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処女だったの好き放題犯されて泣いてたのに、金をやったらホッとしたような顔してた。
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仕事って言ったって、俺のチンコの世話させてるだけ。
いわゆるサポしてるってやつ。
キャッシュで渡してるから副業バレみたいな心配はないし、そもそもバレたら服務規程だとか就業規則だとかより私娼って仕事内容のがヤバいだろ。
コイツがしょぼくれてたとき俺がナンパして、唆して、金を払って抱いたのが最初。
処女だったの好き放題犯されて泣いてたのに、金をやったらホッとしたような顔してた。
そういうヤツはこの街で幾らでも見てきたから、それだけでコイツの『悩み事』には気づいたんだけど、その時には既に惚れてたから幾ら後悔したって先に立たずだ。
それまで、女もヤるけど男ともそれなりにヤッてた俺は、それでも男にガチで惚れたこととかなくて。
そもそも女にだって、ハマるほどのぼせ上がったことなんて一度もなかった。
コイツは女に会いに行くための金を引き出すために俺とセックスして、身体の相性はそれなりに良かったのか悦んで見せてはいるが俺に惚れてる訳じゃない。
馴染みくらいの気持ちはあるだろうけれど、本気で惚れてるってこと、態度はともかく口になんてしたら絶対に疎まれ切られるだろう。
ンー……女のために切らない可能性もあるけれど、ヤッた後にこうしてメシ食ってくれることなんか無くなるかも知れない。
それも普段の食費から切り詰めてまともなもの食ってねェみたいだから、高くて美味いもの食わせてやるって言えばついてくるかも知れねーけど。
完全にカネ目的だし、こっちの惚れた弱味に乗っかられてるのは分かってる。
分かってるって言うか、それが俺の強みでもあるから与え過ぎずケチらずにギリギリのラインを続けてた。
せめてもの慰めは、ひもじくなったり懐が寂しくなるとコイツから自主的に連絡くれるッてところ。
自分でもいじましくて嫌ンなるが、例え目的がなんであれ乞われて会いに行くってのはたまんない。
ヤる前は、俺のこと好きになったンじゃねーの?って錯覚するくらい媚びても甘えてもくれる。
だけどコイツの性分から、それが計算づくじゃないってのも分かるからそそられる。
俺に抱かれてる間は、そこらの女より可愛いメスになり切る。
自分から欲しがったりはしないけれど、快楽に溺れてるのは伝わってる。
コイツのそれはただの弱さだ、そしてそれは金を手にするたび満たされたような安堵に変わる。
この後一旦街を出て、女に渡すプレゼント買いに行くンだろ?
「俺が女が好きそうなヤツ見繕っておいてやるよ」
って言ったら、
「大好きな人の誕生日プレゼントですよ!自分で選ばなきゃ」
って誠実の塊みたいなこと言ってたけど、誠実ってなんだろうな? 入江サン。
どうせそのプレゼントもすぐに換金されて、目減りしたその金を掴んで、今度は女が別の店でボトルを入れるって気付いてねーの?
その店で毎回指名されてるのが「俺」だとか……言わないっていうか、今さら言えねーけど、まさかオマエがアイツの言う「ガチ恋客のゆいくん」だなんて思わなかったからさァ……。
気づいた時はさすがにア然としたけど。
オマエがアイツに大枚はたいて、アイツがその金で俺に会いに来る。
そうして俺に回って来た金に色つけて、オマエに渡してンだから世の中循環してるよな。
もうグルグル何周してる?
そろそろその札に、アイツの香水のニオイ移ってねェか?
いわゆるサポしてるってやつ。
キャッシュで渡してるから副業バレみたいな心配はないし、そもそもバレたら服務規程だとか就業規則だとかより私娼って仕事内容のがヤバいだろ。
コイツがしょぼくれてたとき俺がナンパして、唆して、金を払って抱いたのが最初。
処女だったの好き放題犯されて泣いてたのに、金をやったらホッとしたような顔してた。
そういうヤツはこの街で幾らでも見てきたから、それだけでコイツの『悩み事』には気づいたんだけど、その時には既に惚れてたから幾ら後悔したって先に立たずだ。
それまで、女もヤるけど男ともそれなりにヤッてた俺は、それでも男にガチで惚れたこととかなくて。
そもそも女にだって、ハマるほどのぼせ上がったことなんて一度もなかった。
コイツは女に会いに行くための金を引き出すために俺とセックスして、身体の相性はそれなりに良かったのか悦んで見せてはいるが俺に惚れてる訳じゃない。
馴染みくらいの気持ちはあるだろうけれど、本気で惚れてるってこと、態度はともかく口になんてしたら絶対に疎まれ切られるだろう。
ンー……女のために切らない可能性もあるけれど、ヤッた後にこうしてメシ食ってくれることなんか無くなるかも知れない。
それも普段の食費から切り詰めてまともなもの食ってねェみたいだから、高くて美味いもの食わせてやるって言えばついてくるかも知れねーけど。
完全にカネ目的だし、こっちの惚れた弱味に乗っかられてるのは分かってる。
分かってるって言うか、それが俺の強みでもあるから与え過ぎずケチらずにギリギリのラインを続けてた。
せめてもの慰めは、ひもじくなったり懐が寂しくなるとコイツから自主的に連絡くれるッてところ。
自分でもいじましくて嫌ンなるが、例え目的がなんであれ乞われて会いに行くってのはたまんない。
ヤる前は、俺のこと好きになったンじゃねーの?って錯覚するくらい媚びても甘えてもくれる。
だけどコイツの性分から、それが計算づくじゃないってのも分かるからそそられる。
俺に抱かれてる間は、そこらの女より可愛いメスになり切る。
自分から欲しがったりはしないけれど、快楽に溺れてるのは伝わってる。
コイツのそれはただの弱さだ、そしてそれは金を手にするたび満たされたような安堵に変わる。
この後一旦街を出て、女に渡すプレゼント買いに行くンだろ?
「俺が女が好きそうなヤツ見繕っておいてやるよ」
って言ったら、
「大好きな人の誕生日プレゼントですよ!自分で選ばなきゃ」
って誠実の塊みたいなこと言ってたけど、誠実ってなんだろうな? 入江サン。
どうせそのプレゼントもすぐに換金されて、目減りしたその金を掴んで、今度は女が別の店でボトルを入れるって気付いてねーの?
その店で毎回指名されてるのが「俺」だとか……言わないっていうか、今さら言えねーけど、まさかオマエがアイツの言う「ガチ恋客のゆいくん」だなんて思わなかったからさァ……。
気づいた時はさすがにア然としたけど。
オマエがアイツに大枚はたいて、アイツがその金で俺に会いに来る。
そうして俺に回って来た金に色つけて、オマエに渡してンだから世の中循環してるよな。
もうグルグル何周してる?
そろそろその札に、アイツの香水のニオイ移ってねェか?
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