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後日談
直人と優
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「優ちゃんはまた彼氏とメールやってる~!羨ましいなぁ」
大学を卒業してから、私と直人は遠距離恋愛になったの!!
寂しいけど~、仕事も楽しいから今は寂しいより楽しいの方が勝ってるかなぁ!
でもね?毎日ちゃんと直人とメールはやり取りしてるんだよ!
「優…次はいつ帰ってくるんだ?」
「ゴールデンウィーク明けかなぁ??」
「そっか。早めに言ってくれな!」
「うん!てかさぁ??3月に卒業して遠距離になって。今4月だよ?」
「そうだな。それが?」
直人って…友達の前では大人ぶった態度で頼りにされてるんだけど。
私と2人になると正反対の性格になるのっ!
そんな直人が好きなんだけどね?
普段は直人。甘えん坊の時は、なおたん。呼び方も私たちは変えてるんだぁ
仕事は試験や勉強尽くしで、結構大変なんだけど。
連休なら必ず直人の所に行くって約束をしてるから!
遠距離を始めてから初めて直人の所にいった。
駅まで迎えにきてくれる、めっちゃ優しい直人!
おかえりって、手を伸ばしてくれて。
手を繋いで帰った。
親は仕事らしいからいなくて、私の部屋に入ると
「優たん・・・・・会いたかった!!」
外で我慢してたんだねっ!!
すぐに抱きしめられて、久しぶりにキスをした。
直人を膝枕しながら、ずっと話をしてて。
私は直人の頭を撫でてる。
これ…友達は絶対に想像しない現実だよねぇ~
そして、絶対にこれも想像出来ないと思うけど。
私の太ももに顔を挟めるのが直人のお気に入り
はぁーって口をつけて息を吐いてくるから…
私が濡れてるのか?直人のヨダレなのか?わからないけど。
パンツが染み付いてる。
「ねぇねぇ!なおたん、エッチしよ?」
言わなくてもシテくれるけど。言った方が直人は喜ぶんだぁ!
そんな感じで1年ちょっと遠距離を続けていた。
直人の事が嫌いになった訳じゃないんだけど。
最近はちょっとだけ、面倒くさくなってきた。
会えないから仕方ないのに。
仕事を辞めて帰ってきて欲しい。とか飲み会中にも電話が来たり…
もう、子供じゃないんだよ??
そんな時に会社の同期の杉田くんに飲みに誘われたんだぁ!
1回2人で飲んで、楽しかったぁ。
直人以外の男と飲むのも初めてなんだけど。
そして…
「優さん!今度温泉にいかないか?」
これって、お泊まりの誘いかな?
「ん~暫くは無理だけど、考えとくねぇ」
とりあえず断った。まぁ、何かあった時の保険の為に曖昧な断り方。
「明日休みだし、終わったらご飯いかない?」
「うん・・・・・いいよ」
ご飯くらいならいいかなぁ??
早番だったから15時には仕事が終わって、杉田くんと手を繋いでお店に向かったんだけど。
人目の少ない所で抱きつかれた。
キス・・・・・されちゃうのかな?
どうしよう…
数秒間、見つめ合って。
私の頭を抑えてきた。
キスされちゃう・・・・・
でも、何故か私は抵抗をしなかった。
ぶぅ~ぶぅ~
「ごめんなさい、電話なっちゃった」
「あっ、うん」
多分電話がならなかったらキスしてたなぁ。
どうせ、直人でしょ?バイブを止めて後でかけ直そうと思ったんだけどぉ
あれ?花梨たん??
