先生との1年間

スオン

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2年08月

2年08月 3

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「せっかくだ。肩も頼むよ」

 そう言って先生は胡座のまま、俺に背を向けた。

 改めて先生の後ろ姿を見る。白のランニングシャツから出ている広い肩。
 肩から伸びる腕はふっくらと太い。

 俺は立ち膝の姿勢で先生の肩に両手をのせて、ゆっくりと揉み始める。
 大きな僧帽筋た。親指でギュットつかみ、押す。こっているのか筋肉痛かは分からないけど、ほどよく固い。

「う、あー、いいぞ」

 マッサージをするなんて言ったけど、知識がある訳じゃない。きちんと人の身体を揉んだこともない。
 だから、すべてなんとなくだ。先生のリアクションからすると、このくらいの強さがちょうだいいみたいだ。

 首に手を回す。首の後、首の横を揉んでやる。少し汗でじとっとした感触。

「くっ・・・」
「痛くない?」
「あぁ、大丈夫だ」
「首はこんなもんかな・・・先生、横になって」
「あぁ」

 先生は素直にそのまま前に倒れ、うつぶせになった。
 足元から先生の姿を見つめる。

 上半身は白の着古したランニングシャツ。その下は柄物のトランクス一枚。トランクスはいかにも安物って感じの、よく分からない柄がたくさんプリントされている。長年履いているのか、生地はペラペラだ。ボクサクサーブリーフを履いているときほどでかいケツは強調されていないけど、尻の筋肉とたっぷりとした脂肪で、パンと張っているのが分かる。

 そんな状態で、両腕を重ねてその上に顎をのせて待機する先生。寝バックで犯されるのを待っているみたいだな、と思ったけど、あわててその考えを断ち切る。今は俺もパンツ一丁なんだ、俺が固くするとばれる、、、

「じゃ脚をやる」

 少しドキドキしながら、まずはふくらはぎから揉んでやる。太い足で、長い毛がたくさん生えている。ふくらはぎの横の部分を押してやると、先生は 「あー」と声を漏らした。

 ふくらはぎを終えると、俺はそのふくらはぎの上に乗る。今度は太股だ。

 トランクスから伸びる太ももは、幼い子供の胴回りくらいありそうだ。俺の普通サイズの手では、両手でも回りきらない。すごい足だ。学生時代どんな鍛え方したんだろう。

 慣れないマッサージを続けていると俺も汗がダラダラだ。
 先生の身体に触れる緊張感もなくなり、ただひたすら先生に気持ちよくなってもらいたい、そんな思いもあった。


「あー、すげぇ気持ちいい」

「先生、足太いから大変だよ」

「悪かったな、デブの足で」

「いや、これは筋肉がすごいよ。どうすればこんなんになるんだよ。はい、もう足は終わり!ついでに背中もやってあげるね」

「お!いいのか?」

「ここまでやったら、一緒だよ。当店のサービスです」

「へへへっ、じゃあお願いしますかね、店員さん」

 俺は座る位置を、先生のふくらはぎから太ももに移動した。足の太さが圧倒的にちがうから、座り心地も段違いだ。二本の丸太に乗っているみたいだ。

 両手で背中の真ん中、肩甲骨をほぐしてやる。
 背中は足よりも、どこをどう揉めばいいのか分からない。
 手当たり次第、先生の広い背中の固そうなところに手を当てては押してやり、柔らかそうなところは揉んでやった。

 どれだけの時間がたったんだろう?先生の背中に夢中になっていた。上から下に。中央から左右に。めちゃくちゃな順番で、そのときの気の向くままに、先生の背中を触り、押し、揉む。

