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「男の娘だってのは知ってたよ」
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彼の家はそこから歩いて3分くらいのマンションだった。
オートロックのエントランスに入り、エレベーターで6階まで上がる間ずっとドキドキしてた。
手とか繋いで雰囲気作った方がいいのかな?
って思ったけど、
もし普通に良い人だったりしたらギョッとされるかな?
と躊躇った。
良い人でも、僕とエッチしてくれなかったら弱るんだけど。
「知らない男の人の部屋に着いてくのって、良くないかな?」
ドキドキしながら聞いた僕に、彼はチラリと僕を見下ろすと、
「良くないよね、しかもこんな夜中に」
笑みもなく言ったのにゾクリとした。
部屋に上げてもらって、
「何か飲む?」
って聞かれるのは普通のことなんだろうか。
「え、っと、麦茶を」
外は暑かったから汗ばんでいて、喉は乾いていた。
キッチンへ姿を消した彼が戻って来るまでに、僕はさりげなくキャミソールの胸をくつろげた。
隙間を大きくして、上から見たら乳首が丸見えになるよう調整する。
あと、行儀悪く足を投げ出して、ギリギリパンツが見えないくらいに少し足を開いたままテレビに夢中になってるってフリをする。
パンツが見えても良いのだけれど、今日のパンツは見えたらヤバいと思う。
あくまで僕が無防備で、彼がムラムラして襲われるって方が盛り上がるだろうから。
その部屋は二間続きで、隣の部屋にベッドがあるの見えていた。
部屋の中は適度に散らかっていて、男のひとの一人暮らしって感じ。
「はい、麦茶」
「うん」
戻ってきた彼がテーブルの上にグラスを置いてくれるのに、僕はテレビから視線を外さずに答える。
斜め上の角度から、覗き込まれるような視線を感じでゾクゾクした。
見られてる……すごい、見られてる。
乳首見えるかな?
さっきいじって、赤く勃起させた乳首。
薄いキャミワンピの布地の上からも見えるほど、ツンと尖ってる。
ゴクッと隣で聞こえた音が、唾を飲み込む音だって分かってた。
彼は、僕を性的な目で見ているのだろうか?
チラリと彼を見返して、真っ直ぐに見られていたことにぎくりとした。
――なんて、目で見てんの?
獣みたいな、ギラギラした目。
男の子だってバレたら酷いことされたりしないだろうか?
僕は急に怖くなった。
「君、名前は?」
ハアッと吐息を落とした彼が聞くから、
「光起」
僕は答えた。
「光起くん、ね」
「えっ?」
彼はいま――「くん」って言った。
「男の娘だってのは知ってたよ」
「えっ……」
男は僕に手を伸ばし、いきなりキャミの上から乳首を摘んできた。
「あぁ……ッ♡」
それだけで気持ち良くて声が出ちゃった僕に、彼は覆い被さってくる。
そのまま床の上に押し倒されて、両方の乳首を爪で引っ掻くようカリカリされた。
オートロックのエントランスに入り、エレベーターで6階まで上がる間ずっとドキドキしてた。
手とか繋いで雰囲気作った方がいいのかな?
って思ったけど、
もし普通に良い人だったりしたらギョッとされるかな?
と躊躇った。
良い人でも、僕とエッチしてくれなかったら弱るんだけど。
「知らない男の人の部屋に着いてくのって、良くないかな?」
ドキドキしながら聞いた僕に、彼はチラリと僕を見下ろすと、
「良くないよね、しかもこんな夜中に」
笑みもなく言ったのにゾクリとした。
部屋に上げてもらって、
「何か飲む?」
って聞かれるのは普通のことなんだろうか。
「え、っと、麦茶を」
外は暑かったから汗ばんでいて、喉は乾いていた。
キッチンへ姿を消した彼が戻って来るまでに、僕はさりげなくキャミソールの胸をくつろげた。
隙間を大きくして、上から見たら乳首が丸見えになるよう調整する。
あと、行儀悪く足を投げ出して、ギリギリパンツが見えないくらいに少し足を開いたままテレビに夢中になってるってフリをする。
パンツが見えても良いのだけれど、今日のパンツは見えたらヤバいと思う。
あくまで僕が無防備で、彼がムラムラして襲われるって方が盛り上がるだろうから。
その部屋は二間続きで、隣の部屋にベッドがあるの見えていた。
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「はい、麦茶」
「うん」
戻ってきた彼がテーブルの上にグラスを置いてくれるのに、僕はテレビから視線を外さずに答える。
斜め上の角度から、覗き込まれるような視線を感じでゾクゾクした。
見られてる……すごい、見られてる。
乳首見えるかな?
さっきいじって、赤く勃起させた乳首。
薄いキャミワンピの布地の上からも見えるほど、ツンと尖ってる。
ゴクッと隣で聞こえた音が、唾を飲み込む音だって分かってた。
彼は、僕を性的な目で見ているのだろうか?
チラリと彼を見返して、真っ直ぐに見られていたことにぎくりとした。
――なんて、目で見てんの?
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僕は急に怖くなった。
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僕は答えた。
「光起くん、ね」
「えっ?」
彼はいま――「くん」って言った。
「男の娘だってのは知ってたよ」
「えっ……」
男は僕に手を伸ばし、いきなりキャミの上から乳首を摘んできた。
「あぁ……ッ♡」
それだけで気持ち良くて声が出ちゃった僕に、彼は覆い被さってくる。
そのまま床の上に押し倒されて、両方の乳首を爪で引っ掻くようカリカリされた。
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