彼女にプレゼント買ってあげたいDKが大人ありパパ活にハマってく話

ルシーアンナ

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01.僕はノギちゃんの望むことなら何でも叶えてあげたい

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 僕の彼女のノギちゃんはめちゃくちゃ可愛い。

 アイドルにもなれるんじゃないか?
 ってくらい可愛くて清楚な女の子。


 どうして僕の彼女になってくれたんだろう?
 って時々ほんと不思議になる。

 デートとかは時々しかできないけど、いつもは大抵マックか公園デート。
 手を繋いで、他愛もない会話を交わして。
 まだキスだって数えるくらいしかしてないし、彼女のこと大切にしたいからそれ以上なんてまだまだずっと先の話だろうと思うけど、ノギちゃんは僕の運命の人だと思う。


 そう、一生に一度の恋に落ちた運命の相手。


 だから僕はノギちゃんの望むことなら何でも叶えてあげたい。

 付き合い初めて1ヶ月記念はデズニーランドに行った。
 高校生の僕のおこづかいは月5千円で、2人分のチケット代と飲食代、お揃いのぬいぐるみを買ったら貯金箱がほぼ空になってしまった。

 でも楽しかったし、共に過ごしたのはかけがえのない時間。


 次の月にはお揃いの指輪をあげたくて、僕はバイトを始めた。
 ドラストでのバイトと、休みの日のイベント設営バイト。
 それでもひと月じゃあまり良い指輪買えないだろうな……って、弱ってしまった。

 彼女とのお揃いの指輪を買うお金を親から借りる訳にもいかない。
 高校生の僕に手っ取り早く稼げる方法なんて思いつかない。



 なんて弱っていた僕は、バイト先のドラストで大学生のバイト先輩からある人を紹介された。

 その人は見た目ちょっと怖そうだったけど、話してみると案外優しかった。
 先輩に言われたカフェで待ち合わせて、お茶を飲みながらなんてこと無い会話。
 特別興味を惹かれる話題って訳でもなかったのに、その人の話が上手いのか1時間ほどの時間もそう長くは感じなかった。

 そろそろ帰らなくてはいけないのだろうか?
 腕時計を見たその人。
 僕は時計のこととかよく分からないけど、それでも高そうな時計だな……ってのは分かった。


 それにしても今日ここへ呼ばれたのはどういった理由からだったのだろう?
 と気になりつつも訊けなかった僕の疑問は、その時になってやっと尋ねることができた。

 その人はちょっと笑って、僕に1枚の封筒を差し出した。
 テーブルの上に置かれたそれを促されるまま受け取り覗くと、中に5千円札が入っていて。

「またデートしてくれる?」

 尋ねられたその問いに、僕はやっとこれがパパ活とか言われるやつなのだと気づいた!


 僕がバイト先輩に何も聞かされていなかったこと、
 もしかしてバイトの面接とかなのかな?
 と思っていたこと、
 お金は欲しいのは確かだけどコレは貰っても良いものなのか?
 と戸惑っていることを言ったら、

「今日は顔合わせだけのつもりだったけど、夕飯も付き合ってくれるならもっとあげるよ。もちろん……大人ありならたくさんあげる」

 その人の言葉に、

「おとな?」

 僕は戸惑って尋ねた。

「大人な関係。高校生なら分かるよね?」

 その人の言葉に、僕はびっくりして固まった。


 大人な関係って……やっぱアレだろうか? でもだって、僕もその人も男で、男同士。
 そりゃ世の中には男同士でそういうことする人もいるってことは知っているけど、僕自身が誰かからそういう対象に見られるとか想像もしたことがなかったのだから仕方ない。


「いきなり本番なんて言わないけれど、内容次第では普通のバイトじゃ敵わないくらい稼がせてあげる」

 なんて言われて、僕は上手く答えることもできないまま……その人と連絡先を交換した。



 その人は毅洞きどうさん。
 職業とかは知らないけど、30代半ばくらいの人。
 お金持ち。

 彼は性的にバイで、男性相手だと僕みたいな高校生くらいの男子が好みらしい。


 具体的な交渉はメッセでやりとりして、大人といっても僕が毅洞さんに手コキさせてあげるとか、僕が毅洞さんにフェラするとか、お尻の穴に指を挿れさせてあげるとか、大人のオモチャ挿れさせてあげるとか、セックス未満の行為もアリらしい。

 もちろんアナルセックスの方がお手当も多いし、セックスでもゴム付きが生か、外出しか中出しかでそれぞれ違うって。

 そもそもお尻をイジったこともイジられたこともないから僕だから――その処女をくれるなら別途で御祝儀もくれるって。
 御祝儀? お祝いするようなことなの?
 って困惑しつつ、僕は大人なのは考えてないけどデートだけならお付き合いできるって答えた。



