79 / 127
真夜の激怒
真夜とゲーム
しおりを挟む
「裕翔・・・・・暇だね。」
「あぁ・・・・・暇だな」
夏休みのある日、気温は35℃を超えて猛暑日だった。
そんな日は商業施設に行って、避暑するのだが。
まだ午前の10時だし、家から出る事さえ、億劫になっていた。
「どこかに行く?」
「行ってもいいけど…家から出た瞬間に溶けるかもしれないぞ?」
「バケツ持っていかなきゃね…」
「昼飯時に行くか。」
「うん。じゃあさぁ、2人で遊べるゲームやってみたいな。」
「真夜がゲーム?やれるのか??」
「スマホのパズルゲームは得意だよ!」
「ジャンルが違うけどな…ん~と、じゃあ…カートのレースゲームでもやるか?」
「あっ!そのケース見た事ある!!」
「こっちに来てからやってないけど、家に置いてたし見た事くらいあるだろ…」
テレビとゲームを繋げて、セットした。
「コントローラーの持ち方は分かるか?」
「それくらい、わかるよ!!」
「なら、いいけど。」
「私はこの女の子のキャラにする~!」
「初心者には良いかもな。出だしの加速はあるから、クラッシュしても大丈夫だぞ」
「うん!わかんないけど、わかった!」
真夜と腕が当たる近さに居たから俺は少し距離をあけた。
初心者は身体が傾く事はやる前から決まっている。言わば王道パターンだからだ。
「なんで離れるの?」
「まず、暑い!第2に真夜は絶対にゲームに合わせて動くからだ!」
「暑いのは理解!それから動くわけないじゃん。動かすのはキャラでしょ??」
はいっ! フラグ立てたぁ!!
「始まるぞ?大丈夫か??」
「うん!いつでもいいよ!!」
3…2…1…START!!
「ちょっとぉ!裕翔はやいよ!!」
「スタートダッシュってやつだ!真夜も上手いだろ!」
カーブで真夜を観察。
身体がピクっとしたけど、耐えているようだ。
「動かないもん!」
ぎこちなく、硬直する真夜・・・・・
当たり前だけど、結果はCPUにも負けてビリ。
「むぅ~」
「ちょっと練習するか?」
「うん…する」
そこから、1番弱いCPU相手に真夜の戦いが始まった。
「そういえば、裕翔は曲がる時に飛んでたよね?」
「うん、ドリフトだな!」
「私もそれやったら早くなる?」
「早くなるな!やるか?」
「うん!!」
「曲がる時に飛ぶんだぞ?飛んで十字キーを曲がる方に押すんだ!」
「うん!がんばる!!」
カーブの手前・・・・・
「真夜…今だ飛べ!!」
ドンッ!!
「痛ァい…」
「真夜が飛ぶな!!」
「だってぇ」
「次も飛べ!」
動く真夜…
「やっぱりこうなったか・・・・・」
「仕方ないじゃん…」
「でも、ちょっとだけドリフト出来るようになったな!」
「でしょ?褒めて!!」
「よく頑張った!」
キスをしてやった。
すると、俺の上に座って。
「やろうよ!」
「いや・・・・・邪魔だろ」
「ハンデね!」
真夜は成長して、CPUには勝てるようになったけど、暑くて結局は早めに商業施設へ逃げ込んだのだった。
「あぁ・・・・・暇だな」
夏休みのある日、気温は35℃を超えて猛暑日だった。
そんな日は商業施設に行って、避暑するのだが。
まだ午前の10時だし、家から出る事さえ、億劫になっていた。
「どこかに行く?」
「行ってもいいけど…家から出た瞬間に溶けるかもしれないぞ?」
「バケツ持っていかなきゃね…」
「昼飯時に行くか。」
「うん。じゃあさぁ、2人で遊べるゲームやってみたいな。」
「真夜がゲーム?やれるのか??」
「スマホのパズルゲームは得意だよ!」
「ジャンルが違うけどな…ん~と、じゃあ…カートのレースゲームでもやるか?」
「あっ!そのケース見た事ある!!」
「こっちに来てからやってないけど、家に置いてたし見た事くらいあるだろ…」
テレビとゲームを繋げて、セットした。
「コントローラーの持ち方は分かるか?」
「それくらい、わかるよ!!」
「なら、いいけど。」
「私はこの女の子のキャラにする~!」
「初心者には良いかもな。出だしの加速はあるから、クラッシュしても大丈夫だぞ」
「うん!わかんないけど、わかった!」
真夜と腕が当たる近さに居たから俺は少し距離をあけた。
初心者は身体が傾く事はやる前から決まっている。言わば王道パターンだからだ。
「なんで離れるの?」
「まず、暑い!第2に真夜は絶対にゲームに合わせて動くからだ!」
「暑いのは理解!それから動くわけないじゃん。動かすのはキャラでしょ??」
はいっ! フラグ立てたぁ!!
