鎌倉らんぶりんぐ(下)
葛西亮二が高校時代に付き合っていたという尾藤香澄美が現れ、桐生瑞希は心中穏やかでない。気持ちの落ち着かないまま、亮二とともに源頼家の周辺の女性を調べていく。すると、梶原景時事件、畠山・稲毛事件、三幡姫入内の裏に女たちの関わりが解ってくる。そうして北条時政の策謀、大江広元や北条政子の思惑、二代将軍頼家の失脚から死にも複雑に絡む背景が見えて来た。二人は頼家最後の地、修善寺に足を伸ばし、政子・頼家の足跡を辿る。また、陶子の先輩の羽林(うりん)信吾が亮二の調査に興味を示す。
一方、過去の出来事も進展している。
黄蝶の逃避行、比企能員の死、小御所合戦と続く中、安達景盛は比企方につくのか北条方につくのか決断を迫られる。そこに青墓の「宿」の木曽喜三太が現れ、景盛に重大な事を告げる。
果たして亮二と瑞希の調査は上手くいくのか? 安達景盛と黄蝶の運命は? そうして頼朝の死の真相は?
一方、過去の出来事も進展している。
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初めまして。新着小説ランキングから参りました、戸浦みなもと申します!私は鎌倉初期が好きなのですが、吾妻鏡の内容に正面から向き合い、ここまで詳細にまとめられていることに驚きました!ボリュームの厚みゆえ、なかなか一気には読み進められないかもしれませんが、ゆっくり読んでいこうかと思います。更新応援しております。
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私は歴史が好きで、特に教科書には出て来ない生身の人間の生き様に惹かれます。歴史はそういう人の上に成り立っているのだと思います。
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