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これからも2人で

ラブラブ

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「ねぇ!裕翔見てぇ!!」

部屋から出てきた真夜が楽しそうに声をかけてきた。
なぜか黒いパンツとシャツ・・・・・

「暖房付けてるとはいえ、そんな格好してたら風邪ひくぞ?」
「見てよ!」
「なんだよ…」

真夜がパンツを指さしている。
お尻の部分は大きなサッカーボールの柄になっていて、正面にはサッカーボールがプリントされていた。

「あっ!サッカーボールか!なかなか面白い物、見つけたな!」
「でしょ?ついつい買っちゃった・・・・・」
「楽しいから良いんじゃないか?」
「ちょっと待ってね!」

真夜は部屋に行って、何かをとって戻ってきた。

「じゃーん!裕翔にもお揃いのサッカーボールパンツだよ~!ペアで売ってたから買ったの!」

同じサッカーボール柄のお揃いのパンツ…

「真夜・・・・・お前。センスあるな!」

俺も履いてみて、真夜と並んでみた。

「ウケない??」
「ウケるな!こうゆうの好きだぞ!」

「パンツからの~!」
「おっ?からの??」

シャツを脱ぐと、サッカーボール柄のブラジャー!

「女の子はブラジャーも付いてるの!」
「おぉ!蹴ってもいやつか?」
「だめだよ!泣くよ!」

「てか、おっぱい大きくなった??」
「大きいからサッカーボールの柄に出来たんだよ!」

触ろうとすると逃げられた・・・・・

「なんで逃げる?」
「観賞用なの!」

「そっか。見るだけにしておくな!」
「うん!」

「からの!」

サッカーボールを揉んでみた。
ん?違和感

「てか、パット入ってんじゃねーか!」
「もぉ!だからダメなのに!!ばれちゃったじゃん!」
「いや…普通にバレるだろ。」

テンションも上がった所で、風邪をひいても困るから、お互い服を着た。

「下着1つでも楽しく出来るもんなんだな。」
「うん!お揃いだしね!」
「なんか、カップルのペアルックとか見てたら痛いって思う時もあるけど、幼なじみなら抵抗ないよな。真夜とペアルックでも抵抗ないぞ」

「わかる!私達は楽しいし、テンション上がるからペアルックだけど、カップルってどんな気持ちなんだろうね??同じ事をしたいって願望なのかなぁ??」
「どうだろうな?花梨は絶対にペアルックしないタイプだろ?」
「あっ!涼太ってそうゆうの好きそうじゃない?」
「たしかに!明日聞いてみるか!」


翌日お昼時間に涼太に真夜から聞いた。

「涼太達ってペアルックの服とか着てそうだよね?」
「えっ?なに突然…」
「ペアルックのカップル見てて、どうして同じ物を身に付けたがるのか疑問に思ったんだよ。たまに痛いカップルもいるだろ?」

「う~ん、楽しめるし、同じって思うとテンション上がるのと、付き合ってますアピールじゃないかな?」
「えっ…そうなの?」

まぁ、楽しくてテンション上がるのは、カップルも俺達も一緒らしい。

「付き合ってるアピールだから、見える所のペアルックは良いとしても、例えば下着とか人に見られないペアルックだと、本人達の自己満とか、本当にラブラブなんだと思うよ?人に見せないで、2人で盛り上がるだけなんだもん。それが愛なのかも知れなけどね。」

「へぇ、涼太はペアルック隠してんのか?」
「俺はそう言うことやらないよ?」
「えっ…意外すぎる」

なんか、珍しく涼太がまともな事を言っている気がするけど・・・・・
俺と真夜がラブラブ??
まともな事を言ってるけど、やっぱり涼太は間違えてるな。


家に帰ってから真夜と話をした。

「涼太がペアルックしないって予想外過ぎたんだけど…」
「俺もビックリしたぞ!珍しくまともな事を言っていると思ったけど、間違えてるよな!」
「うん!2人で盛り上がるからラブラブってね?私達でこれなんだから、カップルだったらもっと凄いでしょ!って思った!」

「例えば?」
「お互いの名前入れちゃったりとか?」
「あ~!それな!それはラブラブだわ!」
「名前入れるのは、流石にね・・・・・」
「誰が見てもラブラブだよな!見られない所なのに!」
「私達は楽しんでるだけだもんね!」
「流石にお互いの名前を入れるのは痛いよな!」
「だよね!はずかしくなっちゃうよね!」


2人の指に嵌められている指輪の内側の彫刻は忘れられていた…

「とりあえず、バイト行ってくるわ!帰りにテイクアウトの商品買ってくるから、たまには真夜はゆっくりしてろよ!」
「うん!ありがとう!!」

…………………………………………………………

最近はバイトを多く入れてるから、1人の時間が少なくなった。

裕翔は気を利かせてくれて、私が休みだからってテイクアウトを買ってきてくれるって言ってくれた。

トレーニングで走ろうかと思ったけど、夕方に走るのも、ちょっと気が引けたから、室内トレーニングにした。

腹筋や動画を見ながらヨガっぽいトレーニング。
1時間くらい続けると、汗をかいて暑くなってきた。

シャツを脱いで鏡と窓で確認したけど、だいぶ身体のバランスが良くなってきたと思う。
パンツを脱いで確認したけど、もう少しお尻も引き締めた方がいいかなぁ。

窓を少し開けると、冷気が入ってくる。
暑かったから、とても気持がいい!

そのまま四つん這いで足を伸ばすトレーニング。
少し続けてから、乗り出すと周りから見えちゃいそうだから、腕をのばして窓を開けると全身に冷気が当たって気持がいい!

窓を少し開けたまま、トレーニングと休憩を繰り返してると。
いつの間にか寝ちゃった…

寒くて目を覚ますと、もうすぐ裕翔が帰ってくる時間だった。
20分くらい寝たのかな??

そして、裕翔が帰ってきてご飯を食べてお風呂に入って。

トレーニングで疲れてた事もあって、エッチが終わったら直ぐに寝ちゃった。

寒くて目を覚ますと、布団から出て裕翔の足元で寝てた・・・・・

翌日・・・・・

私は風邪をひいた。

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