 ご飯デートとか、夜景を観に行ったりだとか、水族館に行ったりだとか。

 デートだけで7Kもらえて、奢ってもらえて。

 本当なら彼女と来たいところばかりだったし手だって彼女と繋いでたかったけど、それなりに楽しかったしいつか彼女と来る時の下見にもなるしって思ってた。



 それから海までドライブした日に、車の中で毅洞さんとキスをした。

 だってキス許したら+5Kだって言うから。

 だけどキスは唇を重ねるだけのやつじゃなくて、ベロ舐められるタイプのやつ。

 本当ならこれだって初めては彼女としたかったチューだけど、彼女へ指輪を贈る為だって割りきった。

 それに男とキスするのはやっぱ抵抗のあった僕でも、初めてのベロチューは思ってたよりずっと気持ち良かった。

 息とか上手く出来なかったけど、ヌルヌルに粘膜擦り合わせるみたいに舐められて、吸われて、ゾクゾク♡ するの止められなかった。
 ナイショだけど、ちょっと勃っちゃってた。

 毅洞さんに抱きついて、長い長いキスをして。

 助手席のシート倒されながら、

「もっとえっちなことして良い?」

 って訊かれて、身体の力抜けちゃいながら、

「お手当増やしてくれる?」

 訊いてみたら、

「いっぱいあげようね」

 って言われたから、僕は頷いた。



 その夜、車の中で、僕は毅洞さんに身体を撫でられ、首や胸にキスをされて、乳首もイジられたり舐められたりした。

 全部ゾクゾク♡ して、自分で触ったとしても感じられないような衝動を覚えた。

 ベロを舐め合うキスもいっぱいして、ズボン下げられて、パンツからちんこ出されて、その時にはもう結構勃ってたの恥ずかしかったけど、毅洞さんに手コキされたら気持ち良すぎてあっという間に射精しちゃってた。

 イキながらキスされるなんて、しかもベロチューなんて初めてで。
 それどころか人の手でイカされたのも初めてだった童貞の僕は、ちんこ舐めさせてあげたらもっとお金もらえるって言われたけど、そこでやっと正気に返って、

「それはイヤ」

 って言えた。


 いっかいイッたから、正気に戻れたんだと思う。



 毅洞さんは無理強いはせずに許してくれた。

 車で家の近くの駅まで送ってもらって、

「また連絡するね」

 と言われて、いつもより沢山お手当もらって僕は帰った。



 家に帰って自分の部屋で1人きりになってからも、毅洞さんにされたこと思い出してはドキドキしてた。

 僕、初めて人の手でイッちゃった!

 ベロチューも初めてだったのに、いっぱいしちゃった!

 どっちも彼女ともしたことなかったのに……と思ったけど、相手は男の人だしお金だけの関係だからこれは浮気じゃないよね?


 だってこれは彼女のため。

 僕の大好きな彼女に素敵なプレゼントを用意するための、僕の精一杯の誠意のための手段に過ぎない。


 だけどまだ少しドキドキしてるのは本当で、毅洞さんとのことを思い出しながらオナニーしてみたらいつもより興奮は凄かったけど、それでも毅洞さんの手でされた時みたいな快感までは達せなかった。


 ◆


 その月のうちに僕はもう一度だけ毅洞きどうさんと会って、またベロチューしながら手コキさせてあげるってデートをした。

 今度はドライブデートじゃなかったから、ネットカフェの個室で。
 上下の空いたパーティションみたいなブースではなく個室だったから、荒い息づかいや衣擦れまで聞こえたりはしないと分かってはいたけど、薄い壁1枚隔てた向こうに誰かが居るんだって思ったらすごく興奮した!

 ネカフェでパンツ脱いでるのですらヤバいのに、乳首見えるとこまでシャツ肌蹴られて、ちんこも乳首も気持ち良くされちゃいながら男にベロチューされてるのとか、全部ヤバい。

