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【 先代の愛猫 】にゃーこ
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にゃーこ先生。
俺にとって
初めて飼う猫でした。
今まで犬派だった、うちの家系が変化した時だった。
にゃーこ先生とは
西新宿で会い
ベランダに庭があって
そこがトイレになってました。
東京、隣のマンションとも隣接していて、隣のマンションから野良猫がにらみ合ってたりもしてたけど喧嘩はしていなかったな―。
にゃーこも子供だったから。
にゃーことは、長いこと一緒にいた感じがしたけど、8ヶ月間と短い期間でした―。
多分、本当に一緒にいた時間が
長かったんだと思う。
にゃーこは看板猫でもあり、
夜になると俺とタクシーに乗って出勤していました。
人見知りしない猫で
車も大好きでした。
お留守番してる時も
どんなに遅くなろうとも
出迎えてくれた。
寝ぼけてても、出迎えてくれた…。
足音で気付きき、出迎えてくれていた。
一緒にいるときは
俺の頭を猫パンチしては、隠れるという遊びをしていました。
俺は猫の事を良く
分からなかったので
「猫って、こういう風に遊ぶんだ!」って思ってた…。
後々、独りで留守番していて
寂しかったんだろうな…って思った。
出迎えしてくれる、にゃーこに
いつの間にか心奪われていた…。
にゃーこの言いたい事は大体、理解出来ていたし、通じあってると思ってた。
西新宿から東新宿に引っ越しもした。
にゃーこは場所の変化には
慣れたもんだった…。
引っ越してから
すぐに避妊手術をすることになった。
初めての入院手術でした。初めての病院への入院泊。
一日離れる事に抵抗があった…。
にゃーこも寂しかったように
俺も凄く寂しかった…。
次の日、朝一で病院へ迎えに行くと、にゃーこが悲しそうに鳴いて呼んでいた。
獣医から信じられない話しをされた。
「避妊手術は成功しましたが、身体中にガンが転移していて…」
「えっ?!」
もう長く無いと言われ、手の施しようがないと言われた。
「精巣まで真っ黒です」と
見せられた。
俺はにゃーこを抱っこして
家に帰った―。
当時、同い年の三人でルームシェアしていたので、にゃーこも三つの部屋に遊び相手もいた。
しかし、ガンの話しを二人に話した。こんなんだったら、手術なんか必要なかった…。
どうなるかなんて、まだ分からなかった…。
お腹の傷も治らないうちに
にゃーこの体調が急変した。
ご飯食べない、歩けなくなった。
病院にいって、注射にて
栄養を打ってもらったりした。
首の上にたくさん栄養が入ったせいかパンパンに膨らんでいた。
病院の帰り、俺はまた
にゃーこを抱っこして帰った。
何週間か回復することもなく、
長い時間が過ぎていった…。
にゃーこはまともに歩く事も
出来ず、床を這って移動する。
トイレも出来なくなりました。
ベッドで一緒に寝たい、にゃーこがベッドに登れなかったり、転んでしまう姿をみて、いつ治るんだろう…と辛い日々が続いた。
にゃーこは甘えん坊で
俺の腕を枕にして寝ることが
日課だった…。
俺はにゃーこの寝ているうちにお風呂に入ろうとお風呂に入りにいった。
すると
お風呂の外から
ニャア~~~~~~~!
と、長い鳴き声が聞こえた。
お風呂を出ると歩けない
にゃーこが座って待っていた。
這って、ここまで来たのか…。
俺はすぐ風呂を出て
にゃーこを抱いて部屋に戻り
一緒に眠った…。
淋しがりやだね~!
子守り唄かわりに歌を唄ってあげたのを覚えている…。
「 いつのことだか~ 思い出してごらん♪ 」
にゃーこは俺の腕を枕に寝ていた…。
次の日、にゃーこは元気になっていた―。
昼間ににゃーこは、にゃーこを拾ってきた親友の所に行き、鳴いて部屋にいれてもらい、一緒に寝ていた…。
しばらくすると、もう一人の友だちの部屋に入っていき、一緒に寝ていた…。
後から考えると
サヨナラの挨拶をしていたんだと
分かった―。
夜、俺も安心して
リビングで横に座り、にゃーこは
俺が仕事に行くのを見送ってくれた…。
二時間後くらいに電話が来て、
「今、にゃーこが亡くなった…」と親友から電話があり、俺は家に急いで帰った。
信じられなかった…。
家につき、まだ温かい、にゃーこを抱き人工呼吸すれば戻ってくるんじゃないかと思い、実行しようとしたら
親友「もう…楽にしてあげて…」
にゃーこと永遠の別れとなった。
さっきまでは、元気になったから大丈夫だよ!って顔してたのに…。
その日から
にゃーこは、リビングに置かれ
皆に囲まれ、サヨナラをした。
そして、火葬された。
俺は堪えられなかった…。
にゃーこ
にゃーこ
にゃーこ
すぐに、にゃーこと同じキジトラの兄妹を引き取る準備をした。
二回の顔合わせ、自宅チェックなどをクリアーし、ガスパールとリサを迎え入れた。
同じ種類のキジトラ。
しかも二匹。
だけど、
にゃーこの変わりには
なれなかった。
でも、にゃーこ。
この子たちを
見守ってあげてね。
にゃーこの分まで
長く楽しく生きていけるように
見守ってあげてね!
たくさんの愛をありがとう!
楽しかった思い出をありがとう!