「花梨たん、おひさぁ~」
「優ちゃん・・・・・」
「どしたの~??」
「真夜と裕翔が・・・・・」
杉田くんに謝って、私は急いで飛行機のチケットを取って地元に向かった。
翌々日は有給を使わせてもらうように頼んで…
空港に着くと直人が迎えに来てくれていた。
「優…とりあえず車に乗れ。病院にそのまま向かうぞ!」
真面目モードの直人。
「うん」
こうゆう時の直人には私は素直について行く。
直人から事情を聞いて。
2人だけなのに、なおたんにならないで。真面目な直人のまま。
やっぱり・・・・・カッコイイなぁ
社会人になったからなのかなぁ??しっかりした感じの方が良いなぁ
病院へ着くと、花梨たんや涼たんもいた。
もう、何時間も経ってるのに…手術は終わっていない。
心のどこかで2人の事故は嘘だ!とか、そんなに重症じゃないって楽観的だったけど。
この場にいるみんなの空気が現実だって物語っていた。
「真夜たん…裕翔…」
2人を思う気持ちと、その場の空気に私は負けちゃって…
足が震えて、涙が出てきた。
「優…大丈夫だからな」
直人は優しく抱きしめてくれた。
やっぱり直人がそばに居てくれたら、安心出来る。
「なおたん…」
私が甘えモードになっちゃった。
「大丈夫だぞ?優たん・・・・・」
直人は私に合わせてくれて。それで落ち着けた。
「うん、がんばれ!真夜たん!裕翔!!」
涼たんがちょっとビックリした表情で見てきてたけど。
間もなくして、真夜たんの手術が終わった。
処置は終わったけど。
目を覚ますかどうかは、まだ分からないらしい。
その後遅れて裕翔の手術も終わった。
今日が峠らしく。
容態の悪化があれば危険らしい。
無事に明日を迎えても、目を覚まさない可能性が高いって…
嘘だよね・・・・・
私と直人は2人の寝顔を見て。
2人の子供も抱っこして。
病院を後にした。
直人はずっと抱き締めてくれて。
久しぶりに会ったら、私が抱きしめてるんだけど。
私を心配してくれてる。
実家に帰ろうかとも思ってたけど。
直人のそばを離れたくなかった。
「優・・・・・寂しくなったり、辛くなったら戻ってきても良いけど、2人の事はちゃんと知らせるから!安心して働いてこいよ!」
「うん、ありがとう」
2人の事があって。帰ってきてから直人は私に甘えてこなかった。
真面目な直人…
やっぱり、直人がいいな。
それから2ヶ月後…
花梨たんの出産予定日。
その前後で有給を使って帰省した。
連絡を受けて私も直人も病院へ駆け付けて。
病室へ入ると、花梨たんは笑顔で子供を抱っこしてた。
隣には叔母さんもいる。
花梨たんは2人の事があってから、気丈に振舞ってたけど。
笑顔なんて出せる余裕が無かったはずなのに。
笑顔だった。子供の力って凄いのかな?
「ねぇ、2人とも聞いて欲しいの…」
「どうした?」
「さっき…真夜が目を覚ましたんだよ!」
えっ!!
「ほんとに??ほんとにほんと???」
「うん!夜翔が産まれてすぐに目を覚ましたんだって!!」
「そうゆうことか!」
「直人、何が?」
「花梨の出産なのに誰もいないのが不思議だったんだよ!」
「あっ!だよね~!」
「2人も真夜に会いに行ってあげて?」
私達は真夜たんに会いに行った。
おばさんも、おじさんも喜んでる。
私も真夜たんに挨拶をした。
「優…行くか」
直人に引っ張られて病室を出た。
どうしたのかな??
「今日は家族だけにしておこう。俺たちは花梨を祝ってやろうぜ!」
「うん!さすが直人!!」
気遣いが出来て。
判断力を持っていて。
そんな直人が好き!!
花梨たんの子供を抱っこさせて貰って。
花梨たんの笑顔を見て。
私は決意した。
その帰り道。
「ねぇ直人?」
「どした?」
「その辺のホテルに泊まろ?」
「ん?あぁいいぞ。」
ホテルに着いて。
お風呂に入って。
直人に抱かれて。
「ゴム付けなくていいよ?」
「えっ…」
「あと、半年働いたら帰ってくる!」
「優・・・・・ちょっと待て!」
「だめ?」
「落ち着け!」
ダメなのかな?
直人は服を着た。
「ちょっと待っててくれ」
フロントに電話して部屋を出ていっちゃった…
戻ってくると。
「優…帰ってきたら、俺と結婚してくれ。俺は…甘えてたけど、優を守りたいって思った。優の言う通り社会人になって、辛い事もあるけど。甘えるんじゃなく、優を引っ張って行きたいって思ったんだ!だから、結婚してほしい!!」
戻ってきた直人の手には小さい箱。
その中から、指輪を取り出して。
プロポーズをしてくれた。
「はい…よろしくお願いします」
私と直人は結婚する。
花梨たんにもメールで知らせて。
花梨たんの出産、真夜が目を覚ました、私達の結婚。
10月10日
私達の仲間の中で忘れられない大切な日になった。
それから5年後・・・・・
裕翔が目を覚ました時には私は2児の母になっていた。
大学を卒業してから、私と直人は遠距離恋愛になったの!!
