ順調に両生活を送っています。
御手洗だけは、彼はいつも使って欲しいみたいですが、体をこわしたら大好きなSMもできなくなってしまいますので、オシッコは夜だけ、大の方まで全部食べさせてあげるのは土曜の晩だけと決めています。
本当はもっと回数を減らしたいところですが、彼が他の女のトイレになったりされては堪りませんので、これくらいは許してあげています。
どうしても彼のMの血が騒ぐ時は、結婚してから二人でショップに行って求めた一本鞭を振ります。
彼の背中には打ち損じた後も生々しく、みみず腫れが絶えませんが、こんな姿を見なければならないのもM男性を愛してしまった女の運命と思っています。 最近、インターネットで知り合ったS女性とM男性のカップルとメール交換を重ねていますが、その女性は食生活から何から何までとても彼の健康を気遣っていることを知りました。
その女性もご主人を完全な御手洗に使っているそうですが、ある時、彼がおなかを壊してしまったそうで、それは自分の責任と感じられたそうです。
大切なご主人、大切な御手洗を壊さないようにしながら使うことは、S女性のたしなみと言われました。
ゴムを使ったプレイや彼のお尻を使った遊びも教えて頂き、ゴムはこれからの楽しみにしようと話していますが、彼のお尻を虐めることには今のところ全く興味が湧かず、私はMの素質を彼に無理矢理Sに仕立てられただけなのかもと思うことがあります。 これから、私と治親さんの夫婦生活にいろんな事があると思いますが、普通の夫婦以上に固い絆で結ばれた私たちには怖いものなどありません。
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