にゃーこ。
最期、リビングで粗相した
オシッコの匂い―
にゃーこのモノだから
臭いとは思わない。
それくらい
愛してたよ。
むしろ
愛しく感じられた…。
こんなのは
初めての事だった…。
8ヶ月間と短い期間だったけど
常に行動を共にし、
生活した にゃーこ。
先代の愛猫でした。
俺にとって
初めて飼う猫でした。
今まで犬派だった、うちの家系が変化した時だった。
にゃーこ先生とは
西新宿で会い
ベランダに庭があって
そこがトイレになってました。
東京、隣のマンションとも隣接していて、隣のマンションから野良猫がにらみ合ってたりもしてたけど喧嘩はしていなかったな―。
にゃーこも子供だったから。
にゃーことは、長いこと一緒にいた感じがしたけど、8ヶ月間と短い期間でした―。
多分、本当に一緒にいた時間が
長かったんだと思う。
にゃーこは看板猫でもあり、
夜になると俺とタクシーに乗って出勤していました。
人見知りしない猫で
車も大好きでした。
お留守番してる時も
どんなに遅くなろうとも
出迎えてくれた。
寝ぼけてても、出迎えてくれた…。
足音で気付きき、出迎えてくれていた。
一緒にいるときは
俺の頭を猫パンチしては、隠れるという遊びをしていました。
俺は猫の事を良く
分からなかったので
「猫って、こういう風に遊ぶんだ!」って思ってた…。
後々、独りで留守番していて
寂しかったんだろうな…って思った。
出迎えしてくれる、にゃーこに
いつの間にか心奪われていた…。
にゃーこの言いたい事は大体、理解出来ていたし、通じあってると思ってた。
西新宿から東新宿に引っ越しもした。
にゃーこは場所の変化には
慣れたもんだった…。
引っ越してから
すぐに避妊手術をすることになった。
初めての入院手術でした。初めての病院への入院泊。
一日離れる事に抵抗があった…。
にゃーこも寂しかったように
俺も凄く寂しかった…。
次の日、朝一で病院へ迎えに行くと、にゃーこが悲しそうに鳴いて呼んでいた。
獣医から信じられない話しをされた。
「避妊手術は成功しましたが、身体中にガンが転移していて…」
「えっ?!」
もう長く無いと言われ、手の施しようがないと言われた。
「精巣まで真っ黒です」と
見せられた。
俺はにゃーこを抱っこして
家に帰った―。
当時、同い年の三人でルームシェアしていたので、にゃーこも三つの部屋に遊び相手もいた。
しかし、ガンの話しを二人に話した。こんなんだったら、手術なんか必要なかった…。
どうなるかなんて、まだ分からなかった…。
お腹の傷も治らないうちに
にゃーこの体調が急変した。
ご飯食べない、歩けなくなった。
病院にいって、注射にて
栄養を打ってもらったりした。
首の上にたくさん栄養が入ったせいかパンパンに膨らんでいた。
病院の帰り、俺はまた
にゃーこを抱っこして帰った。
何週間か回復することもなく、
長い時間が過ぎていった…。
にゃーこはまともに歩く事も
出来ず、床を這って移動する。
トイレも出来なくなりました。
ベッドで一緒に寝たい、にゃーこがベッドに登れなかったり、転んでしまう姿をみて、いつ治るんだろう…と辛い日々が続いた。
にゃーこは甘えん坊で
俺の腕を枕にして寝ることが
日課だった…。
俺はにゃーこの寝ているうちにお風呂に入ろうとお風呂に入りにいった。
すると
お風呂の外から
ニャア~~~~~~~!
と、長い鳴き声が聞こえた。
お風呂を出ると歩けない
にゃーこが座って待っていた。
這って、ここまで来たのか…。
俺はすぐ風呂を出て
にゃーこを抱いて部屋に戻り
一緒に眠った…。
淋しがりやだね~!
子守り唄かわりに歌を唄ってあげたのを覚えている…。
「 いつのことだか~ 思い出してごらん♪ 」
にゃーこは俺の腕を枕に寝ていた…。
次の日、にゃーこは元気になっていた―。
昼間ににゃーこは、にゃーこを拾ってきた親友の所に行き、鳴いて部屋にいれてもらい、一緒に寝ていた…。
しばらくすると、もう一人の友だちの部屋に入っていき、一緒に寝ていた…。
後から考えると
サヨナラの挨拶をしていたんだと
分かった―。
夜、俺も安心して
リビングで横に座り、にゃーこは
俺が仕事に行くのを見送ってくれた…。
二時間後くらいに電話が来て、
「今、にゃーこが亡くなった…」と親友から電話があり、俺は家に急いで帰った。
信じられなかった…。
家につき、まだ温かい、にゃーこを抱き人工呼吸すれば戻ってくるんじゃないかと思い、実行しようとしたら
親友「もう…楽にしてあげて…」
にゃーこと永遠の別れとなった。
さっきまでは、元気になったから大丈夫だよ!って顔してたのに…。
その日から
にゃーこは、リビングに置かれ
皆に囲まれ、サヨナラをした。
そして、火葬された。
俺は堪えられなかった…。
にゃーこ
にゃーこ
にゃーこ
すぐに、にゃーこと同じキジトラの兄妹を引き取る準備をした。
二回の顔合わせ、自宅チェックなどをクリアーし、ガスパールとリサを迎え入れた。
同じ種類のキジトラ。
しかも二匹。
だけど、
にゃーこの変わりには
なれなかった。
でも、にゃーこ。
この子たちを
見守ってあげてね。
にゃーこの分まで
長く楽しく生きていけるように
見守ってあげてね!
たくさんの愛をありがとう!
楽しかった思い出をありがとう!
にゃーこ。
最期、リビングで粗相した
オシッコの匂い―
にゃーこのモノだから
臭いとは思わない。
それくらい
愛してたよ。
むしろ
愛しく感じられた…。
こんなのは
初めての事だった…。
8ヶ月間と短い期間だったけど
常に行動を共にし、
生活した にゃーこ。
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