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お出かけ
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夜中に目が覚めた。
真夜母は真夜の寝相の悪さを指摘していたけど、俺の腕の中で大人しく眠っている。
こうしてみると、俺がお兄ちゃんなんだけどな。
背中を撫でてシルクの肌触りを感じながら眠りについた。
次に目を開けると、カーテンからは朝日が入り込んで、真夜は俺に背中を向けてスマホを見ている。
「おはよ」
「ん、裕翔おはよ!」
上半身だけ反って、朝の挨拶。
チラッと見えたスマホの画面には求人広告が映されていた。
「良いバイトある?」
「う~ん、週4くらい働きたいんだけど。飲食店で探してるよ」
「俺もそうしようかな、なるべくバイトの日は合わせたいよな。違うところの方がいいか。」
「休み合わなきゃ、買い物も大変だもんね。」
「飲食店って融通きくのかな?」
「どうなんだろうね。客商売って難しそうなイメージあるけど。」
「だよね~、似たような所で働けたら、色々相談しあえそうだよね。」
スマホの時計確認
「まだ、6時だから、もう少し寝るか?」
「うん」
俺の胸に顔を埋めて、真夜は眠りにつこうとしている
シャンプーの匂いがする髪の毛が俺の顔を掠めていてむず痒い。
真夜の髪の毛をかきあげて、顔に当たらないようにした。
「ん?」
クリっとした目で見つめてくる
「髪の毛が当たってたから」
「あっ、ごめんね。」
やっぱり、可愛いよな
無駄に意識してしまいそう…真夜は何も思ってないんだろうな
その先を、イメージしないのは幼なじみだからなのだろう…
俺は仰向けに逃げて真夜も俺の胸に手を回して眠りについた。
起きるとリビングからいつも通りの生活音がなっていた。
「おはよ、私飲食店の面接行く事にしたよ!」
「おはよ。俺も探してみるわ」
「ねぇ、日曜日だし遊びに行きたい」
「あぁ、たまには行ってきな。いつも色々やってくれてるしな」
「連れて行ってって事なんだけど。」
「あっ、花梨と遊ぶのかと思ってたわ。」
思えば、仲はいいけど。2人で遊びに行くなんて数える程しか無いよな。
「どっか行きたい所あるのか?」
「特にないけど…しいてゆうなら、遊園地かなぁ」
お互い特にやりたい事もなくて、2人で遊ぶって事が家くらい思いつかなくて、遊んでなかったんだな。
「じゃあ、行ってみるか?」
「うん!小さい頃に行ったよね~!」
電車に乗って遊園地へ行く事になった。
「そういえば、裕翔は乗り物乗れるようになったの?」
「ん?乗れないし、乗らないよ。」
「来た意味ある?」
「来たかったんだろ?」
「来たかったけど…」
「絶叫系は見ててやるよ。それ以外は一緒に楽しもう。」
真夜はちょっとムスッとした表情を浮かべている。
とはいえ、簡単な乗り物や見て廻るものは一緒に楽しんだ。
「よし、お化け屋敷行くか!」
「やだっ!」
「大丈夫だって!俺もいるし。」
乗れるものが無いって事もあって、無理やりお化け屋敷に入ってみた。
「ちょっと…1人で行かないでよ……」
「ん、ほらっ」
手を差し伸べて、昔みたいに手を繋ごうとすると
「こっち!」
腕を組んできて、しがみついてくる。
ゆっくりと奥に進むと、お化けを模した人形があった。
「なにか来る?」
「どうせ、ガタッて跳ねるか倒れるかするんじゃね?」
ゆらゆら動く人形を見ていると…
があぁぁぁぁぁーーーーー
突然、後ろにミイラの格好した人が叫んできた。
流石にちょっとビックリした。
真夜はペタっと座り込んでいる
「大丈夫か?」
「もうムリ…」
結局、背負って出口まで向かうことになり、出ると真夜は涙目になっていた。
「ごめんね」
「裕翔と一緒に入れたからいいけどさっ」
ご機嫌取りのために、デザートを食べたり、施設を見て回った。
「ねぇねぇ、あの中に入ろうよ!」
「ん?ミステリー系じゃないの?平気か?」
「うん!謎解きみたいな感じだよ!」
言われるがまま、大きな建物に入っていった。
昔の貴族の家をモチーフにしている建物で、ガイドに従ってついて行く。
1つの部屋に着いた時にガイドは立ち止まり案内を開始した。
「では、みなさん席にお座りになって、ベルトを付けてください」
「えっ?なんでベルト付けるの?」
「画面が開いて、映像見ながら、ちょっと揺れるんだよ!」
「なるほど。」
ガイドが部屋の奥に下がっていく
「それでは、みなさん良い旅を…」
真っ暗な部屋の中。ゆっくり動いた?