「あぁ、筒井、ありがとう。もういいぞ」

「そうですか?どこまでやるのか分からなく・・・」

「いやぁ気持ちよかった。ついでといってはなんだけど・・・」

「何すか?」

「腰もやってくれないか。俺、腰が一番だめなんだよなぁ・・・」

 先生からおねだりしてくるとは意外だった。

   
 腰に手を伸ばす。タンクトップが覆っている。どうしようか?迷った。どこまでが自然な行為なんだろうか。普通のラインがわからない。
 勇気を出して、自分の欲望に任せて、タンクトップをめくりあげてやった。先生は何も言わなかった。了承してくれたんだと思う。
 先生は普通の人より少しだけ色黒だ。でも、腰のあたりはそこまで黒くなく、他の肌との比較で色白に見える。先生の腰あたりは、薄い産毛が生えていた。これだけ近いから分かった。
 
 腰の部分に両手の親指を突き立てる。
 ちょっと固い気がする。
 何度も押す。少しずつ押す場所をずらしていく。

「・・・あぁ、いいね・・・」

 先生は気持ち良さそうだ。
 授業中は立ちっぱなし、職員室ではパソコンでデスクワーク。部活では立ったり座ったりだから、普段から腰を消耗しているのかもしれない。それに、先生同士の人間関係もあるだろうし。モンスターペアレントの対応もあるかもしれないな。
 ・・・もしかして、教師ってすごく大変な仕事なんじゃ、、、?
 先生の頭に目をやる。うつ伏せたから先生の顔は見えない。だけど、先生を包み込んでやりたくなった。愛おしいと思ってしまった。いたわるように揉んでやった。

 ひととおり腰が終わったと思う。腰は揉むべき面積が少ないから、あまりバリエーションも思い付かない。
 どうしようか?先生からのオーダーは腰だったから、本当ならもう終わりだ。でも、俺はこれで終わりにしたくなかった。
 ウエストを挟み込むように腰を揉んでいた手を、そのままおろしていった。行き着く先は、トランクスに包まれた先生の尻だ。
 少しずつ、肌の弾力を感じで来る。尻の感触を味わいながら、でも怪しくならないように。
 腰から尻に自然と手をおろしていき、上から順にトランクス越しに先生のケツを揉んでいく。弾力のあるケツだから、ふっくらとした触り心地なのに、揉んだときの弾力の強さは男らしさを感じる。

 どうする?トランクスも脱がしちゃうか?いつものおふざけの範疇だから大丈夫だろ?いや、さすがに・・・だめだよな・・・
 でも、何かしてやりたい。阿保な生徒が、仲が良い先生に、自然としそうなギリギリのラインは、どこなんだ・・・

 尻の上部を揉んでいた手一旦離し、左右の太ももにそれぞれ手をのせて揉んでやる。その手を徐々に上げていき・・・

「う・・・」
「何ですか?」
「いや・・・」
 
 折衷案ということで、脱がさないけど生尻を触ることにした。トランクスの隙間から手を入れてじかで揉んだ。
 いたずらじゃなくて、あくまでマッサージの体裁だ。セクハラとしてケツを揉みほぐすんじゃなくて、尻のツボっぽいところを親指でグッと押してるんだ。これはマッサージですよ、先生、、、怪しくないです、、、
 先生が許容するラインかどうか、怖かったけど、どうやらギリギリ大丈夫みたいだ。先生は疲れているからか、気持ち良さそうにしているだけで、怒っては来なかった。
 この前、先生の部屋で、寝ている先生にいたずらしたときも緊張したけど、起きている先生相手っていうのも、やっぱり緊張する。生尻の感触がたまらない。毛の感触。肌のざらざら感。あぁ、先生、、、

 少しずつ、トランクスの裾から入れている両手を尻の上部へと上げて揉んでいく。手を上げると、トランクスもめくり上がるわけで。自然な流れで、トランクスが先生のケツに食い込んだ状態になった。
 トランクスの裾から、少しだけはみ出た尻肉がエロい。思わず唾を飲んだ。モロだしのケツもたまらないけど、ちょい見えの状態ってのも、脱がすよりエロいかも、、、
 このまま、トランクスを上に引っ張ってやりたい。トランクスをTバックみたいにして、先生の雄尻のケツ肉を露にしてやりたい。そこからさらに強く引っ張り上げたら、先生のキンタマと棹がギュット締め付けられなるよな?あ、もしかしてアナルにも刺激がいくかも?うわぁ、やりてぇ、、、、
 急に生徒にそんな事されたら、先生はビックリするかな?どんな顔をするんだろう?当然、恥ずかしがるよな?、、、そりゃするな。当たり前だ。、、、危ねぇ、やっちまうとこだった、、、夏の暑さと先生のフェロモンで、脳内がおかしくなってる、、、あまりやりすぎはよくない。今日はこのくらいか、、、

