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親たちの襲来
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昨日の夜は遅くまで、リビングの掃除をした。
コロコロでカーペットの上も髪の毛が残らないように。
そのせいか、俺が起きても、まだ真夜は俺の横で眠っている。
スマホの時刻を見ると9時を過ぎていた。
「真夜、もう9時だぞ?」
ちょっと可哀想だけど、お昼には母親たちにが来るから揺すり起こした。
「ん~」
シルクのパジャマを着て目を擦りながら身体を起こした、まだ眠そう。
真夜にしては珍しいと思う。
俺は先に顔を洗う為に脱衣場に向かった。
肌着を収納しているカラーボックスを見ると、いつも俺が無造作に入れているシャツなどが、しっかり畳まれて収納されている。
俺が寝た後に真夜は起きてやってくれてたのだろう。
申し訳なさを覚えて、今度からはちゃんとしようと思う。
でも、きっと、三日坊主で終わるな。
そんな自分に対して歯を磨きながら自傷気味に笑った。
「えっ、何、笑ってんの?」
鏡を見ると後ろに上着を脱いで、キャミソール姿になった真夜がいた。
「な、、何でもないよ…」
「もしかして、私の姿を見てニヤついてたの?」
手をクロスさせて胸を隠しながら言ってきた。
「アホか!」
「1人でニヤつくのは、怖いから辞めなね。」
冗談なのは分かるが、誤解を解く為に説明をする。
「うん、目が覚めちゃったし。畳んでおいたよ!てか、ちゃんと、これからも畳みなさい。」
親が来る前から、完全に姉モードに突入中。
リビングの机には真夜と2人で撮ったプリクラを置いていた。
「これ、絶対に何か言われるから財布に入れておくな。」
「うん、そうしておいて!」
お昼前に玄関のチャイムがなってインターフォンの画面を見ると、うちの母さんと真夜母が立っていた。
「あら、靴もちゃんと、並べて綺麗にしてるんでしょ!」
真夜母のチェックは玄関から始まっていた…
「裕翔も居る割には綺麗だね。」
うちの、親はどこまで俺を信用していないのか…
真夜のお陰で綺麗に整えられたリビングでも、2人はにこやかにしている。
掃除チェックは合格なのだろう。
「お昼ご飯にお蕎麦買ってきたから作ってあげるね」
うちの母さんがご飯を作るために、キッチンへ。
「きゃー!香織ちょっと、来て!!」
叫ぶ母さんに、真夜母もキッチンへにむかう。
それについて、俺達も向かうと。
「どうしたの?」
「見てみて!ペアのマグカップ使ってるよ!」
「ほんとだぁ!他の食器もお揃いじゃないの!」
「裕翔も真夜も今後が楽しみだわ。裕翔の事よろしくね。」
「ちょっと、待った!一緒に住んで、一緒に買い物に行くんだから。自然と同じものを買うだけだろ…」
「そうだよ!色違いにしてたら、わかり易いでしょ?」
反論してみたものの、真夜母はお構い無し。
「一緒に買い物も行くんだぁ、仲良しさんね!」
うちの母さんもニヤニヤしてる。
「母さんはいいから、ご飯作ってくれ…」
真夜母は物色を始めて、真夜の部屋に。
綺麗にされてて、布団にはぬいぐるみが寝かせられている。
「あら、真夜の部屋も綺麗なんでしょ!家だったら布団ぐちゃぐちゃなのに、まるで、使ってないみたい!」
「なに言ってるの?来るから綺麗にしたんだよ!」
「真夜は遅くまで起きて掃除してたもんな!」
「そうなの…掃除してこんなに布団綺麗にして。どこで寝たのかな?」
「起きてからぬいぐるみを並べたんだもん。踏んずけて潰しちゃってたから…」
「そっか、寝相の悪い真夜なら有り得るね。」
あまり気にならなかったけど、真夜は寝相が悪いらしい…
上手く逃げられたかな。
真夜母はそのまま俺の部屋に向かった。
「裕翔も、意外と綺麗にしてるんでしょ~」
「まぁね。たまに真夜が掃除してくれるから。」
「真夜はもう、お姉ちゃんだね!」
突然俺の母さんまで参加してきた。
真夜母は俺の布団を捲ったりしているから、気になってしまう。
