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将来について
子供の名前
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「よし!みんな揃ったな。BBQはじめようか!」
父さんの号令でBBQが始まった。
「花梨ちゃんも遠慮しないでたくさん食べんるだよ」
「はい!ありがとうございます!!」
「花梨と真夜はサワー系でいいのかしら?」
「うん!裕翔ママありがとう!」
「裕翔なんて付けなくて、ママでいいのよ?」
「じゃぁ・・・・・ママありがと」
「どうぞ!」
「これ花梨のコップね!最初は半分ずつ飲んで色々飲もうね!」
「真夜もありがとう!」
「裕翔はビールでいいんでしょ?焼いてばかりいないで、あんたも飲みなさいよ」
「うん。でも真夜母もたまにはゆっくりしてくれよ?」
いつも、だいたい真夜母がお酒をそんなに飲まないから動き回ってるイメージがあった。
俺も嫌じゃないから、肉を焼いたりする仕事を引き受けた。
「花梨ちゃんから見てこの2人はどうなんだ?」
「2人って、この夫婦の事ですか?」
「ガハハ!そうそう、この夫婦の事!」
「仲良しですよ!真夜の作ったものが俺の食べたい物だ!って私の前でも、言うくらいです!」
「いや、あれは花梨がいると思わなくて・・・・・」
「いない時はいつもあんな感じなんだぁ」
「ちょっと花梨?その言葉、私にも刺さってるんだけど…」
「あっごめんね、真夜」
「親も友達もお前達の事はそう見えるって事だよ!」
「あんた達は昔からセットだったからねぇ。外では他人行儀のふりしてたけど、いざ話し始めたら2人の世界に入るから。ママ友にも真夜と裕翔は仲良しだねって言われてたんだからね?」
「そんなに外だと話してなかったよな?」
「うん…仲の良い友達も違ったから、そんなに話してないよね?」
「それはあんた達の基準でしょ・・・・・産まれてからずっと一緒に過ごさせてたから仕方ないわよね。」
「産まれた時からかぁ。いいなぁ」
「花梨は幼なじみはいないのかしら?」
「私はいないかなぁ。ずっとおばあちゃんと一緒にいたから。」
「母さん達が仲良いから、自然と俺達も幼なじみになっただけだしな。」
「よくお友達同士で子供も同い年に出来ましたねぇ~!すっごく羨ましい。」
「遥の妊娠を聞いて焦っちゃったのよ。同い年にしたかったからね。」
「真夜中から大変だったんだよ。」
「ちょっと太一!そうそう、真夜中からお腹で動いてて大変だったのよ!」
「だから、真夜って付けたんですね!」
「そうなの!産まれたのも3時で夜中だったからね」
「私・・・・・自分の事なのに知らなかった。」
「裕翔はやっぱり、お腹の中で飛びはねてたから、翔ぶってつけたの?」
「裕翔はね・・・・・」
自分の名前の由来なんて知らないし、どうでもいいはずなのに。ちょっと気になって聞いてた。
「裕翔も大人なんだし良いんじゃないか?」
えっ?何この空気
「なんか、裕翔やばいの?」
真夜まで心配してるんだけど・・・・・
「真夜の方が先に名前決まっててね。決めきれなくて悩んでたのよ。」
「遥の実家に行った時に、母校の中学校の前を通ったら、スローガンで翔べ!って書いてたからカッコイイなって思ってな」
「裕って字もあったから、裕翔でいいんじゃない?的な感じで悩むのが面倒くさくなったんだよ」
「面倒くさい言うな!俺は適当か!」
「適当だな。」
こいつら・・・・・
「でも、名前はちゃんと考えてたのよ?」
「本当かよ…」
「えぇ。」
「どんな名前だよ…」
「ルナとかミイナとかマリンとかね。」
「全部女の名前だろ…母さんが女の子供を欲しがってたのは知ってるけどな。」
「そうね。でも男の子で良かったと思ってるのよ?裕翔はちゃんと育ってくれたし。そうそう。カリンって名前も候補にあったのよ?」
「へぇ!裕翔が女の子だったら、私と同じ名前だった可能性もあったんだぁ!!」
「花梨は名前の由来は知ってるのか?」
「私はね、お母さんが梨沙って名前だったから、花と自分の名前を取ったんだって!」
「花梨も真夜もちゃんと考えられてるんだな。」
「私の名前をちゃんと決めてた事にビックリしたけどね?」
「あら、真夜も酷いこと言うじゃない?遥たちと一緒にしないでもらえる?」
「私だって悩んで決めてたわよ?香織も知ってるでしょ」
「まぁ、最後はパッと決まったからな。それが天命だったんだよ。多分な」
「そうゆう裕翔は子供が出来たらどうするのかしら?もしも真夜との子供ならなんていう名前にするの??」
「花梨みたいに名前から取るのもいいかもな。ひろよ…まろと…真裕…まひろ」
「まひろっていいね!男の子なら真裕で、女の子ならひらがなで、まひろ、も可愛いんじゃない??」
「あっさり決まったな!」
「あなた達も随分と適当ね・・・・・」
「花梨は考えてるのか?」
「私は花って漢字は使いたいよ!未来の旦那さんの名前をとって、花をつけると思うよ!」
「それもいいわね!早くあなた達の子供が見たいわ。」
みんなで未来の子供の名前を考えて飲んでいた。
「裕翔って遥に似てお酒強いね。もっと飲みなさいよ。」
「そうね。なんか楽しくないわね。」
その後さんざん飲まされて初めて俺は潰れた・・・・・
目を覚ますと、真夜と花梨に担がれて真夜のベッドへ。
そこで俺の記憶は無くなった。
父さんの号令でBBQが始まった。
