【 RUSH!(ラッシュ!) 】短編集30

霜月 雄之助

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【 憧れのジム・トレーナー 】

【 憧れのジム・トレーナー 】①初

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俺の家の近くに新しくジムが出来た―。今日、OPENと書いてあった。早速、ジムの前を通ってみると
開店なだけあって賑やかな感じだった。気がないフリして横目でチラッと見ながら通り過ぎる…。ボクシング?レスリング?柔道?なんのジムなんだろう…?
とにかく格闘技に憧れていただけになんでも良かった。
俺は学校帰りには毎日、ジムの前を通ってはチラッ見しながら通り過ぎていた…。
家に帰って学生服を着替え、私服で買い物ついでにジムの前を通りすぎる。多い時は四、五回ジムの前を通りすぎた…。
1ヶ月位経ち、大体なんのジムか分かった。レスリングだ。
調べて分かったのだが、ミニリングで試合してるユニフォームがシングレットというアマレス用のユニフォームだった。
ジムに入りもしないのに実はシングレットを購入してしまった。
格好からでも…と。明日、お届け、楽しみにしていた。

次の日、学校から帰るとジムの人たちと同じシングレットが家に届いていると思うと歩く歩幅が早くなった。が、ジムの前ではいつもの歩幅でゆっくり目に歩き通りすぎた。
通り過ぎた後は、家まで走って帰った…。
家のポストを見てみると郵便物が届いていた。
俺「やったぁ~!」部屋まで走って帰った。
郵便物を開けてみると濃い青のシングレットが現れた!
俺は興奮していた…。
学生服を脱ぎ、下着も脱ぎ、全裸になった。青のシングレットを広げ、足から履いてみる―。
鏡で全身の姿を見てみる…。

凄くモッコリしていた。

少し照れながらも色々なアングルで自分のシングレット姿を見まくった…。
気がつくと勃起してしまった…。

俺の名は
髙山  瞬 ( シュン )。19歳。

ある日、毎日の通学路であるジムの前にて一寸した事故が起きたのだ。
ジムの前を通りすぎる瞬間、ドアが開き、大きい何かに衝突した。俺「いつっ!」「お!わりぃ」
何かじゃなかった、人だった。
彼はジムのトレーナー
   藤沢  見晴( 28 )さん。
初めて…こんな筋肉美の持ち主を
こんな近くで…
藤沢「ごめん!大丈夫かい?」
俺「お、俺も貴方のような体に慣れますか?」
藤沢「え?あ!慣れるよ…」
俺は藤沢トレーナーの太い腕、厚い胸板を見て悶々としていた。
藤沢「一緒に鍛える?」
俺「えっ?!」

つづく~

次回、瞬は憧れのジムに入門!?
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