「なんか、上がってない?」
「気のせいだよ!」
真夜はさりげなく、俺の手を繋いできた。
確実に上がってるだろ…………………
頂上に着いて、ガタッて止まったと思うと
正面から明かりが漏れて、パッと景色が見えた。
「えっ、めっちゃ 高く………ヒィ~」
心臓が置いていかれる様に急降下。
「ひゃっ!」
「止まった…」
また上がって、急降下…
「……」
部屋の明かりが点いた。
「大丈夫?」
「ふぇ?何これ?」
「景色綺麗だったね」
「これって、絶叫系じゃない?」
「ん~、ジェットコースターより怖いって言う人もいたけど。見るアトラクションだよ!」
「それを絶叫系と呼ぶんだよ。あと1回上がってたら漏らしてたな。」
「漏らさないでね?」
お化け屋敷の仕返しだから、何も言えない…
建物を出て歩き始めて、いつの間にか手を繋いでいた事に気が付いた。
まっいっか。
その後は少し歩き回ってから遊園地を後にした。
真夜母は真夜の寝相の悪さを指摘していたけど、俺の腕の中で大人しく眠っている。
こうしてみると、俺がお兄ちゃんなんだけどな。
背中を撫でてシルクの肌触りを感じながら眠りについた。
次に目を開けると、カーテンからは朝日が入り込んで、真夜は俺に背中を向けてスマホを見ている。
「おはよ」
「ん、裕翔おはよ!」
上半身だけ反って、朝の挨拶。
チラッと見えたスマホの画面には求人広告が映されていた。
「良いバイトある?」
「う~ん、週4くらい働きたいんだけど。飲食店で探してるよ」
「俺もそうしようかな、なるべくバイトの日は合わせたいよな。違うところの方がいいか。」
「休み合わなきゃ、買い物も大変だもんね。」
「飲食店って融通きくのかな?」
「どうなんだろうね。客商売って難しそうなイメージあるけど。」
「だよね~、似たような所で働けたら、色々相談しあえそうだよね。」
スマホの時計確認
「まだ、6時だから、もう少し寝るか?」
「うん」
俺の胸に顔を埋めて、真夜は眠りにつこうとしている
シャンプーの匂いがする髪の毛が俺の顔を掠めていてむず痒い。
真夜の髪の毛をかきあげて、顔に当たらないようにした。
「ん?」
クリっとした目で見つめてくる
「髪の毛が当たってたから」
「あっ、ごめんね。」
やっぱり、可愛いよな
無駄に意識してしまいそう…真夜は何も思ってないんだろうな
その先を、イメージしないのは幼なじみだからなのだろう…
俺は仰向けに逃げて真夜も俺の胸に手を回して眠りについた。
起きるとリビングからいつも通りの生活音がなっていた。
「おはよ、私飲食店の面接行く事にしたよ!」
「おはよ。俺も探してみるわ」
「ねぇ、日曜日だし遊びに行きたい」
「あぁ、たまには行ってきな。いつも色々やってくれてるしな」
「連れて行ってって事なんだけど。」
「あっ、花梨と遊ぶのかと思ってたわ。」
思えば、仲はいいけど。2人で遊びに行くなんて数える程しか無いよな。
「どっか行きたい所あるのか?」
「特にないけど…しいてゆうなら、遊園地かなぁ」
お互い特にやりたい事もなくて、2人で遊ぶって事が家くらい思いつかなくて、遊んでなかったんだな。
「じゃあ、行ってみるか?」