「何してんの?」
「ほらっ、あんた達仲良しだから。ゴムとか隠して使ってるんじゃないかな?って思ってね。」
何言ってんだ…
「使いません!」
「あら、使わないとダメだよ。あんた達まだ学生なんだから。」
「そうゆう意味じゃねーし」
「裕翔は昔から隠したい物は肌身離さず持ってるタイプなのよ!アイドルの写真とか財布に隠してたんだから。」
「母さん、うるさい。追い出すよ?」
「冗談はさておき、あんた達もしっかりするんだよ。大学卒業したら何も言わないから。」
「ママ…冗談続いてる…」
「そうそう、お蕎麦出来上がったから食べましょ。」
「あの2人は怪獣だな。今後は襲来に気をつけよう…」
「だね。」
「色んな食材買ってきたからね。冷蔵庫に入れて置いたよ。」
「裕翔ママ、ありがとう。」
「どういたしまして。所であなた達、アルバイトはさがしてるの?」
「探してるけど、私はコンビニか飲食店かなぁ」
「俺もスーパーか飲食店かな。」
「あんた達は働くのも一緒なの?それは辞めておきなさい。」
「ママ、なんで?」
「あれ?一緒に働きたいの?家も学校も職場も一緒なら。会える有難みが減るよ?」
「それは人それぞれじゃないか?」
「なんか、2人とも、まるで一緒に働きたいって言ってるみたいね。」
「私もそう聞こえた!あんた達は本当に仲良しだね。私と遥の子供なんだからずっと仲良くしてて欲しいのが私達の本音なんだけどね。」
「まぁ、仲良しなのは認める。真夜を妹と思って助けてやりたいしな。」
「うん、私も手のかかる弟の面倒見るのは嫌じゃないよ。」
「真夜も裕翔と仲良く面倒見てくれるのはありがとうね。昔は裕翔の後ばかり追ってたのに。もうお姉ちゃんだもんね。」
「私から見たら、真夜は子供だから裕翔がお兄ちゃんって思うけどね。」
自分の子供はいつになっても、子供だと思うんだろう。
ちゃかして来ないので、俺も真夜も本音で話してたと思う。
夕方になって、親たちは帰って行った。
嵐が去って、俺も真夜も少し寂しさを覚えたけど、疲れすぎて、2人とも22時には寝てしまった。
コロコロでカーペットの上も髪の毛が残らないように。
そのせいか、俺が起きても、まだ真夜は俺の横で眠っている。
スマホの時刻を見ると9時を過ぎていた。
「真夜、もう9時だぞ?」
ちょっと可哀想だけど、お昼には母親たちにが来るから揺すり起こした。
「ん~」
シルクのパジャマを着て目を擦りながら身体を起こした、まだ眠そう。
真夜にしては珍しいと思う。
俺は先に顔を洗う為に脱衣場に向かった。
肌着を収納しているカラーボックスを見ると、いつも俺が無造作に入れているシャツなどが、しっかり畳まれて収納されている。
俺が寝た後に真夜は起きてやってくれてたのだろう。
申し訳なさを覚えて、今度からはちゃんとしようと思う。
でも、きっと、三日坊主で終わるな。
そんな自分に対して歯を磨きながら自傷気味に笑った。
「えっ、何、笑ってんの?」
鏡を見ると後ろに上着を脱いで、キャミソール姿になった真夜がいた。
「な、、何でもないよ…」
「もしかして、私の姿を見てニヤついてたの?」
手をクロスさせて胸を隠しながら言ってきた。
「アホか!」
「1人でニヤつくのは、怖いから辞めなね。」
冗談なのは分かるが、誤解を解く為に説明をする。
「うん、目が覚めちゃったし。畳んでおいたよ!てか、ちゃんと、これからも畳みなさい。」
親が来る前から、完全に姉モードに突入中。
リビングの机には真夜と2人で撮ったプリクラを置いていた。
「これ、絶対に何か言われるから財布に入れておくな。」
「うん、そうしておいて!」
お昼前に玄関のチャイムがなってインターフォンの画面を見ると、うちの母さんと真夜母が立っていた。
「あら、靴もちゃんと、並べて綺麗にしてるんでしょ!」
真夜母のチェックは玄関から始まっていた…
「裕翔も居る割には綺麗だね。」
うちの、親はどこまで俺を信用していないのか…
真夜のお陰で綺麗に整えられたリビングでも、2人はにこやかにしている。
