【花門!(カモン!)】

霜月 雄之助

文字の大きさ
上 下
14 / 54
第三章、【 抗争のはじまり 】

【 その男 ゲン 】

しおりを挟む
つづき~
新垣「どうした?」
松山「正門に車が突っ込み、中から玉が三。満さん、警察らで撃退済みです」
新垣「石橋か?」
松山「はい…。あと一名…あっ!」
新垣は庭へ出ていってしまった…。

新垣「満~!大丈夫か…?」
満「アニキ!ほら~!」
新垣「お、おまえは…」
ゲン「お、お久しぶりです!」
*一般人のゲンであった…。
*かっての新垣の遊び相手
【 公園と893と公衆便所 】より

新垣「最近、来なくなったと思ったら…、大変な時に!」

石橋「さっきは)は、ありがとうございます!あなたも事情を聞きたいので…」
ゲン「あ、はい」
新垣「石橋警部、茶の間使っていいぞ」
石橋「あ、ありがとうございます!」

茶の間―
石橋「早速ですが、ここへは?」
ゲン「歩きで…」
石橋「いや、来た理由は?」
ゲン「あー!半年ぶりに学校も暇になったんで遊びに…」
ヤクザの屋敷に遊びに?
一体、何者だ!学校…?なんだ…?
石橋「お手数ですがこれに記入をしてもらえませんか?」
ゲン「はーい」
警官1、2「石橋警部!」
石橋「すまない、悪いが正門の車の処理を頼む!」
ゲン「はい、書いたよ」
石橋「あ、はい…」
武南高校… 高校三年…18歳!
石橋「高校生…?!」 
ゲン「はい…。何か?」
石橋「いいえ!何か部活は…」
ゲン「部活じゃなく、空手やってます!」
新垣「ほぅ…。満、茶は?」

満「ただいま、すぐ!」
満がお茶を持って入ってきた―。
新垣「人少ないのか…?」
満「いえ、大丈夫っす!どうぞ」
新垣「ゲンは学校休みか?」
ゲン「もう卒業待ちです…」
新垣「大学か? 就職か…?」
ゲン「そ、それがその…」
新垣「なんだ…?」
ゲン「俺を雇ってくれませんか…」

つづく~
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

兄の悪戯

廣瀬純一
大衆娯楽
悪戯好きな兄が弟と妹に催眠術をかける話

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

バーチャル女子高生

廣瀬純一
大衆娯楽
バーチャルの世界で女子高生になるサラリーマンの話

由紀と真一

廣瀬純一
大衆娯楽
夫婦の体が入れ替わる話

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

処理中です...