「うん!小さい頃に行ったよね~!」
電車に乗って遊園地へ行く事になった。
「そういえば、裕翔は乗り物乗れるようになったの?」
「ん?乗れないし、乗らないよ。」
「来た意味ある?」
「来たかったんだろ?」
「来たかったけど…」
「絶叫系は見ててやるよ。それ以外は一緒に楽しもう。」
真夜はちょっとムスッとした表情を浮かべている。
とはいえ、簡単な乗り物や見て廻るものは一緒に楽しんだ。
「よし、お化け屋敷行くか!」
「やだっ!」
「大丈夫だって!俺もいるし。」
乗れるものが無いって事もあって、無理やりお化け屋敷に入ってみた。
「ちょっと…1人で行かないでよ……」
「ん、ほらっ」
手を差し伸べて、昔みたいに手を繋ごうとすると
「こっち!」
腕を組んできて、しがみついてくる。
ゆっくりと奥に進むと、お化けを模した人形があった。
「なにか来る?」
「どうせ、ガタッて跳ねるか倒れるかするんじゃね?」
ゆらゆら動く人形を見ていると…
があぁぁぁぁぁーーーーー
突然、後ろにミイラの格好した人が叫んできた。
流石にちょっとビックリした。
真夜はペタっと座り込んでいる
「大丈夫か?」
「もうムリ…」
結局、背負って出口まで向かうことになり、出ると真夜は涙目になっていた。
「ごめんね」
「裕翔と一緒に入れたからいいけどさっ」
ご機嫌取りのために、デザートを食べたり、施設を見て回った。
「ねぇねぇ、あの中に入ろうよ!」
「ん?ミステリー系じゃないの?平気か?」
「うん!謎解きみたいな感じだよ!」
言われるがまま、大きな建物に入っていった。
昔の貴族の家をモチーフにしている建物で、ガイドに従ってついて行く。
1つの部屋に着いた時にガイドは立ち止まり案内を開始した。
「では、みなさん席にお座りになって、ベルトを付けてください」
「えっ?なんでベルト付けるの?」
「画面が開いて、映像見ながら、ちょっと揺れるんだよ!」
「なるほど。」
ガイドが部屋の奥に下がっていく
「それでは、みなさん良い旅を…」
真っ暗な部屋の中。ゆっくり動いた?
「なんか、上がってない?」
「気のせいだよ!」
真夜はさりげなく、俺の手を繋いできた。
確実に上がってるだろ…………………
頂上に着いて、ガタッて止まったと思うと
正面から明かりが漏れて、パッと景色が見えた。
「えっ、めっちゃ 高く………ヒィ~」
心臓が置いていかれる様に急降下。
「ひゃっ!」
「止まった…」
また上がって、急降下…
「……」
部屋の明かりが点いた。
「大丈夫?」
「ふぇ?何これ?」
「景色綺麗だったね」
「これって、絶叫系じゃない?」
「ん~、ジェットコースターより怖いって言う人もいたけど。見るアトラクションだよ!」
「それを絶叫系と呼ぶんだよ。あと1回上がってたら漏らしてたな。」
「漏らさないでね?」
お化け屋敷の仕返しだから、何も言えない…
建物を出て歩き始めて、いつの間にか手を繋いでいた事に気が付いた。
まっいっか。
その後は少し歩き回ってから遊園地を後にした。
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