先生との1年間

スオン

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2年12月

2年12月 4

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 少しだけ時間が止まった。
 先生が脱ぐのか?と思った一年たちも、固唾を飲んで、ボクサーブリーフのゴムをつかんだままで止まっている先生を見つめている。

 多分、先生の雰囲気からすると、そこまでケツバットのダメージはないと思う。
 パンツがあるかないかでも、その衝撃は大きく変わらないだろう。
 あとは、羞恥心だけだ。
 これまで何度か、俺には生ケツを披露してくれた先生。
 だが、今回は、明らかに状況が違う。
 こんな大勢の前で、それも自分一人だけが生ケツをさらすのは、これまでの先生の羞恥体験の中でも、最も恥ずかしいものなのかもしれない。


「・・・よし、あと1発だろ?おらぁっ!」

「おぉー!すげー!!」

 幾分かの躊躇を見せた後に、先生は自ら、最後の砦である己の履いているボクサーブリーフをずり下げた。
 ためらいもあったように見えるけれど、完全に、その場の空気と、勢いに任せた形だった。

 大勢の目の前に晒された先生のケツ。
 これまでに何度も見てきたけれど、集団で眺めることはさすがになかった。

 その場にいた全員の目線を、先生の毛だらけのプリップリのデカい大人の雄尻が集めていた。

 先生は自ら膝下までおろしたボクサーブリーフのゴムから手を離すと、ゆっくりとその手を両膝におき、身体を震えさせながら改めてケツを俺たちに向けて突き出した。
 いよいよ最後のケツバットを迎えるための準備が整った。

「うわー!すごい!!」

「本当に脱いだ!!」

「先生かっこいい!!」

「生で見ると、迫力あるなぁ」

「ケツってこんなに毛が生えるものなの?」

「なんか痣がある」

「結構きれいなケツしてんじゃん!」

「先生色っぽいよ!」

「超セクシー!」

 予想されていたとはいえ、1年たちからのからかいの声は止まらない。それによる羞恥で、先生の身体は相変わらず震えている。しっかりとは見えないが、顔もかつてないほど紅潮しているようだ。

「先生!せっかくだから、お尻ふってみて!?」

 調子に乗った一年のヤジだった。さすがにそこまでやらせるのか?
 俺らしくもなくそんなことを思ったが、その場の雰囲気を考えると無理もないかも知れない。

 先生は少しだけ睨んだような顔で振り向いた。表情は怖かったけど、紅潮した顔がはっきり見える。
 やらないかな?と思ったけど、さっさとこの状況からだっしたいのか、先生は顔を元に戻して、少しずつ、ゆっくりと、突き出したその毛深いデカ尻を横にふりだした。

「うわースゲー!!」

「あはははは!!迫力ある!」

「お尻のお肉がプルンプルンに揺れてる!」

「尻毛もなびいてるよー!」

「あ!割れ目の中のケツ毛見えた!」

「うわー!中までボーボーじゃねーか!」

「結構濃い目に生えてるね!」

「きったねー!」

「いいぞー先生!もっとやれー!」

「うるせー!おら、早くケツバットやってくれ!おら!」

 少しでも恥ずかしい雰囲気を消そうとしたのだろう。先生は最初は大人しめに、腰を振る程度にケツを揺さぶるくらいのケツふりしかしなかった。けれど、ちょっと揺らすくらいなら、むしろそっちの方が恥ずかしいと思ったんだろう。一年たちのはやし立てにムキになった先生は、さっきまでの穏やかなケツふりとは打って変わって、激しいケツふりをしだした。
 たっぷりと脂肪の乗った先生のケツが、右に左に揺れている。普段はスーツのスラックスに隠されていて、見ることができない、大人の男である先生のケツ。そんな先生の隠された秘密のケツが、俺たち部員である生徒たちの前にさらけ出された。更にはプリンプリンとケツふりされているのだ。本職のストリッパーにも負けないくらいのセクシーさだと思った。

 先生はそんな風に頑張ったものの、興奮した一年たちのヤジの嵐には負けてしまったみたいだ。ちょっとだけ自分のケツをさらすだけならいざしらず、自分のデカ尻、尻の皮膚感、尻タブを覆うように生えてしまっている大量の尻毛、更にはケツの割れ目にも密集してケツ毛が生えていることまでを、顧問をしている部活の部員である12人の生徒たちに見られ、からかうような言葉を浴び、先生の羞恥心は限界になったようだ。少しだけ気にしている、自分の恥ずかしい部分を自分だけがさらしていて、それを嘲笑されながら指摘されているこの状況だ。先生ははやし立てる一年たちの声に根負けして、とうとう1年たちの声にリアクションしてしまった。
 1年たちもどっと爆笑する。

「先生、準備はいいですか?」

「あぁ!とっととやってくれ!」

 先生はさっきまでしていたケツふりをやめて、またケツバットを迎える体制をとる。
 当然、相変わらずお尻は丸出しだ。自分で太ももでおろしたボクサーブリーフは、さっきのケツふりにより少しだけずれ下がり、膝関節のところに絡まっている。中途半端に脱がされたかのような格好をとってしまっている。
 
「じゃ、ラスト1発、行きます!」

「あぁ!!」

 バシッッッ

 驚いた。2発目までと比較にならないほどの打撃音だった。
 先生は耐えきれなかったのか、前方に崩れ落ち、両肘を畳につけ、四つん這いの体勢になる。
 音が大きかったから、ケツへの衝撃も強かったのだろう。
 先生はケツを上に高くつき上げた状態になる。
 広間の蛍光灯が、熟成した大人の雄の毛深いケツが、煌々と照らされる。

