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2年11月
2年11月 3
しおりを挟むしかし、清野先生はどかない。
先生のふくらはぎに乗ったまま、酒で赤くなった顔をにやにやさせている。
その目線は、どうも先生が履いているボクサーブリーフに送られているようだ。
当然、うつ伏せで寝ている先生はそれがわからない。
「あの~清野先生?」
「いやー、前から思ってましたが・・・おい、お前ら来い!」
俺と森田は、なぜか呼び出された。
うつ伏せになっている先生の横に行く。
「立成先生、昼に転んだとき、お尻もうったんですよね?大丈夫ですか?」
「いや、ケツは別に痛くは・・・」
「一応見ましょう!失礼!!」
「えっ!」
そう言うと、清野先生は先生が下半身に唯一身に付けているボクサーブリーフのゴムを両手で掴むと、ガバッと一気に太股辺りまで下ろした。
ビックリする先生。まさかパンツまで脱がされることになるとは思わなかったんだろう。羞恥というより驚きの表情をしている。
俺たち3人の前に、さっきまでボクサーブリーフに隠されていたデカいケツがさらされた。
「ちょ、先生!さすがにふざけすぎです!あ、いて・・・」
体を揺らしながら先生は抵抗しようとする。でも、腰が痛くて上体を起こせず、立ち上がれないようだ。
あまり力も出せないみたいだ。
「まぁまぁ、立成先生落ち着いて!どうだ!お前ら!立成先生のケツは怪我してないか?」
清野先生はにやにやした顔をしながら、俺と森田を見てきた。
「え?えーと、怪我は無さそう・・・ですね」
「そうかー。筒井くんはどうだ?」
「うーん、そうですねぇー」
「いや、怪我はしてないから!!」
そう主張する先生。早くこの状況から脱したいみたいだ。
風呂場とかでケツをさらすのならともかく、俺たち3人は浴衣を着ているなか、一人だけ下半身だけとは言え裸体をさらすのは恥ずかしいのだろう。
そんな先生を見ていたら、もうちょっとだけ、からかいたくなってしまう。
「見てはいるんですが・・・ケツが毛深いのでもっとよく見ないと分からないです!」
「そうか!そうだな!毛深い上にデっカいケツだからな!よし、もっとよく見てみよう!」
「おいー!見るなー!」
俺の回答に大喜びの清野先生。完全に酔っぱらいのおふざけモード全開だ。
暴れる先生を無視して、にやにやしながら先生のケツに顔を近づけ、そのケツを眺める俺と清野先生。
俺たちにあわせて、森田まで先生のケツをじっと眺め始める。
動けない大人の男のケツを3人で眺める、異様な光景だ。
「あ!清野先生、ここに・・・」
「どうした!」
森田がケツの割れ目辺りを指差した。爪先が少しだけ、先生のケツに触れる。
「うっ」
「あ、違いました。ほくろでしたね・・・あれっ何かありそうって思ったんですけど」
「よく気づいたな森田ー。俺、全然わかんなかったよー」
「はっはっは、こんなところにほくろがあるとは思わないもんな!」
「うーん、見える範囲では何もないですね。」
真面目くさった顔で森田は言う。この中で一人だけ、真剣に怪我がないか探している。この雰囲気のなかで。
こいつ、結構天然なのか?