「花梨ちゃんも遠慮しないでたくさん食べんるだよ」
「はい!ありがとうございます!!」
「花梨と真夜はサワー系でいいのかしら?」
「うん!裕翔ママありがとう!」
「裕翔なんて付けなくて、ママでいいのよ?」
「じゃぁ・・・・・ママありがと」
「どうぞ!」
「これ花梨のコップね!最初は半分ずつ飲んで色々飲もうね!」
「真夜もありがとう!」
「裕翔はビールでいいんでしょ?焼いてばかりいないで、あんたも飲みなさいよ」
「うん。でも真夜母もたまにはゆっくりしてくれよ?」
いつも、だいたい真夜母がお酒をそんなに飲まないから動き回ってるイメージがあった。
俺も嫌じゃないから、肉を焼いたりする仕事を引き受けた。
「花梨ちゃんから見てこの2人はどうなんだ?」
「2人って、この夫婦の事ですか?」
「ガハハ!そうそう、この夫婦の事!」
「仲良しですよ!真夜の作ったものが俺の食べたい物だ!って私の前でも、言うくらいです!」
「いや、あれは花梨がいると思わなくて・・・・・」
「いない時はいつもあんな感じなんだぁ」
「ちょっと花梨?その言葉、私にも刺さってるんだけど…」
「あっごめんね、真夜」
「親も友達もお前達の事はそう見えるって事だよ!」
「あんた達は昔からセットだったからねぇ。外では他人行儀のふりしてたけど、いざ話し始めたら2人の世界に入るから。ママ友にも真夜と裕翔は仲良しだねって言われてたんだからね?」
「そんなに外だと話してなかったよな?」
「うん…仲の良い友達も違ったから、そんなに話してないよね?」
「それはあんた達の基準でしょ・・・・・産まれてからずっと一緒に過ごさせてたから仕方ないわよね。」
「産まれた時からかぁ。いいなぁ」
「花梨は幼なじみはいないのかしら?」
「私はいないかなぁ。ずっとおばあちゃんと一緒にいたから。」
「母さん達が仲良いから、自然と俺達も幼なじみになっただけだしな。」
「よくお友達同士で子供も同い年に出来ましたねぇ~!すっごく羨ましい。」
「遥の妊娠を聞いて焦っちゃったのよ。同い年にしたかったからね。」
「真夜中から大変だったんだよ。」
「ちょっと太一!そうそう、真夜中からお腹で動いてて大変だったのよ!」
「だから、真夜って付けたんですね!」
「そうなの!産まれたのも3時で夜中だったからね」
「私・・・・・自分の事なのに知らなかった。」
「裕翔はやっぱり、お腹の中で飛びはねてたから、翔ぶってつけたの?」
「裕翔はね・・・・・」
自分の名前の由来なんて知らないし、どうでもいいはずなのに。ちょっと気になって聞いてた。
「裕翔も大人なんだし良いんじゃないか?」
えっ?何この空気
「なんか、裕翔やばいの?」
真夜まで心配してるんだけど・・・・・
「真夜の方が先に名前決まっててね。決めきれなくて悩んでたのよ。」
「遥の実家に行った時に、母校の中学校の前を通ったら、スローガンで翔べ!って書いてたからカッコイイなって思ってな」
「裕って字もあったから、裕翔でいいんじゃない?的な感じで悩むのが面倒くさくなったんだよ」
「面倒くさい言うな!俺は適当か!」
「適当だな。」
こいつら・・・・・
「でも、名前はちゃんと考えてたのよ?」
「本当かよ…」
「えぇ。」
「どんな名前だよ…」
「ルナとかミイナとかマリンとかね。」
「全部女の名前だろ…母さんが女の子供を欲しがってたのは知ってるけどな。」
「そうね。でも男の子で良かったと思ってるのよ?裕翔はちゃんと育ってくれたし。そうそう。カリンって名前も候補にあったのよ?」
「へぇ!裕翔が女の子だったら、私と同じ名前だった可能性もあったんだぁ!!」
「花梨は名前の由来は知ってるのか?」
「私はね、お母さんが梨沙って名前だったから、花と自分の名前を取ったんだって!」
「花梨も真夜もちゃんと考えられてるんだな。」
「私の名前をちゃんと決めてた事にビックリしたけどね?」
「あら、真夜も酷いこと言うじゃない?遥たちと一緒にしないでもらえる?」
「私だって悩んで決めてたわよ?香織も知ってるでしょ」
「まぁ、最後はパッと決まったからな。それが天命だったんだよ。多分な」
「そうゆう裕翔は子供が出来たらどうするのかしら?もしも真夜との子供ならなんていう名前にするの??」
「花梨みたいに名前から取るのもいいかもな。ひろよ…まろと…真裕…まひろ」
「まひろっていいね!男の子なら真裕で、女の子ならひらがなで、まひろ、も可愛いんじゃない??」
「あっさり決まったな!」
「あなた達も随分と適当ね・・・・・」
「花梨は考えてるのか?」
「私は花って漢字は使いたいよ!未来の旦那さんの名前をとって、花をつけると思うよ!」
「それもいいわね!早くあなた達の子供が見たいわ。」
みんなで未来の子供の名前を考えて飲んでいた。
「裕翔って遥に似てお酒強いね。もっと飲みなさいよ。」
「そうね。なんか楽しくないわね。」
その後さんざん飲まされて初めて俺は潰れた・・・・・
目を覚ますと、真夜と花梨に担がれて真夜のベッドへ。
そこで俺の記憶は無くなった。
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良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
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