 個室は鍵までは掛からないから、誰か店員さんや他のお客さんが間違って開けてしまったら――、
 とか想像するだけでますます興奮した。

 この前の車の中はもう暗かったけど、この時は部屋のなか明るいのも恥ずかしかった。
 毅洞さんから丸見えなの恥ずかしいのに、恥ずかしいことにすら興奮してて。

「恥ずかしい……です」

 って素直に言ったら、

「こんなに可愛いのに?」

 耳元で囁かれ、ゾクゾク♡ ゾクゾク♡ するのすごくて腰が浮いてしまうのくねらせてた。


 可愛い……って言葉は、僕みたいなヤツじゃなくて、僕の彼女のノギちゃんみたいな子に言う言葉だと思う。
 思うのに、毅洞さんからそう言われるのにもドキドキする。

 なのに、

「僕、男です、可愛く……ないです」

 否定したら、

「可愛い男の子だよ、こんなに可愛いのにちんこついてるなんてえっちだね」

 言われ、男だからちんこついてるのなんて当たり前なはずなのに――嬉しいとか思ってる。
 なんか変だ。
 僕、変だ。

 って思うのに、ゾクゾク♡ ドキドキ♡ 止まらなくて、毅洞さんにキスねだってた。

 ベロチューすること自体が+5Kだから、一度したならもう何度したって良いはず。
 これだって彼女へのプレゼントのため。

 どうせなら少しでも楽しくバイトできたら良いと思うの、ドラストのスタッフでもイベント設営でも変わらないと思う。

 明るいところで「可愛い」「エロい」って言われながら手コキされて気持ち良くなっちゃうのも、ベロチューで腰に力入らなくなるほど砕けちゃうのも、全部彼女のためなのだから、我慢しなきゃ♡


 息がますます荒くなって、

「ッん♡ ……ンふ♡ ハァッ♡ ハァッ♡ ……~~ンんんんんんッ♡」

 なんか声出ちゃいそうなの怖くて口を押さえてたら、またキスされちゃう。

 これ以上気持ち良くなったら本当に声とか出ちゃいそうで、毅洞さんにしがみついたら、

「ちんちん気持ちイイね♡」

 耳元で囁かれるのに、ゾクゾクゾクッ♡ て震えちゃってた。

 開いちゃってた足を閉じようとしても、膝の間に毅洞さんが入るよう覆い被さって来て、

「さっすが高校生、勃起硬くてガチガチだ」

 もう痛いくらい勃起してるの指摘されたら、改めて羞恥したのに、

「だめ……だめ……」

 ってナイショ話みたいに囁きながら首を横に振る。

「恥ずかしいの嬉しい子なんだね、可愛いな」

 そして恥ずかしくてドキドキすることさえ嬉しいのと、可愛いって言ってもらえたのに頭の中ぐちゃぐちゃになるほど興奮止まんない!

 気づけばドクッ♡ ドクッ♡ って震えながらイッちゃってて、毅洞さんの手のひらの中で射精しながら僕からキスしてた。

 すぐに入って来たベロを、「くふンッ♡」て鼻を鳴らすような息を吐きながら舐めてた。
 毅洞さんが口を開くから、ベロを追った僕たちは口から突き出したベロ同士重ね、絡め、舐め続ける。

 男とキスしてるのに、すごくいやらしいって思ってる僕がいる。
 キスと言っても男同士でなんてノーカンだと思ってるのに、気持ち良くてやめられない。

 ――違う、違う、ちがう! 気持ち良くなんてないよ!
 男とキスして気持ち良くなったりしてない!
 手コキだって、自分でシた時だって射精くらいするんだから特別なことじゃない。
 気持ち良くなって出るんじゃなくて、イッてるんじゃなくて、生理的反応。
 生理現象。
 ただの性処理と変わらない。
 特別なことじゃない。

 これは……これは、彼女のためにシていることで。
 僕自身の快感のためなんかじゃない。
 お金が欲しいから。
 お金を得て彼女と幸せになりたいから。
 だから仕方なくシてるだけ。
 仕方なくさせてあげてるだけ♡


 右の乳首が毅洞さんの親指の腹でコリコリされてる♡
 僕、ベロ垂らしただらしない顔したまま♡


 無意識のうちに腰がカクカク揺れてて、もっと♡ もっと♡ ってねだってるみたいで屈辱的だと思ったら、天井を見上げていた眩しい目に涙が滲んだ。



 次の日の放課後に、彼女と指輪を選びに行った。

 予算オーバーしちゃったけど、ノギちゃん喜んでくれたから僕も嬉しかった!

 ペアリングだから、僕の指にも肌に馴染むピンクゴールドに光る指輪。
 恋人とのペアリングなんて生まれて初めてだったから、見るたびにニヤけちゃう。

 頑張ってお金稼いだ甲斐があった。

「ありがとう♡ すっごく嬉しいよ♡」

 って抱きついて来たノギちゃんにチュッ♡ てキスされて舞い上がる。
 そして舞い上がったままノギちゃんにベロチューしちゃって、
 しまった!
 って思ったけど、ポーッとした目で僕を見上げるノギちゃんが、

「ベロチュー気持ちイイ♡」

 ってうっとりと言ったから、僕はその後も彼女といっぱいチューした!

 
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