「始まるぞ?大丈夫か??」
「うん!いつでもいいよ!!」
3…2…1…START!!
「ちょっとぉ!裕翔はやいよ!!」
「スタートダッシュってやつだ!真夜も上手いだろ!」
カーブで真夜を観察。
身体がピクっとしたけど、耐えているようだ。
「動かないもん!」
ぎこちなく、硬直する真夜・・・・・
当たり前だけど、結果はCPUにも負けてビリ。
「むぅ~」
「ちょっと練習するか?」
「うん…する」
そこから、1番弱いCPU相手に真夜の戦いが始まった。
「そういえば、裕翔は曲がる時に飛んでたよね?」
「うん、ドリフトだな!」
「私もそれやったら早くなる?」
「早くなるな!やるか?」
「うん!!」
「曲がる時に飛ぶんだぞ?飛んで十字キーを曲がる方に押すんだ!」
「うん!がんばる!!」
カーブの手前・・・・・
「真夜…今だ飛べ!!」
ドンッ!!
「痛ァい…」
「真夜が飛ぶな!!」
「だってぇ」
「次も飛べ!」
動く真夜…
「やっぱりこうなったか・・・・・」
「仕方ないじゃん…」
「でも、ちょっとだけドリフト出来るようになったな!」
「でしょ?褒めて!!」
「よく頑張った!」
キスをしてやった。
すると、俺の上に座って。
「やろうよ!」
「いや・・・・・邪魔だろ」
「ハンデね!」
真夜は成長して、CPUには勝てるようになったけど、暑くて結局は早めに商業施設へ逃げ込んだのだった。
0
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
サザン・ホスピタル byうるかみるく
くるみあるく
恋愛
1980年代〜2000年あたりの現代沖縄、後半部はロサンゼルスを交えた舞台に展開する青春ドラマです。最初の作品発表は2005年(当時アルファポリスに外部URL登録していました)。現在、ノベルアップ+に連載している内容をこちらへ再収録します。
糸満市生まれの上間(うえま・つとむ)はアメリカ白人系クォーター。西原町へ引っ越した後も、金髪で色白な容姿を理由に同級生らからイジメの対象になってます。
ある日、勉はいじめっ子たちから万引きするよう脅迫され、近所の商店からチョコレートを盗み出そうとして店主にとがめられ、警察へ突き出されそうになります。窮地を救ったのは同級生である東風平多恵子(こちんだ・たえこ)の父親、長助でした。長助はチョコレート代金を払って勉を連れ出すと、近くの公園でサンシンを演奏しはじめます。サンシンの音色に心を動かされた勉は以後、多恵子に内緒で長助からサンシンを習い始めます。
演奏の上達とともに自分に自信をつけ始めた勉はもともと頭が良かったこともあり、席次はつねにトップ。中学では級長に選ばれるまでになりましたが、多恵子にはサンシンの件をずっと内緒にしつづけます。
人命救助に当たったことをきっかけに、勉は医者になりたいと願うように。ちょうどその頃、第二アメリカ海軍病院であるサザン・ホスピタルが優秀な人材を確保するため奨学生の募集を始めた、という情報を耳にします。母親が夜逃げするという事態が起きた後も、長助夫婦らは彼をサポートしつづけるのでした。
やがて勉は国立大学医学科に合格し、サザン・ホスピタルの奨学生として奨学金をうけながら医師国家試験の合格を目指します。一方、東風平夫妻の一人娘である多恵子は看護師として働き始めました。勉が研修医としてサザン・ホスピタルに勤め始めたのをきっかけに、多恵子もまた自らのステップアップのためサザン・ホスピタルへ転職します。
多恵子のことを今までウーマクー(わんぱく、おてんば)な幼馴染としか思っていなかった勉でしたが、同僚としての彼女は想像以上に優秀な看護師でした。やがて勉は多恵子を意識するようになりますが、天然な多恵子は全然気にする様子がありません。はてしてこの二人、どうなっていくのやら……?
沖縄那覇方言/日本語/英語を使用し、爽やかさ全開トリリンガルにお届け。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる