風呂場の大男 【 完 】

霜月 雄之助

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風呂場の大男③

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画像にはおそらく十兵衛らしき男がマスクにサングラス姿?

全裸だと思うが多分、縛られていて、自由が効かない様子だった。

う、羨(ウラヤ)ましい。

自由を奪われ、責められ続けてるというのか!あのベッピンさんに?
俺はムラムラとイライラが止(トド)まる事なく身体中に流れ、現場に足を運んだ。

女将が扉の前で聞き耳を立てていた。
すぐに俺に気付き、扉を拭く素振(ソブ)りをして軽く会釈した。

そうだ、そうだ、そうだ!
あの野郎はこんな綺麗な女将も
手玉に取っていやがる。
怒りで顔は真っ赤だったろう。
現場を通り過ぎようとした
その瞬間、また部屋の中から
「オオッ!」と声が聞こえた。
女将の手が止まり、少し震えているように見えた。

頭を冷やすついでに露天風呂にそのまま向かった。

つづく~
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