寂しいけど~、仕事も楽しいから今は寂しいより楽しいの方が勝ってるかなぁ!
でもね?毎日ちゃんと直人とメールはやり取りしてるんだよ!
「優…次はいつ帰ってくるんだ?」
「ゴールデンウィーク明けかなぁ??」
「そっか。早めに言ってくれな!」
「うん!てかさぁ??3月に卒業して遠距離になって。今4月だよ?」
「そうだな。それが?」
直人って…友達の前では大人ぶった態度で頼りにされてるんだけど。
私と2人になると正反対の性格になるのっ!
そんな直人が好きなんだけどね?
普段は直人。甘えん坊の時は、なおたん。呼び方も私たちは変えてるんだぁ
仕事は試験や勉強尽くしで、結構大変なんだけど。
連休なら必ず直人の所に行くって約束をしてるから!
遠距離を始めてから初めて直人の所にいった。
駅まで迎えにきてくれる、めっちゃ優しい直人!
おかえりって、手を伸ばしてくれて。
手を繋いで帰った。
親は仕事らしいからいなくて、私の部屋に入ると
「優たん・・・・・会いたかった!!」
外で我慢してたんだねっ!!
すぐに抱きしめられて、久しぶりにキスをした。
直人を膝枕しながら、ずっと話をしてて。
私は直人の頭を撫でてる。
これ…友達は絶対に想像しない現実だよねぇ~
そして、絶対にこれも想像出来ないと思うけど。
私の太ももに顔を挟めるのが直人のお気に入り
はぁーって口をつけて息を吐いてくるから…
私が濡れてるのか?直人のヨダレなのか?わからないけど。
パンツが染み付いてる。
「ねぇねぇ!なおたん、エッチしよ?」
言わなくてもシテくれるけど。言った方が直人は喜ぶんだぁ!
そんな感じで1年ちょっと遠距離を続けていた。
直人の事が嫌いになった訳じゃないんだけど。
最近はちょっとだけ、面倒くさくなってきた。
会えないから仕方ないのに。
仕事を辞めて帰ってきて欲しい。とか飲み会中にも電話が来たり…
もう、子供じゃないんだよ??
そんな時に会社の同期の杉田くんに飲みに誘われたんだぁ!
1回2人で飲んで、楽しかったぁ。
直人以外の男と飲むのも初めてなんだけど。
そして…
「優さん!今度温泉にいかないか?」
これって、お泊まりの誘いかな?
「ん~暫くは無理だけど、考えとくねぇ」
とりあえず断った。まぁ、何かあった時の保険の為に曖昧な断り方。
「明日休みだし、終わったらご飯いかない?」
「うん・・・・・いいよ」
ご飯くらいならいいかなぁ??
早番だったから15時には仕事が終わって、杉田くんと手を繋いでお店に向かったんだけど。
人目の少ない所で抱きつかれた。
キス・・・・・されちゃうのかな?
どうしよう…
数秒間、見つめ合って。
私の頭を抑えてきた。
キスされちゃう・・・・・
でも、何故か私は抵抗をしなかった。
ぶぅ~ぶぅ~
「ごめんなさい、電話なっちゃった」
「あっ、うん」
多分電話がならなかったらキスしてたなぁ。
どうせ、直人でしょ?バイブを止めて後でかけ直そうと思ったんだけどぉ
あれ?花梨たん??
