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孤独な警備員(自宅)とその人物に飼われている《ペット》、彼らが第一発見者になった怪奇事件の物語
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ペットに散歩に行こうと懇願されて久々に自宅を外出しのんびりと夜の公園を歩いている時だった。都内の中では大きな森が広がる森林公園をのんびり歩いていて異様な気配を感じてしまった。気配の方へ歩いていくとあるものを見つけた。それは死体だった。それも通常の死体ではない。四肢という四肢全てがバラバラにされた惨たらしい姿の遺体であった。さらには遺体の頭部がどこにもないことが分かる。周囲には濃密な血の気配が漂っていた。
「まさか、こんなことになるなんて。」
「カナちゃんお腹すいた。」
「ポチ君さっきオニギリ食べてたでしょ。それよりもちゃんと考えてよ。」
「えー、だって起きてしまったことはしょうがなくない?」
のんきなペットの声にイラッとしてしまう。それにしてもこの状況でよくお腹がすくものだと我がペットながら呆れてしまう。
「はぁ、まさか久々にお家から出た途端こんなのに出くわすなんてついてない。やっぱ、神様からお前は家に閉じこもっていろってお達しなのかも!!」
自宅を離れて30分も経ってないが戻りたくて仕方なくなる。あぁ、やっぱり外なんて大嫌いだ。目の前の死体を眺めながら固まっていると頬っぺたに何かが突き刺さる。横を振り向けばポチが私に向かって指をツンツンと刺してきていた。
「カナちゃん現実逃避もいいけどどうするの??」
「とりあえず、警察に電話しつつ。自分でも調べれる分は調べるよ。」
警察に連絡する前にさらっとではあるが死体を確認する。すると妙な違和感を感じた。片手できゅっと髪を後ろにまとめる。広がった視界になりより、じっくりとバラバラにされて四肢を確認することが出来た。
「うーん、他殺は確実ね。それにしてもこの断面おかしいわ。」
「どこが?綺麗に切れてるよ。」
「綺麗過ぎるのよ。こんなに綺麗に人間の体を切ることなんて出来ないわ。骨までスパッといっているじゃない。」
刃物だろうとなんだろうとここまで綺麗な断面というのはありえないのだ。特に骨の部分が固くそれをきろうとするならノコギリのような刃物が必要になる。しかしノコギリをつかうとなるとそれに反った少し凹凸の見える断面になるはずだ。しかしこれにはその凹凸が見受けられない。
「ってことは?」
「恐らく犯人は異能者ね。」
「カナちゃんは本当にそういう運がつよいねぇ。」
前回もそうだった関わらないようにと細心の注意を払っているはずなのに。自分としては興味のない世界。出来れば関わりたくない力。それなのにこんなにもあっさりと関わってしまう。あの時、力を得た時から私の運命というのは漠然と決まっているのかもしれないと感じてしまう。
「そんな悪運なんて強くなりたくないわ。とりあえず、後、追える?」
「スンスン・・・・・・ちょっと薄いけどいけるかな?」
ポチがあたりをキョロキョロしながら鼻を動かす。その仕草はまるで本当の犬のようだ。ある一定の方向を定めると睨みつけるように目を細めている。
「悪いけど先にお願いしてもいいかな?私のほうであっちに連絡しておくわ。」
「了解!!僕はカナちゃんのペットですから。カナちゃんのためならエンヤコラ。」
「ポチ君、ありがとう。じゃぁ、こっちも色々終わったら連絡するね。」
笑顔で力瘤を作って見せてくれる彼にホッとしてしまう。彼は何があっても私を裏切ることはないと確信できている。この世で唯一のペットであり、味方だ。その彼にお願いするように片手をあげる。軽く頷くと彼は跳ねるようにその場を後にした。
「はぁ、仕方ない。さっさと終わらせて自宅に帰るとしますか。」
この怪奇的な事件を解決すべく携帯を取り出すのだった。
「まさか、こんなことになるなんて。」
「カナちゃんお腹すいた。」
「ポチ君さっきオニギリ食べてたでしょ。それよりもちゃんと考えてよ。」
「えー、だって起きてしまったことはしょうがなくない?」
のんきなペットの声にイラッとしてしまう。それにしてもこの状況でよくお腹がすくものだと我がペットながら呆れてしまう。
「はぁ、まさか久々にお家から出た途端こんなのに出くわすなんてついてない。やっぱ、神様からお前は家に閉じこもっていろってお達しなのかも!!」
自宅を離れて30分も経ってないが戻りたくて仕方なくなる。あぁ、やっぱり外なんて大嫌いだ。目の前の死体を眺めながら固まっていると頬っぺたに何かが突き刺さる。横を振り向けばポチが私に向かって指をツンツンと刺してきていた。
「カナちゃん現実逃避もいいけどどうするの??」
「とりあえず、警察に電話しつつ。自分でも調べれる分は調べるよ。」
警察に連絡する前にさらっとではあるが死体を確認する。すると妙な違和感を感じた。片手できゅっと髪を後ろにまとめる。広がった視界になりより、じっくりとバラバラにされて四肢を確認することが出来た。
「うーん、他殺は確実ね。それにしてもこの断面おかしいわ。」
「どこが?綺麗に切れてるよ。」
「綺麗過ぎるのよ。こんなに綺麗に人間の体を切ることなんて出来ないわ。骨までスパッといっているじゃない。」
刃物だろうとなんだろうとここまで綺麗な断面というのはありえないのだ。特に骨の部分が固くそれをきろうとするならノコギリのような刃物が必要になる。しかしノコギリをつかうとなるとそれに反った少し凹凸の見える断面になるはずだ。しかしこれにはその凹凸が見受けられない。
「ってことは?」
「恐らく犯人は異能者ね。」
「カナちゃんは本当にそういう運がつよいねぇ。」
前回もそうだった関わらないようにと細心の注意を払っているはずなのに。自分としては興味のない世界。出来れば関わりたくない力。それなのにこんなにもあっさりと関わってしまう。あの時、力を得た時から私の運命というのは漠然と決まっているのかもしれないと感じてしまう。
「そんな悪運なんて強くなりたくないわ。とりあえず、後、追える?」
「スンスン・・・・・・ちょっと薄いけどいけるかな?」
ポチがあたりをキョロキョロしながら鼻を動かす。その仕草はまるで本当の犬のようだ。ある一定の方向を定めると睨みつけるように目を細めている。
「悪いけど先にお願いしてもいいかな?私のほうであっちに連絡しておくわ。」
「了解!!僕はカナちゃんのペットですから。カナちゃんのためならエンヤコラ。」
「ポチ君、ありがとう。じゃぁ、こっちも色々終わったら連絡するね。」
笑顔で力瘤を作って見せてくれる彼にホッとしてしまう。彼は何があっても私を裏切ることはないと確信できている。この世で唯一のペットであり、味方だ。その彼にお願いするように片手をあげる。軽く頷くと彼は跳ねるようにその場を後にした。
「はぁ、仕方ない。さっさと終わらせて自宅に帰るとしますか。」
この怪奇的な事件を解決すべく携帯を取り出すのだった。
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