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【BooM BooM】SF小説~Original(オリジナル)
【BooM BooM】SF 第二弾
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時は2041年。
世界は進化し変わっていた。
Original(オリジナル)も進化を遂げ、Original-06が発表されていた。
OriginalとはAIアンドロイドのこと。
各家庭のお手伝いアンドロイドとして活躍していた―。
買い物から料理、なんでもOK。
しかし
この有効な利便は意図に反し
有効活用されず。
大体が介護にあてられた。
以前から騒がれていた少子化対策の遅れが数十年後にあらわとなり、このような結果を招く事となった―。
Originalも暗躍しているとまことしやかに言われていた。
まさに人口減少時代、真っ只中。
人口減少にあたり、間に合わせ的な政策は行われていたが、本当に間に合わせだった…。
街ではアンドロイドと人間が行き交っていた。
アンドロイド 7:人間 3の割り合いだ。
すぐに解決出来る問題ではなかったが対策の遅さが言及された。
皆、Originalに頼り、疑う人など居なかった。
Original製作会社 Q.T(キュー.ティー)社
それに追従すべく会社も何社か出来たが人口減少のこの世の中では今までのようにはいかなかった。
街に流れるアナウンス。
「わが社Q.T社のOriginalは改良に改良を加え素晴らしい製品を産み出しました!Original-06!AIを装備、毎日わが社の巨大アンテナより送受信しオート・アップデート。皆様の手を一切、煩(ワズラ)わせません!」
初めはただの魂を持たないクローン・アンドロイドだった(2035年)。
性能の良いダッチワイフみたいなものだった。
現にそのように使用されていた時代もあった。
*短編集【Original】参照
今じゃ、邪魔とされていたAIを標準装備し、介護の助けを担(ニナ)っていた。
今じゃAIも進化し人間の上に立とうとしていた。
いや既(すで)に立っていた―。
食物連鎖のピラミッド崩壊は
はじまっていた。
人間は穏やかな変化、進化には鈍かったのである。
以前から恐れていたAIの暴走、シンギュラリティなどは忘れ去られていた。
人間の唯一の武器としていた≪忘れる≫が悪いように逆利用された瞬間だった。
OriginalのAI装備に最後まで反対していたのは、Original―AI担当最高責任者の松岡博士だった。
博士「いつかAIは我が人類の知能を上回りいつの間にかAIに支配される」と注意喚起とも言える提言をしていた。
空しくも世間の耳には届かなかった。「いつも言ってる嘘」としか。
松岡博士は苦悩の末、一つ策を講じる事を決意するのだった―。
つづく~
世界は進化し変わっていた。
Original(オリジナル)も進化を遂げ、Original-06が発表されていた。
OriginalとはAIアンドロイドのこと。
各家庭のお手伝いアンドロイドとして活躍していた―。
買い物から料理、なんでもOK。
しかし
この有効な利便は意図に反し
有効活用されず。
大体が介護にあてられた。
以前から騒がれていた少子化対策の遅れが数十年後にあらわとなり、このような結果を招く事となった―。
Originalも暗躍しているとまことしやかに言われていた。
まさに人口減少時代、真っ只中。
人口減少にあたり、間に合わせ的な政策は行われていたが、本当に間に合わせだった…。
街ではアンドロイドと人間が行き交っていた。
アンドロイド 7:人間 3の割り合いだ。
すぐに解決出来る問題ではなかったが対策の遅さが言及された。
皆、Originalに頼り、疑う人など居なかった。
Original製作会社 Q.T(キュー.ティー)社
それに追従すべく会社も何社か出来たが人口減少のこの世の中では今までのようにはいかなかった。
街に流れるアナウンス。
「わが社Q.T社のOriginalは改良に改良を加え素晴らしい製品を産み出しました!Original-06!AIを装備、毎日わが社の巨大アンテナより送受信しオート・アップデート。皆様の手を一切、煩(ワズラ)わせません!」
初めはただの魂を持たないクローン・アンドロイドだった(2035年)。
性能の良いダッチワイフみたいなものだった。
現にそのように使用されていた時代もあった。
*短編集【Original】参照
今じゃ、邪魔とされていたAIを標準装備し、介護の助けを担(ニナ)っていた。
今じゃAIも進化し人間の上に立とうとしていた。
いや既(すで)に立っていた―。
食物連鎖のピラミッド崩壊は
はじまっていた。
人間は穏やかな変化、進化には鈍かったのである。
以前から恐れていたAIの暴走、シンギュラリティなどは忘れ去られていた。
人間の唯一の武器としていた≪忘れる≫が悪いように逆利用された瞬間だった。
OriginalのAI装備に最後まで反対していたのは、Original―AI担当最高責任者の松岡博士だった。
博士「いつかAIは我が人類の知能を上回りいつの間にかAIに支配される」と注意喚起とも言える提言をしていた。
空しくも世間の耳には届かなかった。「いつも言ってる嘘」としか。
松岡博士は苦悩の末、一つ策を講じる事を決意するのだった―。
つづく~
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【シン・格闘技】エロプロレス小説。闘いもエロく闘い、リング以外のレスラー同士の絡み合いやスポンサーたちにレイプされたり、させたり!リング上でも精液を飛び散らし、リング外でも激しく射精するレスラーたち。必見です! 霜月 雄之助
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