71 / 127
真夜の激怒
距離感
しおりを挟むお土産を見ていると、女将さんが真夜に話しかけていた。
「今日は他にもお客様がいるから、お食事はお部屋で宜しいですか?」
「はい、お部屋でお願いします!」
「もう、お酒も飲めますよね?何点かサービスしますね。」
「そんな、悪いですよ!!」
「若い方達がもう1回来てくれて嬉しいんですよ。こうゆう旅館は若い方は来ないですから。」
「こんなにいい所なのに勿体ないですね」
「そう言って貰えるだけで、私達もやりがいを持って旅館を開けるんですよ。」
「ずっとやり続けるのって大変ですよね?」
「辛い事もありますけどね。それが当たり前になっちゃうんですよ。朝食の準備をして、お客様をお見送り。お掃除をしてからお客様をお迎えするんです。大変そうって思われても、私たちはそれが普通だから。この環境がなくなる方が怖くて、大変なんですよ。」
「今まで手の届く所にあった物が、手の届かない所に行ってしまうと、不安になりますよね。」
「もちろん、今までにもリピートして頂いたお客様はいますけどね。前回に来た人と違う方を連れてくるお客様もいるんです。それも嬉しいんですけど。やっぱりお客様のように同じ相手とまた来てくれるお客様は嬉しいんです。」
「覚えててくれた事も、私たちは嬉しかったですよ!」
「ありがとうございます。あらやだ、無駄話に付き合わせちゃいましたね。ごめんなさい」
女将さんは事務所の中へと戻って行った。
ちょっとだけ…話を聞いていたけど。今ならそれがわかる。
たった数日だけど、真夜と距離を置いた時に不安しかなかった。
そこにある物を失うってものすごく怖い。
部屋に戻ると、真夜はペチコートを脱いだ。
しゃがんで手招きしている。
水色のパンツが見えてるけど、なんだ??
「パンチラが男のロマンなんでしょ?」
わざとパンチラをしてくれたらしい
「いや、偶然見えるのがロマンであって、見せられるのは違うだろ…知らない人なら痴女って思うぞ?」
「むぅ~」
でもせっかくだから、パンチラを堪能した。
窓辺に座って、真夜と景色を眺めて。
真夜に膝枕をしてもらった。
真夜の方を向いて、スカートをずらして水色のパンツ。
真夜の片足をたたせて、パンツがもっこりしている所を見た。
ツンってつつくと、押し当てられたパンツは縦のラインがはいって、湿った感触が伝わる。
「ちょっと…やだ」
ジュワジュワ
そのまま真夜を寝かせて。パンツを脱がせてひたすら、真夜を舐め続けた。
「やだやだ…むり…あっ♡」
実際こんなにちゃんと舐めるのは初めてだけど。
てか、真夜めっちゃ濡れてんな。
顔を出した陰核を舐めたり吸った…
「だ…だめぇ」
真夜はピクピクしながら、ヤダって言ってるけど
嫌なら足閉じればいいのに…むしろどんどん開いてんじゃん
「誘ったのはどっちだよ。」
「誘ってないもん…んっ・・・・・男のロマンを見せてあげただけだもん!」
「性的な意味のロマンだぞ?」
「えっ?」
「は?なんだと思ってたんだよ?」
「漫画の大人買いする時もロマンだって言ってたし」
「パンツだぞ??普通わかるだろ!」
「だよね…」
顎を恥丘の上に乗せて会話していた。
「久しぶりに真夜の天然が見れて、まぁ良かったわ」
俺は起き上がった。
「裕翔は気持ちよくならなくていいの?」
「真夜を気持ちよくさせれたから充分だ!」
「やだ、1人だけはだめ。きて?」
「やりたいだけか?」
殴られる覚悟で頭を突き出した。
「うん・・・・・」
「えっ?」
「うそ~!」
ジタバタと逃げる真夜を押さえ込んで犯した。
「きゃ~!!」
まぁ、真夜も笑ってるけど。
「はぁ~楽しかったな」
「そーゆう趣味あるの?」
「ねぇーよ!!でも、たまには違うシチュエーションもいいだろ?」
「まぁね…」
「前回も仲良かったけど、今回はなんか…もっと違う仲の良さになったよな。」
「うん。楽しいね」
俺は真夜の股間付近とお腹に出した物を拭いて、真夜は寝転がっていた。
「ご飯の前にもう1回お風呂入ろうね!」
「そうだな。」
「混んでるみたいだけど、後で大浴場も行ってみる?」
「どっちでもいいけど、俺はここでも十分かな?」
「私も!個室のお風呂でゆっくり入ろうね!」
夕食の時間になると仲居さんが料理を部屋まで運んでくれた。
山菜の天婦羅や鮎の串焼きなど、豪勢な料理だった。
仲居さんと入れ違うように女将さんが部屋にきた。
「ビールや日本酒ばかりなので、彼女さんはサワー系が良いかと思って用意しましたよ。飲んで下さいね」
「えっ?わざわざ買ってきてくれたんですか?」
