【 RUSH！(ﾗｯｼｭ!) 】短編集30

【 土方の兄ちゃん 】

【 土方の兄ちゃん 】⑤

つづき～
吉良「おはよう、郡司く～ん！」
郡司「おはようございます」
吉良「本当に申し訳ないっ！」
郡司「いいっすよ！済んだ事ですから…」
吉良「俺、いつ、なんの話しから記憶、無くなった…？」
郡司「覚えてないんですね…？」
吉良「いやいや、なんとなくは分かるんだよ。なんとなくはね！」

郡司「嘘ですね…」
吉良「あ～、本当にすまなかった！お詫びのつもりが、迷惑の上塗りで！」
郡司「だから、もういいって言ってるじゃないですか？本当に怒ってもいませんから…」
吉良「郡司…おまえ…」
群司「怒ってはないですが
呆れてはいますが…」
吉良「群司～！マジでスマン！」
               はははっ…

      ＊ 土方の兄ちゃん＊
            2 nd  シーズン

吉良「群司、俺は一体、お前に何を話した…？！」
群司「大した事は言って無いですよ…」
吉良「いや～、なんか言ってそうなんだよな～！マズい事…」
群司「マズい事なんて、
                       話してませんよ…」
            はははっ―

こうして群司は、
吉良 親方との心の距離を
縮めていきました…。

新しく芽生えた、友情です―。

つづく～