「そうかー、無かったかー」
「だから大丈夫だって言ってるでしょ!」
「あ、でも、」
「どうした筒井くん」
「まだ見えてない場所が・・・あるんじゃ・・・」
「ほう、それはどこかな?」
「え、えっと、ここです・・・」
「そうか!そうだな!ケツの割れ目の中までは見えてないもんな!さすが筒井くん!ようし、ここもじっくり見てみよう!」
「ああー!やめろー!」
「そうら・・・どれどれ・・・ほうほう、これはこれは・・・」
「うわー!やめろー!ぐぅー!」
まるで変態親父になったようなことを言いながら、清野先生の手で、ゆっくりと、先生の尻タブが開かれた。
先生のケツの割れ目の中。
部屋で先生が寝ていたときと、県予選のホテルでみたことはあるから初めて見るわけじゃないど、俺は興奮した。
普段、他人に見られる場所じゃない、自分のケツの割れ目の中を披露させられる。それも恋人でもない、ちょっと仲がよくなったくらいの他校の顧問に、自分が動けない状態で、それもムチムチとしたガタイのデカいおっさんにふざけられながら、そのケツの秘密の部分を無理やり暴かれている。
おふざけとは言え、そのあり得ない状況の恥ずかしさは計り知れない。
清野先生の両手が、先生のケツを開ききった。そこには、いつか見た光景の再現だった。
そこに現れたのは、まさに毛による漆黒の世界だった。肛門が見えないほどの、闇の世界だ。
ケツ表面を覆う毛深さとは比較にならないほど、長く黒い毛が密集している。
ケツの陰毛の花園だ。
「おぉ、うーん、さすが立成先生だ。男らしい、毛だらけのケツですねぇ。まさに、ボーボーですな!でも、これじゃあ傷の有無はよくわかりませんなぁ」
「い、言うなー!見るなー!だ、だから大丈夫だって・・・」
「しっかりと見てあげますよ!」
「やめてくれ!・・・あぁ!毛を触るな!」
「ふふっ、長い毛だ。びっしり生えていますね。・・・おや、これは・・・ふふふ、立成先生、案外だらしないですねー、お前ら、見てみろ、」
「え!何ですか」
「白いくず?これって・・・」
「し、白いくず・・・?ま、まさか!あ、だ、駄目だー!やめろ!見るなー!」
すっかり赤くなっていた先生の顔が、さらに紅潮する。
清野先生が指摘したもの。
先生の毛深いケツ毛に絡まる、白い紙切れ。
間違いない、トイレットペーパーの残骸だった。
普通だったら、排便したあと、ショワートイレを使うと、紙切れはケツに残らないはずだ。
ただ、先生の場合は、ケツがこんなに毛深いんだ。ちょっと気を抜いただけで、ケツ毛に紙が絡まって残ってしまったんだろう。
「全く、やんちゃですねぇ、立成先生。お尻にこんなものつけたままにするなんて。怪我がないか調べるだけのつもりだったのに」
「や、やめろ・・・」
「他にもお尻につけてないか、確認してあげましょう」
「あ、あぁ!」
清野先生はさらに先生のケツを開く。
密集したケツ毛でさえも、掻き分ける。
隠されていた先生の肛門がとうとう現れた。
幾千もの襞が刻まれた先生の秘肛は、俺たち三人に見られることを恥ずかしがっているのか、それとも喜んでいるのか、ひくひくと収縮している。そんな肛門が、高そうな旅館の小さな宴会場の蛍光灯の灯りのもとに、さらされた。
暴れだす先生。腰が痛い中、動かせる数少ない身体の部位を暴れさせている。それにより、ケツも左右に揺れる。
先生の吐息も荒くなる。
「ははっ、立成先生のケツ穴見えちゃいました!赤黒いケツの穴してらっしゃるんですね!」
「ひぃっ、言うな!」
「ほーら、お前ら、いい機会だからよく見るんだぞー。なかなか見られるものじゃないからな!あと、立成先生がきちんとお尻を拭けているかも見てやるんだぞー!」
「は、はい」
「うわー!見るなー!見ないで、見ないでくれ・・・」
だんだん言葉が弱くなる先生。
当然だろう。自分一人、男して一番人に見られない場所であるケツの穴を、一方的にケツを開かれて見られたのだから。
ある意味、屈服したというのかもしれない。
言葉が弱くなるが、抵抗は増して、暴れる先生。と、そのとき、先生の動きが唐突に止まった。
「ふぁっ!」
「どうしたんだ?」
「いぇ、なんでもないです、なんでもない・・・」
さっきまで暴れていたのが嘘のように、先生は大人しくなった
あまりの変わりように、俺たち3人とも狐につまられた顔をする。
ピンときたのか、清野先生はついさっきまでのように、また顔をにやにやさせていた。
「立成先生、悪かった、ごめんな。ふざけすぎちゃったよ。もうどくよ」
「う・・・」
「・・・?」
清野先生は身体をどかしたけど、先生はそれでも動こうとしない。
さっきまでのように、俺たちに生ケツをさらしたままだ。はだけた浴衣を戻して、見られて恥ずかしがっていた毛深いケツを隠そうともしない。
「先生、どうしたんですか?」
「な、なんでもない!」
「腰の痛みが悪化しちゃったのかなー。どれ、起きるの手伝います」
「だ、だめ・・・」
清野先生が先生の後ろから両脇の下に艷を回し、上体を起こして座らせようとする。
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