「従業員の子達も飲むから、ついでですよ!」
「お金…払いますよ?」
「宿泊費貰ってるから大丈夫!」
めちゃくちゃ良い人だった。
「ありがとうございます。真夜もちゃんとお礼言っとけよ。」
「うん!ありがとうございます」
「いえいえ、喜んでくれたら、それでいいですよ!それに…私の孫もお客様と同じくらいの年齢なんです。そうゆう子達を見てると親近感湧いちゃって。」
「そうなんですね。でも、前回よりお客さんが多いのは、やっぱり女将さんの人柄なんでしょうね?」
「違いますよ。近くにテーマパークが出来るみたいなので、工事関係者の方達が来てくれるんです。」
「へぇ!それは良かったですね!!これから繁盛しますね」
「う~ん、今はですよ。大型のホテルも併設されますから。お零れはあると思いますけどね?」
「大型のホテルが出来ても、私はこの旅館に来ます!ここは思い出の旅館ですから。」
「あら…ありがとうございます!長話すると、うちの人に怒られちゃうので、ごゆっくりしてくださいね」
単に話好きなのもあるだろうけど、本当に良くしてくれてると思う。
美味しいご飯を食べて、星空を眺めながらお風呂に入って。
真夜を膝の上に乗せてるけど、今までくっついてた時とは、上手く言えないけど気持ちが違った。
同じく、密着してるのに。今は距離感が無くなった感じがする。
ビールを飲みながら、温泉に入って。隣には真夜がいて。
俺は幸せかもな。
「そうだ、裕翔?明後日なんだけどね。花梨の彼氏に会わせてくれるんだって!!夜ちょっと遅くなるけど大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だよ。てか、俺バイトだけどな。」
「多分その後くらいに帰るかな?」
「わかった。」
「真夜・・・・・来年も来ような!」
「うん」
次の日の昼過ぎに俺たちは家に帰った。
0
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
サザン・ホスピタル byうるかみるく
くるみあるく
恋愛
1980年代〜2000年あたりの現代沖縄、後半部はロサンゼルスを交えた舞台に展開する青春ドラマです。最初の作品発表は2005年(当時アルファポリスに外部URL登録していました)。現在、ノベルアップ+に連載している内容をこちらへ再収録します。
糸満市生まれの上間(うえま・つとむ)はアメリカ白人系クォーター。西原町へ引っ越した後も、金髪で色白な容姿を理由に同級生らからイジメの対象になってます。
ある日、勉はいじめっ子たちから万引きするよう脅迫され、近所の商店からチョコレートを盗み出そうとして店主にとがめられ、警察へ突き出されそうになります。窮地を救ったのは同級生である東風平多恵子(こちんだ・たえこ)の父親、長助でした。長助はチョコレート代金を払って勉を連れ出すと、近くの公園でサンシンを演奏しはじめます。サンシンの音色に心を動かされた勉は以後、多恵子に内緒で長助からサンシンを習い始めます。
演奏の上達とともに自分に自信をつけ始めた勉はもともと頭が良かったこともあり、席次はつねにトップ。中学では級長に選ばれるまでになりましたが、多恵子にはサンシンの件をずっと内緒にしつづけます。
人命救助に当たったことをきっかけに、勉は医者になりたいと願うように。ちょうどその頃、第二アメリカ海軍病院であるサザン・ホスピタルが優秀な人材を確保するため奨学生の募集を始めた、という情報を耳にします。母親が夜逃げするという事態が起きた後も、長助夫婦らは彼をサポートしつづけるのでした。
やがて勉は国立大学医学科に合格し、サザン・ホスピタルの奨学生として奨学金をうけながら医師国家試験の合格を目指します。一方、東風平夫妻の一人娘である多恵子は看護師として働き始めました。勉が研修医としてサザン・ホスピタルに勤め始めたのをきっかけに、多恵子もまた自らのステップアップのためサザン・ホスピタルへ転職します。
多恵子のことを今までウーマクー(わんぱく、おてんば)な幼馴染としか思っていなかった勉でしたが、同僚としての彼女は想像以上に優秀な看護師でした。やがて勉は多恵子を意識するようになりますが、天然な多恵子は全然気にする様子がありません。はてしてこの二人、どうなっていくのやら……?
沖縄那覇方言/日本語/英語を使用し、爽やかさ全開トリリンガルにお届け。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる