君の死体は毒を見る

はみ

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プロローグ

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この物語が始まる前に君たちに問おう

まず死とは何かな?

相手の意識がなくなったり、動かなくなる事を指すかな?

うーんでも難しいよね

でも私は死に定義はないと思ってる。

だって恨みあって殺されたり、自分の手で自ら死んだり死なんてこの世界にいくらでもある。

でも死を一括りにするのは簡単だけど最もやってはいけないのは殺害だよ。

相手を恨んで自らの意思で殺すなんて絶対に、、絶対にね?

————————————.

6月30日

朝の金曜日7時10分

閑静な住宅街の一角に規制線が貼られそこに集まる野次馬たちはスマホを構えて動画を取り出すものやヒソヒソと何かを話し出す声でいっぱいになっていた。

嫌だなぁと思いつつついその野次馬の中に突っ込んで見てしまった

友達が血塗れになって倒れているのを

嘘だって思いたかった

でも血を流して倒れてるのが事実であると突きつけられる

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