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霜月 雄之助

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【Three Seeds~新たなる希望~】SF第一弾

【Three Seeds~新たなる希望】 * 初SF

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近い将来、人類は新たなる未来への地を目指し、いくつかの選択肢を検討し実行中であった。

選択肢は三つに絞られ、その一つに宇宙(ソラ)があった。

可能性が高い順に準備され、整い次第の実行となった。

たしかに宇宙はセカンド(二番)候補であったが一番時間がかかるプロジェクトになる為、一番先に密かに開始されていた。

キボウ艦 添乗員は船長はじめとする7名。
各種専門分野のプロたちが集(ツド)った。

1、カツヤ (艦長)
2、ショウ(副艦長)
3、レミー(相談役)Original
4、ラッキ(エンジニア:1)
5、ジン(エンジニア:2)
6、マサル(メカニック)
7、カズキ(医療)

2035年7月
キボウ艦は軌道に乗り、皆、ロング・スリープに入る準備中の時に緊急アラートが鳴った。
ショウ「前方軌道上にアンノゥン、距離―」
カツヤ「微速で近づけ」
*Father(ファーザー)
機械音声「ラジャ-」
*キボウ艦AI

ショウ「初期型の遊覧艦?!」
カツヤ「そのようだな…」
ショウ「ファーザー、本部からの指示は?」
F「乗艦許可、調査セヨ!」

カツヤ「真横につけ、繋げ」
ショウ「相艦に速度合わせ―」

真っ暗な宇宙空間。
2つの艦はドッキングした―。

響き渡るドッキング音と僅かな振動。

ラッキ「調査?」
ジン「みたいだな」
レミー「私も行こう」

ショウ「エンジニア2人、レミーHelpを頼む!」

無重力艦内を三人が進む。
ドッキング・ドア前。
ラッキ「オッケー、開けて」
ジン「なぁ」
ラッキ「ん、チャンス到来!」

エンジニアの二人には二人の秘密があった。
チャンスがあれば(監視下でない)無重力空間でセックスしたい!と。

P---
UN-LOCK
ショウ「わが社の遊覧艦、タマシイ艦だ」

ドッキング・ドアが開き、三人はタマシイ艦の調査に入るのだった。
ラッキ「レミー、全ライトをつけて」
レミー「OK、探してみる」
艦内のライトがついた。

入ってすぐ広い空間があった。
ジン「ココ!」
ラッキ「うん」
レミ「私はコックピットへ行く」
ラッキ「了解、あとで合流しよう。チャンネル3で!」
レミ「チャンネル3、OK!」
レミーは全方コックピットへむかっていった。
ラッキとジンは待望の二人っきりになれた。
ジン「この空間、ちょうど良くない?」
ラッキ「申し分ないね!」
二人抱き合い、クルクルと回っていた。
ラッキ「あまり回るのはよそう」
ジン「だね、目が回る」
ラッキ「今のうちに早く!」
ジン「うん!そうだね」
ラッキ「LOCK!」
二人は宇宙服を脱ぎはじめた―。

その頃、レミーはコックピット入口に着いていた。
LOCKを解除しコックピット内に入った。
レミ「なんだ、これは?!」
レミーは無線でラッキ、ジンを呼んだ!が応答が無かった…。


脱ぎ捨てられた宇宙服から
レミーの無線が鳴っていた…。

ラッキとジンは離れた場所で抱き合っていた―。


レミーは直接、伝えにいかねば―とコックピットを出ようとした時、奥の通路に蠢(ウゴメ)くものを目にした。
レミーはZOOMし確認すると
見たことのないモノを見てしまった…。
おそらくは乗組員だろう人にウジのような、液体のような何かが乗組員を食い散らかしていたのだ。
レミーは早く皆と合流し、この艦を出ないと!と焦りはじめた。

レミーは一先(ヒトマ)ず、この危機的状況を伝えねば―と思い、火災報知器にそっと火を近づけた。

Pi-Wooo---N
けたたましい音ともに消火剤が噴出された。

レミー「よし!」
一瞬だった。
火を持ったレミーの方へ
あの何だか分からない物体が伸びて来て腕を引きちぎられた―。
レミ「No~!」
左腕に群がる物体。

今のうちに!

レミーはコックピットを出て、ドアロックしあの物体の閉じ込めに成功した―。

レミ「ふ~っ、い、急がねば…」
左腕を失ったレミーはラッキとジンのところへ急いだ。 

FuN-FuN-FuN-
ラッキ「わ~!止めて~!」
ジン「もうっ!何これ~?」
消火剤に打たれる全裸の二人であった―。

つづく~
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【シン・格闘技】エロプロレス小説。闘いもエロく闘い、リング以外のレスラー同士の絡み合いやスポンサーたちにレイプされたり、させたり!リング上でも精液を飛び散らし、リング外でも激しく射精するレスラーたち。必見です! 霜月 雄之助
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