「だ、大丈夫ですか、先生」

「ぐぁ・・・あぁ・・・だ、大丈夫だ。何だ、最後だけ異常に強かったぞ・・・?」

「実は・・・2発目まではちょっと手加減していたんですけど、最後は全力でやっちゃったんで」

「そ、そんなの卑怯だ・・・すげぇ痛ぇ・・・」

 先生の顔を見る。ケツへの衝撃で息が詰まったせいか、紅潮した色味をした中で、ちょっとだけ涙目になっている。
 普段の厳つい顔を作っている吊りあがった濃い目の眉毛が、情けなく八の字に垂れ下がっている。
 口はハアハアと荒い呼吸により開かれていて、すこしだけ唇の端から涎も垂れている。
 惨めな状態だ。

「こ、これで終わりだな・・・」

「え、でも・・・」

「はい、もう終わり!今日はもう寝よう!明日も今年最後の部活だからな!」

 俺は撮影していたスマホをポケットに戻すと、両手をパンパンと叩き、どよめく1年たちを退散させた。
 広間には俺と先生だけが残った。
 
「先生、大丈夫だった?」

「んぁ・・・筒井か・・・まったく災難だよ」

「一年たちも悪気があった訳じゃないと思うよ。あいつらも先生のこと好きだし。ちょっと待ってて、先生、確かこの辺の棚に薬箱が・・あ、あった。軟膏もあったよ」

 ずいぶん前から置かれていたと思うが、薬に期限があるのだろうか。
 そんなことを考えてはみたものの、そんなことを気にするつもりもなく、軟膏の容器の蓋を開ける。

 間近であらためて先生のケツを眺める。
 3発くらったケツバットにより、先生のケツに赤いバットの跡が残っていた。
 以前先生にスパンキングをした時にも思ったが、ケツを叩かれた赤い跡は、すごく煽情的だ。
 相変わらず四つん這いの体勢で、ケツを高く突き出し、ハァハァと荒い息をしている。
 パンと横に這った肉厚のデカケツ、尻全体に生えている尻毛と、ケツの割れ目から見える長い陰毛をさらしていることも気にしていない。
 脱がされ、そして自ら脱いだハーフパンツとボクサーブリーフは、倒れた拍子に少しだけ開かれた足首に絡まりついていて、全てを脱いだ状態よりも官能的だ。
 ケツの痛みからか、四つん這いを支えているその下半身の両膝は内股になっていて、時折その両膝をこすり合わせている。 

 ごくり、と唾をのむ。
 このまま、さらに先生のケツをひっぱたいてやりたい。
 右のケツ、左のケツ、真ん中と、何度も何度もぶっ叩いてやりたい。
 先生が泣きわめくくらいに、滅茶苦茶にしてやりたい。

 先生のみじめな姿を目の当たりにして、そんなことを考えてしまった。

 
「じゃ、先生、塗るね」

「え?いや、3発程度だから、そんなもん塗らなくても・・・はぁっ」

 有無を言わさず、右の掌全体に塗り付けた軟膏を、先生のケツに塗りたくる。
 赤くなった部分を中心に、尻全体になぜ込ませる。
 いたわるように円を描くように、右のケツタブをじっくりと時間をかけ、優しく、何度も、その感触を味わうように、先生の臀部を撫でまわす。
 撫でまわすついでにパシッとケツをひっぱたきたくなる欲求を抑えるのが大変だ。

 右のケツタブを塗り終えると、軟膏を追加し、今度は左のケツタブに塗る。
 こちらも同様に、尻全体に軟膏がいきわたるように、掌全体で撫でまわす。
 少しざらっとした尻の皮膚感や尻毛の感触を味わうように楽しむ。
 時々、どさくさにまぎれて、割れ目から覗いているケツ毛を指先で挟んだり、割れ目に少しだけ指を差し入れたりする。
 そうやって、四つん這いの先生のケツを、思う存分に触り、労り、優しく揉んでやった。
 そんなことをするたびに、先生の口からは、痛みによるものか官能によるものかわからない、はぁ、はぁ、という声が漏れ出ていた。

 その行為の最中、先生はじっとしていてくれた。
 四つん這いの状態で、生徒に生ケツをさらしたうえで、尻に薬を塗られる。
 自分のケツを撫でまわされる行為だ。薬を塗られるという建前があるけれど、かなり恥ずかしいはずだ。
 お尻の赤くなった部分に触れた際に、先生から漏れ出る声がたまらなかった。
 呼吸は大分落ち着いてきたが、それにより冷静さを取り戻したみたいだ。けれども、その分今のこの状況について考えてしまい、先生はまた顔を赤くした。羞恥心が戻ってきたのだろう。俺がケツを撫でているうちに、先生のケツが震えていることがわかった。いや、ケツだけじゃなかった。四つん這いの体勢のまま、俺にケツを捧げる格好で、先生は情けなさと惨めさ、そして羞恥心により、全身を震わせていた。
 
「す、すまんな筒井、ありがとう」

「いえ、でも、結構赤くなっているんで、もう少し塗りますね」

「え、いやもう大丈夫・・・はぁんっ」

 俺は必要以上に再度右の尻タブに右手を当てた。
 それから、何度も何度も、俺は先生の尻を軟膏越しに撫でまわした。
 先生は四つん這いで頭を下げたまま、羞恥で真っ赤になった全身を震わせながら、時折悩ましい声を漏らし続けていた。

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