「んー・・・」

 先生が声を漏らした。感じている・・・?そんなはずはないのだけど、その声が俺を狂わせた。
 俺はいつもの馬鹿生徒の声をつくった。うつ伏せに寝そべった先生の上に乗ったまま話しかける。

「先生、起きてる?」

「あぁ」

「はいっ、今日のサービスは終了です!」

「はぁ、終わっちゃったか、、すげぇ気持ちよかった。ありがとな」

「いえいえ~。ではお代の方を」

「金取るのかよ!」

「ふふふ!冗談です!あ、でも、先生のカラダで払ってもいいよ?」

「何言ってんだよ・・・」

「ねぇ、先生はマッサージの店には行ったことある?っていっても、こういうマッサージだけど・・・」

「ぬおっ!」

 トランクスの上から先生の肛門を人差し指で当ててやった。布地越しに、肛門の感触が分かる。
 先生は驚いていた。唐突に生徒にカンチョーされたのだ。俺からしたらアナルマッサージなんだけど。とにかく、焦った先生は起き上がろうとするけど、俺が乗っているからそうもいかなかった。

「どうですか~?お客様」

「あー、何、なんだよ!あぁ!おいやめろって!」

「あれ、これくらいじゃ気持ちよくないですか?それじゃあ・・・」

 先生は抵抗しようとケツを絞めてきた。すげぇ、さっきまでの柔らかいケツじゃない。ビックリするくらい、明らかに尻肉が固くなった。大臀筋がギュッと固い。肛門を守ろうと言う意志を感じる固さだ。
 俺はそんなケツ肉に負けないように、もっと強く指を肛門に押し当て、さらに指先をグリグリさせた。

「ふふっ、当店のサービスですよ。こういうお店には、よくいらっしゃるんですか?」

「ない!ない!そんなところには行ったことない!」

「へぇー、そうですか。本当ですか?正直に仰った方がいいですよ」

「ないって!あぁ・・・おぃ、もうやめて・・・」

 先生は上体を暴れさせながら懇願してきた。
 時おり漏れるあえぎ声のような声がたまらない。
 このまま、直に指を付き入れてやりたいな。中をかき回してやりたいな。
 でも、そんなことはできるわけないよな・・・

「はい、じゃあ本当におしまいです!」

 唐突に、そしてあっけなくケツ穴攻めを止めて、俺は先生の身体から降りた。先生はうつ伏せになったままだ。呼吸が少し荒い。

 ・・・やべぇ、また、やりすぎちゃったかな?

「先生、ごめんね!・・・大丈夫?」

 先生はようやく顔を上げた。最初は感情が読みにくい表情だった。
 まずかったかなぁ・・・と思ったら、いつものようにニヤッと笑ってくれた。

「お前なぁ!!セクハラで訴えてやるぞ!」

「えぇー、そんな!」

「あーもう、明日から部活行けねーわ、生徒になにされるか分からんからな!」

「ええー!ひどい!さっきあんなに「あぁ~ん」て感じてたのに!」

「感じてねーよ!そんな声出してねーし!」

 ゲラゲラ笑いながら。なんとか許してくれたみたいだ。
 時計を見ると、とっくに日を跨いでいた。

「もうこんな時間か・・・俺はもう、風呂に入って寝るわ。筒井はどうする?」
 
「えー、じゃあ俺も風呂入ろっかな。先生をマッサージしたら汗かいちゃったし」

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