「花梨たん、おひさぁ~」
「優ちゃん・・・・・」
「どしたの~??」
「真夜と裕翔が・・・・・」
杉田くんに謝って、私は急いで飛行機のチケットを取って地元に向かった。
翌々日は有給を使わせてもらうように頼んで…
空港に着くと直人が迎えに来てくれていた。
「優…とりあえず車に乗れ。病院にそのまま向かうぞ!」
真面目モードの直人。
「うん」
こうゆう時の直人には私は素直について行く。
直人から事情を聞いて。
2人だけなのに、なおたんにならないで。真面目な直人のまま。
やっぱり・・・・・カッコイイなぁ
社会人になったからなのかなぁ??しっかりした感じの方が良いなぁ
病院へ着くと、花梨たんや涼たんもいた。
もう、何時間も経ってるのに…手術は終わっていない。
心のどこかで2人の事故は嘘だ!とか、そんなに重症じゃないって楽観的だったけど。
この場にいるみんなの空気が現実だって物語っていた。
「真夜たん…裕翔…」
2人を思う気持ちと、その場の空気に私は負けちゃって…
足が震えて、涙が出てきた。
「優…大丈夫だからな」
直人は優しく抱きしめてくれた。
やっぱり直人がそばに居てくれたら、安心出来る。
「なおたん…」
私が甘えモードになっちゃった。
「大丈夫だぞ?優たん・・・・・」
直人は私に合わせてくれて。それで落ち着けた。
「うん、がんばれ!真夜たん!裕翔!!」
涼たんがちょっとビックリした表情で見てきてたけど。
間もなくして、真夜たんの手術が終わった。
処置は終わったけど。
目を覚ますかどうかは、まだ分からないらしい。
その後遅れて裕翔の手術も終わった。
今日が峠らしく。
容態の悪化があれば危険らしい。
無事に明日を迎えても、目を覚まさない可能性が高いって…
嘘だよね・・・・・
私と直人は2人の寝顔を見て。
2人の子供も抱っこして。
病院を後にした。
直人はずっと抱き締めてくれて。
久しぶりに会ったら、私が抱きしめてるんだけど。
私を心配してくれてる。
実家に帰ろうかとも思ってたけど。
直人のそばを離れたくなかった。
「優・・・・・寂しくなったり、辛くなったら戻ってきても良いけど、2人の事はちゃんと知らせるから!安心して働いてこいよ!」
「うん、ありがとう」
2人の事があって。帰ってきてから直人は私に甘えてこなかった。
真面目な直人…
やっぱり、直人がいいな。
それから2ヶ月後…
花梨たんの出産予定日。
その前後で有給を使って帰省した。
連絡を受けて私も直人も病院へ駆け付けて。
病室へ入ると、花梨たんは笑顔で子供を抱っこしてた。
隣には叔母さんもいる。
花梨たんは2人の事があってから、気丈に振舞ってたけど。
笑顔なんて出せる余裕が無かったはずなのに。
笑顔だった。子供の力って凄いのかな?
「ねぇ、2人とも聞いて欲しいの…」
「どうした?」
「さっき…真夜が目を覚ましたんだよ!」
えっ!!
「ほんとに??ほんとにほんと???」
「うん!夜翔が産まれてすぐに目を覚ましたんだって!!」
「そうゆうことか!」
「直人、何が?」
「花梨の出産なのに誰もいないのが不思議だったんだよ!」
「あっ!だよね~!」
「2人も真夜に会いに行ってあげて?」
私達は真夜たんに会いに行った。
おばさんも、おじさんも喜んでる。
私も真夜たんに挨拶をした。
「優…行くか」
直人に引っ張られて病室を出た。
どうしたのかな??
「今日は家族だけにしておこう。俺たちは花梨を祝ってやろうぜ!」
「うん!さすが直人!!」
気遣いが出来て。
判断力を持っていて。
そんな直人が好き!!
花梨たんの子供を抱っこさせて貰って。
花梨たんの笑顔を見て。
私は決意した。
その帰り道。
「ねぇ直人?」
「どした?」
「その辺のホテルに泊まろ?」
「ん?あぁいいぞ。」
ホテルに着いて。
お風呂に入って。
直人に抱かれて。
「ゴム付けなくていいよ?」
「えっ…」
「あと、半年働いたら帰ってくる!」
「優・・・・・ちょっと待て!」
「だめ?」
「落ち着け!」
ダメなのかな?
直人は服を着た。
「ちょっと待っててくれ」
フロントに電話して部屋を出ていっちゃった…
戻ってくると。
「優…帰ってきたら、俺と結婚してくれ。俺は…甘えてたけど、優を守りたいって思った。優の言う通り社会人になって、辛い事もあるけど。甘えるんじゃなく、優を引っ張って行きたいって思ったんだ!だから、結婚してほしい!!」
戻ってきた直人の手には小さい箱。
その中から、指輪を取り出して。
プロポーズをしてくれた。
「はい…よろしくお願いします」
私と直人は結婚する。
花梨たんにもメールで知らせて。
花梨たんの出産、真夜が目を覚ました、私達の結婚。
10月10日
私達の仲間の中で忘れられない大切な日になった。
それから5年後・・・・・
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