掃除チェックは合格なのだろう。
「お昼ご飯にお蕎麦買ってきたから作ってあげるね」
うちの母さんがご飯を作るために、キッチンへ。
「きゃー!香織ちょっと、来て!!」
叫ぶ母さんに、真夜母もキッチンへにむかう。
それについて、俺達も向かうと。
「どうしたの?」
「見てみて!ペアのマグカップ使ってるよ!」
「ほんとだぁ!他の食器もお揃いじゃないの!」
「裕翔も真夜も今後が楽しみだわ。裕翔の事よろしくね。」
「ちょっと、待った!一緒に住んで、一緒に買い物に行くんだから。自然と同じものを買うだけだろ…」
「そうだよ!色違いにしてたら、わかり易いでしょ?」
反論してみたものの、真夜母はお構い無し。
「一緒に買い物も行くんだぁ、仲良しさんね!」
うちの母さんもニヤニヤしてる。
「母さんはいいから、ご飯作ってくれ…」
真夜母は物色を始めて、真夜の部屋に。
綺麗にされてて、布団にはぬいぐるみが寝かせられている。
「あら、真夜の部屋も綺麗なんでしょ!家だったら布団ぐちゃぐちゃなのに、まるで、使ってないみたい!」
「なに言ってるの?来るから綺麗にしたんだよ!」
「真夜は遅くまで起きて掃除してたもんな!」
「そうなの…掃除してこんなに布団綺麗にして。どこで寝たのかな?」
「起きてからぬいぐるみを並べたんだもん。踏んずけて潰しちゃってたから…」
「そっか、寝相の悪い真夜なら有り得るね。」
あまり気にならなかったけど、真夜は寝相が悪いらしい…
上手く逃げられたかな。
真夜母はそのまま俺の部屋に向かった。
「裕翔も、意外と綺麗にしてるんでしょ~」
「まぁね。たまに真夜が掃除してくれるから。」
「真夜はもう、お姉ちゃんだね!」
突然俺の母さんまで参加してきた。
真夜母は俺の布団を捲ったりしているから、気になってしまう。
「何してんの?」
「ほらっ、あんた達仲良しだから。ゴムとか隠して使ってるんじゃないかな?って思ってね。」
何言ってんだ…
「使いません!」
「あら、使わないとダメだよ。あんた達まだ学生なんだから。」
「そうゆう意味じゃねーし」
「裕翔は昔から隠したい物は肌身離さず持ってるタイプなのよ!アイドルの写真とか財布に隠してたんだから。」
「母さん、うるさい。追い出すよ?」
「冗談はさておき、あんた達もしっかりするんだよ。大学卒業したら何も言わないから。」
「ママ…冗談続いてる…」
「そうそう、お蕎麦出来上がったから食べましょ。」
「あの2人は怪獣だな。今後は襲来に気をつけよう…」
「だね。」
「色んな食材買ってきたからね。冷蔵庫に入れて置いたよ。」
「裕翔ママ、ありがとう。」
「どういたしまして。所であなた達、アルバイトはさがしてるの?」
「探してるけど、私はコンビニか飲食店かなぁ」
「俺もスーパーか飲食店かな。」
「あんた達は働くのも一緒なの?それは辞めておきなさい。」
「ママ、なんで?」
「あれ?一緒に働きたいの?家も学校も職場も一緒なら。会える有難みが減るよ?」
「それは人それぞれじゃないか?」
「なんか、2人とも、まるで一緒に働きたいって言ってるみたいね。」
「私もそう聞こえた!あんた達は本当に仲良しだね。私と遥の子供なんだからずっと仲良くしてて欲しいのが私達の本音なんだけどね。」
「まぁ、仲良しなのは認める。真夜を妹と思って助けてやりたいしな。」
「うん、私も手のかかる弟の面倒見るのは嫌じゃないよ。」
「真夜も裕翔と仲良く面倒見てくれるのはありがとうね。昔は裕翔の後ばかり追ってたのに。もうお姉ちゃんだもんね。」
「私から見たら、真夜は子供だから裕翔がお兄ちゃんって思うけどね。」
自分の子供はいつになっても、子供だと思うんだろう。
ちゃかして来ないので、俺も真夜も本音で話してたと思う。
夕方になって、親たちは帰って行った。
嵐が去って、俺も真夜も少し寂しさを覚えたけど、疲れすぎて、2人とも22時には寝てしまった。
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